2016年6月30日木曜日

[Mondo Sonoro] 私たちはメタルとカワイイを一つにするユニークなバンドになりたいんです

私たちはメタルとカワイイを一つにするユニークなバンドになりたいんです

エドゥアルド・トゥセット(2016年6月17日)

[訳注:スペイン語からの重訳ですので、おかしなところがあったらごめんなさい。]




日本のバンド、BABYMETALは、グローバルな現象となり、その爆発は特に欧州ツアーの一環として訪れた英国、そして米国に届いた。「Metal Resistance」(earMusic)をリリースした中元すず香(スゥメタル)、その相方の水野由結(ユイメタル)、そして菊地最愛(モアメタル)にインタビューをすることができた。

Q:まず最初の質問として、レコードのコメントにあったのですが、フォックス・ゴッドとは誰で、あなたたちにとってはどういう存在ですか?

A:フォックス・ゴッドは私たちにとって精神的なリーダーであり、コンサートでフォックス・ゴッドが私たちに降りてきて、自分たちだけでは決してできなかったようなことをする力を与えてくれるんです。私たちの旅を導いてくれます。フォックス・ゴッドがいなければ、これほどの成功を収めることはなかったでしょう。海外に出かけ、ファンを増やし、ウェンブリー・アリーナで演奏するといったことです。私たちはみな、フォックス・ゴッドに感謝しなければなりません。プロデューサーのコバメタルは、フォックス・ゴッドのメッセージを受け取ることができる唯一の人物であり、将来がどうなるかは、フォックス・ゴッドのみが知っています。

"ギミチョコ!!"で私たちのチョコに対する愛情を語ってすぐに、今度は人々に抑圧と戦うように励ますのです。

Q:貴方たちのファースト・アルバムはまず日本で、それから他の国でヒットしました。あなたの音楽にどうやって海外の人々が結びついたのか教えてください。最近、アメリカのザ・レイト・ショー(・ウィズ・ステーヴン・コルベア)に出演していましたが、アメリカの聴衆の反応は素晴らしいものでした。これを予想していましたか?

A:ぜんぜん想像していませんでした。私たちはメタルとカワイサ、ポップとヘビー・メタルの影響をミックスするユニークなバンドになるように努力しています。これが私たちのやるべきことです。日本のファンと同じく海外のファンが曲やショーで反応してくださるのにはびっくりします。日本のファンだって、曲のすべての歌詞を言えるわけではないのに、海外のファンの皆さんは知っていらして、そのことがとても印象的です。私たちのために日本語を勉強したという人たちもいます。私たちは音楽を通じて言葉の壁を越えてきましたが、そのことは特にアメリカの皆さんからよく分かりました。

Q:新譜、「Metal Resistance」について訊かせてください。これは前作よりもよりヘビー・メタルらしい曲が増えています。メタル・ファンが自分たちのサウンドをより簡単に受け入れられるようになると思いますか? 昨年のダウンロード・フェスティバル英国での観客の反応はどうでしたか?

A:コンサートを始める前は、お客さんの反応がどうなるのかと思って少しドキドキしました。ステージに上がる5分前には、フェスティバルの招待を受けるべきじゃなかったんじゃないかと思いました。でも10分後にコンサートを始めると、お客さんが私たちと一緒に歌ったり、踊ったりしているのが見えました。英国に行くのは大好きです。英国は今では私たちの第二の故郷であり、英国での成功は本当に大切なものとなりました。Jポップとメタルのファンが私たちのコンサートに集まって、歌って、一緒に楽しんでくれているのを見るのはとても興味深いです。「Metal Resistance」のサウンドについては、まったく違った二つの世界を一つにしたかったのです。私たちはこのアルバム、そして曲の一つ一つを誇りに思っています。とても奥行きがあり、パワフルなのです。

Q:アルバムの強烈さでいえば、"No Rain, No Rainbow"は完全なバラードになりました。日本語が分からない人のために、この曲の意味を教えてください。

A:もちろんです! "No Rain, No Rainbow"は私たちのレパートリーで最もメタル度が低い曲かも知れません。録音まで3、4年かかりましたが、ファンの皆さんのお気に入りになっています。ロマンティックに解釈することもできますが、私たちはもっと広い意味で考えています。これはどのように人間が愛と失うことを感じるのかを、そして人生で持っている何かに対する価値が分かるのは、一番暗い瞬間なのだということを歌っています。

Q:"The One"は英語で歌う初めての曲になりました。今後、英語で歌う曲がもっと増えるのでしょうか?

A:"The One"は、みんなを一つにする曲です。この曲のおかげで、より多くの人たちに知ってもらえますから、英語の曲をもっとやることについてドアを閉じたくはありません。でも私たちは自分の言葉や文化を愛しており、自分たちのルーツを忘れてはいけないと思います。それから、日本語が私たちの個性となっています。私たちは言語や国籍や文化にかかわらず、みんなを一つにしたいんです。私たちの歌詞はいろいろと違ったことについてのものです。"ギミチョコ!!"でチョコレートに対する愛情を歌ってからすぐに、人々に抑圧と戦うように励まします。こういったすべてが、ポップとメタルに基づいた私たちの音楽的影響によるものであり、私たちのファンの皆さんと愛情を分かち合いたいという取り組みによるものだと思います。

Q:神バンドはライブとスタジオで一緒にやっているミュージシャンです。彼らについて教えてください。

A:おっしゃるように、神バンドは2012年から次第に一緒に演奏したり録音したりするようになりました。その前は、当てブリをしている別のグループとやっていました。でも神バンドが私たちの演奏に参加するようになってから、曲は100%ライブになりました。ケミバンドは私たちのサウンドと音楽を実現するためにフォックス・ゴッドが召喚する存在です。メタルのコンセプトを代表しており、そのコープス・ペイントのイメージと併せ、私たちのビジュアル面を豊かにしてくれます。バンドは6人のメンバーで構成されており、大村孝佳 、藤岡幹生、ISAOがギター、BOHがベース、青山秀樹と前田遊野がドラムスです。

Q:美学について少し。まず誰が振り付けを担当しているのか、またショーやクリップの最もシアトリカルな部分を作っているのかを教えてください。たとえば、スゥメタルを十字に架けるところはアリス・クーパーのコンサートを想い出します。

A:アリス・クーパーさんは大好きです! お会いして、写真も撮らせていただいたんです。私たちのステージがアリス・クーパーさんを想い出させるとおっしゃっていただいてとてもうれしいです。私たちはJポップの要素をいろいろ取り入れています。これは日本のポップ文化を代表しており、シアトリカルな要素や振り付けはとても人気があります。ファンだけでなく、私たちもこれをやることが気に入っています。ですから、私たちは今も、これからもBABYMETALです。これまでのコンサートでいろいろなことを学び、いつも新しい何かを付け加えようとしていますが、保つべきとても具体的なイメージがあると分かっています。ですから、赤と黒を組み合わせて、カワイサがヘビーでハードなヘビー・メタルと向かい合っていることを表現します。でも、黒の存在が大きくなってきており、これは私たちのグループとしての成長と成熟を象徴しています。

Q:音楽的影響について教えてください。X-JAPANやMALICE MIZERのようなビジュアル系バンドの影響を受けましたか?

A:もちろん、ビジュアル系と私たちの間に似たような部分が見つかると思います。X-JAPAN、DIR EN GREY、MALICE MIZERといったグループは、ビジュアル系のパイオニアであり、日本と海外で大きな成功を収めてきました。こう言ったバンドは、自分たちが海外で良いファンベースを見つけなければならなかった時に、良いモデルとなりました。論理的には、西欧での流行にとらわれることなく、自分たちのスタイル、自分自身のブランドで差別化を図っています。私たちは日本の文化と海外から吸収したすべてのものを組み合わせた結果として私たちがあるからです。

Q:個人的には日本のポップよりもジャパニーズ・メタルの方が好きなんですが、日本のバンド、たとえばベテランのLOUDNESSやエクストリーム・メタル・バンドのCOFFINSとは付き合いがありますか?

A:私たちはどちらも好きです。最もエクストリームなメタルも含めて、できるだけメタルについて学びたいと思っていますので、すべてが大切ですし、どのような助けも歓迎です。日本だけではなく、世界中のどこからでも!

Q:興味からですが、お気に入りのメタル・バンドは?

A:私たちはいろいろなメタルを聴いて、メタル・コミュニティーで仲間になり、できるだけ多くのことを学びたいと思っています。最初、私たちにはメタルはよく分からないものでしたが、ずいぶん多くを学びました。私たちが特に好きなのはMETALLICAさんとIRON MAIDENさんです。JUDAS PRIESTさん、ロブ・ゾンビさん、それにLAMB OF GODさんをはじめ、本当にたくさんのバンドが好きです。そして皆さんからとても助けていただいているので、前に進む力をもらえるんです! MARILYN MANSONさんもたくさんインスピレーションを与えてくださいます。でも私たちは音楽のジャンルについてはとてもオープンマインドです。例えば、ユイメタルのお気に入りのシンガーはアリアナ・グランデさんです。ユイメタルは大阪のサマーソニック・フェスティバルでアリアナさんのライブを見てとてもうれしそうでした。またレディー・ガガさんも大好きですし、ALL TIME LOWさんとは良い友達です。

▼元記事
“Queremos ser una banda única mezclando metal y belleza”



[Rock Freaks] BABYMETAL: Metal Resistance(レビュー)

BABYMETAL: Metal Resistance(レビュー)

PP(2016年6月19日)




BABYMETALの背後にあるコンセプトはばからしいものだ。日本人の十代の女学生三人が、DRAGONFORCEが嫉妬するようなテクニカルなパワー・メタルのリフの上で、自分の母語でハイピッチの女の子らしいトーンで歌っており、その上には相当のJポップからの影響が埋め込まれている。日本ではカワイイ・メタルと呼ばれている。実際にこんなものがうまく行くはずがないよね。これも間違いだ。2014年のデビュー・アルバム、「Babymetal」で日本を席巻したものは、セカンド・アルバム、「Metal Resistance」を通じて、欧州でもものすごい勢いで名声を得ているところだ。このアルバムは、メタルがどうあるべきか、そしてどのように響くことができるかについてのあらゆる予見に取り組み、これをひっくり返している。昔ながらのメタルヘッドは、このアルバムによって、まとめて墓場行きだ。

だから、BABYMETALを紙の上でできるだけ説明してみよう。オープニング・ソングの"Road of Resistance"は基本的に、バンドを簡潔にまとめたようなナンバーだ。'90年代のビデオ・ゲームからの何かのように響く狂ったようなテクニカル・パワー・メタルのリフ、他のパッセージでのこれと対照をなすものすごくダウンチューニングしたリフ、そして三人の女学生がその上のサウンドスケープに自分の居場所を探して戦っており、時々バッキング・バンド(神バンド)からの対照的なグロウルが登場する。これまで聴いたことのないようなものにも響くが、同時にとても楽しく、何年もの間聴いた中で一番のものとなっている。バンドは明日がないかのようにシュレッドし、女の子たちは一回で、日本文化と西欧のポップ・メロディーの架け橋を完璧に捕らえている。このような曲は、くせになるほどキャッチーだ。混沌とした"Karate"や"あわだまフィーバー"の忘れられないコーラス・メロディーを聴いてみると良い。曲がヘビーであろうとポップであろうと、BABYMETALは超キャッチーなヴォーカル・メロディーと、同じようにキャッチーな歪んだ、メタリックな演奏を一体化する曲を書くコツを示している。

これ以上おかしくはなれないと思ったところで、"META メタ太郎"が登場する。これは基本的にはBABYMETALによるAMON AMARTHのカバーだ。曲がコーラスの間、ハッピーなテーマの中国の軍隊行進曲になる、ノルウェイの吠え声ではなく、日本人のティーンエイジャーが歌うバイキング・メタルがどういう風に響くだろうと考えたことがあれば、これがそれだ。続く"シンコペーション"は、ダイナミックなリードと高速のドラミングを持つ狂ったようなテクニカル・メタルコア・チューンで、その後は再びJポップ・ボーカルが支配する。これはあまりに行きすぎなので、真面目に取ることが難しい。だが結局、BABYMETALが何なのかというところからスタートするのなら、からかい半分にアプローチしない限り、それは間違っている。

これはギミックだろうか? その通りだ? 新規さは薄れたろうか? 多分おそらくそうなるはずからはほど遠い。この理由は、BABYMETALの作曲の腕前が、THE BUNNY THE BEAR、WOLF-FACE、あるいはVAN CANTOといった基本的なギミック・バンドを上回っているからだ。曲は良く書かれており、記憶に残り、何よりも、「Metal Resistance」を通じて良く考え抜かれており、まるでALESTORMのパイレーツ・メタルやGWARのモンスター・ロックのように、BABYMETALはサウンド的にもルックス的にも長続きするように思える。このサウンドスケープの上で吹っ飛ばされてくれ。

▼元記事
Babymetal Metal Resistance



2016年6月29日水曜日

[Record Herald] BABYMETALがオハイオに戻ってくる

BABYMETALがオハイオに戻ってくる

ゲイリー・ブロック(2016年6月27日)

(キャプション)
2015年にコロンバスで行われたロック・オン・ザ・レンジで歌うBABYMETALのリード・シンガー、中元すず香とバックアップ・シンガーの菊地最愛。この日本のヘビー・メタル=Jポップのフュージョン・バンドは、オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワード・ショーのために、ロック界で最もホットなバンドの一つとして、来月コロンバスに戻ってくる。




オハイオ州コロンバス発:歓声を上げる観客の上に雨が降り注ぐ中、三人の女の子たちは、重いドラムビートとシュレッドするギターの高揚するサウンドに合わせて、アーニー・ボール・ステージで踊っていた。

「はい! はい! はい! はい! はい! はい!」。彼女たちは声を揃えて叫んだ。日本語で「イエス」という意味だ。

2万人以上の観客は、嵐による土砂降りにひるまなかった。女の子たちはステージの前面にかけてきて、中央の3つのプラットフォーム上で右に左にジャンプし、「はい!」を28回ほど叫び続け、一言ごとに拳を天に振り上げ、観客はチャントを返した。

数秒後、明るい赤のチュチュ、黒のレザー・コルセット、それにシグネチャーのドック・マーティンスを身につけたBABYMETALの3人のメンバーが、プラットフォームからジャンプして降り、キャッチーな"Catch Me If You Can"を歌い始めた。

ヘビー・メタル・ファンの群衆は、喜びにジャンプした。

これは2015年5月のできごとで、BABYMETALと呼ばれる日本のヘビー・メタル=Jポップ・フュージョンのフェノメノンは、マフレ(クルー)スタジアムで行われたロック・オン・ザ・レンジではじめて、オハイオで演奏した。

一年後、この三人組は、ショッテンスタイン・センターで行われるジャーニーズ・オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワード・ショーのラインナップの一つとしてコロンバスに戻ってくる。7月18日、BABYMETALはこのショーで演奏し、ヘビー・メタルのアイコンで、JUDAS PRIESTのリード・シンガー、ロブ・ハルフォードと共演する。

この共演を発表したプレス・リリースによれば、APは、「生の1970年代のクラシックなヘビー・メタルの影響をフレッシュでモダンなビジュアルと日本のポップ・スタイルと組み合わせるこの公演は、この宵の催しの中でも見逃せない瞬間になるだろう」と述べている。

この発表で、BABYMETALのリード・シンガーで18歳の中元すず香(ステージネームはスゥメタル)は、「どう感じていいのかまだ分からないんですけど、メタル・ゴッドと一緒に演奏できるというのは、本当に信じられません……私たちにとって本当にすごい体験になると思うし、とっても楽しみにしています」と語っている。

ハルフォードは次のように付け加えている。「このような強力で若い日本のメタル・バンドが、ユニークな信念を持って世界でしっかりと成長しており、この特別なショーで一緒にヘッドバンギングしようと私を招いてくれたのはとてもクールだ。メタルのルーツから将来のメタル世界へと、権力の交代が続いていることのさらなる証明だ!」

スゥメタルには、バックアップ・シンガーの菊地最愛(モアメタル、16歳)と水野由結(ユイメタル、16歳)が加わっている。日本のJポップ・グループ、さくら学院のサブユニットとして、はじめてBABYMETALとして公演したのは2010年11月で、それぞれ13歳と11歳だった。日本でステージに登場する機会が増えると、人気も高まったが、これはそのヘビー・メタル・ミュージシャンによる「神バンド」が提供するヘビー・メタル音楽と、さくら学院をルーツとするカワイイ「Jポップ」ボーカルのユニークなブレンドによるものだった。

2014年にBABYMETALのコンサート・ビデオ・ソング、"ギミチョコ!!"がユーチューブを通じて欧米でバイラルとなり、5,400万近いビューを獲得し、2014年から2015年のアメリカ合衆国および欧州におけるツアーへとつながった。

(この記事で触れているすべての演奏のビデオを見るには、私たちの新しいルーラル・ライフ・トゥデイのユーチューブ・ページに移動し、BABYMETALの歴史プレイリストをクリック。「いいね」をクリックするのもお忘れなく。)

5月にBABYMETALは米国ツアーを行い、ボストン、ニューヨーク、デトロイト、それにシカゴで公演した。7月には、コロンバスのアワード・ショー、そしてさらなる米国ツアー公演のためにアメリカに戻ってくる。

6月11日に、BABYMETALは英国のヘビー・メタル音楽誌、ケラング!のベスト・ライブ・バンド賞を獲得した。昨年は、メタル・ハマーのスピリット・オブ・イノベーション賞を獲得しており、さらに今年はAPベスト・インターナショナル・バンド賞にもノミネートされている。セカンドCDの「Metal Resistance」は4月1日にリリースされ、4月5日にはザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベアで米国のテレビ・デビューも飾った。

コルベアは、BABYMETALをテレビの視聴者に紹介するにあたり、「これから何を見ることになるのかよく分かりません…でも私はとてもワクワクしているんです!」と述べた。

この大騒ぎが何なのかを知りたければ、そしてA DAY TO REMEMBER、PAPA ROACH、DASHBOARD CONFESSIONAL、GOOD CHARLOTTE、そしてOF MICE & MENの演奏を見たければ、APミュージック・アワードのチケットは現在Ticketmaster経由で入手可能だ。VIP体験パッケージはSoundRinkから。

▼元記事
Babymetal returns to Ohio


[BBC Radio] F.N.A.T.、"META メタ太郎"をオンエア

F.N.A.T.、"META メタ太郎"をオンエア

 アラン・ベスウィック(2016年6月28日)

[01:13:00あたりから]
このデジタル・グローバリゼーションの素晴らしいところは、次の曲みたいな特別な曲にアクセスできることだ。そして違った文化や違ったものを経験できることだ。KポップやJポップはエネルギーに満ちている。そして私みたいなロック・ファンがBABYMETALから得るものは、そういったものに対する絶対的な喜びに満ちた爆発なんだ。もっとBABYMETALをかけるよ。だって私たちはBABYMETALが大好きだからね。"META メタ太郎"だ。

▼元記事
F.N.A.T.


[Dead Press] ダウンロード英国ライブ・レポート(BABYMETALのみ)

ライブ:ダウンロード・フェスティバル@ドニントン・パーク(2016年6月10日、金曜日)

ザック・レッドラップ(2016年6月28日)



(中略)

2016年のダウンロード・フェスティバルが、「ドロウンロード」(洪水ロード)として長く語り継がれたとしても、驚きではない。これまでに起こった最もびしょ濡れのダウンロード・フェスティバルであり、嵐や豪雨がほとんど週末を通して起こったため、たった一つのバンドしか見なかったとしても、泥から逃れることはできなかった。ありがたいことに、俺たちはウェリントンブーツと暖かい防水の服でちゃんと備えていた。ダウンロード、 急ぎ立ち退いてくれ!

メイン・ステージ

BABYMETAL – 7/10
ステージに上がるのが30分遅れ、雨は土砂降りだったが、BABYMETALはがようやくメイン・ステージの最前線に立つとすぐに、このJポップ=メタル=アイドル文化バンドが、魅力的な振り付きを加えて、"ギミチョコ!!"や"Karate"といった曲を演奏する中、観客が豪雨の中で歓喜し始めた。開始が遅れたので、セットが短くなり、悲しいかな、この日の演奏は完全なBABYMETAL体験からはほど遠かったが、この音楽上の現象が、現在の上昇を続けることは期待できる。

(後略)

▼元記事
LIVE: Download Festival @ Donington Park (Friday – 10/06/2016)


[Kerrang] 最新号はいま世界で最も偉大なロックスター50人を特集!

最新号:ケラング! 1626号—いま世界で最も偉大なロックスター50人

[訳注:特集の写真にスゥメタルが含まれています]



ジョージ(2016年6月28日)

ケラング最新号を買わなければならない25の理由

1. いまの世界で最も偉大なロックスターが誰なのかが分かる!

ケラング・クリスマス!の反対側で読む最も重要なリストへようこそ。2016年、ロックスターの定義は、かつての伝説から最も変わったものとなっている。終わりのない乱交とホテルの部屋から飛び出してくるテレビ受像器[訳注:LED ZEPPELINの伝説の一つ]のめちゃくちゃな夜は去った。それはもう終わりだ。今日、本当にロックスターを要約すると、永続する自己感覚を持つ誰かということになるだろう。だから、から騒ぎはこれくらいにして、いま世界で最も偉大なロックスター50人を紹介しよう! 誰が入っていて、誰が入っていないかって? 最新号で確認してくれ。

2. 裁判にかけられたロック!
ロックというのはいろいろな面があるけれど、お行儀が良いというのは含まれない。LED ZEPPELINがロック史上最大の法廷論争に勝利したいま、俺たちは、A DAY TO REMEMBER、JUDAS PRIEST、GUNS N' ROSES、オジーなどがこれまでに経験した意見衝突を見るために法廷の中へ向かってみよう。さあみんな歌おう、「Breaking the law, breaking the law…」

(以下略)

▼元記事
New Issue: K!1626 – The 50 Greatest Rockstars In The World Today!


[NPR Music] NPRトップ100ソングに"Karate"

NPRミュージックの2016年の(これまでの)お気に入り曲100

(2016年6月28日)




最近、プレイリストはありふれている。安っぽくて、魅力的で、アルゴリズムや「手作り」で更新され、この福袋は、今というアルバム後、ダウンロード後、そしてミックステープ後の瞬間をつなぎ止めている。それでも、皆さんが、この100曲のリストのようなものを見つけるとは思わない。ビヨンセがいる。ボウイもいる。でもその間に、十以上のジャンルとその間のスペースに存在する曲が見つかるだろう。これはNPRミュージックの局のホスト、スタッフ、そしてコントリビューターが、2016年の前半を代表するとして選んだものだ。私たちが聴くのをやめられず、シェアするのを待ちきれない曲だ。

ルールは2つだけだ。アーティスト1人または1組につき1曲で、アルファベット順に示すこと。でもシャッフルが好きならば、このページの一番上にあるストリームで、リストにあるすべての曲を聴くことができる。(あるいは好みに応じて、大部分の曲をSpotifyのプレイリストで聴ける。)

(中略)

BABYMETAL:"Karate"

メタルはギミックとは無縁ではない(KISS、GWAR、DIOの1980年のステージ・ショーを参照)。だからメタル・バンドをバックにしたJポップの三人組は、それほど無理とは言えないよね。過去のシングルは、3人の日本人の少女たちがヘビーなリフに振り付けをしている新規さを強調していたが、"Karate"はありえない前提を実行に移している。つまりBABYMETALが、Jポップのドラマを活かしたヘビー・バラードにグルーブを引き起こして、メタルを飛翔させているということだ。(ラーズ・ゴットリッチ)

(後略)

▼元記事
NPR Music's 100 Favorite Songs Of 2016 (So Far)


2016年6月28日火曜日

[Twitter] シカゴ・オープン・エアのスケジュールと反応

シカゴ・オープン・エアのスケジュールと反応

Chicago Open Air @chiopenair
訊かれたので、この通り。日曜のシカゴ・オープン・エアのスケジュールだ。みんなに広げてくれ。




NoRaD ‏@TheDrunkinGamer
@chiopenair 駐車場は、BABYMETALには不十分だ。彼らのセットには追加のスタッフを用意して欲しい。人であふれるよ。これはまずい。

[訳注:駐車場というのはセカンド・ステージがあるスタジアムの外の駐車場のことと思われます]

grant ‏@grathanial
@TheDrunkinGamer ああ、その通りだ。

@grathanial
同感。

@grathanial BABYMETALは2週間ほど前にダウンロード・フェスティバルの英国とパリでメイン・ステージを務めたよ。

grant ‏@grathanial
@TheDrunkinGamer ダウンロードフェスは、シカゴ・オープン・エアよりもずっと大規模だ。BABYMETALがRAMMSTEINやSLIPKNOTよりも観客を集めると思うか? まさか。

NoRaD ‏@TheDrunkinGamer 3 時間3 時間前
@grathanial ばかばかしいことを言うのははやめよう。でも、あの日、メイン・ステージに立ったバンドの半数以上よりはファンを集めたぞ。

Hens ‏@Oxhex
@chiopenair BABYMETALはアメリカのショーを全部ソールドアウトして、文字通り数分でシカゴのショーを売り切った。なぜ駐車場で30分なんだ?

NoRaD ‏@TheDrunkinGamer
@chiopenair たくさんの人がBABYMETALを観るためだけに行くぞ。ステージの近くに行けるように3日のフィールド・パスを買ったのもいるんだ。金の無駄だよ。

hilary ‏@hmarti41
@chiopenair BABYMETALを駐車場に割り当てたって? ああ、それは大変だ。

The Department of No ‏@SantasTavern
@chiopenair @BABYMETAL_JAPANがセカンド・ステージだって? そのことについていろいろ言われるぞ。メイン・ステージにしとけ。

medina ‏@docprevmedina
@chiopenair BABYMETALがセカンド・ステージ。何だよ! 足りないよ。

アレクスイス (ShadowMetal) ‏@ShadowWalkerBM 3 時間3 時間前
@chiopenair @BABYMETAL_JAPANをセカンド・ステージというのは完全なミスだ。メイン・ステージにするべきだ。

Chris Andreasen ‏@MetalguyDSM
@chiopenair まったく意味が分からない。メイン・ステージのバンドの時にちゃんとした席にいけなくなるじゃないか。だめだ。ファン第一。

Andrew Epstein ‏@AndrewCEpstein
@chiopenair セットの間の時間は?

Mikey Bong ‏@MikeyBong1
@chiopenair ありがとう。

ツイッターより


2016年6月27日月曜日

[Big Issue North] BABYMETAL:一緒にヘビーになろう

BABYMETAL:一緒にヘビーになろう

[訳注:BABYMETALに言及しているのは最初のパラグラフだけです]




(2016年6月27日)

彼女たちはまだ十代だが、日本のバンド、BABYMETALは、自らが「カワイイ影響を受けたクールなメタル・サウンドのフュージョン」と称するもので、メタルのマッチョな世界を揺るがしている。私たちは、最新のダウンロード・フェスティバルで、この魅力的なトリオに迫った。

チョーリー病院のA&E緊急治療部の閉鎖に対するいつものデモには、ほとんどカーニバル的な感じがある。でも、かつて賑わった町の議会ビルと郵便局を閉鎖する計画により、チョーリーの状況は深刻だ。私たちは、住民に話しかけ、チョーリーの空洞化によって人々は去ることになるのかとたずねた。

今週、ソンムの戦いから1世紀を迎え、リーズの若者たちが、なぜ第一次世界大戦の中で最も流血の激しかった戦いについて、自分たちの歴史展覧会を監督したのかについて語った。

アートとエンターテインメントのセクションでは、画家スティーブン・スペンサーの作品についての、おそらく最も包括的な展示会のプリビューがある。ヘップワース・ウェイクフィールドでのショーは、、この画家がどれだけ複雑で、時代を先取りし、ドラマティックであったのかを強調している。

ニュースのページでは、囚人達が仲間の囚人達に読み方を教えるという計画や、私たちのベンダーが、EU離脱という先週の重大な投票に反応したのかについて取り上げる。

THE OSMONDSの一番若いメンバーだった、ジミー・オズモンドが、小さかった頃の自分に対して啓蒙的な手紙を書く。9歳の時に"Long Haired Lover from Liverpool"を歌ったことは気にするな。16歳の時には広告会社を経営していたそうだ。

そして先週のブレグジットの大騒ぎから少し落ち着きたいなら、雑誌の最後にはクロスワードとスウドクがある。

▼元記事
BABYMETAL: Getting Heavy With Us


[Whiplash] BABYMETALがダウンロード・フェスティバルを完全に制覇

BABYMETALがダウンロード・フェスティバルを完全に制覇

ラファエル・テスタ(2016年6月16日)

欧州ツアーで、BABYMETALにとっての大きな課題は、それぞれ10万人が参加する英国とフランスのダウンロード・フェスティバルのメイン・ステージで演奏することだった。この挑戦は、バンドがインターネットでの批判に苦しみ、さらにシンガーが平均17歳であることでより大変なものとなった。

これは決して初めてのことではない。バンドはしばしばフェスティバルの前に批判を浴びたが、ライブ・ショーを通じて観客に勝利してきた。ラウドワイアーやケラングのライブ・バンド賞などを勝ち取ったショーだ。ダウンロードもまた例外ではなく、観客はショーを通じて熱狂した。それぞれのフェスティバルにおけるビデオをチェックして欲しい。

(英国での"Karate"へのリンク)

(フランスでの"メギツネ"と"Road of Resistance"へのリンク)

▼元記事
Babymetal: Conquistando totalmente o Download Festival


2016年6月26日日曜日

[LEBMETAL] BABYMETALがメタル・メディアの注目を集める

BABYMETALがメタル・メディアの注目を集める

パトリック・サード(2016年6月13日)




BABYMETALがどうした。BABYMETALがこうした。SLAYERのケリー・キングとゲイリー・ホルトと一緒の写真、メタルサックスとメタル・インジェクションが地球上のあらゆるビッグなメタル・バンドによるエンドースメント掲載、ヘイターの記事、評価する記事、5ページ超えのフォーラムへのポスト、「西側の侵略」、ザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベア、この記事、その他もろもろ。

("Karate"へのリンク)

セカンド・フルレンス・アルバム、「Metal Resistance」は、3人の日本人の女の子たち、BABYMETALによって突然踏みつけられ、跪いているグローバルなメタル・シーンを反映するにふさわしい名前となっている。

写真キャプション:
メタルの世界を席巻している三人の日本人の女の子たち。マスクを着けたSLIPKNOTを想像してみるといいだろう。

要は、メタル音楽は同じように、その文化に対して非常に求められている多様性をもたらす新人を迎える時期を経てきている。いくつか例を挙げれば、ラップ・メタルやオペラ・メタル(シンフォニック)がそれで、いずれも今日まで、「これはメタルじゃない/いやメタルだ」という話題になっている。ただし、いずれのジャンルもサブカルチャーの中でゆっくりと登場し、議論はメタルコアやエモ、のちにジェントへと移っていった。その過程で、折衷的なメタル音楽がやはりひどく批判されたが、それでも多くの大衆を引き寄せてきた。特にフォーク、ブラス楽器、ジャズなどをブレンドした音楽がそうだ。

写真キャプション:
誇りを持ってロブ・ハルフォードによりエンドース

大きな違いは、今はソーシャル・メディアの時代で、従ってメタル・コミュニティーのビッグ・ネーム(エルダー)が、大衆に話しかけ、詮索の対象となっている現象をエンドースでき、誰もこのような生けるメタル・レジェンドの正当なメタル性を疑うことはできないので、自動的にBABYMETALという巨大なものに跪き、踏みつけられねばならないということだ。

写真キャプション:
3人の死の天使

現在、名前に「BABY」が入っているアクティブなメタル・バンドは2つあり(metalunderground.comによる)、うまく行ったことがない化学的な組み合わせだった。これまでは、だと思うが。要は、BABYMETALのセカンド・フルレンス、「Metal Resistance」を聴いて、ヘイトも感じなければ、メタル音楽ではないとも思わなかったが、偉大なレコードとしてピンとくることもなかった。メタル自体のアイデンティティーが問われており、ソーシャル・メディアがこれに油を注いでいるので、騒ぎ自体が音楽自体よりも大きくなっている。

この治療セッションを以下の助言で終えたいと思う。

1- 「Metal Resistance」を聴く
2- ライブ演奏のビデオをいくつか見る
3- バンドが好きかそうでないかを判断する
4- 先へ進む

▼元記事
BABYMETAL Taking the Metal Media Spotlight


[Download] BURY TOMORROW、BABYMETALを語る(インタビュー)

BURY TOMORROWインタビュー

[訳注:聞き違えがあったらごめんなさい]




00:17
インタビュワー:BABYMETALは観られた?

00:19
ダニエル・ウィンター=ベイツ:デイブがBABYMETALの演奏を気に入っているよ。

デイビッド・ウィンター=ベイツ:あの三人のティーンの子たちをメタルが迎え入れるべきときなんだ。前回見たときにはLIMP BIZKITがロックしていたけど、でも俺たちはメタルにあの三人のティーンが必要なんだ。BABYMETALが持ち込んだものというのは、多くのメタル・バンドはあまりにシリアスすぎる。俺たちはオルタナ・シーンで活動しているけど、トレンチコートを着て、アイラインをして、そんなにシリアスなコミュニティーじゃない。ダウンロードを見るとみんなが楽しんでる。BABYMETALはメタルに楽しみを持ち込んで、それでいてなおヘビーなんだ。これは「フォックス・サイン」。俺を見たら、あの子たちは惚れてくれるぜ。

[この後にプログラムで名前が上の方にあがってプレッシャーがないかという話があり、仲良くなって酔っ払ってという話から]

インタビュワー:フォックス・サインしないとだめよね。

で終わります。

▼元記事
Bury Tomorrow Interview @ Download 2016


[Disctopia] Rock in Viennaライブ・レポート

Rock in Viennaライブ・レポート

BABYMETAL

ああ、そうだ……

昨年既に書いたように、メタル・ファンのためのONE DIRECTIONだ。でも今年、三人の可愛い日本の女の子たちは、私の腑に落ちない。私の意見ではANTHRAXとスロットを入れ替えるべきだった。基本的に昨年と同じショーだったので、エキサイティングなものはなかった。一度で十分。

▼元記事
[Festival] Rock In Vienna Livereport


[Endless Erring] スパイク付きのブーツをはいた神々

スパイク付きのブーツをはいた神々:ロック・フェスティバルで神聖なるものを見出す

ライアン・C(2016年6月15日)

「啓示を与えよう、これが私の祈り方だ」—DISTURBED、"Prayer"より




黒衣を着てチャントする人々に囲まれ、奔流のような暴風雨の中で、泥につかった野原に立って、私はそこにいた。一段高くなった台座の上には、三人が、腕を天に掲げ、儀式ばった手のジェスチャーで、俺たちにフォックス・ゴッドを崇拝するよう命じている。

オカルトの儀式かって? 違う、これはダウンロード・フェスティバルにおけるBABYMETALの公演だ!

私は先日に戻って、どれだけダウンロードが素晴らしかったのかについて何かを書こうと思った。天気にもかかわらず(おかげで「ドラウンロード=溺れロードとあだ名が付いた)、泥の中でメタルを聴く大変な苦労の四日間は、覚えておくべき経験となった。

3日間続いた(音楽+二日間のキャンプ)このフェスティバルのために8万人以上がドニントンを訪れた。そしてこれは本当に、宗教的な体験だった。

宗教(religion)という単語の語源は、ラテン語の「re-ligare」(一つに結びつける、あるいは再び結びつける)から来ており、であれば、メタル・フェスティバルは確かにこの宣伝に当てはまる。数万人の人々が、共通のアイデンティティとシンボル(バンド・ロゴ、メタル「ホーン」、黒のTシャツ)と共に、曲を通じて結びつき、歓声を上げ、チャントしながら、同じ音楽への愛情によって一つになる。いずれにせよ私には十分宗教的に思える。

でもこれは、多くの自己修練と本領に耐える強い意志が要求されても、自己否定のための禁欲的な隠遁ではない。これは喜びに満ち、栄光に輝き、快楽主義的な、よりダークな要素を含む、完全な生の祝福である。メタルは死や損失について取り扱うが、しばしばそれをカタルシス的なかたちで行い、結果として癒された感覚を残すのだ。

これは、「聖」の別のビジョンを見つけ出すことができるフェスティバルだ。あらゆる性別のカップルが結婚式を挙げることができる現地のブローアップ・チャーチ[訳注:空気で膨らます教会]から豪雨の中でトール神に賛美歌を捧げるAMON AMARTH、ルシフェルを呼び出すBLACK SABBATH、あるいは宇宙の不思議を讃えるNIGHTWISHの頌歌、そして神秘の「フォックス・ゴッド」に対するBABYMETALの献身まで、様々な「聖」の概念や形態が、響き渡るドラムスと飛翔するメタル・ボーカルの中に表現を見出していた。(悲しいかな、GHOSTはやれなかったが、その崇高なルシフェル的な歌は、ここに良くはまっていたろう。)

そのすべての大いなる喜びは、信仰が問題ではないことだ。私はAMON AMARTHのセットの間、雷鳴と雨の中でトール神の力を感じたが、バイキング神話と結びつくのに、異教徒である必要はなかった。同様に、多くのBABYMETALファンは、稲荷の帰依者であり、数万人の観客の中には、デビル・ホーンを掲げ、"Number of the Beast"をIRON MAIDENと一緒に歌っていたキリスト教徒がいただろう。

しばしばメタルのからかい半分の悪魔主義や、バイキング戦士の男らしさに、真の「聖」なる体験を見出すのは行きすぎと思われるかも知れないが、自らを開けば、それはそこにあるのだ。DISTURBEDだったら、「精神を解放せよ、このXX野郎」というかも知れない。

これはオープン・ソースで、DIYで、神聖だ。教義も、僧侶も、戒律もない。ただ野原と、人々と、飲食物と、仲間と、ものすごく良い音楽があれば良い。エピクロス[訳注:ギリシャの哲学者で快楽主義哲学の祖]は誇りに思うだろう。

リジー・ヘイルの言葉を借りれば、アーメンをいただける?

ボーナスのドゥルイド的瞬間:私はダム・ザ・バードに会うことができた! フェイスブックにポストがあったので、ダウンロードに来るのは分かっていたが、フェスティバルの初日に、ヌードル・バンの外で出くわしてびっくりしたんだ! ドゥルイドキャストの長きにわたるリスナーとして、ファンらしくちょっときゃーきゃーしちゃったかも知れないが、バードは自分が認められて本当に嬉しそうだった。いい奴だ!

▼元記事
Deity in spiky boots: finding the Sacred at a rock festival


[YouTube] KORN、BABYMETALを観る(インタビュー)

KORN、BABYMETALを観る(インタビュー)

[BABYMETAL部分のみです。聞き取りが間違っていたらすいません。]




00:09
インタビュワー:ダウンロード・フェスティバルの雰囲気はどう?

00:13
マンキー:英国のファンの情熱はすごい。彼らはメタルを愛している。本当にありがたい。米国のロック・シーン、メタル・シーンは傷ついている。こっちにくるとすごい観客で、曲を全部知ってる。アルバムも、すべてを。

00:30
インタビュワー:フェスで誰か他のバンドは見ましたか? 見るのを楽しみにしているアーティストはいますか?

00:34
レイ:ちょうどBABYMETALを観たんだ。雨に降られたけど、それだけの甲斐はあった。見たことがなかった。ビデオとかはずっと見ていたし、俺はどこよりも日本に行ってるんで、日本文化を評価している。だからこの熱狂は何なのかを見たかった。BABYMETALをね。そして分かったよ。彼らはすごい。

▼元記事
Korn Interview @ Download 2016 Talk About Watching BABYMETAL


2016年6月25日土曜日

[KiKa TV] BABYMETAL特番:BABYMETALはまったく新しい

BABYMETAL特番:BABYMETALはまったく新しい セリフ起こし(字幕翻訳)

[訳注:KiKa TVの英語字幕版から起こしたものです。時間はラフなものとなっています。]




00:11
これを聴いて欲しい。後でどう思うか教えてくれ。

00:19
どうだい、気に入ったかい?

00:21
いや、俺の好みじゃないな。

00:25
これのジャンルが分かったかな?

シュラガー(ポップ/エンターテインメント音楽、主にポップ)

00:28
RAMMSTEINみたいだ。

00:36
メタルみたいだけど、メタルらしくない。

00:46
信じられないだろうが、3人の女の子たちがいま、メタル・シーンを揺るがせている。ああ、本当だ。

00:53
何だって、小さな女の子とメタル?

01:14
もう十分、これ以上だと狂っちゃうよ。

01:16
でもそれだけじゃないんだ。この3人の女の子たちは日本人だ! そう、その通り!

01:20
そしてステージではJポップ・スタイルで本当にクレイジーになり、巨大な会場をソールドアウトし、ロケットのように離陸している。

01:26
名前は何かって? BABYMETALだ。「存在しないだろうって?」 するんだよ。これを観てくれ。

01:34
BABYMETAL:キーキーした声とマンガの衣装が、ブルータルなメタル・サウンドと出会う。三人の女の子は日本のキャストで、以来ずっとステージで一緒にやっている。BABYMETALを作ろうというのは彼女たちのアイデアではないが、このコンセプトはうまく働いているように思える。

02:01
最初、彼女たちの曲は、ずいぶんJポップらしかったが、次第に真のメタル・ソングへと進化していった。2012年以来、BABYMETALは日本のチャートを席巻するようになった。最初のシングルとファースト・アルバムはトップ10入りした。

02:18
自分たちの音楽ジャンルを「カワイイ・メタル」と呼んでいる。カワイイは、可愛いとか愛らしいという意味だ。このスタイルは目立ち、世界中でBABYMETALを人気者にした。

02:31
諸君、俺はまたやったぜ、みんなのために。俺たちはバックステージにいる。バックステージ・エリアだ。みんながここで食事する。たぶん寿司とかいろいろ。でもこれは日本のスーパースター(明らかにそうなってるよね)にふさわしく、インタビューのために別の部屋がある。それはあそこだ。

02:49
そしてもう待ってる、次の仲間だ。俺はいろいろなことができるけど、できないのは日本語を話すことだ。なのでここにこの人がいるわけだ。お名前は?

マリコ(・シュミット)です。

マリコさんで、マリコが俺の、いわゆる個人的で、専門の通訳となってくれる。お時間を割いてくれてありがとう。間もなく女の子たちが来る。彼女たちは実際とても忙しい。いろいろなことをやらなければいけないんだ。前にも言ったように、世界のスターだからね。彼女たちはいまヨーロッパ・ツアー中だ。どういう風に振る舞えばいいんだろう。決まりとかあるのかな。俺が困らないように「やあ、かわいこちゃん」的なアプローチはだめなんだよね。

03:19
だめですね。

03:21
じゃあどうすればいい?

03:23
一番いいのは、頭を下げて礼儀正しくすることでしょう。ちょっと待って下さい。

03:30
どういう風に言えばいい? こんにちは?

03:32
こんにちは、あるいは夕方なら、実際にこんばんはですね。

03:35
こんばんは。「お元気ですか」はどういうかな? 日本語で。

03:38
元気?

03:47
こんな感じ? だいじょうぶそうだな。それほど難しくない。

03:50
さて、いまは、いつも通り、待って、待って、待って、待って、待つ。

03:58
でもBABYMETALのファンも待たなければならない。そしてファンはありえないほど多様だ。アニメ・ファンからメタルヘッド、ショーのために日本からきた人もいる。

04:18
みんな、信じないだろうな。本当に頭が吹っ飛びそうだ。このバンドを見たいのは15〜20人くらいだろうと思ってたんだ。でもそうじゃない、行列は道の外れまで続いている!

04:30
やあ。

こんちは。

かわいいね。ようやく、誰か「オッケー、これはマンガスタイルみたいだ」という人が見つかった。なんでBABYMETALがクールだと思う?

父はメタルが大好きで、私もメタルを聴くのが好きなのよ。でもアニメ・シーンにも夢中なの。この可愛い音楽のように。そして私の好きな両方のジャンルを一つにした初めてのバンドなのよ。

04:47
俺がBABYMETALを好きなのは、とにかくポジティブなエネルギーを出しているからなんだ。ブルータルなヘビー・メタル音楽なんだが、不気味さとかはないんだ。ただ若さと自信があって……パーティだね。

05:00
何が期待できる? 今夜はロックする?

ああ、絶対にウォール・オブ・デスができるね。

ウォール・オブ・デスって何?

基本的に、真ん中が空いた大きな輪で、それからみんながお互いに向かって突っ込むのさ。

05:11
なんてこった、それがBABYMETALのショーで起こるのかい?

そうだ。

何か心配になってきた。わかった。だから君はいわゆる「プッシャー」なのかな? カメラから俺を追い出す。

05:55
ユイメタル:ユイメタルです。

スゥメタル:スゥメタルです。

モアメタル:モアメタルです。お目にかかれてうれしいです。

インタビュワー:こちらこそ。ものすごく可愛い。台詞を忘れてた。もう一度聴かなくちゃ。ちょっと待ってね。

インタビュワー:こんばんは。元気?

スゥメタル:元気で〜す。

インタビュワー:インターネットでBABYMETALを検索したら、50万ビュー以下のビデオがなかったよ。何百万とビューがあるんだけど、こんなに成功すると思ってた?

スゥメタル:そうですね。私たちの最初のシングルのPV、"ド・キ・ド・キ・モーニング"っていうんですけど、PVがアップされたときに、日本語だったりとかドイツ語だったりとか、私たちがこれまで見たこともないような言葉のコメントがたくさん並んで、はじめて見たときすごくびっくりしたし。

インタビュワー:なんでキツネ? 他のヘビー・メタル・バンドはこういう感じだよ。なぜデビルホーンじゃなくてキツネなんだい?

モアメタル:はい、えーと、はじめてメタル界のサインであるメロイック・サインを見せられたとき、私たちはメタルのことを全然知らなかったので、影絵のキツネさんだ、キツネさんやってる、可愛いって話になって、勘違いから生まれたものなんです。ライブでは、影絵のキツネさんである……。

いまでは、フォックスは彼女たちのトレードマークになっている。ぴったりだ。それから3人の日本人の女の子たちは、フォックス・ゴッドが自分たちを選んで、BABYMETALとして歌わせたのだと信じている。

07:35
インタビュワー:おかしいからメタルヘッドとして「付き合っている」のかな? それとも「これはかなり頭が悪い」と思ってる?

いや、まったくそんなことはない。実際にはすごくクールなんだ。なぜなら、日本文化におけるキツネというのは、とても重要な役割を果たしていて、人々の間で暮らしている実際の神であり、人々の信仰をチェックし、行いが悪ければ罰することさえあるんだ。だからこそ、彼女たちにはとてもふさわしい。それから女の子たちにとっては素晴らしい復讐の天使でもある。キツネがね!

07:58
BABYMETALという実験は世界中で成功を収めた。METALLICAのようなメタルのスターが公にバンドをサポートしている。欧州でのブレイクスルーは、2014年に起こった。彼女たちはレディー・ガガのツアーをサポートした。

08:13
ユイメタル:うんと、まさか世界的に有名なレディー・ガガさんからサポート・アクトをやってほしいと言われた時には、びっくりしたんですけど、でもすごく貴重な体験だったなって思っていて、ライブをやるときは、最初何回かライブをさせてもらったんですけど……。

08:36
本当にすごいね。BABYMETALのメンバーになって一番いいことは?

スゥメタル:やっぱり、ライブして、やっぱりお客さんに会うことによって、私たちもエネルギーをもらって、私たちがエネルギーを出しているつもりなのに、お客さんからたくさんのエネルギーを毎回……

09:00
BABYMETALはとてもユニークなスタイルで、そのことはファンからも認められている。

09:09
ちゃんとした、シリアスなメタル音楽で、俺たちは上級の音楽学生なんだけど、一曲にどれだけ多くの音楽的な影響が含まれているか話すことができる。そしてポップなところはあるけれど、このオーラ、ポジティブなエネルギーを広げるこのオーラが、パーティ・タイムみたいなんだ。曲は日常的なことが多くて、たとえば、仕事に行くのはどれだけ疲れるとか、パパにどうやったらおこづかいをもらえるかとか、そしてそれはまったく新しいものなんだ。まったく革新的なんだ。

10:10
インタビュワー:まいったな、耳がきんきんする。ものすごかったよ、BABYMETALは。まったく新しい経験、まったく新しい音楽だ。前、俺はヘビー・メタルは耳がブンブンしだすまで5分か10分しか聞けなかったんだ、まったくそうなる。Jポップが入っているかどうかは俺には関係ない。あの女の子たちはクールだと思う。彼女たちはちょっと、そうだな、少しからかってみたかったけど、まあ時にはそうもいかない。彼女たちがとても疲れていて、世界ツアーをやっている時には、仕方ないね。絶対に経験する価値がある。ライブで見てくれ。インターネットよりライブの方がもっとずっとクールだと思うよ。それが俺の推薦だ。いま思うのは、そうだな、バッハか何かを聞かないといけないということだ。耳を少しリラックスさせないと。こういう感じだ。またね。

▼元記事
BABYMETAL - On KiKa German TV


[Metal Hammer] メタル・ハマーの2016年のベスト・アルバム20(これまでのところ)

メタル・ハマーの2016年のベスト・アルバム20(これまでのところ)

メタル・ハマー(2016年6月23日)

2016年は、これまでのところメタルにとって素晴らしい年だ。以下は、俺たちが過去半年の間に聴いてきた最高のアルバムだ。




今週、夏至を過ぎて、2016年半ばのどたばたにいるので、過去6ヶ月のロックおよびメタル・アルバムを振り返るのに良い時期だと考えた。良いアルバム、素晴らしいアルバム、そして何週間も常時ローテーションしていたアルバムがあった。でもハマーの紙面でレビューした数百のアルバムの中でどれが傑出していただろう。ここでは、これまでのところのベスト20アルバムを、特別な順番なしで挙げておく。

[訳注] 各項目の最後にフル・レビューへのリンクがありますが、ここでは省略しました。

OCEANS OF SLUMBER – Winter
激しいエクストリームなブラック・メタルとデス・メタルの間を容易かつ優雅にさまよいながら、思索的でドゥーミーなクラッシュ、そして精神を拡張するプログレへと入っていくものすごいメタル・アルバム。

ANTHRAX – For All Kings
「For All Kings」は、その過去と現在を一体化し、両立させるANTHRAXのものすごい成功を収めた試みだ。

IHSAHN – Arktis.
「Arktis.」の感情とサウンドのものすごい幅と多様性は、イーサーンがこれまでに思い描いた最も完全で祝祭的なステートメントかも知れない。

ROTTING CHRIST – Rituals
「Rituals」は、ROTTING CHRISTの恐れ知らずの人間性によって、自分たちを超越の際まで押し込み、雷鳴と雷光、ブルータルな闇とまばゆい光によって力を与えられたヘビー・メタル・アルバムだ。

INTER ARMA – Paradise Gallows
INTER ARMAは、最終的な運命から逃れようという虚しく、錯乱的な試みの中で、船員仲間の膨れあがった屍体で筏を作ろうとするのに等しい音を創造した。

GOJIRA – Magma
GOJIRAは、この世で最も偉大なメタル・バンドの一つであり、この証拠をもって、俺たちの精神をぶっ飛ばし始めたばかりだ。

ARCHITECTS – All Our Gods Have Abandoned Us
ARCHITECTSは、DEFTONES、MESHUGGAH、CONVERGE、それにTHE DILLINGER ESCAPE PLANTといったカテゴリー化に反抗し、単に自分たちのままでいるバンドと共に、エリート・グループの仲間入りした。

LETLIVE – If I'm The Devil...
LETLIVEは、自分たちのエトスに忠実でありながら、より大きなステージへの道をバンドに対して開く、何か洗練された、映画的で、野心的なものを創り上げた。

DEFTONES – Gore
斜に構えた感情的神秘主義への旅路への挑戦を受け、強要され、招かれることに喜びを覚えるなら、「Gore」は今年のお気に入りのアルバムの一つとなるだろう。

MESSENGER – Threnodies
名前は重い足取りの葬送歌を示唆しているが、実際には「Threnodies」は、プログ、フォーク、エレクトリック・ブルース、そして'70年代サイケデリアの境界の不鮮明な、喜ばしいほど野心的な旅路となっている。

COBALT – Slow Forever
「Slow Forever」は、内と外の苦痛や混乱に関する精神病的な交響楽であり、エクストリーム・メタルの中核そのものを揺るがすよう運命づけられた、真の不安に満ちた、魅力的な作品だ。

INVERLOCH – Distance | Collapsed
この長らく待たれてきたフルレンスは、その創造に貢献したドゥーム・デス・メタル・シーンで、バンドを抜きんでた存在とする、半世紀にわたる作曲の知識と巧妙さが詰まった、非常に魅力的な体験となっている。

MEGADETH – Dystopia
「Dystopia」は、ものすごく、強烈にモダンで正確だが、バンドが完全に集中して、熱が入っているときにしか出てこない魅力で一杯だ。

HEXVESSEL – When We Are Death
これは、知覚の扉を開けるだけでなく、HEXVESSELに何ができるかの期待も吹っ飛ばすアルバムだ。

GRAND MAGUS – Sword Songs
「Sword Songsは、オールド・スクールのメタルの価値を祝うものというよりも、現在まで続いているこのジャンルの妥当性、男らしさ、そしてそのエトスに従う者の幸福にとって重要であることについての、持続した宣言となっている。

JONESTOWN – Aokigahara
「Aokigahara」は、素晴らしくヘビーなリフやグルーブが山のように積み上がっており、サタンに対して悲鳴を上げ、訳の分からないことを口走りながら、錯乱したように、頭の周りで手元にあるものを振り回させる。

HECK – Instructions
「Heck」は、マーシャル・アンプの山を通してギター・サウンドを押し込むように、ヘイターの戯言をその喉に押し込む。

THE KING IS BLIND – Our Father
このバンドは、良く知らない悪魔を呼び出し、目に見えない深淵の深さを測って、真のクロスオーバーの可能性を持つものすごい可能性があり、エキサイティングなメタル・アルバムを創り上げた。

BABYMETAL – Metal Resistance
BABYMETALはシーンに確固たる地位を築き、「Metal Resistance」はばかばかしいが、素晴らしく創り上げたれた喜びだ。

IVAR BJORNSON & EINAR SELVIK'S SKUGGSJÁ – Skuggsjá
この61分間には心と魂が本当に示されているので、「Skuggsjá」は、単なる偉大な音楽を創ろうという熱心な試みではなく、非常に挑戦的な現代美術の作品であるように思える。

▼元記事
Metal Hammer's 20 best albums of 2016 so far


2016年6月24日金曜日

[Melodica Mente] 日本からやってきた新しいジャンル、カワイイ・メタル

日本からやってきた新しいジャンル、カワイイ・メタル

ステファーノ・ペッローネ(2016年6月23日)




ベイパーウェイブや任天堂コアのような2つの新しい音楽ジャンルを追究したあとで、今度はウェブではなくて、現実世界に新しいジャンルを求めてみよう。今回取り上げる音楽ジャンルはカワイイ・メタルだ。

まず、このジャンルがいつ生まれたのかについて。カワイイ・メタルは2010年頃に生まれ、この名前は日本語の「可愛い」から来ている。このジャンルは、この言葉とメタルを一つにして、アーティストが大衆にアプローチする音楽スタイルを表している。JEM & THE HOLOGRAMSは忘れてくれ。こっちはMISFITSの領域だ。

次にこのジャンルがどのように生まれたのかを話しておこう。カワイイ・メタルはビジュアル系と呼ばれる、伝統的なメタルと、戯画化したステージの美学と「ヘビー」さを組み合わせたものだ。当時('90年代)は、X JAPANがその代表的存在だった。このジャンルは、何か新しいことを試すために日本に移ることを決めた若いギタリストで、DEATH PANDAプロジェクトでJポップ・メタルを生み出した、マーティ・フリードマンの関心を引いた。フリードマンの日本のアイドル・システムとの仕事によって、さくら学院を含むいろいろなプロジェクトが登場した。このプロジェクトから中元すず香が登場し、BABYMETALという独立したグループを創ることにして、これが正式なカワイイ・メタルの誕生となった。

ここで音楽スタイルの問題となる。カワイイ・メタルはJポップと、ヘビー・メタルの融合で、しばしば日本のアイドル文化を想起させる髪型や服装を伴う。(例えば、BAND-MAIDというグループはメイドあるいはウェイトレスの格好をしている。)このジャンルは、スピード・メタルやデス・メタルからの影響を受けており、マンガ・コミックの文化のあらゆるものをミックスする。またカワイイメタルは、日本の多くの女の子たちが音楽を創りたいと表明する機会となり、日本の音楽シーンにおける女性像を変え、多くのバンドが国内外で注目を浴びるようになった。

ベイパーウェイブの代表的なアーティストは。BABYMETALとその2014年のバンド名を冠したデビュー・アルバム、それに2012年のシングル、"ド・キ・ド・キ・モーニング"と芸能事務所の株式会社アミューズを見逃すことはできない。その後、他のアーティストや(全員とは限らないが)女性グループが続いた。BAND-MAID、RIGHT-、ALDIOUS、MARY'S BLOOD、LIGHTBRINGER、PASSCODE、STEREOPONY、CYNTIA、BRIDEAIR、それにDOLL $ BOXXなどだ。特にLADYBABYに触れておく必要があるだろう。これはプロレスラーのリック・マガリーと2人のモデル、金子理江と黒宮れいによって結成され、カワイイ・メタルをさらに推し進めて、サブジャンルのカワイイコアを創り上げた。

説明はこれくらいにして、音楽を試してみよう。以下に示すのは象徴的なカワイイ・メタルのビデオだ。楽しんで聴いてほしい。そして、新しい音楽のジャンルについての次の記事でまた会おう。

▼元記事
Kawaii Metal, il genere musicale che viene dal Giappone

訳注:英語経由の重訳です。ご了承下さい。


[Oh My Gemma] ケラング!アワードの夜(個人ブログ)

ケラング!アワードの夜(個人ブログ)

ようやく昨晩のことから回復したので、2016年ケラング!アワードのものすごい夜、酒と魅惑とロックの宵の内幕についてまとめようと思う。




私たちはラッキーなことに、6月9日にロンドンのトロキシーで行われた授賞式とギグのVIPゴールド・リストバンドを手に入れた。数多くのファンの前を通り過ぎて、私たちはフロント・ドアのところに行き、不安そうに名前を告げた。リストに名前があって、真っ赤な顔をしてそっぽを向かなくてもすむようにと願いながら。

幸いなことに、私たちの名前は確かにあって、金色のバンドを着けてから、私たちはロックの涅槃へと入っていった。私はいつもオルタナのファンで、SABBATHなんかで育ったけど、実際にはチャート好きで、15歳まではポップしか聴いてなかった。転向したのはMY CHEMICAL ROMANCEの"Teenagers"のおかげで、そのことは恥ずかしいとは思っていない。私の好みはそれからもっとヘビーなロックやメタルに移ったけれど、いずれにせよ、ロビーを抜け、ステージングを盗み見るのはすごい体験だったし、ようやく部屋に入る前にA DAY TO REMEMBERの全員が通り過ぎて、「ケラング!アワードへようこそ」と声をかけてくれた時には、15歳の私が内側できゃーきゃー言っていた。

メイン・ルームへ行くと、私たちは無料のアルコール(なぜ私がようやく回復したばかりなのか分かるでしょ?)で迎えられた。まるでロックの有名人の「ウォーリーをさがせ」(アメリカ出身ならウォルドね)みたいだったけど、もちろん自分もその一員であるように、クールに振る舞わなければならなかった。

今年のアワードのテーマは、精神世界で、ウィージャ盤中心のデザインになっていた。この夜のホストはSKINDREDのフロントマン、ベンジ・ウェブとTHE DARKNESSのフロントマン、ジャスティン・ホーキンスで、ちょっと変わった組み合わせだったけど、まあOKだった。

一つ一つ退屈に説明する代わりに、受賞者は以下の通り。

(受賞者リスト:略)

楽しくない?

BABYMETALを観たのは初めてで、ものすごくわかいかった。おさげでゴスロリ風の衣装を着ていた。でも一番怪しかったのは、バーニー・クリフトン(訳注:英国のコメディアン)が登場したことで、私も知らなかったけど、この80代のおっさんは、人形のダチョウに乗って自分はケラング!アワードに来る運命だったんだ風に賞を渡していた。調べてみたら、ちょっと前のカバー・アルバムで、自分の曲のリストの代わりに、デス・メタル・バンドの曲のリストが印刷ミスで掲載されてしまったという不幸な出来事によるものだった。とほほ。

ショーのあとで、ケラング!アワードの歴史上はじめて、ASKING ALEXANDRIAとA DAY TO REMEMBERによるライブ演奏があった。

嘘じゃないけど、ギグは少しおぼろげで、何しろいろいろなバンドがバルコニーに出てきて、その間にファンはギグのためにフロアにどんどん入っていったから、私は恥も外聞もなく写真を撮る相手をサメみたいに探すのにいそがしかった。照明はひどかったし、アルコールはあふれかえっていたけど。

でも自分の記憶では、エモはASKING ALEXANDRIAでモッシュしていて、A DAY TO REMEMBERはすごかった。

寝こけてしまい、二度も駅を乗り過ごしたおかげで、タクシーを拾わなければならず、家まで戻るのがとにかく長かったことはさておき、とにかくようやく午前6時に家に着いた。なんて夜!

▼元記事
A Night at the Kerrang! Awards


2016年6月23日木曜日

[Kerrang! + Redit] ベンジ・ウェブの謝罪文とこれに対するRedditの反応(長文です)

ベンジ・ウェブの謝罪文とこれに対するRedditの反応(長文)

[訳注] Kerrang!誌の最新号にベンジ・ウェブの謝罪文を含む、「Benji Webbe Apologises to Babymetal」という記事が掲載されました。翻訳のご依頼がありましたが、ケラング!とメタル・ハマーについては現在、最新号の全訳は次号が出るまで控えていますので、大意と重要な部分のみ引用し、またこれに対するRedditの反応を添えておきます。(最新号が出ましたので、以前訳してあったケラングのウェンブリー・レポートはアップしました。→ こちらをクリック)ご依頼いただいた方には申し訳ありませんが、ご了承下さい。




ケラングの記事 大意

SKINDREDのベンジ・ウェブがケラング! アワードでのBABYMETALとのやりとりで議論を引き起こしたので、ケラング!編集部はベンジのPR会社にコメントを求めたところ、ベンジから、BABYMETALの受賞スピーチをシャレで邪魔し、すぐに謝ったが、ものすごい人種差別的な攻撃を受けたので、さらにステートメントを出す必要を感じるとして次のようなステートメント(大意)を出した。

=============
ベンジはその晩受賞しているアーティストすべてにシャレを飛ばしていたが、BABYMETALに口を挟んでいる(interrupting)クリップがYouTubeに不正確で否定的な字幕付きでアップされ、そのためにベンジはイジメ野郎の差別主義者として描き出された。ベンジが言ったのは

正>誤
You fuckin' rock(君たちはすごくロックしてる)>You fuckin' around(なんでいるんだよ)
Arigato(ありがとう)>Heavy Metal(ヘビー・メタル)
BABYMETAL! Make some noise!(BABYMETAL! がんがんやってくれ)>Burn(燃えちまえ)(BABYMETALの台詞として字幕)

で、またバンドと握手しているところは省かれており、これは差別主義や憎悪をかき立てるためのものだ。自分がBABYMETALに言ったことは誤解されたが、自分のbanter(悪意のない冗談)は楽天的で、おもしろいものを狙っていた。ただ人によっておかしさが違うのは分かるし、誰かを傷つけるつもりもなかった。「自分があの夜に何か悪かったことがあるとすれば、BABYMETALの受賞スピーチを邪魔した(interrupting)ことと騒がしかったことで、そのことについてはお詫びする。傷つけるつもりはまったくなかった。BABYMETALについては、彼女たちがどれだけ英語で自分たちの受賞スピーチを準備し、覚えたのかを自分は理解しておらず、結果として、俺の冗談(banter)が、彼女たちにとって迷惑なものとなった。これについてはすぐにお詫びしている」 自分は差別主義者や性差別者ではないし、ステージをBABYMETALが離れる時には挨拶もしている。自分と同じく差別される立場なので、BABYMETALに対してはむしろワクワクしているし、肌の色で差別などしない。これまでも多くの日本人アーティストと共演している。日本のロックが大好きなんだ。

ケラング!誌はいかなる人種差別も認めないとし、ベンジが授賞式のホストを務めたこと、そしてBABYMETALが受賞したことを讃えて結んでいる。
============

以下はRedditの反応

Sentimental_Night
ケラングのK!アワード2012の報道およびベンジ・ウェブの謝罪

Not_Sure11
まじかよ? 起こったこと自体が悪いけど、俺たちが聴いたことが間違っているって? ベンジをこの件の犠牲者にみせようとしているって? だから「you f*** rock」と言った時に観客がブーイングしたのは、連中が聞き違えたからということ? これはでたらめだわ。

geez000
くだらない、もうベンジの話はいいよ。あいつがどうしようもないのは分かってるし、それだけのこと。もうあいつのくだらない話はいいよ。いまはもっと注目してくれって言ってるだけだし。

h2ored
シェアしてくれてありがとう。ケラングがこの問題について丸々1ページをかけてくれたのはとてもいいことだ。でもPR会社のステートメントはいらなかったな。

(「Burn」と書かれていたのはBABYMETALの台詞じゃないということについて)
何だよ。スプーニーのビデオを何スピンしてるんだよ(怒)

oneweekfriend
公式ビデオを待てばいいだろ。この受賞スピーチのカットとか編集があれば、わかるよな。

fearmongert
この問題は終わりにして先に進みたかったんだけどな。でも、この「謝罪」は「言い訳」のように思えるし、ベンジが無礼で、BABYMETALの幸福な時間をだめにしていたかもしれないという事実をゆがめようとしていると思う。「ベンジが3人の小さな女子たちをいじめた」ということだし、公の謝罪をするべきだった。自分の側の「ダメージコントロール」ではなく、ちょっとした恥をかいた方が彼の個性を雄弁に語ったろうが、その代わりに怒ってた連中のせいにして、連中が差別主義を煽動したというんだから。実に品のない行為だ。まるで何か悪いことをしていて、「連中がやったことを見てみろよ」としか言い訳しないようなものだ。

だめなやつだ。

Sentimental_Night[S]
またひどい状況を引き起こそうと思ってポストしたわけではないんだ。ただケラングが公開したことをシェアしただけだ。これが藪をつついたのなら謝るよ。

無礼だという部分については同意だし、これが俺が解釈したすべてだ。無礼で失礼だが、俺はこれをタイミングが悪い酔っ払いのユーモアだとして片付けたんだ。「ファン」からの反発については、誰もが自分の意見があるものだから、コメントはしないでおく。語られたことに同意するか、モラル的に間違っているかにかかわらず、世の中とは残念ながらそういうもんだ。

もうこのことは忘れられたらと思う。起こったことから学び、この信じられないバンドが次に届けてくれるすばらしさの波に期待しよう。

TheThrawn
怒った連中のせいにして……

ベンジに差別主義的なツイートをした連中がいたからな。

ベンジがやったことは愚かで無礼だった。でもああいうことを彼にツイートするのはあまり建設的でも役に立つものでもない。ただBABYMETALのファンが彼がそうだというのと同じように差別主義者にしてしまうだけだ。

sodjentmuchwow
自分が犠牲者のようにしようとしてるのにはびっくりするな……なんてばかなんだ! 俺は彼を憎んでさえいないよ。気分が悪くなる。

BS-NIB70
同上。イジメ野郎が、自分のやったことに対して、自分以外の全員を責めているだけ。価値のないゲス

Tanksenior
犠牲者のカードを切ってるって? 何よりも、自分の言葉をスピンして、ましにみせようとしている、けっこうだ。

これは一行か二行で済んだんだよ。「BABYMETALのスピーチを無礼に邪魔して申し訳ありませんでした。あとですぐにお詫びをして、受賞をお祝いしました」

ブーン、おしまい、派手なことはなし、くだらないこともなし。その代わりにこのスピンでPRの、くだらないおしゃべりがきた。悲しいね。

何であれ、こいつについては終わってるし、尊敬の可能性はゼロになった。

Dalrath
PR会社経由のお詫び。自分をましにみせて、他人をひどく見せる誰かを使ったんだ。

個人的にバンドに謝ったのかね?

SilentLennie
インターネットで差別主義的な発言を受けて、永遠に片付けるためにPR会社に自分の代わりにやらせるというのはたぶん悪い考えじゃない。なぜなら、最初に謝ろうとしたときに失敗したのは明らかだからね。

Dalrath
彼が謝罪をぐちゃぐちゃにしたというのは同意。失礼をしたことについてごめんなさいとバンドに直接謝っていれば、BABYMETALはこれを受け入れて、この件は片付いていたと思うんだ。でもそうしなかったし、PR会社を呼び込んで、さらにひどいことになっちゃった。

gdscei
バンドに謝らなかったってどうしてわかるんだい? 推認が多すぎないか?

Dalrath
PR会社を巻き込んでるし、そうしていれば、もう分かってるはずだ。

Mudkoo
なぜ彼がそうしたと推認するんだい?

gdscei
ベンジがそうしたなんて推認はしてないけど、しなかったとも推認していないんだ。分からないんだ。ここにいるほとんどの連中もそうだろう。推認にもとづいて誰かに怒りを向けるのは間違いだと思う。

SilentLennie
それは分かるし、やったかも知れないというのは同意するけど、代わりに対応するためになぜPR会社を巻き込んだのかもよく分かる。

Mudkoo
やったことに対して謝るべきだったのであって、それから生じた怒りに対してじゃない。

NiMkoTlaGi
ベンジがやったことはいまでも腹が立つけど、もうこれはいいよ。これまでで一番ましな謝罪だからね

BrianNLS
>ベンジの行動はPR会社の言葉より多くを語る……

真意を隠し、話をそらしている2.5段落の中に、20語くらいの謝罪もどきがうめこまれていて、その多くは注意深くPR会社が書いたものだ。彼は、自分がBABYMETALに対して悪いことをしたのを認めている感じだが、これは意図的ではないと主張し、また直接すぐに謝ったと主張している。

彼が言ったことばのベンジのバージョン、あるいは流れているそれ以外のバージョンがどれだけ正確なのかは、個人が決めることだろう。生の観客のブーイングは注意しておいても良い。スゥメタルのスピーチを、七回くらいか、邪魔したことは、議論の余地はないし、まったくの思い上がりだ。

この問題に印刷スペースを与えることで、ケラング!はこの問題に対してある程度責任があることを言外に認めている(および/あるいはこのような議論が売れることが分かっている)。ケラング!はやるべきことをやった。これは支持する。

彼のPR会社のベンジを犠牲者にしようというスピンとやり方は興味深い戦術だ。でもPR戦術というのはそういうものだ。俺は大事になってから、#benjiwebbeについてのツイートを本当に数多く読んだ。差別的な悪態を使っているものもいくつかあった。これは間違いだ。以上。でも、このようなツイートはツイートなんだ。安楽椅子上のインターネット戦士による半分匿名で発行されるものだ。少なくとも、こうしたもののいくつかはもめ事を起こしたいだけの連中で、実際のBABYMETALのファンではないのは確かだ。それから、ベンジに対する批判のツイートのほとんどすべてが、人種とかそれに関連するものではなかったが、彼の行動を厳しく批判するものではあった。

これのマイナス面は2つある。BABYMETALがメタルの世界のスポットライト(そしてその映像)を獲得する瞬間が、BABYMETALの行動によってそこなわれてしまったこと、そしてこの話で水を差されたことは、自分たちがまったく何も悪くないのに、少なくとも部分的にはBABYMETALについて回るということだ。

ずっと失望していたが、相手にしていても仕方ない。

過去数週間、俺はロブ・ゾンビとFRANK CARTER & THE RATTLESNAKESのアルバムに投資することを選び、(買わないことにはしたが)BMTHをたっぷり聴いたんだ。BABYMETALをサポートしてくれているから。SKINDREDもベンジも俺のドルを受け取ることはないよ。

spoony-metal
これがすっかり大事になってしまって悲しいね。俺がステートメントを出すべきだろうな。

俺のビデオは非常に正確だ。これに異議を唱えているオンラインの連中は多くない。

QueenSatsuki
人々が自分の解釈をする前に何が語られたのかに解釈を示したという意味で、字幕は間違いだった。

字幕については疑念もあったけど、正しいようにも思えたからね。より良い音声とカメラ・フッテージがフルにないと、これは買えないよ。

この男はウェールズ人でアクセントが強いので、俺の意見では理解がずっと難しいんだ。

gdscei
この問題は、君のビデオのいくつかが実際にジョークで「空耳解釈」ものだったからだろ(笑)

h2ored
君のビデオは事件からずっと経ってから登場したし、いずれにしてもみんなが文句を言ってたから。本当にコメントがほしかったら、言うべきだったのは「聞き違いの字幕」みたいな風にして、そのままにしとけばよかったんだよ。あれについてさらに「差別主義と憎悪を煽動する」とコメントすることはとても残念だ。ベンジは新しいPR会社が必要かも知れないね。

TrveKitsvne
何もかも大事になっちゃって悲しいね。

ああ。

>俺のビデオは非常に正確だ

大部分は正しかったように聞こえた。でも「ありがとう」は言ったし、「FXXX」の後に何を言ったのかはよく分からない。少なくとも俺のヘッドホンでは。

voidmetal
自分がビデオで聞いたのは正確だと思う。なんでケラングが彼が言ったことを変えてるのかな?

BS-NIB70
ケラングもベンジと同じくらい責任があるからさ。

nomusician
ビデオをちゃんと聞いたと確信しているし、ケラングが書いていることもほぼ正確に聞いた。必要ならばチェックするためのプロショットがあるんだから、俺たちよりもずっとましな音源があると思うよ。

Kitsune_Gakuin
人が彼を差別主義者と呼ぶことは意味が分からない。彼が言ったことよりもずっとひどいことがツイッター上で彼に投げかけられたからね。そのことは、ベンジに対する批判を無効にしてしまう、仮に彼がくずだとしてもね。

「You fuckin' rock」という風に聞こえることは同意するし、「ありがとう」は聞こえる。邪魔をしている間、彼が差別主義者だったかどうかは、解釈の分かれるところだ。ただそうでなかったとしても、受賞しているアーティストに対してやることとしては信じられないほど失礼なことだったよ。

ケラングが公式に入ってきたんだから、これをもう終わりにしたいと願う。

ripete
彼は確かに「ありがとう」と言ったよ。「ヘビー・メタル」は意味にならないからね。それから「You fuckin' rock」といったとも思う。スピーチのあとで「BABYMETAL!」と叫び、女の子たちが退場するときに、頭を下げて、握手した。もっとちゃんとしたビデオを見た方がいい。ベンジ・ウェブを弁護しようとは思わない。とても失礼だったからね。ただBABYMETALだけが彼がぐちゃぐちゃにしたバンドではないと思う。そして無礼であることは、差別主義者といういじめの理由にはならない。申し訳ないが、BABYMETALのファンは、神経過敏になるのはやめた方がいい。女の子たちはヘビー・メタルの環境で成長したから、ベンジが彼女たちの心を乱したとは思わないんだ。

chibistevo
握手しよう。結局このテーマには理性的な人間もいたんだ。

gdscei
絶対に同意! この事件はもう放っておこう。

NoReapers
「You fuckin' around!」と確かに言ったよ。英語は僕の母語じゃないけど、そのことは確信がある。
自分のジョークがどれだけ悪くて、毒があるのかをあの瞬間に気付かなかっただけだと望みたい。
でも、これを理由として、ソーシャル・メディアで彼を攻撃することを正当化はしない。彼の不作法について文句を言うのはいいけど、中には行きすぎもいいところのコメントがあった。これはTHE ONEにとって良い光をあてないし、僕たちはこの事件から学ばなければならない。
女の子たちは完全にかっこよくて優雅だった。ブラボー!

SilentLennie
今日はRedditも静かだな。

この苦難についての俺の考え:

あの時点で作れたものとして、スプーニーのビデオはたぶん最も正確なものだったろう。100%合っていたかどうかは分からない。ベンジは違うと言っている。もちろんそれには驚かない。

いずれにせよ、ベンジが差別主義者であることに驚いた。彼は平均的なメタル・ロッカーではないし、過去に日本のバンドと共演していたからこそね。

俺が考えられること、つまり助言は「酔っ払ってホストをするな」ということだ。

最初の謝罪はひどかった。(Redditコミュニティーの一員ではないと思うが)ファンの中には、ベンジに差別的なコメントを寄せていた。これもよくない。

andreandrea1
自分のやらかしたことを正当化し続けているな。そもそもベンジが頭を使っていれば、こんなことにはならなかったんだ。

Gemaye
ダメな奴だ。また聞いてみたけど、彼は「you f*ckin' rock?」とは言ってないし、最後の言葉が「around」だったと断言しちゃうよ。同じことが「ありがとう」だという「ヘビー・メタル」にも言える。まあこれを否定しようとしても意味がないよな、ベンジが「楽天的で、おもしろいものを狙っていた」のであれば。

ainky
病的なベンジさん、よくやった。彼は明らかなことさえ否定している。俺たちは馬鹿じゃない。誰もがあの晩お前が言ったことを知っているよ。

ビデオを見もせずに多くのウェブサイトがこれについて記事をあげたと思っているのか? もちろんそうしているし、俺たちと一緒の結論に達したんだ!

nomusician
最初にクリップを見たときには字幕がついていなくて、ベンジがこの記事で言ったというものとかなり同じに聞こえた。確かに彼は無礼で、邪魔をした。でもだからどうだっていうんだ? みんながベンジについて怒りまくっていることはよく分からないし、俺が怒っていることは、ベンジに投げかけられた人種差別のたわごとだ。これはほんとうにひどい。もし誰かが言うようにベンジが人種差別的なたわごとを言ったとしたら、その上にさらに人種差別のたわごとを重ねて何か良いことがあるのか? これが起こる前は、BABYMETALのファンがどれだけ素晴らしいか誇りに思っていた。もちろん、ちょっと熱狂的(俺もだが)だが、素晴らしい。いまでも、全体としては素晴らしいファンのグループだと思うんだが、誇りには思えないんだ。映っていようがいまいが、彼が何を言おうが、ベンジが受けたヘイトにはふさわしくない。(数年前のグラミーにおけるテイラー・スイフトに対するカニエを除けば)あれほどのヘイトにふさわしい者などいないんだ。

PK73
残念ながら、BABYMETALのファンの一部がベンジをいじめたことで、このような行動は取らないファンに陰を落としている。(ああ、彼のソーシャル・メディアを侮辱や脅迫や差別的な中傷で攻撃することはいじめで、それはBABYMETALとはまったく反対のことだ。)
ファンベースというのはそういうもので、ファンベースの全体を代表するものとして見られてはならない。
特にこの状況全体については、彼が何を言ったのかは知らないし、彼の行動が他の受賞者に対してもそうだったのかも見ていないし、彼がいつもこうだとか言えるほど彼の個性も知らない。「書き起こし」を読むことは視聴者にバイアスをもたらすし、おかげでこの事件のファン・ビデオを公平に見ることが難しくなる。誰かが「サージャント・ペッパーズで「ポールは死んだ」を逆再生で聞くことができる」と言った時のようなものだ。そうだといわれると、脳が聞こえるように条件付けられてしまう。たとえ存在しなくても。

究極的には、もう放置しておくべき問題なんだと思う。ファンがバンドの継続した成功とその表彰を祝福し、否定的なことを通り過ぎたら素晴らしい。

▼原文
Kerrang's coverage of the K! Awards 2016 + the Benji Webbe apology


2016年6月22日水曜日

[Musicology] ダウンロード・レビュー

ダウンロード・レビュー

ジェイド・ファルコナー(2016年6月19日)




金曜日

(中略)

BABYMETAL

このバンドが「ギミック」だという事実は忘れるべき。BABYMETALは登場して、ダウンロードを圧倒的にロックした。ビー玉サイズの雨が観客を打っていたので、20分遅れで始まったあと、BABYMETALのようなバンドが与える楽しさのエネルギーは、観客が正しく評価したものだった。"Babymetal Death"やインターネットのヒット曲、"ギミチョコ!!"を最初の2曲に配し、BABYMETALはこれがただそこにいるだけのバンドではないことを示した。BABYMETALはこのまま続いていき、2枚のアルバムの後で、いまでは音楽の世界で最もホットな国際的バンドの一つだと考えるべきだと感じられるし、BABYMETALがやっていることは、感染性があるだけでなく、素晴らしいものでもあることを示している。セットの途中の神バンドのギター・ソロは、ザック・ワイルドと比肩するもののように感じられたし、グループは女の子たちから離れてメタル・バンドだと証明していることはとても特別なことに感じられた。ユイメタル、モアメタル、そしてスゥメタルは、才能のあるシンガーであることを示したし、メインのバンド・メンバーが16歳から18歳という年齢であることを考えれば、最初に結成された場所から遠く離れたフェスティバルのメインステージにさえ達したことは実に感心させられる。(評価:9/10)

(後略)

▼元記事
Download – The Review


[The Metal Podcast] もうBABYMETALはそっとしておこう

もうBABYMETALはそっとしておこう

ゼイン・レレク(2016年6月22日)




BABYMETALは、あらゆる理由から昨年、メタル・ブログにものすごく登場してきたし、この時点で、基本的に彼女たちはこのジャンル全体で最も対立をもたらすバンドだと言えるだろう。

たとえば、ロブ・ゾンビ、LAMB OF GOD、ロブ・ハルフォード、そしてABBATHを含むメタルの大物たちの多くが、BABYMETALをサポートするために出てきた。でも良いことには悪いことも伴う。SKINDREDのベンジ・ウェブがケラング・アワードでレイシスト的な冷水を浴びせたように。

 BABYMETALを愛している人たちは、本当に—ものすごく—BABYMETALを—愛している。BABYMETALをヘイトする人たちは、まったく同じように頑として譲らない。個人的には、私はBABYMETALを聴かない。ボーカルがだめ。でもBABYMETALを嫌いな連中は?

もう黙れ。

こういうことだ。誰もあるバンドが好きか嫌いかで君たちに怒るべきではない。個人的な好みというのは、自分だけがコントロールできる摩訶不思議なものだ。でもあの三人の若い女の子たちは、より若い子たちのために音楽を創っているだけだ。私たちは、子供たちにまたヘビー・メタルを好きになってもらう入り口があることを喜ぶべきだ。私はメタルヘッドが、デニムのバトルジャケットを着た、太った毛深い男たちが、古き良き時代を語っているような世界には住みたくない。このジャンルが続いて、子供たちがそれをBABYMETALを通じて見つけてくれるなら、それで構わない。あるバンドからさらに次のバンドを探すことになり、そうすれば、まったく新しいメタルヘッドが誕生するんだ。いい大人が、十代の女の子をいじめているのは病的だ。もし地下鉄かレストランで十代の女の子が自分の好きなことをしようとしていたら、立ち上がって、いじめるだろうか? そうでないことを望みたい。だとしたら、なぜあの女の子たちにそういうことをするんだろう? メタルを傷つけてなどいない。何も傷つけていない。大人で、三人の十代の女の子に脅かされていると感じているなら、そのバトルジャケットの上のパッチはふさわしくない。

OK、そろそろ説教はやめにして、具がつまったクラストピザでも食うとしよう。私は移り気で、そのことでもっと気分が良くなるから。

==============
グオニ・クリスティンさんのコメント:
良い記事だ。ただし「より若い子たちのために音楽を創っている」という部分を除いて。でもこれは次の統計によるものだろう。

http://www.poll-maker.com/results726796x1c2d40ed-29#tab-1

これは「とても幅広いオーディエンスのために音楽を創っている」類いのものだ。

でもBABYMETALは人々をメタルに転向させているよ。私がその証拠さ。
==============

▼元記事
Lay Off Babymetal, Already


[KIKA] ベン、BABYMETALに会う

ベン、BABYMETALに会う

どういう音かって、ものすごくクレイジーさ! 3人の日本人の女の子たちが、Jポップのスタイルでステージで歌い踊り、その後ろでハードなメタル・サウンドが流れるんだ。日本のチャートをにぎわせたこの組み合わせは、いま世界中を熱狂させている。ベンがBABYMETALの女の子たちと会って、フォックス・ゴッドがこの三人とどういう関係にあるのかを学んだんだ。三人のように踊ってみたい?

▼元記事
Ben trifft Babymetal


2016年6月21日火曜日

[The Quietus] ダウンロード2016:平和、愛、それにBABYMETAL

[The Quietus] ダウンロード2016:平和、愛、それにBABYMETAL

J・R・ムーアズ(2016年6月20日)




J・R・ムーアズは、フォックス・ゴッドの弟子たちによるスラッシュ=ポップのマッシュアップに対してダウンロード・フェスティバルの観客が畏怖の念に打たれる姿を見て喜んだ。本稿に含まれるすべての意見は作者自身のものである。特に敵さんをやっつけることに関するものは。

デイヴィッド・キャナダインは、その著書、「The Undivided Past」で、歴史学者は、性、宗教、種族、階級、国籍などに基づいて、人々を幅広く、お互いに排他的で、敵対的な集団として分類する習慣があるが、実際の世界はその二元論的なモデルが主張するよりも流動的であり、協同的であると議論している。キャナダインは、人類は、共通の人間性を共有し、(人と)うまくやっていきたいだけの個人で構成されているという。そして、事実多くの場合、建設的で友好的である社会的なつながりについての、より平凡で日常的な例から離れ、嫌が応にも注目を集めるいつもの衝突や対立の存在にもかかわらず、これまでも、そしていまもうまくやってきている。

歴史家と音楽ライターは、とても似た存在だ。いずれも多くが役に立たないマテリアルのアーカイブをためこみ、どちらも革ジャケット(当然コーディロイが正しい)を着ても、威厳からはほど遠く、ジャーナリストも、バンドやファンをカテゴリー、ジャンル、サブカルチャー、それにシーンにまとめたがる。こうしたものの多くは、怠惰な作り物であり、一般化でもある。ヒッピーとパンクは、結局のところそんなに違わないと主張することができる。(CRASSを見れば良い。)1964年のブライトンのモッズ対ロッカーの暴動は、メディアの誇張が伝えるような大規模なものでも、頻発したものでもなかった。1990年のブリットポップだったモッズ・リバイバルの場合、信じられる音楽とは、ギターとボウルカットの白人の英国人によるもののみだと洗脳しようとしたプレスの試みにもかかわらず、私が実際に持っていたカセットは、マライア・キャリー、TLC、デヴィッド・ホームズ、ケニッキー、BEN FOLDS 5、それにCREEDだった。私をミスター・コスモポリタンと呼んで欲しい。

それからインターネット、プレイリスト文化、それにグローバリゼーションのすべてが、進行中の音楽「部族」の死に貢献し、人々は一瞬ものすごいスピード・メタルを聴いてから、次は明るく元気なJポップをこれまでになく聴くようになっている。だとしたら、なぜ両方を同時に聴きたくならないんだ?

そこでBABYMETALが入ってくる。BABYMETALは3人の十代の女の子たち、スゥメタル、ユイメタル、それにモアメタルで、ヘビー・メタルを救い、世界を一つにする使命のもと、フォックス・ゴッドの祝福を受けた。あるいは、フォックス・ゴッドの懐疑主義者であれば、プロデューサーの小林啓(コバメタル)が、BABYMETALのラジカルなヘビー・メタルと日本のアイドル・ポップの融合を影で操り、BABYMETALを創り上げたでもいい。このすべてが、一部の型にはまったメタル純粋主義者をものすごく怒らせたが、このことは、個人的にはものすごく面白いと思っている。一クリック与えてあげる気があれば、ユーチューバ−、ビリー・カスパーのアンチBABYMETALの大言壮語を見て、どれだけこのばかでかく、むずがる泣き虫が、一生懸命経験も積まずに、彼が理解出来ない外国語で歌う厚かましい、無価値で才能のない成り上がり者とされる連中の存在によって、実際に涙を流しているかチェックしてくれ。

カスパーは、ばからしい「真のカルト」的な姿勢を持ち、根暗な真面目さによって、自分たちを馬鹿なまぬけに見せている、少数だが声が大きく、主にインターネット・ベースのメタラーの少数派を代表している。メタルは、シーンに対する特有さと献身という意味で、最後に残された「部族」かも知れないし、このことがどこよりも明らかなのがダウンロード・フェスティバルだが、「メインストリーム」のポップ音楽と「アウトサイダー」のメタルの間の緊張は、どんどん当てはまらないものになっており、いずれにせよ漠然としたものになってからずいぶん経つ。楽しめるほど不釣り合いなかたちでメタルとポップが衝突した過去の例は数多く、たとえば、アンドリューWKの自己流のABBAコアとか、LORDIの2006年ユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝などがある。こうした問題についても怒る連中はいるけれど、そもそもヘビーなものだけを聴いて、他のジャンル、特にポップを本当に軽蔑している者などいるだろうか? DEFTONESはシャーデーが大好きなので、カバーしたほどだ。ANTHRAXのスコット・イアンはマドンナが好きだ。tQの編集者、ジョン・ドランは、「現実世界で会うメタルヘッドは、R&Bやヒップホップやポップみたいなものに多くの時間を費やしている。ポップ文化を憎んでいる、泣き言を言っている真のカルト野郎は、私の体験ではインターネット上にしか存在しない」と保証してくれたし、ごく最近まで、彼は青銅時代の埋葬地から掘り出された誰かに似ていたから、彼は自分が何を話しているかよく分かっているはずだ。

疑問は求められたが、メタル・プレスはBABYMETALを一般に受け入れ(メタル・ハマーとロック・サウンドの表紙を飾った)、実績のあるメタル・バンドも支持してきた。たとえば、ロブ・ゾンビは、自分自身の怒ったファンに対して笑いを誘うかたちでBABYMETALを弁護して見せた。ジーン・シモンズでさえもBABYMETALが好きだ(少なくとも一緒に写真は撮っている)し、彼は通常、ラップ音楽や臨床的鬱病のようなストレートでわかりやすいコンセプトに理解を示すことができない古びた時代遅れの人物だ。シモンズよりも心の狭い人間にはなりたくないだろう?

ドニントン・パークで、私はダウンロード・フェスティバルのプログラムにBABYMETALがいることについて特にびっくりしている、あるいは怒っているメタルヘッドを見つけることができなかった。そのような嘲笑的な人間は、自宅のインターネットで、たぶんキム・ケリーのような優れたメタル・ライターの記事の下に、罵倒的なコメントをポストするのに忙しいんだろう。こう言った連中がいないので、開始が遅れたこともそれほど気にしない、うれしそうなモッシャーが会場を埋め尽くしていた。BABYMETALが演奏を開始する5分前に、神がこの悪魔の音楽を崇拝したことの罰として、雨粒一つ一つが、トニー・アイオミのドロップチューニングしたギター・リフよりもヘビーな熱帯雨林張りの土砂降りの雨を降らせ始め、ものすごい豪雨となった。ステージ・クルーは、保護用のプラスチック・シートをアンプに被せ、ステージの大きな水たまりを掃き出そうとした。BABYMETALの40分のセットが終わった頃には、私たちはパンツまでびしょ濡れだったが、後悔などなかった。

演奏者の熱気以上にうつるものはなかったろう。ステージの背後でにやにやと笑っている、神バンドの顔を塗ったプレイヤーたちが、SLAYERばりの音の襲撃を鳴り響かせた。スポットライトの当たる瞬間を与えるために、3人のシンガーたちは時々ステージを離れて、ミュージシャンたちが、超絶技巧のジャムやソロを通じて、その否定しようのない才能を示すことができたが、このことで、多くのスタジアム級のメタル・バンドをおとしめる退屈な自慰主義に陥ることのない実力をどれだけバンドが備えているのかを正確に確認できた。バンドの表情は、神バンドもBABYMETALのシンガーたちも、このユニークなスラッシュとJポップのマッシュアップが、世界中のメタル・ファンによって熱狂的に楽しまれていることについての運を信じているわけではないことを示している。スゥ、ユイ、そしてモアメタルは、ものすごくパワフルなダンス・ルーチンを駆け抜けながら、ペースを合わせて歌わなければならないという肉体的なストレスの下にあっても、自分たちの人生の絶対的に最高の時間を過ごしているように見えた。

「振り付けだって?」 インターネットの教条主義者の声が聞こえる。「メタルに振り付けの余地などない!」 それに対して私は答える。ちゃんちゃらおかしいですなあ、旦那方! まずメタルはいずれにせよ、振り付けが山のようにありますよ。DEFTONESのチノ・モレノは、あの優雅な手の動きやきわどいヒップの動きを、寝室の鏡の前で練習したことがないなんて言わないでくださいよ。RAMMSTEINがどこに動くのかを細部までリハーサルしなかったら、連中の山のような男根崇拝的な花火のどれかによって燃やされて、灰になっちゃいますよ。2番目に、BABYMETALの振り付けは、プログラムに載っているすべてのロッカーからの良い気分転換になります。なにしろ連中のお約束のポーズと言ったら、「俺の巨大でふくらんだ、ズボンの中の逸物を崇拝するのだ、この賛美者の奴隷ども」という感じで、ステージ・モニターに片足を載せることですからねえ。(ちなみに、BABYMETALのメンバーは、観客に対して「マザーファッカー」と呼びかけることはないが、これはプログラムに載っている他のバンドの多くが引き受けるように求められているものだ。)3番目に、フェスティバルにはヘビーなアメリカのレスリングがきています。前もってアレンジされたルーチンに従って、伝統的に魅力的なマッチョなスーパースターたちが、お互いと戦っているふりをするリングがテントの中にありまして、MEGADETHのデイブ・ムステインが、トリプルHという名前のグレープフルーツ・サイズの二頭筋を持つ、しかめ面の男に、スピリット・オブ・レミー・アワードを贈ってますがな。

敵意に溢れた天候にもかかわらず、BABYMETALはものすごい数のダウンロードの観客から、幅広くポジティブな反応を引き出した。私の左では、ラーズ・ウルリッヒとティミー・マレット(テレビ番組「ワカデイ」の登場人物)、それにIRON MAIDENのマスコット、エディーを混ぜ合わせたような奴が、セットを通じて、大きすぎるワカデイ風のサングラスの後ろから見ながら、ドゥルガーご本尊からくすぐられたみたいに、くすくすと笑い続けていた。私の右では、二人の若者が、充実した音楽に合わせて敬意を表しながらヘッドバンギングしていた。それ以外の連中は、歓声を上げ、音楽に合わせて飛び跳ね、デビルズホーン(あるいはキツネ)を掲げ、あるいはできるかぎり、BABYMETALの複雑なダンス・ムーブをまねしていた。

「サークル・ピットを見せて!」とスゥメタルが叫んだ。「サークルを! もっと、もっと大きく!」 もちろん、観客が割れて、結果として私の人生で見たことがある、最も楽しく、どでかいサークル・ピットが生まれた。ピットの多くは、混沌として、押し合い、のろのろ進み、ぶつかり合う上半身裸の男たちで一杯の暴力的で攻撃的な出来事なのだが、こちらでは大きな輪を描いて人々が走り回り、マンガの登場人物のように空に高くひざをあげて、17世紀の農場の天井よりももっとbeamy[訳注:「梁がある」と「輝く」のダジャレ]な笑みを浮かべていた。

あとで話しかけた誰もがBABYMETALのスペクタクルが大好きで、バンドは完全に征服できない連中もいるとしても、本当に誰よりもロックアウトできることに同意した。観客の一人は、BABYMETALはRAMMSTEINが誇りに思うようなリフがあるが、「アルビンとチップムンクのボーカル」のせいで自宅では聴かないと思うと話した。私は同意しそうになったが、それから自分が評価の高い日本のノイズ・ロック・グループ、MELT BANANAのアルバムを何枚か持っていて、その甲高い声を上げるシンガー、ヤスコ・オーヌキは世界で一番ピッチの低いボーカリストではないことを想い出した。

挿話としては、BABYMETALのセットだけが今年のダウンロード・フェストで素晴らしいメタルとポップの出会いとなったわけではない。唯一無二のキム・ワイルドが、レイブンスヘッド出身のアナーキーなグラインドコアの悪ふざけ屋たち、LAWNMOWER DETHのセットにサプライズ・ゲストとして登場している。ワイルドは、"Kids in America"の狂乱的なパンク・ロック・バージョンのすべての言葉に合わせて熱狂的にシンガロングした観客から、英雄のような歓迎を受けた。ワイルドのすばらしい誉れとして、彼女は、"Egg Sandwich"と"Watch Out Grandma Here Comes A Lawnmower"の歌詞をすべて覚えていた。

泥だらけでも至福の、外界からのニュースから離れた三日間のあとで、家路につくとカーラジオが、オーランドのクラブで50人の罪のない人たちが虐殺されたという心乱される事件、フランスの通りやスタジアムで、お互いに徹底的に殴り合ったフーリガン、そして毒に満ちたお互いに敵対するレトリックの何週目か分からない週へと入ったEU離脱に関する投票の議論について教えてくれた。キャナダインがそうしたように、より大きく、長い構図で見れば、少しは安寧が得られるのかも知れない。ムスリムとキリスト教徒、カソリックとプロテスタント、西洋人と東洋人、男と女、メタルヘッドとティーニーポッパー。でも私たちはそれほど本当に違っているんだろうか。私たちみんなが落ち着いて、偽の創り上げられた違いや意味のない主張を真面目にとるのをやめて、フォックス・ゴッドの求めに応じて、BABYMETALに世界を一つにさせたらどうだろう。BABYMETALの観客が毎年増えていくいまのペースで行けば、たぶんBABYMETALは間もなく成功するだろう。私の意見では、抵抗する意味はほとんどない。

▼元記事
Download 2016: Peace, Love and Babymetal


2016年6月20日月曜日

[Pitkings] フォルタロック2016 – 第2日(フェスティバル・レビュー)

フォルタロック2016 – 第2日(フェスティバル・レビュー)

ピットキングス編集部(2016年6月)




2016年6月5日、ナイメーヘン、ゴーフェルトパルク—フォルタロック2016の第2日は、18のバンドがプログラムに登場しており、フェスティバルのメインの一日と考えられるだろう。残念ながら、この日はオランダのバンドは演奏しなかったが、OBITUARY、DISTURBED、MEGADETH、KING DIAMOND、それにヘッドラーナーのVOLBEATといった素晴らしい海外のバンドが出演した。運営は、バンドのいくつかを別々のステージで同じ時間に割り当てなければならなかった。このために、レビューのためにすべてのバンドを見ることはできなかったが、それもフェスというものだ! ゲートが開いた瞬間から、これは忙しい日になることは明らかだった。およそ2万人の観客がいた。天気はまたも完璧だった、それでは始めよう!

(中略)

BABYMETAL(日本)

フォルタロックでBABYMETALが演奏することについてはいろいろあった。うれしくてたまらない連中もいたし、不機嫌になってJポップ/ロックは、メタルと関係ないと言ってる連中もいた。後者は、3人の女の子の声のちょっとばかり奥まで聴くことができなかったんだろう。女の子たちの背後のバンドは本当にものすごくて、素晴らしいミュージシャンたちだ。もちろん、バンドはJポップ・スタイルでまとめられているが、それ以上に大きくなっていた。フォルタロックではプレスによるBABYMETALの写真撮影が禁止されていた。これはステージの女の子の下品な写真を撮影して、公開した病んだ変態野郎のせいだという。馬鹿野郎のおかげで、BABYMETALの写真がない。

音楽的には圧倒的だった。このミュージシャンたちは仕事がよく分かっている! ソロは複雑で見ていて楽しかった。俺が悩んだことはユイメタルとモアメタルは生で歌っているのだろうかということだった。スゥメタルのパフォーマンスには議論の余地がない。暑さとスゥの熱意によって、声の張りが聞こえたし、何度か音程を外していたからだ。残りの女の子とたちはどうなんだろう……。この新しい種類のメタルは好きだったが、思ったようなエネルギーは伝わってこなかった。いじくりすぎているように思え、セットの始まりに、女の子たちは退屈しているように見えた。

▼元記事
Fortarock 2016 – Day 2 (festival review)


[Worship Metal] 太陽と洪水、泥とメタル(ダウンロード・レビュー)

太陽と洪水、泥とメタル:ウォーシップ・メタル、ダウンロード2016へ行く

スチュワート・ベル(2016年6月15日)




昨年、ダウンロード2015にも行った。そうだ、あの雨のやつだ。俺たちがPRIESTの最前列にいたときに、土砂降りとなり、SLIPKNOTが演奏を終えるまで、降りっぱなしだった。俺たちは新しくできた川と数千人のびしょぬれになったメタルヘッドの間を抜けて、土砂降りの雨のひどい夜の中を待った。

俺たちは、あり得る中で一番濡れたダウンロードを目にしたと思った。俺たちは間違っていた。6月13日の朝までに、神やらサタンやらそれ以外のものやらが、なぜこのような残酷で変わったかたちで自分たちを見捨てたのかをたずねる8万人の声で、空が満たされることになった!

それでも、最初から振り返ってみると、俺たちがサイダー100缶、イエガーマイスター5本、それ以外のいろいろなものをブーツに突っ込んで、俺の弟の黒のドッジ・チャレンジャーでメタル野原に、9日木曜に着いた時には、皮肉なことに地獄のように暑かったんだ。それまでのところはうまく行っていた。気分は高揚していたし、シャツを脱いでいたし、英国ヘビー・メタル・コミュニティーのお嬢さん方のウェット・ルック・レギンスには泥一つなかった。

まだ。

(中略)

BABYMETAL

週末に、大自然の最初の一斉射撃の不幸な受取人となったのがBABYMETALだった。最初は予報通りの「にわか雨」と思えたものは、ノアという名前のやつが、板を打ち付けている姿が見えたと誓えるところまで、終末的になった。実際、BABYMETALの演奏開始は15分遅れ、困惑した日本人連中がステージの前面にモップがけをし、アンプにプラスチックカバーを被せた。ステージの両脇の大スクリーンが、「フォックス・ゴッド」と「ヘビー・メタルの伝説」についてのカワイイビデオと共に生き返った時には、雨粒はゴルフボール並の大きさになっていた。突然、俺たちは動き出した!

BABYMETAL嫌いの連中全員へ、くらえっ!:このバンドはものすごくヘビーだ。ああ、いま言ったとおりだ。作り物で、ものすごく変わっているかも知れないが、お前らのステレオでかかってるCDよりもずっとものすごいんだ。あるいはMP3だろうが何だろうが……。

"Babymetal Death"で始まり、バンドの演奏は2つのレベルで伝わってくる。一つ目として、タイトな振り付けを交えて、異常な速さで印象的なハーモニーを展開する3人の女の子たちがいる。2番目に、最高クラスの技巧をそなえた4人の仮面の男たちによる信じられないようなミュージシャンとして才能がある。BABYMETALは"ギミチョコ!!"で猛威を振るい、この週末で最も熱狂的なモッシュ・ピットの一つに火を点けた。それが終わると、女の子たちはステージからはけて、バンドが"メギツネ"のオープニングを、普通はビリー・シーンのホームスタジオでしか聞こえないようなベース・プレイをフィーチャーしたものすごいソロの応酬で飾った。もちろん、バンドは"Karate"を演奏したし、これをやった時には、あまりにばかでかくて、ほとんど雨さえも屈服させそうなほどだった。

ほとんど、でも完全にではなかったが……

(後略)

▼元記事
Sun and Floods, Mud and Metal: Worship Metal Does Download 2016



[musicOMH] フェスティバル・レビュー:ダウンロード2016

フェスティバル・レビュー:ダウンロード2016

サム・シェパード(2016年6月19日)




2011年にSLAYERが雄弁に戻したように、神は俺たちを皆憎んで(ゴッド・ヘイツ・アス・オール)おり、金曜日にダウンロードを大洪水が襲ったことから判断すれば、このフェスティバル、特にBABYMETALに恨みを抱いているんだろう。公平を期すために、この日本のメタル=ポップ・ハイブリッドをダウンロードに加えることについては、正統性、そしてメタルで少しばかりの魅力を得ている単なるポップ・バンドという考えに基づいて、ダウンロードの相当数の観客も不平を漏らしていた。だから雨の神々、そしてびしょ濡れの観客の多くが敵対していたことを考えれば、あの条件で、BABYMETALはばかばかしいほどエネルギッシュで、(ささやき声で言うべきだが)楽しめる演奏を行ったことについて、本当に大きな評価を得て然るべきだろう。彼女たちのフォックス・ゴッドは、現在は神のランキングではしけた地位にいるかもしれないが、"Karate"や"ギミチョコ!!"のくせになる性質を否定できるのは卑しいやつらだけだろう。IRON MAIDENの巨大な人形の祭壇を祀ることがOKなら、ちょっとの間、片側に「正統性」を放り投げて、BABYMETALに屈するのも同じように構わないだろう。

(以下略)

▼元記事
Festival Review: Download 2016


[The Edge] レビュー:ダウンロード・フェスティバル2016(金曜日)

レビュー:ダウンロード・フェスティバル2016(金曜日)

ソフィー・トレニア(2016年6月17日)




チケットで入場する者と週末のキャンパーがドニントン・パークで開催された英国最大のロックおよびメタル・フェスティバルのゲートを急いで抜けていく中、手荷物検査を通ってゆっくりと進んでいく観客には、興奮、熱狂、あるいはどこかためらいを浮かべた表情などが混ざり合っていた。興奮した観客は、自分たちの目の前に広がる光景を、畏敬の念を抱いて見ていた。会場全体にぼやっと現れるメインのレミー・ステージ、その両側にはマーベリック・ステージとアンコール・ステージがあり、さらに数多くの食べものやマーチャンダイズの屋台が公園の周辺を縁取っている。熱狂的な観客たちは、一日中最前列で場所を確保するために、それぞれのステージに駆けていったが、この日のヘッドライナー、RAMMSTEINやアンコール・ステージの最後を飾ったALL TIME LOWに人道的に可能な限り、10時間一つの場所で待つことに満足していることは確かだった。もう少し遠慮がちの人々は、やがて観客の中に埋もれてしまったが、その恐れと不安もまた興奮の中で失われたことも確かだった。

金曜日は、ダウンロード2016の初日であり、また洪水警報の初日でもあった。前日までのまばゆい大洋と青空は消えさり、ほとんど一瞬で、ノアの箱舟に負けない泥風呂と土砂降りとなった。でも、そのことはフェスティバル客を心配させなかったようだ。今年の英国で最も象徴的なフェスの一つには、サイド・オーダーとして最も象徴的な英国の天気が合っているように思えた。

メイン・ステージの最初を飾った、スウェーデンのバンド、ROYAL REPUBLICは、十分に乾いたままの観客に対して演奏するという幸運に恵まれたが、カララのセットは、かろうじて三日続いた土砂降りをかわした。観客は驚くほど多く、前回のダウンロードの金曜のランチタイムよりも多いファンがうろついていたが、この日の最初の大観客をひきよせたのは、日本のJポップとメタルのクロスオーバー、BABYMETALだった。天候のために少し遅れ、つい最近ケラング! アワードの「ベスト・ライブ演奏」賞を受けたばかりの、評価の高い三人組を待つ間、ファンのショーツとサングラスは、ウェリントン・ブーツに代わった。さらに多くのサークル・ピットを絶え間なく呼びかけながら、ファンがこの催眠中にかけるようなグループによって惹きつけられていく中、"ギミチョコ!!"や"Road of Resistance"のような曲は、雨のことをエキサイティングに忘れさせるものとなった。次にBABYMETALがダウンロードに招かれるときには、プログラムのもっと上の方に登場することを願っている。

(後略)

▼元記事
Review: Download Festival 2016 – Friday



2016年6月19日日曜日

[Kerrang!] 俺たちがダウンロード2016で学んだ18のこと

俺たちがダウンロード2016で学んだ18のこと

ジョージ(2016年6月17日)




今年のダウンロードについて観察したことをいくつか……

ダウンロード2016は終わったかも知れないが、足や背中の異常な痛みだけでなく、記憶も残る。これは驚くべき音楽の三日間で、おかげで多くの面白さやさらに多くの考えるべきことが得られた。たとえば:

1. これが最高のIRON MAIDENのショーだったのか?
だったかも知れない。少なくともトップ3に入る。釜、巨大なメイアン・エディー、新曲が6曲含まれていたこと、そして終わるまで"Run to the Hils"をやらなかったと気付かなかったこと。これはクラシックだ、紳士淑女諸君。これを「Live at Donington II」として録音していたことを祈ろう。

2. 風と雨でBLACK SABBATHはさらに良くなった
BLACK SABBATH(バンド)は、"Black Sabbath"(曲)で演奏を始めた。テープによるいつもの前振りのイントロは必要なかった。俺たちはライブで手にしたからね。これは実際にはトニー・アイオミの恍惚となったようなイントロのリフに呑み込まれるにはとても楽しい入り方だったと思う。

3. RAMMSTEINの新曲は素晴らしかった
その上キャッチーだった。「Ja! Nein! Rammstein!」 2番目のコーラスまでには俺たちはみんな理解し、ずっとベルリンで暮らしていたみたいにドイツ語をしゃべっていた。そしてバンドはこれをオープニングに使ったんだ。でもそれは正しかった。

4. ビフ・ビフォードはスラッシュ・メタルに新しい名前を付けた
SAXONのボーカリストは、"20,000 Ft"を、「1980年に書いたスラッシュ・メタルの曲だ。当時はスラッシュ・メタルとは呼ばなかった。クレイジーでものすごいものと呼んでいたんだ!」とした。

(中略)

6. DEFTONESはいまでも地球上で一番クールなバンドだ
これに追加して、いまほどチノがステージでハッピーそうに見えたことがあっただろうか? それから、ステッフのシャツ。すごい。

7. NAPALM DEATH
これだけの歳月を経ても、彼らは自分たちが演奏するどのフェスでも一番ヘビーなバンドだ。

8. AGAINST THE CURRENTを止められるものはない
フェスティバルで一番メタルじゃないバンドだったとしても、その魅力的なメロディーとカリスマは完璧だった。

(中略)

10. NIGHTWISHのファンは……
すごい。連中はとにかくすごい。こいつをみてくれ。

11. HALESTORMはドラムスティックを気にしない
見れば分かる

12. BABYMETALは、サークル・ピットを作るのがとてもうまくなってきた
中途半端なサークル・ピットでは我慢しない……

(中略)

18. 最後に、ダウンロード2016はすごかった……
お前らもな!

▼元記事
18 Things We Learned At Download 2016


2016年6月17日金曜日

[Already Heard] ダウンロード・フェスティバル2016レビュー

ライブ・レビュー:ダウンロード・フェスティバル2016

ショーン・リード(SR)およびアリ・クーパー(AC)(2016年6月17日)




熱狂と議論の数ヶ月を経て、ロックおよびメタル・ファンが波のように、年次ダウンロード・フェスティバルのためにドニントンを訪れた。私たちが泥と戦ったり、プレスルームで忙しくしたりしてないときには、山ほどのバンドを見に行った。

6月10日金曜日

(中略)

突然の天候の変化の結果として、ステージへの登場が遅れたにもかかわらず、目新しい日本のメタル・バンド、BABYMETALは理解出来ないほどヘビーな演奏に合わせた振り付けで一杯のセットで、レミー・ステージを飾った。"Babymetal Death"で始まり、ドニントンの観客たちが、昨年の目立たないDRAGONFORCEのゲストとしての登場以来、このバンドがやってくるのを待ちわびていたことは明らかだった。"ギミチョコ!!"は、びしょ濡れのダウンロード客たち全体を巻き込んだ信じられないほどのシンガロングへと向かい、まもなく最年長のメンバー、スゥメタルが、サークル・ピット、それもでかいのを求めた。彼女の要求は熱意を持って迎えられた。"Road of Resistance"では声量たっぷりのメタルの歌唱を披露し、ちょっとばかりの雨ではフェスティバル客と東からの訪問者を損なうことができないことを証明した。(評価4/5) (AC)

▼元記事
Live Review: Download Festival 2016


[Rock Sins] ダウンロード・フェスティバル2016、金曜日、レビュー

ダウンロード・フェスティバル2016、金曜日、レビュー:火と水

ジェイミー・ジベルティおよびフラン・ディグノン(2016年6月)




ドニントンの年次フェスティバルでは完全な大雨が予想されていたが、母なる自然は、少なくとも金曜日まではダウンロード2016に優しかった。チーム・ロック・シンズが神聖な土地へ到着したとき、まだ草が見えたが、それは長くは続かなかった!

(中略)

BABYMETAL(評価6/10)は、いつも意見が分かれ、ダウンロード2016もその意味では変わらない。BABYMETALの存在が母なる自然自体(それにレミーからの一言二言)で怒りを誘ったのか、BABYMETALのセットは、おそらくドニントンの野を襲ったこれまでで最も激しい豪雨によって25分ほど遅れた。スゥメタルと仲間たちがようやくその(文句なしにものすごくヘビーな)仮面のバック・バンドと共にステージに上がった時には、多くが予想した通り、ぐちゃぐちゃになっていた。その上で、スゥがサークル・ピットを要求し、さらに観客からより多くを求める姿(「もっと、もっと大きく!」)を見るのは、何かとてもかわいらしかった。ドニントンの観客はこれに従い、いくつものピットが一つの巨大なピットになった。好きだろうがヘイトしようが、BABYMETALから目を離すことはできなかった。

▼元記事
Download Festival 2016 Friday Review – Fire Und Wasser


[feast] ライブ音楽の人気の高まりと地元コミュニティー

ライブ音楽の人気の高まりは地元コミュニティーにとっての良いニュースであるとUKミュージック

ヘイリー・トス(2016年6月14日)




英国の音楽業界におけるトップ販売組合であるUKミュージックによれば、昨年、同国のギグとフェスティバルのチケットは3,000万近く売れたという。この業界をバックとする団体は、2,770万人のファンが2015年にライブ音楽イベントに参加している。これは一年当たりの370億ポンドもの消費に相当し、前年度に比較して7%の上昇率となっている。

UKミュージックの「Wish You Were Here」レポートは、英国のライブ音楽に対する嗜好が、英国のGDP全体を押し上げているばかりでなく、多くの地元経済に恩恵をもたらしているという。たとえば、イングランド中部地方東部は、地元のギグやフェスティバルに36万人以上のファンが訪れた結果として、2015年の地元経済に対して1億6,200万ポンドの押し上げ効果があった。さらに、音楽旅行者は、ダービー、レスター、ノーザンプトン、それにノッチンガムといった都市を含む地域で、2,021人以上の雇用を支えている。

過去最大のフェスティバルが行われる今年、恩恵は、さらに大きく、幅広いものとなりうる。ダウンロード・フェスティバル、パークライフ、ワイト島フェスティバル、それにフィールド・デイのすべてがこの週末に、それぞれドニントン・パーク、マンチェスター、ワイト島、それにロンドンのビクトリア・パークで開催される。そして天気もファンの意欲をなくさせるには不十分だ。豪雨と水浸しにもかかわらず、MEGADETHやBABYMETALなどの演奏を見るために、9万人ほどのロック音楽ファンがダウンロード・フェスティバルに参加した。

同様に、先週は、BBCラジオ1のビッグ・ウィークエンドが大成功を収め、世界最高のアーティストいくつかによる音楽の2日間、エクセターのパウダーハム城へ5万人以上のファンが向かった。

UKミュージックの最高責任者、ジョー・ディップルは、このレポートを、国ばかりでなく、地方にとっても、ライブ音楽がポジティブな経済的価値を持つ冷厳な証拠だとしている。

「Wish You Were Here」レポートで、ロンドンは、ライブ音楽イベントで最大の訪問客数を得ており、これによって最大の消費者消費を得ていることが明らかになっている。320万以上の人々が昨年ロンドンの音楽イベントに参加しており、これはロンドンの経済に対して10億ポンドの貢献になっている。これは部分的には、一年を通じて、首都で開催されているものすごい数のギグやフェスティバルに帰するものだ。

UKミュージックはまた、より小規模の会場(定員1,500以下)を調査し、こうした会場の訪問客数もやはり増加していることが分かった。英国では2015年に560万人以上が小規模の会場を訪れており、2億3100万ポンド以上を生み出している。

▼元記事
Rising Popularity of Live Music Is Good News for Local Communities, says UK Music


[Mosh] 今年のダウンロード・フェスティバルにおける俺たちのトップ10バンド

今年のダウンロード・フェスティバルにおける俺たちのトップ10バンド

リアン・ウェストベリー(2016年6月15日)




ダウンロード2016(または「ドロウンロード」)は、もう来年まで終わったが、それでもまだきちんと現実に戻っているわけではなく、俺たちの心は今年の最高の週末の一つがどれだけ音楽的に素晴らしかったのかについて思いをはせてしまう。ああ、雨は(たくさん)降ったし、泥もあったが、俺たちはこの週末にやりとげて、多くの音楽の思い出と共にさらに強くなった。

メイン・ステージのヘッドライナーからドッグトゥース・ステージの新しいお気に入りのバンドまで、この週末を支配した、俺たちの選んだトップ10バンドを確かめてくれ。

BABYMETAL—金曜日—レミー・ステージ

「こんちきしょうの法則」の古典的な例として、BABYMETALが自分たちのセットのためにレミー・ステージに上がる直前に土砂降りとなり、天気の厳しさによって、日本のJポップ・メタラーは安全上の理由から25分開演が遅れることになった。このことはさらに興奮を高めたばかりで、バンドがステージに上がり、いつものセットのオープニング曲、"Babymetal Death"を演奏すると、耳が聞こえなくなるほどの叫び声と「ベビーメタル」というチャントで迎えられた。

雨はたたきつけるようにまた降り始めたが、スゥメタル、モアメタル、そしてユイメタルは本物のプロであり、戦い抜いた。神バンドはいつも通りすばらしく、スポットライトを浴びる時間があり、女の子たちが"Catch Me If You Can"の前にちょっとステージから離れている間、それぞれの楽器で圧倒した。ラスト曲の"Road of Resistance"は、素晴らしいが短いセットを大勝利の内に終えた。将来、BABYMETALがもう少しいろいろごちゃまぜにしてくれれば素晴らしいが、最近ケラング!アワードで獲得した「ベスト・ライブ・バンド」賞を受けるに値すると思う。

得点:7/10 [DC]

(後略)

▼元記事
Our Top Ten Bands At This Years' Download Festival


[Alternative Press] カルチャー・ショック(スゥメタル・インタビューあり)

カルチャー・ショック:海外のバンドが、アメリカの一番摩訶不思議なことについて語る

アンドリュー・ケラム(2016年6月16日)




ああ、アメリカ。しばしば、何もかも退屈であるようにふるまい、お前の皮肉は目と鼻に大いなる悲しみをもたらすやっかいな花粉のように花咲く。アメリカがどれくらい摩訶不思議になったり、間違ったりするかを示すために、私たちは今年のインターナショナル・アーティスト賞の候補にきわめて重要な質問をしてみた。「はじめてアメリカを訪問したときに一番大きなカルチャー・ショックを受けたのは?」

(中略)

森内貴寛、ONE OK ROCK
幼い頃に家族とアメリカにきた。カルチャー・ショックの真逆だったね。望むものすべてであり、そうであったことを覚えている。言葉をさらに学ぶと、文化により近づくことができた。

(中略)
スゥメタル、BABYMETAL
私たちは海外のものごとのスケールの大きさに大きなショックを受けました。何もかも日本よりも大きいんです。町、広大な土地、アクティブに暮らしている人たち、そして食べものが大きいこと!

私たちはだいたいどの国でも素晴らしい食べものを楽しんで、地元のおいしいものから受け取ったエネルギーを、コンサートの演奏で使うパワーに変えています。だから、新しい町に行って、そこのおいしい料理を調べるのをいつも楽しみにしているんです。

▼元記事
Culture shock: International bands tell us the weirdest things about America


[VACARM.net] ライブ・レポート—ダウンロード・フランス2日目

ライブ・レポート—ダウンロード・フランス2日目

ウゴ・シミッツィ(2016年6月16日)




(前略)

BABYMETAL、すなわちフェスティバルの最大の当て外れ

最初ではないし、最後でもないだろう。日本のシンガー三人組は、別のショーでも技術的なトラブルを経験していた。だから、コンサートの前にミュージシャンがサウンド・トラブルでステージを去ったとき、観客は辛抱強かった。その後に続いたのは、フェスティバルで最もエピックな待ち時間だった。フェスティバル客の絶えることのないユーモアを届けたメイン・ステージのカメラによって、高揚し、ヒステリックになったフェスティバルを30分もたせた。パワーレンジャーや、おっぱいや、恥ずかしがり屋のピカチュウを追いかけて。素晴らしい才能だ。忘れてはならないのが、友人の肩に乗った「負け犬のフェス」シャツを着た男が映った時だろう。巨大なスクリーンに表示され、歓声を受けたが、これはすぐに「出口」パネルに入れ替わった。ヘッドカムこそが、ダウンロードの本物のスターだった! ようやくコンサートが始まった時には、待ちよりもひどかった。プレイバックはぐちゃぐちゃとなり、ファンは酔っ払い、他の連中はチップを買いに行ってしまった。戻ってきてくれ、ピカチュウ!

▼元記事
Live report Download Festival France J2


[Glasswerk] グラスワーク、ダウンロード2016へ行く

グラスワーク、ダウンロード2016へ行く

ジョーダン・レイ・デイビス(2016年6月15日)




週中で、ドニントン・パークは人気がなく、荒れ果てた、テントのゴーストタウンにちょっと似ていて、椅子と落とし物のiPhoneは、泥に呑み込まれる運命にあった。それに続いた狂乱の残響を、ドニントン競馬場の清掃チームはまだ強く感じていたが、大部分の連中は、来年のダウンロード・フェスティバルまで、退屈しながら平凡な現実に戻っていた。

でも悲しむことはない。このレビューで、俺たちはダウンロード2016のハイライト、仲間意識、そして共有した瞬間を復習し、振り返らせよう。そして、行けなくて後悔している連中は、まあ来年だ。

言うまでもなく、聖書のようなダウンロードの伝統により、雨になった、豪雨で、フェスティバルの会場を横切ることは、ソンムの戦いを這って抜けるような感じだったが、それでもフェスティバル客の精神を遠ざけることはできなかった。キャンプ場の一部地域の洪水のおかげで、経験がそこなわれた連中もいたが、それでも、眉をしかめるやつも、うめくやつも、いきり立つやつもいなかった。

ハイライトと欠点

第1日

金曜の朝は、誰もが考えなしの楽観主義で一杯だった。空は輝き、80,000人の歓声が、ポジティブなバイブと共に公園を埋め尽くした。ALIEN ANT FARMが、オープニングを務めたが、加速するエネルギーは、"Smooth Criminal"の演奏後に観客がすぐにちりぢりになり、動きもなかったので、ボーカリストは辛そうな表情になった。

予言に語られたように、突然の大雨になった。BABYMETALがステージに上がった。目新しさのバンドと考えられているが、観客の中からメタルヘッドが飛び出し、サークル・ピットが会場を支配し、BABYMETALは大人気だった。3人の思春期の日本人の女の子たちが、"ギミチョコ!!"のような曲に合わせて歌い、踊るのを見るために、マッチョな連中やメタル野郎が暴れ回るのを目にすることは、本当に驚きだった。観客がこれだけ関心を持ち、支えとなっているのを見るのは本当にうれしくなった。でも請け負うぜ。BABYMETALは目新しいだけのバンドじゃない。

(後略)

▼元記事
Glasswerk Goes To Download 2016


[Chuckie Vision] ライブ・レポート、英国ダウンロード

RAMMSTEIN、KORN、そしてBABYMETAL: 金曜のダウンロードにおける放火魔と仮設トイレ






雨が降ろうが晴れようが(だいたい雨だ、東ミッドランドのおかげで)姿を見せる85,000人もの観客の大部分にとってそうであるように、ダウンロードは、俺の個人的なロック、そしてメタルの巡礼になった。

金曜日に、俺たちがアリーナに到着した時は、天気も良くまだ早かった。開場からはそれほど経っていなかったが、最初の行列は避けられたし、うろつきまわり、いろいろ探検し、買い物をしてから最初に選んだバンドの所に行けた。一番場慣れしているフェスティバル客はいつも何らかのルーティンを持っているし、先にキャンプ場所の偵察を出したり、アリーナの一番のショップや食事どころ、そしてお気に入りのバンドを見るのに理想的な場所を調べておく。「モッシュピットに入るべきだ」とか、「一番良く見えるところがいい」とか「友達が気に入っているから見る」バンドとかを考慮に入れるし、さらに、「トイレが必要だ」とか「いまは仮説トイレの列はどれくらい長い」とか「ピットから出て、トイレに行って、お気に入りのバンドが出てくる前に、観客を怒らせずに人の間を抜けて戻れるか」といったこととのバランスを取る。

(中略)

脱線したようだ。最初に戻ろう。俺たちはショッピングし、食べるものを食べ、アンコール・ステージの観客の背後からAS LIONSを少し眺めてから、新たに愛情を込めて記憶に残るように名付けられたレミー・ステージで、ちょっとだけROYAL REPUBLICとALIEN ANT FARM(ああ、まだやってるんだぜ、"Smooth Criminal"を演奏した時にはすごく気に入った)、それからBABYMETALがステージに上がる時間になって雨が降り出した。ああ、その通りだ、BABYMETAL、Jメタル(俺はこういうジャンルとして呼んでいる、まだでなければ)バンドで、メタルやロックの世界中で複雑な感情を引き起こしていて、今年のダウンロードのヘッドライナーとして最後に発表されたやつだ。知ってるか? "Chocolate"みたいな魅力的な曲を持って、俺はキュートでラフなゴシック・ロリータとヘビー・メタルのブレンドを、スゥメタル、ユイメタル、モアメタルが生で演奏するのを見るのが楽しみだったんだ。始まるまで30分雨の中で気がそがれてしまったが、最初の土砂降りはものすごかったから、技術的な問題が発生したんだろうと認めざるを得ない。短くまとめれば、BABYMETALは良かったし、バンドは本当に良かった。でもBABYMETAL自身のショーで今度は見たいと思うし、サウンド・テックに一発食らわしたい。なにしろボーカルはほとんど聞こえなかったからね。

キャプション:おさげとチュチュでBABYMETALはロックを魅了した

(後略)

▼元記事
Rammstein、Korn and BabyMetal: Pyromania and Port-a-loos on Download Friday