Perfumeの大胆な野望:Jポップ・グループがファンの行動、BABYMETAL、そしてアメリカ征服について語る
アカペラによる裏書きから、フェスティバルの夢まで、あ〜ちゃん、かしゆか、そしてのっちは、そのCosmic Explorer Tourの米国レグを終えるにあたり、多くの興奮をまとっている
ジェフ・ベンジャミン(2016年9月15日)
ステージでのPerfumeは、この世のものではないように思われ、この日本人のポップ・テクノ・トリオは、ハイピッチのポップ・メロディーをロボットのように正確な振り付けと共に歌う—そのCosmic Explorer Tourの米国レグを今月早く、ニューヨークのハマースタイン・ボールルームで行った時のように。オフステージでのPerfumeは、やはりハイピッチの声は変わらないが、自分自身、そしてこれまでで最大の米国ツアーと初のチャートイン・アルバムを含む今年の成功について、ほんわかと、ほとんど子供のようにおもしろがっている。
西マンハッタンのPerfume: A Gallery Experienceと名付けられた衣装およびテクノロジー展示会の会場でFuseのインタビューに答えた3人のメンバーは、自分たちの個性をステージやミュージック・ビデオとは異なったかたちで輝かせる。Perfumeは、これというリーダーは持たないが、あ〜ちゃんがある程度この役割を体現しており、自分の言葉一つ一つが確実に届くように、最もリラックスして、ゆっくりと話しているように思えた。一方で、かしゆかは親しみやすく、暖かみがあり、完璧にまっすぐに切りそろえられた前髪越しにアイコンタクトをしていた。そしてクールなのっちは、ボブカットとショーツやパンツをはき、メンバーの中では最も慎重だったが、そののっちでさえも、(Jポップ・アイドルの宇多田ヒカルやお気に入りのPerfumeのシングル、"GLITTER"に触れた時のように)何かが自分の関心をそそれば、感情を抑えることはできなかった。
印象深かったファンから将来についてまで、Perfumeがまた別の(間違いなくより大規模な)ツアーで戻ってくるまで、彼女たちのことをもう少し学んでおこう。
Q:ニューヨークへお帰りなさい、Perfume! ツアーが終盤にかかって、どう感じている?
かしゆか:始める前は、2週間の旅は長く感じられました。でもものすごく早く過ぎて、気がつく前にニューヨークに来ていました。これまでのところ、プロダクションという意味では完璧な日はありませんでしたが、ニューヨークでは実現したいと思っています。
Q:このツアーで一番の思い出を教えてください。
かしゆか:ブレッドボウル付きのクラムチャウダー・スープが本当においしかったです。
のっち:ディープ・ディッシュ・ピザです。食べたばかりなんですが、また食べたいです。でもたくさんのファンのみなさんがアルバムからの新曲をシンガロングしてくださったので、びっくりしました。でももう新曲のダンスの動きを完璧に覚えている方がいたんです。ステージから見ていましたが、皆さんがムーブを本当によくご存じなので、ステージを見ているように感じました。
あ〜ちゃん:ショーの間に、私が「まねしてください」、そして(体で真似をして)「林檎」、「バナナ」、「チーズバーガー」と言うところがあるんです。ですからロサンジェルスではそれをやりました。でもサンフランシスコでは、私が「バナナ」というと、ファンがバナナのコスチュームを着たので、私は「ねえ、捨ててはだめよ、むだにしないで!」と言ったんです。そうしたらシカゴではファンの方はやりませんでした。ですから、何をやってはいけないのかについて話しているファンのコミュニティーがそれぞれの都市にあるのだと思います。私たちのファンの間でコミュニティーが育っていることがとてもうれしいです。
Q:年を経るごとに成功の度合いが高まっていますが、グローバルな人気が高まっていると感じますか?
のっち:日本では、私たちのアルバムがビルボードに入っているとか、「アメリカで人気が出ている」と聞いても、実感するのが難しいんです。でも、こちらにきて、ファンの皆さんが興奮しているのを見ると、確かにそのことに気付きます。
Q:この国際的な人気を高め続けるにはどうするつもりですか?
あ〜ちゃん:特別なことはありませんが、私たちは(長期的な)目標があり、それはマジソン・スクエア・ガーデンで演奏することです。そのための短期的な目標は、できるだけ多くの都市で演奏して、ファンベースを築くことです。でも、アメリカのフェスには出たいですね。
のっち:私たちは、日本ではいろいろなロック・フェスティバルで演奏しているんですよ。
かしゆか:コーチェラ(フェスティバル)が良いと思います(笑)。
Q:Pentatonixが最近、貴方たちの曲のメドレーによるマッシュアップをやりましたが、どう感じましたか?
あ〜ちゃん:本当にクールで、とにかくすごかったです。Pentatonixさん、私たちの曲を気に入ってくれありがとう。
かしゆか:本当に素晴らしい曲を選んで、素晴らしいアレンジでした。メドレーにするためにマッシュしたパートのブレイクダウンもとても予想外で、曲にまったく新しい息吹を吹き込んでくれていました。
Q:日本の音楽とJポップは、Perfumeとお友達のBabymetalがとてもうまくやっているので、勢いがありますね。
のっち:BABYMETALのことはとてもうれしく思っていますし、一緒にJポップを広げようとしているので、とてもうれしいです。とても、とてもうれしいです。
Q:やはりJポップの普及に貢献してきた宇多田ヒカルもカムバックしました。彼女のファンだったり、インスパイアされたりしていますか?
あ〜ちゃん:私たちはみな、彼女が大好きです。私たちは宇多田世代ですから。学校のあとで最初に練習した曲の一つが"Automatic"でした。「体でこの曲を表現しなさい」と言われたんですよ!
のっち:当時は歌とかダンスのレッスンは受けていませんでしたが、「表現しなさい」と言われました。グループとして、そして宇多田さんについて一番最初の頃に覚えていることの一つです。私たちは彼女が復帰するのでとてもわくわくしています。
Q:あなたたち3人がPerfumeを構成しています。グループを特徴付ける3曲を挙げたら何になりますか?
のっち:"Chocolate Disco"です。どこに行っても皆さんのお気に入りのようで、皆さんが興奮します。これはまさにコール・アンド・レスポンスの曲です。
かしゆか:"Star Train"です。これは私たちの歴史を一曲にまとめたような感じです。「ああ、たぶん(Perfumeのプロデューサー/ソングライターである)中田ヤスタカさんが私たちのことを書いたんだ」と思ったけれど、本当にそうかは分からない曲が何曲かあるんです。この曲は本当に直接的で、私たちについての曲です。過去15年中田さんがずっと一緒にいるように感じました。一曲に私たちの過去と未来が詰まっています。とても良い曲です。
あ〜ちゃん:"Spending All My Time"かな。これはとてもシンプルな曲で素晴らしいメロディーがあり、演奏にはヴォーギングが入っています。あのビデオはとても気に入ってます。でもこの曲が記憶に残るのは、2013年のカンヌ・ライオンズ(国際クリエイティビティ・フェスティバル)でプロジェクション・マッピングに合わせてこの曲を歌い、インタラクティブ賞を頂いたことです。
Q:他に付け加えることはありますか?
のっち:ファンの皆さんに私たちのビデオを見続けて、私たちをチェックしていただきたいです。
かしゆか:私たちのショーにきて、経験して欲しいです。CDのリリースであれ、音楽の録音であれ、私たちが何をしようと、それはツアーに出て、皆さんに会いに来るためです。ですから会いに来てください。
あ〜ちゃん:ステージや写真では私たちは3人だけです。でもその背後にはチーム・パフュームがいます。私たちはいつも一緒に何がクールなのか、一緒にどんなことを楽しもうかと考えています。ですから、ファンにもメンバーになっていただきたいです。
▼元記事
Perfume's Bold Ambition: J-Pop Group Talks Fan Stunts, Babymetal & Taking Over America
翻訳ありがとうございます
返信削除これ読みたかったんです
BABYMETALとPerfumeはまさに姉妹ユニット
音楽性は正反対ですがアミューズの元、お互いに世界で活躍してほしい
BABYMETALが注目されればPerfumeも注目されるし、もちろんその逆もありますよね
お互いに尊敬し認め合っていることが伝わってきて嬉しいです
Perfumeも海外のフェス出演するようになると面白いですよね。
返信削除口パクでフェスに?ああ、アニメフェスなら大丈夫かな?ROCKフェス、メタルフェスだったら、ペットボトルを無数に放り込まれて殺される。生演奏や生歌が下手でも、やっぱり殺される。
削除音楽って、多種多様な形態を取り、種類も様々。テクノってジャンル知ってる?知らないならば仕方ないけど。
削除その派生とも言えなくもないEDMも曲の出来、ノリ、雰囲気で楽しむのがメイン。ボイスオーバーやリップシンクかどうかなんて大して重要じゃない。何でも生音源が適しているというわけじゃない。賛否はあれども、MJやマドンナも被せたり、リップシンクを使ったりもしたことがある。POPSやテクノ・EDMの条件の下では絶対に駄目ってわけじゃない。勘違いしているようだけど。
それに、perfumeは歌ってますがなと今更突っ込んでみとく。ヒールを履いてダンスや振り付けをこなす以上、無理が生じるところを被せたりしてるだけ。そのほうがライブの完成度が高くなるならば、そのほうがいいでしょ。先ず持って、perfumeがコブシを利かせて歌ったり、ファルセットばんばん使い始めたら引くよ。テクノのコンサートにはテクノのやり方があり、客側も楽しみ方がある。それが分らないようだから、口パク口パクと寝ても覚めても言ってるんだろうとは思うけど。
BABYMETALと同じようにやる必要はない。バンドとダンスグループ。活動目的も目標も違うし、同じ音楽シーンでも戦うジャンルも現場も違う。それぞれに合った手法を用いればいいんだ。バンドとしてメタル・ロックのジャンルに身を置くべビメタは生の演奏、歌が必須というだけに過ぎない。perfumeが海外で何で意味のないロックやメタルのフェスに出る必要があるのか。彼女達に適したPOPS・テクノ・EDM系のフェスに出ればいい。
ジャンルは違えど、両グループともクールでかっこいいよ。
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