2016年9月24日土曜日

[Tokyo Girls Update] 東京ドームでのDoomsday(ライブ・レポート)

東京ドームでのDoomsday(ライブ・レポート)

東京ドームでのDoomsday:BABYMETAL Legend Metal Resistance Red Night/Black Night

サツキ(2016年9月23日)




BABYMETALが、9月19日と20日、今年最大の台風の一つが接近しているにもかかわらず、11万人を集めて、東京ドームで二晩のソールド・アウト・ショーを行い、その2016年ワールド・ツアーを終えた。8カ国45万人がBABYMETAL WORLD TOUR 2016を目にした。

9月19日(月曜)に行われ、Red Nightと名付けられた東京ドーム・コンサートの初日は、主にセカンド・アルバム、「Metal Resistance」を中心とした13曲で構成されていた。スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルは、黒と金色の衣装をまとい、BABYMETALのシンボルの旗を手に、中央のステージに登場し、"Road of Resistance"を始めた。"ギミチョコ!!"や"Karate"といったその代表曲もパワフルに演奏され、観客を興奮させた。Red Nightは、"THE ONE – English Ver."で終幕し、アンセムに歓声が上がる中、入口で観客に渡されたコルセットが、点灯した。

東京ドーム・コンサートの2日目、Black Nightは、9月20日に台風が本州を横断している中、開催された。また、休日だった前日と異なり、これは週日に行われた。日常の仕事や学校生活で多くの人々が忙しいにもかかわらず、BABYMETALの最終公演日に戻ってくることに抵抗はまずなかった。2日目は、"BABYMETAL DEATH"で始まり、三人はお約束の黒と赤の衣装をまとっていた。この日は、ファースト・アルバム、「BABYMETAL」の楽曲が中心で、観客を煽るために"ド・キ・ド・キ・モーニング"、"ヘドバンギャー"、そして"メギツネ"は続けて演奏された。初日の公演と同様に、観客にはコルセットが渡され、これが赤く光り、スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルのための花道も、まるで燃えているように赤く点灯した。メンバーはステージの上方に登っていき、メンバーと観客は一体となって「We Are! BABYMETAL」と叫んだ。スゥメタルが銅鑼を鳴らし、その音はドームに響き渡った。

東京ドームの2日間のコンサートの初日に、私はBABYMETALにとても興味を持っている米国のメディア学者である、友人のミランダを連れて行った。私もこの初めてコンサートに行く人物の印象や意見に興味があった。ミランダは他のJポップ・アーティストやグループのコンサートになれているが、BABYMETALのコンサートにはより多くの驚きがあり、一番は日本のファンの行動だと話してくれた。彼女は、「私はどれだけファンが敬意を払っているのかに本当にびっくりしたわ。一曲終わるごとにとどろくような賞賛が上がるの。曲の間のブレイクの間に、誰も「BABYMETAL」と声を上げなかったのに驚いた。これは日本のコンサートではごく当たり前のことなのに。人々は、アーティストから呼びかけられたときだけ返して叫んでいた。アイドルであれメタルであれ、どちらの世界に基づいたショーでも、これは予想していなかった」とコメントした。どの曲も、スゥメタル、ユイメタル、モアメタル、そして神バンドが全力で演奏し、誰もが敬意を示していて、まるでコンサートのすべての側面がみんなを一つにしているように思えた。

ショーマンシップとステージのセッティングもミランダには印象的だったようだ。「バンドとして、私はショーマンシップにとても強い印象を受けた。動くステージにはびっくりしたわ! そしてライブ・ミュージックとボーカルの質の高さにも。公演全体を通じて完璧で、バンドと女の子たちのどちらも、全力を尽くしていることが絶対的に感じられた。努力と献身は、絶対的に明らかだった」 BABYMETALのコンサートは、多くが知るように、曲の間のMCがなく、短距離走のように、そのセットリストを完了する。東京ドームのコンサートは完璧に近く、ステージ・デザイン、セット・リスト、神バンド、そしてBABYMETALに注ぎ込まれた努力を反映していた。

渋谷のライブ・ハウスの小さなステージで演奏していた2012年から、私はBABYMETALのコンサートに通っている。4年経つが、BABYMETAL自身が若い女性としてばかりでなく、それぞれのコンサートを観客にとってユニークで記憶に残るものとする、プロフェッショナルなパーフォーマーとしてどれだけ成長したのかを見ると、とにかく信じられない。BABYMETALのファンは、日本のアイドル・ファンだけでなく、ロックやメタル・ファンであり、欧州やアメリカの最大のフェスで、観客、そして他のバンドの両方からなる、海外のファンからしっかりとしたサポートを得ている。東京ドームは、8カ国を回る長い旅路の終点であり、彼女たちの母国のファンである私たちに、三人の若い女性が得たものが、「アイドル」としてのアイデンティティーの中の独自性ばかりでなく、海外で演奏することで、「メタル・ジャンルのパーフォーマー」としてのBABYMETALのアイデンティティーが明らかに強化されたことを示してくれている。BABYMETALはいまも成長・向上を続けており、どれだけもっと成長するのだろうと思う。Only the Fox God knows。

▼元記事
Doomsday at Tokyo Dome: BABYMETAL Legend Metal Resistance Red Night/Black Night


4 件のコメント:

  1. 管理人様、いつも感謝しながら拝見しています。ありがとう。(キツネ様のお恵み続く限りこれからもよろしくお願い致します)

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  2. 重大発表はこの後のライブビューイング後に発表されるのだけど、東京ドーム公演のDVDが2枚1組で6万円で発売されることだよ。

    まさしく財布を焼け尽くす終焉の日。

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  3. BABYMETALとは叫ばないが、「ゆいちゃ~ん」と
    叫んでいるおっさんは一杯いたよ。

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  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

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