BABYMETAL:フルパワーの「Live At Wembley」
エッキ(2017年2月)
[ドイツ語からの重訳です]
新譜、「Live At Wembley」はメタル・パワーに満ちている
12月に、BABYMETALの待望の新譜がドイツでもリリースされた。
2010年の結成以来、この三人の女の子のファンは増え続けている。アイドル・ポップとハードなリフの組み合わせはあまりに素晴らしく、バンドはワールド・ツアーに戻るだろう。
「Live At Wembley」で、BABYMETALは日本のバンドとしてはじめてとなるロンドンのウェンブリー・アリーナ公演をリリースする。
スタイル
BABYMETALは、シンガーのスゥメタルとユイメタル、そしてモアメタルのボーカル、そしてヘビー・メタル・ミュージックとアイドル・ポップというそのスタイルに忠実である。この組み合わせがどうかなと思ったとしても、実際にはこの組み合わせはうまくいっており、とにかくスゥメタルの声が素晴らしい。ハードコアなメタル・ファンにとっては、ちょっと慣れが必要だろうが、そのことはもう聞いているだろう。
バンドは、そのスタイルに忠実であり、BABYMETALにはまらない実験や曲は存在しない。
音質
新譜で、品質は相対的にイーブンだ。もちろんライブ・ショーのアルバムなので、ファンの歓声や随時シンガロングなども聞くことはできる。
BABYMETALはあくまでメタルとアイドル・ポップのミックスというそのスタイルに忠実であり、時々三人のシンガーがラップをしているところも聞ける。複数の音楽スタイルの健全なミックスだ。
コンサートでは、新旧の楽曲を演奏している。
歌唱
どの曲でもスゥメタル、ユイメタル、あるいはモアメタルがグロウルすることはない。音楽が非常にメタリックなので残念だ。おそらく、アイドル・ポップやラップのパートでよく分かるように、彼女たちの声はグロウルには子供っぽすぎるのだろう。
スゥメタルがリード・シンガーで、大部分の歌唱を担当する。彼女は他の二人のメンバーより約二歳年上なので、彼女の声の方が少し大人びて聞こえる。
ユイメタルとモアメタルは、その明るく、ちょっとクセのある声でスゥメタルを補完する。基本的にはコーラスだが、時々ソロのパートもある。
サウンド
メタルの常として、ギタリストのソロは多いが、ギターがハイライトされる曲の多くでそんなにサウンドの違いはない。一方で、もっとギターがあっても良いパートある。サウンド、特にドラムスにはスピード・メタルの影響がある。ドラマーは素晴らしい仕事をしており、エレクトロ色のある"あわだまフィーバー"が特に素晴らしい。
いずれにせよ、演奏が乱れることはなく、きちんとチューニングされている。
トラックリスト
Babymetal - LIVE AT WEMBLEY
1. BABYMETAL DEATH
2. あわだまフィーバー
3. ヤバッ!
4. GJ!
5. ド・キ・ド・キ☆モーニング
6. META メタ太郎
7. Amore
8. メギツネ
9. KARATE
10. イジメ、ダメ、ゼッタイ
11. ギミチョコ!!
12. THE ONE - English ver. –
13. Road of Resistance
情報
Babymetal - LIVE AT WEMBLEY
レーベル:earMusic
リリース日(日本):2016年11月23日
リリース日(ドイツ):2016年12月30日
曲数:13
フォーマット:CD / Mp3
価格:9.99ユーロ(Mp3) / 15.99ユーロ(CD)
ホームページ:http://babymetal.jp
評価
Babymetal - LIVE AT WEMBLEY
72.4(著者による)
結論
個人的には、俺はライブ・アルバムが好きではない。背景のファンの歓声がうざいのだ。だが、BABYMETALの場合には良い意味で驚かされた。背景にもかかわらず、音楽も声もはっきりと聞こえる。このコンサートはこのガール・バンドの新旧の曲がうまく組み合わされている。
▼元記事
Babymetal – LIVE AT WEMBLEY mit voller Power
>スゥメタルがリード・シンガーで、大部分の歌唱を担当する。彼女は他の二人のメンバーより約二歳年上なので、彼女の声の方が少し大人びて聞こえる。
返信削除BABYMETAL最大の特色のSu-Metalの素晴らしい声質を評価できないなんて驚きと共に気の毒に。
比較の対象が無ければ評価もできないのか、ゆいもあが2年経てばSu-Metalくらい歌えると思うって、本気で思ってるのかね。
全体に高評価なレビューなもんだから、いやーいきなりでびっくりした。
舐められたもんだよすぅちゃん。
すぅちゃんの声を活かすために作られたユニットなのにさ(笑)