レビュー:BABYMETAL、ロンドン、ウェンブリー・アリーナ(2016年4月2日)
チャールズ・シェパード
ザ・フォーラムにおける最初の英国でのショーで2014年にシーンに躍り出て以来、BABYMETALがは急速に前例のない現象となり、同年の後半にはブリクストン・アカデミーで演奏し、2016年には、多くのバンドが夢にしか見られないこと、ロンドン最大で最も権威のある会場の一つで満員のショーをやり遂げることに成功した。
長年に渡ってTHE BEATLES、マドンナ、そしてTHE BEACH BOYSといったアーティストを迎えてきた、歴史あるウェンブリー・アリーナを活かして、BABYMETALは、会場の収容人数12,000人をほぼ満席とし、バンドにとってこれまでで最大の海外でのワンマン・ライブ演奏を行って、音楽史にその地位を固めた。
セカンド・アルバム、「Metal Resistance」のリリースに合わせ、セット・リストは"あわだまフィーバー"、"ヤバッ!"、そして"Amore—蒼星"、インターネット・ヒット、"The One"、それに"Karate"を含む新曲と、最初の国際的なヒット、"ド・キ・ド・キ・モーニング"、"メギツネ"、そして"ギミチョコ!!"を織り交ぜたものとなった。
破壊的なブレイクダウンと異常な速さのソロを届けるタイトなバッキング・バンドによる純粋なメタル・サウンド、そしてより大胆なノートル・ダムを思わせる驚くべきステージ・セットに支えられ、BABYMETALは、(東京のライブ・ストリーム・イベントを見ている1万人以上の人々はもとより)世界中から集まってきたアニメ・キッドから昔ながらのダイ・ハードなメタルヘッドの観客を一つの旗の下にまとめ、いまだ衰えのしるしもないまま進行中のメタル・レジスタンスへと導いた。
この女の子たちが、ステージを支配する姿を見たことがないとしたら、このような光景は滅多に見られないだろう。「デスベイダー」がユイメタルとモアメタルをダークサイドへと変え、スゥメタルが救い出したときには不意を突かれたものの、正直なところ、私たちは地球の反対側からやってきた三人の十代の子たちがどのようにして、ここまでこのことを考えさせるほど、言語の壁を超え、ロンドン(そして世界)を席巻したのか、いまだに考え続けている。
BABYMETALがここからどこへ向かうのかを、予測することは難しい。これはこの名高い三人組のピークなのか、5月に始まる2016年ワールド・ツアーの残りで、さらにビッグに、より良くなってもどってくるのだろうか。時間が経てば分かるだろうが、少なくとも英国のファンはいつもBABYMETALの側にいるだろう。
▼元記事
http://www.electricbloomwebzine.com/2016/04/babymetal-wembley-review.html
最後の一文で泣いた。SUのウェンブリーの観客に対して放ったメッセージのアンサーですね。今、ジーンとしています。
返信削除味方がいるとわかっているだけで心強い
返信削除バカだよね俺たち
返信削除俺も熱いものが目に
世界中のアーティストの夢の舞台でほぼ満員のオーディエンスに普通に言っちゃってるし、それがQueenに違和感ねえわ。そして返事でこれかぁ。最近寝不足になるにきまってるよ。狐様ガチいるんじゃね?
返信削除確かにバカですな。我々のQueenは24時間走り続けながら愛の言葉を叫び続けるようなお方ですから、英国人にもそれが伝わるのでしょう。泣けるレビュー翻訳ありがとうございます。
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