[The Sun] コバメタル・インタビュー

「それは日本では普通のポップだ」：SFTWがエクストリームなJポップ・グループ、BABYMETALについてコバメタルに訊いた
独占：英国を席巻した日本のポップ・メタラー・インタビュー

ボブ・ルイス（2016年4月8日）




ユニークな日本のスピード・メタル・ポップスター、BABYMETALがセカンド・アルバム、「Metal Resistance」と共に戻ってきた。

恐ろしくヘビーなリフ、エレクトロのビービーいう音にバブルガムなボーカルを詰め込んだBABYMETALは、新譜でもその摩訶不思議なJポップ・メタル・フュージョンはものすごく強烈だ。

SFTWが東京の定員6万人のさいたまスーパーアリーナではじめて出会ってから一年、予想通り、BABYMETALは英国を席巻した。

レディング＆リーズ・フェスティバルのメイン・ステージでMETALLICAに対するサポートから、先週のウェンブリー・アリーナのヘッドライナーまで、カワイイ、現実離れした、文化衝突的な子供たちは明らかに、ええと、神秘的なフォックス・ゴッドの導きのもと、何か正しいことをやっているのは明らかだ。分かってる、分かってる。だがちょっと待ってくれ……。

一、二分だけ偏見を忘れて、キツネ様の口から聞いてみてくれ。バンドの導師であり、摩訶不思議なBABYMETALビジネスの仮面を付けた黒幕であるコバメタルのことだ。

Q：それで、BABYMETALはどのくらい「メタル」なんですか？

A: 私は記憶にある限りずっとメタルのファンでした。でも私にとって、メタル・シーンは縮小してきていました。そうですね、縮んでいるのではないかも知れませんが、どこにも向かってはいません。マンネリ化しているんです。ですから、私のエクストリームでヘビーな音楽への愛情と、いまでもナンバー・ワンの音楽ジャンルであるポップスに対する日本の音楽シーンの愛情を活かして、私は2010年に鼓舞するものとしてBABYMETALを創りました。新しいジャンルとしてね。これはドイツのメタルとは違うし、北欧や南米、そして世界中のメタルとも違います。これはすべてメタルですが、みんな何かしら違ったものをやっていまる。これは日本のメタルの新しい形ですが、人々が個人的に受け取るものは、全体として違ったものとなります。メタル・シーンは宇宙です。太陽があり、月があり、様々な枝葉を持つ異なった神々がいます。そして私はBABYMETALがこの中に含まれることを望んでいます。

Q:でもこれはそれほどポップではないですよね？

A:日本ではポップなんですよ！　日本のアニメ文化が英米で成功し続けているので、そのことがBABYMETALが従う一番良いルートになるかも知れません。日本の外で気付かれるためにね。でも、英国にようやく行った時には、観客がどれだけ「メタル」なのかについて本当にショックを受けました。実現にはものすごい時間が掛かると思っていましたが、まるで一晩起こったように思えます！

Q:先週のウェンブリーのソールド・アウト・ショーを受けて、BABYMETALにとって次の英国での目標は何になりますか？

A:私たちの最初の英国でのショーは、2014年のソニスフィアｰ・フェスティバルでした。それからフォーラム、そしてブリクストン・アカデミーでも演奏しましたが、その頃はウェンブリーで演奏することなど夢にも思いませんでした。いまロンドンは、私たちの二番目の故郷のように感じています。ウェンブリーのコンサートは、日本以外での初めてのアリーナ・ショーでした。そしてウェンブリーで演奏した初めての日本のバンドになったと思います。これは大きな成功であり、ものすごい名誉です。そして新譜が英国の週なかチャートで第7位にランクされたことで、英国におけるBABYMETALの将来についてとてもワクワクしています。

Q:スピード・メタル・バンド、DRAGONFORCEと新譜で共演しました。どのような理由で、またどのようにしてこれは実現したのですか？

A:私たちは"Road of Resistance"のデモを制作した時に、彼らと何かをしたいと考えたんです。それで一緒にやらないかとオファーしたところ、受け入れてくれたんですよ！　DRAGONFORCEとのレコーディング・セッションは素晴らしいもので、ユニークなスタイルはそのまま保ってくれました。ダウンロード・フェスティバル、それにメタル・ハマー・ゴールデン・ゴッズ賞ではステージでゲストを務めてくれました。本当に興奮しましたし、とてもうまくやっていくことが出来ました。

Q:最後の曲、"The One"は、BABYMETALのすべて日本語というテーマから離れて、英語で歌われています。今後も期待できますか？

A:ええ、英語で歌う機会はもっと増えるかも知れません。これは曲により、また曲に合うかどうかにかかっています。世界中をツアーして、ロック・フェスで演奏し、BABYMETALは言語の壁を超えることが分かりました。ただ、将来は、英語だけでなく、スペイン語やフランス語のBABYMETALの曲を聴くことになるかも知れません！　大切なことはいつでも、サウンドにマッチするかどうかということです。

Q:子供たちと仕事をするのは大変ではありませんか？　ご両親が押しつけがましいということは？

A:実際には私の子供たちがBABYMETALと同じ年齢なんです。学校でどうしているか分かっていますし、試験がどうかとかいったことも分かっています。実際、彼女たちにとっては父親のように感じていますので、それほど大変ではありません。家には本物のご両親がいますが、BABYMETALでは私が彼女たちの父親になります。

Q:BABYMETALはどこまでビッグになれますか？

A:フォックス・ゴッドだけが知っています。

ユイメタル
好きなアーティスト：アリアナ・グランデ
好きなバンド：METALLICA
好きな町：ロンドン
好きな映画：トイ・ストーリー３
好きな色：ピンク
好きな食べもの：トマト

スゥメタル
好きなアーティスト：PENTATONIX
好きなバンド：METALLICA
好きな町：ニューヨーク
好きな映画：レ・ミゼラブル
好きな色：白
好きな食べもの：チーズ

モアメタル
好きなアーティスト：オリ・サイクス（BMTH)
好きなバンド：METALLICA
好きな町：ケルン
好きな映画：ベイマックス
好きな色：白
好きな食べもの：全部

▼元記事
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/showbiz/sftw/7059218/SFTW-talks-to-Babymetal.html