レビュー:SSEウェンブリー・アリーナで、BABYMETALが「無視することが出来ない存在」に
ダン・ハドソン(2016年4月4日)
私はJポップ=メタル・ハイブリッド、BABYMETALのライブ体験を自分の目で目撃していなかった。私は昼寝するためにソニスフィア2014でのセットを見逃したし、それ以来ダフニィ&セレステと同じ道を歩むのを辛抱強く待っていた。
でもこういうことだ。BABYMETALのセカンド・アルバム、「Metal Resistance」が金曜日に発売され、これが実際には良いアルバムなんだ。リフはヘビーだし、ソロは泣き、罠を仕掛けるためのポップからメタルまであらゆるジャンルが苦もなく組み上げられている。金曜日にクララ・アンフォのBBCラジオ1ショーに出演し、ケンティッシュ・タウンのフォーラムからウェンブリーまで2年もかからずに昇っていった。もうBABYMETALは無視することが出来ないし、消え去りもしない。
だから土曜の夜20:45に俺はウェンブリー・アリーナにいたんだが、12,000人がものすごく熱狂していた。あらゆる年齢、国籍、そして性別で、すべての歌詞を知っているんだ。誰も女の子たちが口パクしているように思えようが、歌詞がほとんど日本語だろうが、セットが本当に本当に長かろうが(セカンド・アルバムを前日にリリースしたバンドだけじゃなく、どんなバンドにとっても2時間は長い)誰も気にしていないみたいだった。
セットは主にバンド名を冠したデビュー・アルバムの曲から採られていて、「Metal Resistance」の曲が数曲初お目見えした。少なくともモッシュ・ピットが4つ、ウォール・オブ・デスが1つ、いつもあった。ユイメタルとモアメタルがダース・ベイダーに「とりつかれ」ようが、果てしない洗練されたダンス・ルーティンだろうが、ケープをまとった人物が歌うパワー・バラードだろうが、花道の外れにある回転ステージでのフィナーレだろうが、単に12,000人のダイハードなファンがステージに向かってデビル・ホーンを振っていようが、とにかく退屈なことは一瞬もなかった。
セットのハイライトは疑いもなく、新しいシングル、"Karate"で、これはそこら中に「ロック・クラブ・アンセム」がちりばめられていた。バンドが明日解散するとしても、これから何年も"Take a Look Around"と"The Middle"にはさまれて、"Karate"は永遠にロック・クラブに刻み込まれるだろう。
このショーを通じて、一拍外すことも、ステップを間違うこともなかった。視覚的にも音楽的にも、これは本当に素晴らしかった。途中で、このギグがスクリーンに表示された東京のストリート・パーティにストリームされていることが明かされた。当然だが、日本のファンは私たちよりももっとBABYMETALに夢中で、今夜を証拠とすれば、そのことは本当に重要なことを語っている。
▼元記事
http://blog.ticketmaster.co.uk/music/review-babymetal-impossible-ignore-sse-arena-wembley-25456?cid=sf23657137+sf23657137
0 件のコメント:
コメントを投稿