目新しさが終わり、BABYMETALはウェンブリーで本気になった
アリ・シャトラー(2016年4月3日)
ビデオ・スクリーンがウェンブリー・アリーナを「メタル・レジスタンス・エピソード4:復活」へと迎える中、"Babymetal Death"の葬送行進曲が始まった。4人編成の神バンドが、壮大な寺院の前で、轟音のブレイクダウンを弾き始める。ショーが始まって5分経つ頃には、私たちはすっかり夢中になっていた。スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルがアリーナの中央に上がってきて、キツネ・サインを掲げ、同じように会場全体が応えた。この現象は本物だ。
バンドの成長と可能性の両者を示す「Metal Resistance」の発売を記念して、BABYMETALはこれまでで最大の欧州のヘッドライナー・ショーでワールド・ツアーを開始した。そのメッセージは明らかだ。目新しさは終わり、BABYMETALは本気になった。
"Iine!"の楽しい追いかけっこや掛け合いから、"Yava!"のユーロトランスのバウンス、そして"Meta Taro"の行進アンセムまで、ベビーメタルはその90分間のステージで、様々なジャンルをカバーしたが、手が届かないものにも、居心地の悪いものにも感じられることはなかった。
"Ijime, Dame, Zettai"のいじめをやめようというメッセージは、ウォール・オブ・デスへの要求とともにやってくるし、"Awadama Fever"は、ミント味のタイム・マシーンについて語り、"4の歌"はユイメタルとモアメタルが「デス・ベーダーによってダークサイドに引き込まれてしまった」というスターウォーズのような背景ストーリーに続いて4の力について歌う(これは「フォース(4番目)が共にありますように」といいたいだけの口実のように思えるが、ダジャレがきらいな人がいるだろうか?)この夜、チョコレートや目覚まし時計についての曲よりもすごいものとして、団結についての壮大なメッセージが訪れた。
"The One"の間に、日本では1万人がストリート・パーティを開き、ライヴで見て、世界中の国旗が誇り高く掲げられた。バンドである以上に、BABYMETALはすぐにムーブメント(運動)となったのだ。
だからといって興奮が失われたというわけではない。ハイパーアクティブで、極彩色で、ものすごく楽しいBABYMETALは、アリーナのスペクタクルをフルに活かしたが、決してそれに頼ることはなかった。花火、衣装替え、そしてビデオによるつなぎはあったが、輝き続けたのは音楽とショーマンシップだった。"Amore"では、スゥメタルがソロで会場を支配し、"GJ!"ではユイメタルとモアメタルが動じることはなかった。一つになって、BABYMETALのケミストリーが輝き、それは作り物ではなかった。ショーは洗練されたものだったが、それでも彼女たちの個性が伝わってきた。その急な成功に対してにこりと笑う人のつながり。
「道なき道、それは過去を克服する道」と"Roads of Resistance"の導入部は説明する。再び苦もなく会場を支配し、バンドがその中央に立つ時、その立場は明らかだ。ウェンブリーで、本当に長い間、こういったものを目にすることはなかった。過去は終わり、BABYMETALは「新しい希望」になるだろう。
▼元記事
http://www.upsetmagazine.com/live-reviews/babymetal-business-wembley/
ありがとうございます!!
返信削除この翻訳を通して、感動を共有して頂けてることにいつも感謝しています、本当にありがとう。
返信削除最近のファンなので、いま色々な過去の情報を見ることが楽しくてしょうがないです。
返信削除このレビュー翻訳はほんとに胸をうちますね。。
このサイトの翻訳記事はどれだけみても飽きないです。
管理人さんありがとうございます!!