女の子を看板にした日本のメタル・バンドがコルベアを支配し、そこに留まらない
アメリカのメタルはまだ準備が出来ていないかも知れない、3人の元気な日本の女の子が看板のJポップ・メタル・バンド、BABYMETALをよろしく
ミカー・ネイザン(2016年4月8日)
Jポップ・バンド、BABYMETALにとっては、アメリカのメインストリームに対する準備がととのっていたのかも知れない。水曜日にレイト・ショーに出演した3人の元気なものすごい振り付けをした日本の女の子たちは、チョコを食べることについてハーモニーを聞かせ、話すように歌い、歌舞伎風のメタル・バンドがものすごい演奏をした。ギターはシュレッドし、ドラムスはブラスト・ビートを叩き、リード・シンガーのスゥメタル、バックアップ・シンガーのユイメタルとモアメタルからなる女の子たちは、叫び、踊り、ものすごくカワイク、同時にものすごくシリアスに見えた。
私に言える範囲では、観客の反応はうれしい困惑という感じで、日本のよりチャーミングな輸出品に対する最も普通の反応だったように思える。なぜかBABYMETALのすべてがきちんと機能した。楽しい楽しいJポップとスピード・メタルの融合、ゴリゴリしたリフの緊張感と開放感、そしてチップチューンの美学とカワイイ芝居、そしていじめのひどさについての歌が。
BABYMETALは、才能にかかわらず、目新しいバンドだったかも知れない。日本の流行に対する好みは、貪欲で、矛盾に満ちている。でもスゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルは2010年から一緒にやっているのだ。ポップ・ビジネスでは6年間というのは永遠であり、毎年、このバンドは原宿風のファンサービスのための企業による創作物ではなくなり、自らが創り上げたジャンル(カワイイ・メタル、メロディックJスラッシュ、何と呼ぼうが)ジャンル内の確かな場所を確信する、正当なメタル・バンドとなっていった。(最近のライブでは、観客が「Death! Death! Death!」と唱えるなか、スゥメタルが「十字架にかけられて」いたように)図像性があり、才能がある。SLAYERでうまくいき、IRON MAIDENでうまくいき、MOTORHEADでうまく行った。BABYMETALがそうでないはずがない。
アメリカのメタル・コミュニティーはBABYMETALをどう扱っていいのか分からない。ゴスロリの服を着た3人の少女がDRAGONFORCEにインスパイアされたソロに合わせてステージを走り回る間、自分のメタルの威信をどうやったら保てるだろうか。どうすればいいかというと、しかめ面をやめて、楽しめばいい。レディーガガが、アートレイヴ・ツアーの間、自分の前座に使ったのだとしたら。FIVE FINGER DEATH PUNCHだって同じことをやるだろう。
BABYMETALのセカンド・アルバム、「Metal Resistance」は4月1日(ずるいタイミング)にリリースされ、ワールド・ツアーが進行中だ。
▼元記事
http://www.vanityfair.com/culture/2016/04/babymetal-band?mbid=social_twitter
いろいろズレてるけど、それだけに何も知らなかった人たちが続々関わってきてる感じだなあ。
返信削除いつも翻訳を楽しく見させて貰ってます。ありがとうございます!
返信削除彼女たち出演のyoutubeの再生回数がどんどん上がってますね!嬉しい限りです。
アメリカの人達も彼女たちの中毒性にハマってもっともっと楽しんでw
アメリカってこれからって感じですね。
返信削除確かに4月1日発売ってのが絶妙かもしれない。
返信削除制作日程もあるだろうが、戦略的によく考えてると思うわ。
これからがアメリカでの本番!
返信削除これからでしょ!
これから………