2016年7月6日水曜日

[Christian Science Monitor] 日本の音楽が北米を味方にし続ける

日本の音楽が北米を味方にし続ける

BABYMETALやパフュームを含む日本のバンドが、最近日本からの最新の音楽のグループとしてアメリカでファンを見出すようになった。

ヨシ・カトウ(2016年7月5日)



長年に渡り、日本のミュージシャンは波のように北米で名声を博してきた。1963年の坂本九のナンバーワン・シングル("スキヤキ"="上を向いて歩こう")や'70年代後半のYELLOW MAGIC ORCHESTRAのカルト・テクノポップから、'90年代の少年ナイフのパンク・パワー・ロック・サウンドやパフィー・アミユミのメロディアスな21世紀のインディー・ロックまで、日本の音楽は様々なジャンルで、十年ごとに海を渡ってきた。

今年もまだ半ばに満たない中、2016年は、既に日本のポップ音楽にとって、ブレイクスルーの年になることを示している。4月後半に初音ミク・エキスポ北米ツアーが10都市14公演を行った。名前の由来となった初音ミクを含む複数の3Dバーチャル・ポップ・スターが演奏を行った。

その間、それまで未体験だった多くのBABYMETALのファンが、4月上旬のザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベアへの出演を通じて、このJポップ・ミーツ・スピード・メタルを初体験することになった。このバンドのセカンド・アルバム、「Metal Resistance」は、50年超ぶりにビルボードのトップ40入りした日本語のアルバムとなった。BABYMETALは7月12日にシアトルで5都市を巡る米国ツアーを開始する。

そして3人組の純粋なJポップ・ボーカル・グループであるパフュームは、日本のシンセポップの伝統を蘇らせている。この三人組は、8月26日のロサンジェルスを皮切りに、米国の4都市で5公演を行う。

「日本のポップ文化は、この国のアニメ・コンベンションの規模を見れば分かるように、かなりメインストリームになっています。それは大都市に限りません」とiTunesジャパンの元ディレクター、キース・カフーンは語っている。「そしてアニメは日本のポップ音楽をアメリカに届ける助けになったのです」

3つのバンド、初音ミク、BABYMETAL、そしてパフュームは、最も慣れ親しんだ音楽の形態にフレッシュなアプローチを示しているとカフーン氏は指摘する。「パフュームを見れば、他にアメリカでは似たものが見つかりません」

▼元記事
Japanese music continues to win over North America


16 件のコメント:

  1. こういう記事で、挙げられる日本人アーティストはだいだい決まってますが(今回きゃりーぱみゅぱみゅが入ってないけど)、あのミック・ジャガーがファンだと公言し、ヨーロッパツアーもやってたピチカートファイブを挙げる人がいないのですが、海外ではどれほどの人気だったのでしょうね。

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    1. ピチカートファイブとかは、あくまでサブカルで一部マニア人気だと思う。
      日本でも大半の一般人は知らないし、狭い範囲だからこそ大物が知っていたりもする(ガガがベビメタを初期に見つけたのも、そんな感じだと思う)

      あと、北米、欧州ツアーをやっている日本人アーティストとかは結構居る(メディアが伝えないだけ)から、欧州ツアーやったからって即人気って訳でもないと思う。
      キャパ、回数とか様々(50人の箱x2回でも欧州ツアーって言える)だし、三年連続のベビメタみたいなのは本物だけど。

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  2. 最近BAND-MAIDもイベントフェスの段階ですが、シアトルとロンドンに行ってますよね!
    欧米の方達にとってはロックは懐かしさと日本の新たなロックに新鮮さを感じているんでしょうか?
    BABYMETALが日本の先頭を切って勿論他のバンドもですがガンバレ日本ロックバンド!

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  3. 日本のポップ文化の代表がアニメなので、j-pop=アニメって印象になるのはしょうがないのかなと思うし、実際アニメを経由して紹介されるものも多いんだろうとは思うけど、ベビメタの場合、アニメは性のものじゃないと思うんだが
    この記事の書き方だとなんか、ベビメタもそっち系と混同されてそう

    ファンになって追いかけてる人間じゃないと、正確な描写ってできないんだなと、ベビメタファンになってみて思う

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    1. ただのアニソンじゃ本場ロックフェスを
      沸かせることはできなかっただろうけど、
      だからって積極的に差別化を主張するほど
      ニッポンサブカルと親和性がないわけでもないな。
      すぅと JAM Project のコラボも大成功だし、
      メタ太郎がアニソン起用されても驚きはない。
      どことでもONEになれるのはベビメタの強みだよ。

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    2. アニメが見たいとか歌ってた時点で、もう無理でしょ。

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  4. 海外のベビメタファンにアニメ好きは多いと思うよ。
    海外のファンサイト見てるとそう感じる。
    この記事はちょっと大げさかなとは思ったけど。
    「聖闘士星矢」のオープニング曲なんかJハードロックだし。

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  5. アニメが好きだからとか
    アニソンみたいだからベビメタのファンになったという人は少ないでしょ

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  6. 海外のアニメ好きがYouTubeでBABYMETALを発見したんだよ。

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  7. きゃりーぱみゅぱみゅ もインパクトを与えてると思うけどね~

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  8. 今はネットが発達したからベビメタやパフュームはYouYubeなどで知られたが
    以前の手段はアニメの主題歌などで日本のPOPやロックが知れ渡った
    その影響もあり海外には『日本の音楽=アニメ』の人も多いよ
    今後少しずつ必ずしも『アニメ=日本の音楽』というイメージは
    少なくなっていくんじゃないでしょうか。

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  9. 日本のサブカルであるのだから、アニソンの範疇で理解する者がいても問題はない。
    アニメ、アニソンなど日本のサブカルは世界先端レベルでないか。
    工業時代には日本中の才能がそこに集中し、脱工業社会にはソフト(サブカルを含む)
    分野に才能が集結していると思う。ただ、工業製品は世界市場が相手だったが、サブカ
    ルは国内市場しか通じないと考えてきた。海外マーッケトに対応していれば「アメリカ
    に似たものありません」とならなかっただろう。日本で先端を目指せば、いくつかは欧
    米に刺さることを改めて教えてくれた。

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  10. タイアップつけなかったKOBAの勝ちかな。
    1曲でもアニソンに使われていたら、アニメフェスどまりでアニメのイメージが色濃く残り、一部のサブカル好きだったはず。
    ベビメタは正直サブカルとはあまり無関係だよ。
    言うとしたら、アイドル色くらいじゃないかな。アイドルなんてどこにでもいるけどね。
    でもアニソンが日本の音楽を後押ししたとは思う。

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    1. あ、可愛い文化があった。

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    2. サブカルの定義のないコメントでごめんなさい。私は文学でいえば芥川賞と直木賞の違い程度のつもりでした。日本の文化状況のなかでサブカルを定義する能力はありません。一般大衆が愛好する芸能ぐらいに受け取ってください。
      成熟社会の日本が生み出すアニメやアニソンは、一昔前のもの違ってあらゆる面で高度化していると思います。そこに投じられた才能に敬意をもっています。

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  11. 90年代は渋谷系とビジュアル系が一部ヨーロッパで人気でしたよ。
    渋谷系はドイツのdjが気に入ってかけてくれてたかららしい。
    尚、向こうのアニメファンもアニソンは日本で有名な人が歌わずあまりおしゃれなものではないって言ってた。

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