2016年のAPアワードは政治的なテーマ
ジェフ・ニーセル(2016年7月6日)
昨年はクイッケン・ローンズ・アリーナで開催された、オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードの第2回は、初年度よりもさらに大規模で良いものとなるのは確実だ。ちなみに一年目は、ロックの殿堂・博物館の裏にあるオイノビッチ・バイセンティニアル・パークで開催された。
そして演奏者にふさわしい。
スターたちがレッド・カーペットの上を会場の中に歩み出す瞬間から、昨年のイベントがその前の年のイベントをしのぐことは明らかだった。クイッケン・ローンズ・アリーナの外で立って、ファンの群れはオルタナ・ロックの有名人が次々と入っていくのを見ていた。A SIMPLE PLAN、SUM 41、そしてALL TIME LOWといったバンドは、一番荒っぽい歓迎を受け、ヘッドライナーのWEEZERはさっさと会場に連れて行かれてしまったので、GAPの広告から出てきたように見える、明るいデニムのジャケットと良く手入れをされたヒゲを生やした、バンドのフロントマン、リヴァース・クオモをメディアが追い詰めるチャンスもなかった。
イベント自体は、テレプロンプターの故障があり、ホストのアレックス・ガスカースとジャック・バラカット(ALL TIME LOW)がオープニングのモノローグを繰り返さなければならなかった。(二人は自分たちが「ホット・トピック・オスカー」と呼ぶところのものが「NASCAR」よりもスポンサーが多いというアワードに関するジョークを飛ばした。)だが、問題が解決したあとは、アワードは問題なく進行した。
「私たちは昨年も吹っ飛ばされた」とオルターナティブ・プレスのパブリシャーであり、創設者であるマイク・シーは語る。「一年目に私たちはボイノビッチ・パークでやったんだが、どうなるか分からなかった。あのイベントは期待を超えたよ。Q(クイッケン)では何を期待すれば良いのか分からなかったが、誰にとっても大きな成功になったんだ」
今年のイベントを計画するにあたり、シーは障害にぶちあたった。共和党の全国大会がクイッケンズ・ローンズ・アリーナの権利を求めたのだ。シーはがんばったが、クリーブランドでアワードを行う方法が見つからなかった。
「今年もQでやるつもりだったんだが、別の場所に移らなければならなかった。オハイオでやりたかったので、コロンバスに移動した」
7月18日(月)にコロンバスのショッテンスタイン・センターで行われるこのイベントのホストは、再びALL TIME LOWのジャックとアレックスが務める。共和党全国大会に伴う大騒ぎがあることから、二人は政治家候補者のように、お互いに口論し合う予定だ。
「俺たちは、ジャック、それにアレックスとまたやりたいと思っている」とシーは語る。「二人は昨年本当に素晴らしいことをやってくれたので、ファンがとても気に入っている。政党大会のような何かをやりたいんだ。ジャックとアレックスがお互いに対立候補になって、非難し合ったら面白いだろうと考えた。別に(政治的なアングルに)抵抗はない。共和党全国大会の初日だからね。文字通り。見て見ぬ振りをするというやつだ」
今年のアワードは、A DAY TO REMEMBER、GOOD CHARLOTTE、YELLOWCARD、OF MICE & MEN、PAPA ROACH、BABYMETAL、ISSUES、THE MAINE、MAYDAY PARADE、それにBEARTOOTHの演奏をフィーチャーしている。
「BABYMETALが出演するので、そのことをみんなが話しているし、GOOD CHARLOTTEは新しいマテリアルと共に戻ってきたばかりだ」とシーは言う。「オハイオのお気に入り、BEARTOOTHはあそこでしか見られないクールなセットを演奏する。JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードもいる。それ以外のバンドも何らかのかたちで登場する。リストはとにかく長い。たぶん今年はこのショーの一部となる60〜70人のミュージシャンがいることになるだろう。本当にクレイジーだ」
オルターナティブ・プレスは、ショック・ロッカー、マリリン・マンソンが'90年代にスタートして以来、ずっと擁護している。当然のこととして、今年のイベントでこの雑誌のアイコン賞を受けることになる。
「最初にカバーにしたのが私たちなんだ」とシーは言う。「当時、(クリーブランドを本拠とする)Nothing Recordsと契約していたんだ。私たちに紹介してくれて、カントンと関係のある新しいバンドがいると話してくれた。彼に会ってみると、いつも私たちに対してクールだった。これまでに4度くらいカバーになっているかな。いつもとても良く売れるんだ。スタイルについて音楽産業で何が起こっていようと、マンソンはフェードアウトすることがなく、いつも精力的で意味がある。これは20年以上のキャリアを持つミュージシャンには難しいことだ。マリリン・マンソンであるが故に受け取ってくれるか分からなかったが、マンソン自身が何かをしなければならないというわけでもなかった。でもやってくれたので、それは素晴らしかった。マンソンは私たちのファミリーの一員なんだ。それに、最新アルバムはすごかった。まさに賞にふさわしい」
シーは、来年、フェスティバルがクリーブランドに戻ることについて楽観的に考えている。
「来年のイベントのために競争している都市が2つほどある。コロンバスは残ってもらいたいと考えている。オハイオ以外の都市も来てもらいたがっている。クリーブランドは最初話したところでは、このイベントを戻したがっている。クリーブランドを音楽に関する目的地にしたがっているんだ。連中にとっては、このショーをその一部にしたいんだよ。やる気があるし、クリーブランドが行き先となる可能性は高い。正直なところを話してくれているからね。本当に素晴らしい」
▼元記事
2016 Alternative Press Music Awards Adopt Political Theme
> 今年のアワードは、A DAY TO REMEMBER、GOOD CHARLOTTE、YELLOWCARD、OF MICE & MEN、PAPA ROACH、BABYMETAL、ISSUES、THE MAINE、MAYDAY PARADE、それにBEARTOOTHの演奏をフィーチャーしている。
返信削除> 「BABYMETALが出演するので、そのことをみんなが話しているし、GOOD CHARLOTTEは新しいマテリアルと共に戻ってきたばかりだ」とシーは言う。「オハイオのお気に入り、BEARTOOTHはあそこでしか見られないクールなセットを演奏する。JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードもいる。それ以外のバンドも何らかのかたちで登場する。リストはとにかく長い。たぶん今年はこのショーの一部となる60〜70人のミュージシャンがいることになるだろう。本当にクレイジーだ」
こういうところにサラリとBABYMETALの名前が出てきて、しかも違和感が無いのは、冷静に考えるとホントすごい事ですね。
ますますWorldWideな活躍を期待したいです!