RIP キース・エマーソン
素晴らしい鍵盤奏者、キース・エマーソンが昨日自ら命を絶ったと聞き、胸つぶれる思いだ。
あのような人生が、このような苦痛と絶望の中で終わりうるとは何とひどいことだろう。
私は、キースのことを本当にファンとしての視点でのみ知っている。確かに何度か話したことはあるけれども。
ティム・スタッフェルと私は、よくTHE NICEを見に行った。たしか1969年頃だったと思うが、ウォードア通りの懐かしいマーキー・クラブでほぼ毎週。
THE NICEは真の「進歩的な」グループで、私たちはぞくぞくした。「The Thoughts of Emerlist Davjack」というメンバーの名前の一部を組み合わせたアルバムをリリースしていた。デイヴィー・オリストはとても変わっていて革新的なギタリストだった。ブリンキー・デヴィドスンは派手なドラマーだった。でも一番圧倒的だったのがキース・エマーソンで、ハモンド・オルガンの上にそびえ立つ名手だった。バンドはロックとクラシックの影響を融合した独自のマテリアルを多く書いていたが、当時のショーのクライマックスは、独自に解釈したウェスト・サイド物語の"America"だった。これは「ロック仕立ての」ど派手な演奏で、どんどん盛り上がっていくエマーソンによるソロでクライマックスに達する。その時、エマーソンは、ものすごい肉体的な情熱の演奏家として、物理的に楽器と格闘していた。まとめれば、即興の中で連続するドローンを創り上げ、鍵盤を固定するためにナイフを突き刺していた。素晴らしいバンドで、彼は圧倒的なスターだった。THE NICEは解散し、キースはスター・ドラマーのカール・パーマー、そしてトップ・ベーシストのグレッグ・レイクと組、EMERSON LAKE AND PALMERは、最初のスタジアム・バンドの一つとして歴史を作っていくことになる。
その頃には、私たちもロードに出るようになっていたので、彼らが何をやっているのかそれほど意識していたわけではない。でも残りの世界のほとんどは知っていた。
安らかに眠れ、キース
敬意を込めて。今でも誇りを感じてくれていることを祈る。
ブライアン
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