2016年3月27日日曜日

[オリジナル記事]ヘドバン#10のプログレ特集に対抗した'70年代プログレの名盤15+α (その1)

ヘドバン#10がベビメタちゃん特集に加えて、プログレ特集+エクストリーム・メタル特集までやってくれてありがたいのだけれど、セレクションにはいろいろ突っ込みたいところがあるので、自分で選んでみました。

PINK FLOYD:The Dark Side of the Moon

ネットにBest Ever Albums (http://www.besteveralbums.com/)というサイトがあるんだけど、一位はRadioheadが人気とはいえ、こういうのに同時代のバンドが投票で上位にくるのは世の常なのに、その中で'70年代にリリースされたTHE BEATLESでも、NIRVANAでもPEARL JAMでもなく、プログレのこれが常に2位にランクされているのはすごい。好き嫌い以前にZEPPの2枚目とかDeep PurpleのMade in Japanとか、とりあえず聞いているのが前提というアルバムの一つ。BABYMETALファンなら、TimeとかThe Great Gig in the Skyあたりは気に入るんじゃないかな。

https://www.youtube.com/watch?v=Z-OytmtYoOI

KING CRIMSON: Larks' Tongues In Aspic

まあ「宮殿」と「レッド」が入ってるんでいいじゃんという意見もありそうだが、でもリフというので考えるとやっぱり、Larks' Tongues in Aspic Part 2のリフに尽きるんだよねえ。宮殿はMoonchildが少しジャズっぽすぎるのと、レッドは(好きなんだが)Providenceが取っつきにくいと考えると、やっぱりこちらが分かりやすいと思うんだよね。ベビメタ・ファンなら、Part 2だねえ。
https://www.youtube.com/watch?v=znvPTMf18S0

GENTLE GIANT: In a Glass House

「Octopus」もいいんだけど、やっぱりこっち。一つには入りやすいというのがあって、冒頭のThe Runawayのシャレにならない複雑な演奏とそれでいてポップな感覚というのはこのへんのバンドが走りなんだよねえ。ブルース、カントリー、古楽、ハード・ロック、ジャズもう何でもあり。ライヴでは楽器持ち替えの大技が楽しめます。全員アカペラだの全員パーカッションだの大技大会。

https://www.youtube.com/watch?v=r46aOKsFm5U

YES: Close to the Edge

「こわれもの」でもいいんだけど、やっぱりアルバムとして聞くとソロ曲の部分がちょっとつまらなかったりするので、まとまりの良さではやはりこっちを。"危機"のパイプ・オルガンをバックにしたヴォーカルとか感動的だし、しっかりロックしているのがいい。Steve Howeのギターはブルース色が薄く、カントリー、フォーク、ジャズなんかがルーツでそこがとてもユニーク。あとクリス・スクワイアのベースは一度は聞くべき。この人とジョン・エントウィッスル(The Who)がリード・ベースという道を拓いたんだと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=J2Kcs4Xmb8k

MAGMAやAMON DUUL IIはさすがにメインに出てくるのはどうかなとは思うけど(^-^; もちろん好きなんだけど。影響力を考えたらCANあたりだろうなあ。

次はベスト15考えます。


2 件のコメント:

  1. おお、若いころにちらっとカジッただけですがLarks' Tongues In Aspicって太陽と戦慄でしたっけ?この間、眠っていたこのCD取り出してスマホに移しましたよ!
    たまに聞きたくなるんですこれ。

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  2. KOUNAKA55-METAL2016年4月9日 8:26

    いつも楽しい翻訳ありがとうございます。
    私もBABYMETALの他にプログレも好きで、記事を見てコメントしたくなりました。
    紹介していただいたのは大好きなバンドばかりですが、私はマンダラバンドを入れた
    いですね。
    これからも楽しみにしています。頑張って下さいそういえばCAMELが来ますね。

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