2016年5月13日金曜日

[Nerd Rage News] 私のBABYMETALの夜(個人ブログ)

私のBABYMETALの夜(個人ブログ)

スティーブ・ウォレット(2016年5月11日)




5年ほど前に誰かが、最高だからという若いJポップのビデオをシェアしてくれた。そのビデオを見ると、私が見たのはJポップではなく、Jポップ、ヘビー・メタル、そしてこれと特定できない何かをマッシュアップしたものだった。私が見たのはBABYMETALで、私が見たり聞いたりしたものは、決して見ないわけにも聞かないわけにもいかないものだった。私はすぐにファンになった。それから数年間、このバンドを不規則に追いかけて、見つかるその音楽はすべて買った。私のiPhoneはBABYMETALのビデオやミュージック・クリップで一杯だ。見掛けたインタビューはすべて読み、私の友人のほとんどがBABYMETALが誰かなんて知らなかったけど、私が見つけたのは、この十年で最高のバンドの一つだった。

昨日、私はロブ・ゾンビがBABYMETALと写真を撮り、その音楽を擁護したことを知った。彼のファンは、この若いバンドを憎んでいて、その理由について、私は理解出来ない。ヘイターのほとんどは、BABYMETALが「恥で」「メタルじゃない」とか、あるいはもっとひどいことを言っている。同じファンが、なぜ自分がこう感じるのかが分からず、そのほとんどが、BABYMETALの曲を一つだって聞いたことがないんじゃないかと思う。ロブ・ゾンビは、「俺たちが一緒に演奏するバンドの90%以上よりもエネルギッシュだ」といって女の子たちを擁護した。子どもの頃に、スピード・メタルがシーンに登場した時に、ヘビー・メタル・ファンがこれは「本物のメタル」じゃないと言ったのを覚えている。やはり同じヘイトやエリート主義を、デス・メタルやスラッシュ・メタルでも見た。いつも自分たちの自由のスタイルが唯一の正当なものであると考えているハードコアなナードがいるけど、他のスタイルが正当ではないと叩くことで、自分たちが代表しているファンダムそのものをダメにしている。

昨日は、BABYMETALがメリーランド州シルバースプリングのフィルモアで演奏した日でもあった。私はVIPシートで参戦したが、おかげでバンドやモッシュ・ピットよりもずっと上になった。BABYMETALは午後8時半にステージに立ち、ファンが歓声で爆発した。それからの2時間は、ノンストップのワイルドな経験で、自分で見た中で最もエネルギッシュな演奏だった。女の子たちは恐ろしく才能があった。踊り、歌い、その間、本当に自分の演奏の一秒一秒を楽しんでいるように見えた。神バンドは別世界から来たようで、BABYMETALがメタルじゃないという連中は本当のバカだ。BABYMETALはMETALLICA、JUDAS PRIEST、IRON MAIDENなどのあらゆる偉大なメタル・バンドと同じくメタルだ。私は、CANNIBAL CORPOSEのジョージ・「コープスグラインダー」・フィッシャーと共に育ち、十代はいつも彼とジャムしていた。彼が私にメタルを紹介し、彼の影響で、メタルはライフスタイルであり、それを生きるか生きないかのどちらかだと教わった。あの女の子たちはメタルを生きていて、マオメタル(原文ママ)のお気に入りのバンドがCANNIBAL CORPOSEだと知ったときはとにかくうれしかった。

BABYMETALは、メタル・バンドを想像するときに頭に浮かぶものではないかも知れない。可愛くて、エネルギッシュで、女の子だ。バブルガムで、幸せで、アニメから出てきたみたいだ。だからといって違いはない。あの若い女性たちは、メタルであるためには男である必要はなく、誰も考える事ができなかったかたちで、メタルは東と西を融合して、言語と文化を超えることを証明して見せた。BABYMETALのライブは私がこの20年の間に見た最高のものだったし、私は多くの異なった音楽ジャンルのいろいろなバンドの演奏を見てきた。フィルモアに出かける上でクールなことの一つは、オーディエンスを見ることだ。活き活きとして、興奮している。壮観で、インスピレーションを与えてくれる。観客は、若いメタルヘッドの集まりではなく、むしろ若者から年寄り、バイカーからビジネスマン、ゴスからギーク、コスプレイヤーからマグルまで多様で、折衷的なグループだった。私がこれまで見たコンサートとは違っていて、みんなフレンドリーでハッピーで、とにかくBABYMETALのことを話したがった。このバンドが世の中の本当に多くの違った場所からきた本当に多くの人たちを一つにできるのなら、世の中を変える動きを創り出しているのではないかと思った。時のみぞ知るだが、私たちが何が起こるのかを待っている間、その栄光の中で、誰もがBABYMETALを楽しむことができる。

▼元記事
http://nerdragenews.com/my-night-with-babymetal/


8 件のコメント:

  1. この方の投稿文に音楽というモノを説明する時に大事な事が何か?全て書いてある!

    みんな色々な音楽を聴いてきて、勉強し知識を得て、熱中し愛情を注いで今に至るわけだけど
    一方でアーティストはこうあるべき!音楽はこうあるべき!みたいにルールを作ってします

    そしてベビメタみたいな存在が表れた時、今まで培ってきた価値観や知識が壊されるが怖いんだよね、
    一番大事なのは否定肯定ではなく、自分が楽しめてるかどうか!

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  2. 素晴らしい。こういうポジティヴな人からその意見を聞くことは、
    ネガティヴな意見で攻撃をしあっているより何万倍も価値がある。

    正直ロブの姿勢は敬意に値するし、
    あの無知で思慮の足らない度を超えた感情的なコメントをフェイスブック
    にしていた連中を擁護する気はさらさら無いが、
    その後のメディアまで乗っかってきての集中攻撃は
    さながら集団リンチにも見えなくもない。
    さらにその後個人が特定されて直接的な攻撃でもされれば、目も当てられない。
    もしそんなことになれば、さらに意地になって孤立化し先鋭化するかも知れない。

    こういうことは早く終息させるべきだし、拡大拡散させるのはほどほどに。
    人を目の前でねじ伏せても、相手が恨みや憎しみを溜め込むだけだよ。

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  3. 着実にカンニバルコープスとのズッ友写真に近づいていますね

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  4. マオメタル・・・

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  5. ゆいちゃん最近はカンニバル好き言わないねw

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  6. ああ、なんか泣ける。
    わかってくれる人結構いるんだなぁ。

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  7. ベビメタを通じ分かり合える!そう想わせることのできる存在。
    そんなバンドあるか?!
    だからこそいろんな意見を叩かないで話せる、最低限のマナー相手へのリスペクトある事を示せるファンでないといけないのよ。

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