2017年4月19日水曜日

[El Cuartel del Metal] ミカエル・オーカーフェルトが、BABYMETALの音楽で娘をONE DIRECTIONから救った

ミカエル・オーカーフェルトが、BABYMETALの音楽で娘をONE DIRECTIONから救った

ヘルハマー(2017年4月18日)
(▼初出:ロバート・パスバーニ、2015年5月15日)




OPETHのフロントマンが、娘がONE DIRECTIONを聞くのをやめてくれたとしてBABYMETALを支持した。

BABYMETALはおそらく現在ヘビー・ミュージックの世界で最も議論の分かれるバンドだろう。本当に好きな連中も、本当に大嫌いな連中もいる。

このバンドの頼りになる擁護者の一人が、OPETHのフロントマン、ミカエル・オーカーフェルトだ。オーカーフェルトは、日本のAsq.meのインタビューに応じ、この日本のカワイイ・メタルの風雲児についての考えをたずねられ、次のように応じている:

「俺はBABYMETALが大好きだ。彼女たちには"ギミチョコ!!"という曲がある。これはメタルに到来した素晴らしいものだ。すべてを揺るがしているからね。彼女たちを聴けば、立場の確立したバンドで彼女たちをからかう連中は……自分たちが何を話しているのか分かっていないんだろう。BABYMETALはヘビーなバンドだ。スタイル自体は俺が腰を下ろして毎日聴くようなものではない。本当のところを言えば。俺がBABYMETALを聞いた時、俺には二人の娘がいて、上の娘は10歳なんだが、「きっと娘が気に入るだろう」と思った。「たぶん娘がジャスティン・ビーバーやONE DIRECTIONから離れて、もしかしたらBABYMETALに夢中にさせられるかも知れないとね。そしてうまく行ったんだ。娘は自分が聞いた曲が気に入ってね。友人にBABYMETALのフーディーを送ってもらった。

素晴らしいと思うね、個人的にしょっちゅう聞くようなものではないが。素晴らしいミュージシャンたちだ! ギタリストはマーティ・フリードマンと一緒にやってると思う。だから楽しんでいるよ。本当に!」

これ以上の表現はないと思う。ケヴィン・スミス監督が、トワイライト・シリーズが好きな少女たちについて言ったことを思い出す。

「やめろ、やめろ……それは次世代のファンなんだ……吸血鬼が好きな12歳の少女たちをどうして批判するんだ。6年したら、吸血鬼が好きで、あらゆるゴスやら何やらに夢中になる18歳になるんだから、励まさなければいけない。否定してはいけない。計画があって、うまくいっているんだ」

まったくその通り。BABYMETALがよりヘビーな音楽へと導こうとしている子供たちは、数年後には地下室のショーで、君の退屈なローカル・バンドを見に行く子たちなんだから。

みんなにBABYMETALを!

[訳注:もともと2015年にMetal Injectionに公開された記事のスペイン語版です。訳文はMetal Injection版に基づいています]

▼元記事
Mikael Åkerfeldt usa música de Babymetal para rescatar a su hija de One Direction 

OPETH Frontman Backs BABYMETAL; Says It Got His Daughter To Stop Listening To ONE DIRECTION




2 件のコメント:

  1. 意外な角度から擁護が来たなー。
    メタルゴッドがヘビーメタルの未来と言ってたのは、こういう意味だったのかもね。

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  2. 衰えを知らないベビメタ論争。
    完全に世界の注目の的。
    音楽業界での論争で終わらないであろう。

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