2017年5月15日月曜日

[issuu] 音楽:BABYMETAL

音楽:BABYMETAL

BABYMETALは日本のメタル・アイドル・バンドだ。そのラインナップは、18歳の「スゥメタル」こと中元すず香、17歳の「ユイメタル」こと水野由結、そして17歳の「モアメタル」こと菊地最愛である。グループのコンセプトは、ヘビー・メタルと日本のアイドルというジャンルを融合することにある。






三人の十代の女の子たちとそのバンドは、アミューズ・タレント事務所がマネージメントしている。そのボーカルを支えているのは、神バンドが演奏するヘビー・メタルの楽器編成である。BABYMETALは同名のデビュー・アルバムを2014年2月にリリースした。セカンド・アルバム、「Metal Resistance」は全世界で2016年4月1日にリリースされた。

2010-2012:始まり

このグループは、2010年に、「メタルとアイドルの融合」を目指して女性アイドル・グループ、さくら学院のサブユニットとして結成された。バンド結成まで、三人のメンバーは誰もメタル音楽のことを知らなかった。

BABYMETALの最初のライブは、2010年11月28日、さくら学院初の単独コンサートでのことだった。最初の曲、"ド・キ・ド・キ☆モーニング"は、2011年4月にリリースされた。バンドは、この曲の音楽ビデオを撮影し、2011年10月にDVDシングルとしてリリースした。同月にYouTubeにアップロードされ、2012年末までには、このビデオは100万ビューを突破した。2011年7月、BABYMETALは"イジメ、ダメ、ゼッタイ"をさくら学院のコンサートで初披露したが、当時はライブ・コンサートで演奏されるだけだった。最初の音楽ビデオ、"ド・キ・ド・キ☆モーニング"は2011年10月12日にYouTubeで公開された。

BABYMETALの最初のCDシングルは、「Babymetal x Kiba of Akiba」と名付けられ、Kiba of Akibaというバンドとの共作となった。2012年3月にトイズ・ファクトリーのサブレーベルからリリースされたこのシングルは、オリコン・ウィークリー・インディーズ・チャートで3位にランクされ、タワー・レコード渋谷のウィークリー・インディー・ランキングで一位になった。2012年6月、BABYMETALは"ヘドバンギャー!!"と名付けられたシングルをリリースする。2012年8月、BABYMETALは日本のサマーソニック・フェスティバルに出演を果たす。平均年齢は12歳で、このフェスで演奏した最も若いバンドとなった。2012年にはまた、BABYMETALの初の海外アジア・ツアーが、AFA2012シンガポールで行われた。

2013-2015:メジャー・レーベル・デビュー

2013年1月に、バンドは"イジメ、ダメ、ゼッタイ"でメジャー・レコード・レーベルからデビューを飾る。このシングルは第一週に19,000枚売れ、オリコン・ウィークリー・シングル・チャートで6位にチャートインした。2013年春、中元が中学を卒業し、従ってさくら学院(小中学生の女子のグループ)から「卒業」しなければならなかった。だが、マネージメントはBABYMETALを解散せず、バンドとしての活動を続けることを決めた。グループは次のシングル、"メギツネ"を6月19日にリリースした。

2013年8月、BABYMETALは再びサマーソニック・フェスティバルに参加した。後の2013年10月に、BABYMETALはまたヘビー・メタル音楽フェスティバルであるラウド・パークで演奏した最年少バンドとなった。そして2013年末には、2012年の初の海外アジア・ツアーに続いて、BABYMETALはインドネシアのAFAIDと二度目のシンガポールで別のアジア・ツアーを行った。

2014年2月26日、BABYMETALは初のバンド名を冠したアルバムをリリースした。13曲入りである。アルバムは一般から広く受け入れられ、日本では第一週に37,000枚を売上、ビルボード・ジャパンで第2位にチャートインした。またドイツ、英国、そして米国のiTunesメタル・チャートの第一位となり、3月には米国ビルボード200チャートで187位に達した。このチャートに入った日本人アーティストは数少ない。2014年3月1日および20日、BABYMETALは武道館で二公演を行った。平均年齢は14.7歳で、この会場でショーを行った最年少女性バンドとなった。2014年4月、"ド・キ・ド・キ☆モーニング"、"いいね!"、そして"ギミチョコ!!"の音楽ビデオについて、ショックを受けたYouTuberによるリアクション・ビデオが、YouTubeのファイン・ブラザーズ・チャンネルから公開された。2016年4月30日、このリアクションに対するBABYMETALのリアクション・ビデオがYouTubeに公開された。

2014年に、BABYMETALはパリ、それに英国のソニスフィア・フェスティバルで演奏した。8月9日は、METALLICAやSLAYERと共にヘビー・モントリオール2014で演奏し、さらにAVENGED SEVENFOLDやMEGADETHのようなバンドと共に、日本のサマーソニック2014で公演を行った。BABYMETALはまた、8月に米国西部のレディー・ガガのコンサート5公演の前座を務めた。

2014年8月に、BABYMETALが11月8日にロンドンのO2でコンサートを行うために英国に戻ってくると発表された。後に、バンドはニューヨークシティにも戻り、ハマースタイン・ボールルームで演奏することも発表された。9月に、バンドは「Legend 1999 & 1997 Apocalypse」と名付けられた2枚目のライブ・アルバムを10月19日にリリースすると発表した。

O2公演で、バンドは"Road of Resistance"と名付けられた新曲を披露した。これは後にDRAGONFORCEとの共作であると明かされた。DRAGONFORCEのギタリスト、リとトットマンをフィーチャーしたこの曲は、2015年1月の「Live at Budokan」アルバムのボーナス・トラックとしてリリースされた。リは後に、ツイッターとフェイスブックのポストで、吏とトットマンは、この曲のギター・パートに2013年から取り組んできたと明かした。このジョイント・リリースからまもなく、この曲はiTunesストアでシングルとしてリリースされた。

2015年4月、バンドは、バンド名を冠したデビュー・アルバムの再発を発表した。6月のメタル・ハマー・ゴールデン・ゴッズ・アワードに先立ち、このトリオはダウンロード・フェスティバルのDRAGONFORCEのセットでサプライズ出演を行い、"ギミチョコ!!"を演奏した。

2016-現在:ツアー

2015年12月のバンドの横浜における二公演の間に、2016年4月1日にセカンド・スタジオ・アルバムをリリースし、ロンドンのウェンブリー・アリーナで新たなワールド・ツアーを開始すると発表した。2016年1月15日、セカンド・アルバムのタイトルが「Metal Resistance」になると明かされた。4月2日、「Metal Resistance」リリースの翌日に、BABYMETALはウェンブリー・アリーナでヘッドライナーを務めた初めての日本のバンドとなり、会場の歴史上、単独日のイベントにおけるマーチャンダイズの売上の記録を打ち立て、日本のアーティストとしてUKチャートに入ったアルバムで最高位を記録した。ガーディアン紙は、ウェンブリー公演に五つ星の五つの評価を与えた。

BABYMETALは、2016年のWii Uビデオゲームの「スーパー・マリオ・メイカー」にキャラクタースキンとして追加されている。

7月27日に、メタル・ハマーの読者が、BABYMETALのアルバムを21世紀のベスト・アルバムに投票した。2016年12月に、BABYMETALはRED HOT CHILI PEPPERSの「The Getaway」ワールド・ツアーの英国公演の前座を務める。

2016年に、ワーナー・ブラザースが、バンドのメンバーをフィーチャーした、ハイブリッド実写とアニメーションのハイブリッド短編シリーズを制作中であると発表した。このシリーズは、アミューズUSAとの協力の下、ブルー・リボン・コンテントが制作し、バンドのクリエイターでプロデューサーである小林啓もプロデューサーとして関わっている。

大衆のイメージ

バンドのエグゼクティブ・プロデューサーである小林(コバメタル)啓によれば、BABYMETALは新しいタイプのメタルというアイデアのもとで結成され、バンドのメンバーは、フォックス・ゴッドから「聖なるメッセージ」を受け取っているという。ただし、中元はメッセージはまず小林に届けられるので、自分たちが受け取るメッセージは間接的であると説明している。小林は、このアイデアを受け入れるか拒否するかは人々が決めることだとしている。さらに、バンドが「メタル」あるいは「ポップ」アーティストであるという概念を拒絶しており、「オンリーワンのBABYMETAL」を好んでいる。菊地は、バンドが演奏し、その音楽を世界中に広めることであるとされているフォックス・ゴッドによって選ばれた運命なので、三人のメンバーは、バンドに加わることを決めたわけではないと述べている。

バンドは大衆から様々な受け取り方をされている。一部の批評家は、バンドが「クリエイティブ」であり、メタルジャンルで「掟破り」であると評価しているが、他の物はバンドが「目新しさのグループ」であり、「馬鹿げたバランスを取っているバンド」だとしている。バンドのポップを取り入れた音楽は「メタル」ではないと考えている人々についてどう思うかとたずねられた中元は、そのような主張を認め、そのような責めを讃えており、メタルの純粋主義者が、メタルはこうあるべきというメタルについての自身の好みを持つことができると保証しており、バンドの進化についてこのことを考慮に入れているとしている。さらにバンドのメンバーは、自分達に正直であり、自分たちがやっていることを楽しむことを大切にしており、中元にとってはそれで自分たちには十分だとしている。

水野によれば、全体として「The One」と呼ばれるファンベースは、幅広い年齢の人々が混ざっているという。メタルおよびポップのファンを認め、彼女は、メタルヘッドらしい「メタルヘッズ」や自分たちのように着飾り、コスプレをしているポップファンについて述べている。水野は、あらゆる異なった種類の人々に届きたいと望んでいる。ファンや若い女性のロール・モデルとなっていることについてきかれると、水野はこれが名誉だと考えているとした。さらに、若者、特にBABYMETALを経由してメタルのジャンルに分岐していくより若い音楽ファンに届くことが大切だと強調し、バンドに加わる前は自分自身もメタルの経験がなかったと述べている。

▼元記事
MUSIC: BABYMETAL




1 件のコメント:

  1. 翻訳ありがとうございます。
    こんなに細かく伝えてくれているんですね。
    うれしいなあ。この記事で興味をもってくれる人が沢山出てくるといいですね。

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