2017年9月23日土曜日

[Reddit] 俺の米国西海岸2017年ツアー体験(パート1) その1(過去記事)

[Reddit] 俺の米国西海岸2017年ツアー体験(パート1) その1(過去記事)

aboynameddeath(2017年7月6日)






これは俺の米国西海岸のツアー体験だ。いつも通り、これはとても長い(10,700語[=原稿用紙50枚くらいです]!)で、実際にステージで起こったことはほとんどない。というのはそれを望むなら、YouTubeのファンカムを見に行けばいいだけだからね。その代わりに、俺の個人的な観察や考えが多い。もともとこれを一回で書いたわけではなく、ツアーの間に、何かしら気付いたことがあったら車の中でばらばらに書いた。家に戻ったので、追加をしたり、編集をしたので、全体がまとまっているかも知れない。Redditのポストには40,000字という制限があるので、2回に分ける。では始まりだ。

ロサンジェルス

俺はサンアントニオから15日の朝にロサンジェルスに到着した。俺はヒューストンとサンアントニオでMetallicaとAvenged Sevenfold のツアーを見るためにテキサスにいたんだ。アルドと同じフライトだったんだが、アルドはその前の三晩、俺を泊めてくれたんだ。俺たちは空港から何度かバスを乗り換えて会場の近くまで行き、それから朝食を食べに行った。おそろしいことに、俺が食事を終えて電話をチェックしたら、三十分ぐらい前にKitsuneDa-Oからメッセージがあて、行列が始まっていて、既に十人いるというんだ。俺は文字通り荷物を全部持って、残りの1.5マイルを走ったよ。俺の番号は13番だったので満足だった。

番号を手に入れて、それから何時間もどこかに行くか、ホテルの部屋で寝ている連中も何人かいたので、この列の話について怒ってる人が多いのは分かってる。俺は一晩中あそこにいて、午前十時にAirbnbに行ってシャワーを浴び、インスタント・ヌードルを作ってからまた列に戻ったので、心にやましいところはない。もし最終的に何時間も列を離れて最前に行った連中について怒っているのなら、90%はそこにいたのに、有名なターゲットというだけでオンラインで叩くのはやめて、列の所に行って文句を直接言えばいい。もちろん俺が歩道で眠っている間に一日中離れていた連中に対していらついているし、こう言った事態が起こらないように、将来のワールド・ツアーではシステムを改善して欲しいと望んでいるが、同時に、ツアーで複数のショーを追っかけているファンの中心となるグループは、このシステムを尊重していて、濫用はしていないんだ。

安全じゃないなんちゃらかんちゃら言っている連チュについては、これまでに10の違ったショーで会場の外で寝て明かしたけれど、少しでも不安や脅威を感じたことはない。たぶん一人だったら話は別だろうが、ファンのグループの中にいれば、恐れるものは何もないんだ。一晩中列を作るのは価値がないとかつかれるとか思うなら、自分ではやらなければいい。でも肉体的にやってのけることができるものがいるわけで、そうするのは自分で決めることだ。俺は肉体的にできることが分かっているし、一晩か二晩なら十分限界の範囲内だ。それに、最前にいて、女の子たちが君に微笑んでいるのを見たら、疲れなんか吹っ飛ぶよ。よく寝て午前6時に並びに来て、それで最前が取れたらいいなとは思うが、現在の状況でそれは不可能なんで、とにかく受け入れて並んでいる。

正直、とても快適な夜だった。ウェンブリーやシカゴなんかで外で凍えていた昨年のワールド・ツアーのあとで、6月のロサンジェルスは相対的に本当に暖かかった。床に横たわって何時間もずっと寝られたので、睡眠不足にもならなかった。

翌日の入場まで早送りしよう。

最初はすべてがすばらしくて秩序だっていて、俺たちはほぼ番号順で、金属探知機を抜け、建物の中に入った。だがすべてがひどいことになったのは中に入ってからなんだ。何らかの理由で、サウンドチェック中に俺たちを入れたので、すぐにステージの所に行かせてくれなかった。だからこの柵の後ろの短い階段の上で待たされたんだ。これをどういう風に呼べば正しいのか分からないが、柵と呼んでいるけど、これは柵とは全然違うものだった。

基本的には何本かの柱でできていて、柱から薄く赤いひもを取り出して、次の柱につなげることができる。遊園地や映画館でポップコーンの行列に使うようなものだ。

俺たちはみんなこの「柵」の後ろに間断なく詰められたので、もう番号に意味がなくなってしまった。連中がずっとこのままにしておくつもりなのか、それとも左か右を通すのかわからなかったので、一番確実な選択を行って、真ん中にいることにした。この時点では、まだ VIPギフトを配っていなかったんだ。それからVIP担当の奴が出てきて、「柵」の右側を通って、ステージの所に行く前に VIPギフトをピックアップしてくれと言った。でも民あの頭の中にあったのは一つのことだけで、ギフトのことはまったく気にしていなかった。だからそうは絶対にならない。俺の隣にいた日本人のファンが、赤いヒモを外したり戻したりしていて、実際に入場が始まったら本当に外せるように準備していた。

そんな必要さえなかったんだ。俺たちは30分ほど待って、それから入場の時間になると、セキュリティーがきて、柵を全部外した。何じゃこりゃという感じで、みんなは柵をくぐるか赤い紐をはずして、ステージにまっすぐ行くと思っていたんだが、このおかげで、さらにそうすることができるようになった。だから、俺と他のみんなはものすごい勢いで中に入り、ステージの方にダッシュした。

みんなが驚いたことに、ホール自体に入ると、既に最前列に一団の人々がいたんだ。これは会場VIPで、明らかに会場は大きな失敗をしたんだ。会場がVIPがBABYMETALのVIPよりも優先すると考えることもあるだろうが、ここでは当てはまらない。柵のところのセキュリティーが、会場VIPは最前列にいてはいけないと話していたのを聞いていたからね。だがあの時点では、連中にはもうどうしようもなかった。10人以上の連中を最前から引きずって二階に投げ込むことはできなかったからね。

俺はラッキーにも最前を確保できたが、もしあと3秒か4秒遅かったら無理だったろう。

それから前にVIPギフトを配るはずだった男が最前のところに回ってきて、俺たちにギフトを配り始めた。というのはギフトのことを気にした奴なんかいなかったし、とにかく最前にダッシュしたからね。

VIPギフトは、4本のピンのつまらないセットだっが。GAチケットすら含まない200米ドルの値段としてはまったくふさわしくないものだった。行列しているときに外で受け取ったファン製のギフトの方が、このくだらないVIPギフトよりずっと良かった。俺はサイン入りの何かみたいな特別なもので歓迎されたいとは思わないが、少なくともハードコアなファンをゴミ扱いするのはやめてほしい。侮辱だ。俺が話したVIP全員がこのことに怒っていた。だがどれだけ文句を言っても、法外なVIPのある別のヘッドライナー・ショーが発表された瞬間、俺は午前2時に起きて、チケットマスターやユニオンのサイトを更新するだろう。でも覚えておいてくれ、連中はいずれVIPを300ドルに値上げして、入場が早くなる以外はろくなことはしないから。

Hellyeahの間はものすごい圧がかかったが、それはHellyeahに夢中だからじゃなくて、Hellyeahを口実にして最前に近づこうとしていたんじゃないかと思う。正直、Hellyeahのことはそんなに気にしてないので、頭を揺らしながらそこに立っていた。

Hellyeahが終わると、BABYMETALのステージのセットアップが始まった。一つ気付いたのは、このツアーでは3つの足場をお互いに近づけていた点だ。というのは、いつもはスゥとモアの足場のちょうど中間にくるようにしているからで、その場所を10回くらい確保しているので、その位置がよく分かっているんだ。でも今回は、俺はスゥとモアの足場の間にいたが、スゥよりもモアの足場にずっと近づいていた。

じゃあ、ショー自体について。

正直なところ、この経験に基づいて、彼女たちをヘッドライナー・ツアーよりもフェスティバル・ツアーで追いかけようかと思う。誤解して欲しくないんだが、ものすごい体験はしたんだ。ただ、これよりもKORNとのショーでずっと楽しんだ。正直、パラディアムのショー2回よりも、KORNの前座のショー1回を取るだろう。

一つには、BABYMETALが出てくると、圧とプッシュがめちゃくちゃになったんだ。

誰かが「でもこれはメタルショーだ! 押し合いへし合いがあるに決まってる」という前に、言っとく、そうじゃない。そういうことじゃないんだ。通常のピットでの観客のプレッシャーがどういうものかは知っているが、これはまったく違っていた。これはみんながバカで、最前の人間はどこにも行けないのに、数ミリだけ近づくために前に押しているというだけなんだ。みんなが女の子たちの近くにいたいのは分かるし、俺もそうだが、文字通りステージにこれ以上近づけないポイントがあって、それ以上押せば、前の人物だけじゃなく、押している人物の体験もだめにしてしまうんだ。

俺は、ただぼーっと立っているだけでショーが楽しめるタイプじゃない。どれだけ必死になってもジャンプすることさえできなかったんだ。俺はずっと柵に腕を預けたままだった。というのは両手を挙げたら、すぐに柵の向こうに押し出されてしまったろう。俺の右にはとても背の低い日本人の女性がいたんだ。どう対処していたのか本当に分からない。俺にとっては、肋骨が柵に押しつけられる感じだったが、彼女の場合、柵は首の所まであったから、ひどく痛んだんじゃないかな。意識を失った人や、その場所のために30時間も並んだのに、セキュリティーに引っ張り出してもらったひともいる。俺の肋骨は痛んだが、少なくとも柵のおかげで前から押されることはなかった。二列目とか三列目の連中は、ひじうちされたり、みんながいやな奴になって、全般に本当にひどいことになったと言ってた。

"From Dusk Till Dawn"の初演(サウンドチェックの時に演奏していたのを聞いた連中がいたので、まったくの驚きというわけではなかった)を別にすれば、このショーでは特別なものはなにもなかった。特別なステージのセットアップも、ビデオが上映されるスクリーンも、何もなかった。いつもの「you make me so happy!」も言ってくれなかったし、セットの終わりのあれもなかった。ハマースミスやブリクストンのショーとこれを比べたら、本当にこれは何もなかった。

前の柵のところでは本当に音がひどかった。音についてそれほど気にするタイプじゃないんだが。店で買うのは一番安いヘッドホンだし、楽器が全部聞こえればそれで満足なんだ。でもこれは本当にひどかった。スゥのヴォーカル、それからそこまではないがギターは、セットの前半ほとんど聞こえなかった。俺は本当に数多くのBABYMETALのショーにいたが、これは音が一番ひどかった。俺は本当に何度もBABYMETALを見たので、何を聴けばいいのかは分かっているが、おれがチェックしても、スゥが何を歌っているのか分からなかった。これはBABYMETALだけの問題じゃない。というのはその前にHellyeahのヴォーカルも聞こえなかったからだ。

もちろん、誤解して欲しくないが、他の基準からすれば素晴らしいショーだったが、他のBABYMETAL体験と比べると、とにかくそこまで届いていなかったんだ。

ショーの後で俺は疲れ切ってアフターパーティにはいけなかったので、とにかく戻って寝た。

▼元記事
Reddit: My USA West Coast 2017 Tour Experience (Part 1)






0 件のコメント:

コメントを投稿