2016年4月17日日曜日

[American Way] おかしな、おかしな音楽マッシュアップ

おかしな、おかしな音楽マッシュアップ

注:アメリカン航空の機内誌です。




日本の音楽シーンがこれ以上怪しくなることはないだろうと思ったとたんに、Jポップとヘビー・メタルを融合し、おさげのオーストラリア人レスラーで仕上げたLADYBEARDが突然登場した。

ブライアン・リースマン(American Way、2016年4月号)

2人の野心を持った十代のポップスターが、おそろいのおさげと学生服で音楽ビデオを作ろうとしたところから始まった。OK、ニッポン饅頭という名前の地元のペストリーについて歌うのはちょっと怪しいが、それでもJポップでは、これはノーマル(っぽい)だ。それからヒゲを生やした、身長180センチ、90キロのレスラーが加わり、同じくぴったり揃ったダンスをして、同じ服を着ていたらどうだろう(セルフィー・スティックを持っている)。ただしボーカルは違う。半分Jポップで半分デス・メタルなのだ。誰が歌っているのか当ててみて欲しい。

このトリオはLADYBABYと呼ばれ、Jポップ・メタルと呼ばれる、急成長を遂げているメタル・ミーツ・カワイイ・ジャンルのバンドの一つだ。LADYBABYは、フロントマンのレディービアードが「カワイイコア」と名付けたサウンドを創造し、Jポップの曲をメタル・カバーする。このトリオは昨年結成され、セルフィー・スティックを中心とした「ニッポン饅頭」のビデオは、あらゆる日本製品に対する愛情を信奉している。

より若い3人の十代によるDEATH RABBITSは、40歳の部長(ガスマスクを付けたSWATチームの男)と協力し、自称「ジャパニーズ・デス・ポップ」を演奏する。この女の子たちは、そのウェブサイトで「彼のステージでの動きは、かわいくないけど、それは毎晩呑んでるからね」としている。

3人の十代の少女アイドルをフィーチャーしたBABYMETALは、その祖国ではアリーナ・レベルの女神たちとなっている。セカンド・アルバム、「Metal Resistance」は今月リリースされ、5月には米国ツアーが続く。「私たちのアルバムでびっくりさせます。このアルバムは、カワイイとメタルの融合である私たち自身を表しています」と18歳のボーカリスト、スゥメタルは宣言している。このすべてが始まりにすぎないのか? そう願いたい。狂ったままでいてくれ、日本!

▼元記事
http://www.ink-live.com/emagazines/american-way/2418/april-2016/#28


0 件のコメント:

コメントを投稿