2016年7月30日土曜日

[Japan Times]BABYMETAL、ベック、BOREDOMSが、フジ・ロックの20周年の祝祭で強力なセットを披露

BABYMETAL、ベック、BOREDOMSが、フジ・ロックの20周年の祝祭で強力なセットを披露

ジェイムズ・ハドフィールド(2016年7月29日)




「これはフジ・ロック・ナンバー20だ」と今年のフジ・ロック・フェスティバルのヒットだらけの土曜のセットの最後に、ドラム・キットにもたれかかりながら、ベック・ハンセンは語った。「瞬きの間に20年が過ぎたので、評価するための時間を取るべきだと思う……考えてみてくれ」

フジ・ロックの創設者でベテラン・プロモーターの日高正博は、数週間前に、自分は20周年になるフェスティバルについて大げさに騒ぎ立てたくはないとジャパン・タイムズに語ったが、それは今年、他のみんなが話題にしたいことだった。ベックは、セットの間にこのイベントの重要性を認めた数多くのアーティストの一人だ。スコットランドのロッカー、TRAVISのフラン・ヒーリーは、自分の誕生日であり、バンドの20周年でもあることを告げて、三つの利益について触れた。

第1回のフジ・ロックは、台風に直撃されたが、今年は土曜の夕方に短いにわか雨で妨げられた以外は、ほぼ完璧な天気だった。(これにふさわしく、雨を運んできたのは、出演者の中で最も意見の分かれるバンドである、ヘビー・メタル・アイドル・グループ、BABYMETALだった。)主催者は、三日間合計の参加者は125,000人と公表したが、これはRADIOHEADがヘッドライナーを務めた2012年以来、最も成功した年となる。

豪雨と泥の海がフジ・ロック体験の逃れようのない一部だったが、過去5年のうち4年は好天の下で行われたと考えると妙な気分だ。何よりも、あまりに乾いていた。日曜の午後に行われたBO NINGENの奔放な演奏の間に、モッシュピットから埃が宙に舞い上がった時、それは、1999年以来、このフェスティバルの本拠地である新潟県の苗場の緑の山間の谷というよりも、アメリカのコーチェラヴァリーに期待するような眺めとなった。

20周年のテーマに合わせて、今年のヘッドライナーのうち2つ、すなわちベックとRED HOT CHILI PEPPERSは、1997年に山梨県の天神山スキー・リゾートで行われた第一回のイベントの出演者だった。だがその時は片方しか実際には演奏しなかった。レッチリは最初の晩に短くなった、雨で濡れたセットを行ったが、その後、荒天によって、主催者はすべてを中止することを宣言しなければならなかったからだ。

ベックは2日目に登場する予定だったが、翌年、フジ・ロックが一時的に(当惑を伴い)東京の中心部に移されるまで待たなければならなかった。

もう46歳になるミュージシャンにとって、続く二十年が「瞬きの間」だったとすれば、このことが彼が'90年代からほとんど歳を取っていないように見える理由を説明するかも知れない。同じことはレッチリには当てはまらない。ボーカリストのアンソニー・キーディスが今年早くに健康上の脅威から回復したことを見るのは心温まるが、日曜のセットは、若い頃の勢いを取り戻そうとして苦闘するバンドの音だった。なあ、それが歳を取るというもんだ。

「誰もが本当に歳を取った」と、日本人の友人でフジ・ロックの常連が、自分自身が40代であることは忘れて、観客を見ながら言った。フジ・ロックの観客の平均年齢は着実に上がっている。確かに子供たちの数が増えていることで相殺されているとしてもだ。そしてフェスティバルの荒々しい日々はもうほとんど過ぎ去ったことは否定できない。激しいモッシュやクラウドサーフィンがこの週末にはいくつか見られたが、全体のムードはおとなしく、ほとんど上品と言えるものだった。

毎日、メインのグリーン・ステージ前のエリアは、キャンピング・チェアの貧民街と化し、一部には、寝る時間まで椅子からほとんど動かない者もいた。フジ・ロックの観客は、あまりに座りがちになったので、TVでフェスティバルを生中継したら、観客のかなりの数が、家から見ることを選ぶようになるのではないかと思う。結局、そうすればビールはより安くなり、トイレのために30分待たなくても良いのだから。

たぶん、今年最もストイックだったのは日曜日にホワイト・ステージの最前列で、BABYMETALを待ちながら、埃と、暑さと、時々ぶつかり合う汗まみれの体を何時間もものともせずに、場所を確保していたファン(主に男性で、その多くは中年)の一団だったろう。同じステージで直前に演奏したROBERT GLASPER EXPERIMENTに、その時までに集まっていたものすごい観客は、新たに転向したジャズ=フュージョンのファンで構成されていたわけではないと誰も告げなかったことを望むばかりだ。

BABYMETALは、フジ・ロックにとって議論を呼ぶ出演であり、これまでのところ、アイドル・ポップのほんのわずかな気配も避けてきており、私はこのギャンブルが本当に割に合うのかどうか確信がない。もし彼女たちの登場が、フェスティバル自体にとって大きなことであるとしても、最近米国ツアーから戻ったばかりのこのグループは、フジ・ロックをツアーの中の一日として取り扱っているように思える。この夏、残りの日本の「四大」フェスティバルすべて、すなわちロック・イン・ジャパン、ライジング・サン、そしてサマーソニックの大阪に出演することになっていると考えると、このことは理解出来る。確かに楽しいだろうが、驚くほど印象が薄い。

本当に大胆なブッキングの例としては、金曜のグリーン・ステージのラインナップを見るだけで良い。インダストリアルなパーカッション、手製の楽器、そして灰皿や曲がったフォークで一杯のスピーカーコーンを使用してBOREDOMSが行った、ゆっくりと現れるサイケデリックな呪文として、もろに実験的だったばかりでなく、記憶に残るような、メインステージのオープニング演奏は、これまでこのフェスティバルではなかったものだ。

その日遅くに、ジェイムズ・ブレイクのメランコリックなエレクトロニック・バラードやSIGUR ROSの堂々としたポストロックは、金曜の夜のプライムタイムのエンターテインメントとしては直感に反した選択だたように思えたが、なぜか、すべてがうまくはまった。両者とも、数多くあった静かなセクションでおしゃべりをしないだけの敬意を持った観客に対して演奏することで利益を得た。残念ながら、山の野生動物はそれほどお行儀が良くなくて、自分のセットで一番静かな瞬間の一つに、ブレイクは大きな虫が自分に向かって飛んでくるのに気付くことになった。

毎年、フジ・ロックは大好きになる新しいバンドを見出すが、2016年はCON BRIOだった。このサンフランシスコのファンク・バンドは、週末に3度演奏し、木曜の夜のプレパーティでの、最初のセットのオープニング後数分で、その魅力でフェスティバルを席巻するだろうことが明らかになった。ジェイムズ・ブラウン、プリンス、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソンといったおなじみの影響を、活き活きとした汗まみれのショーマンシップと組み合わせたCON BRIOは、今年の最もガチで楽しいバンドだった。

KOHHのセットの最初の2曲だけ見ていたら、これが一番激しかったと宣言しただろう。惜しみなくタトゥーを入れたこの東京のMCは、ノイズ・ラップの拳闘家、DEATH GRIPSをも脅かし屈服させただろう、つばを飛ばしながら詰め寄る猛攻撃でセットを始めたが、観客に対して礼儀正しくお礼をいうために休止し、オート・チューンのスイッチを入れた時点で魔法は解けてしまった。

こういった問題は、カマシ・ワシントンにはなく、そのフィールド・オブ・ヘブン・ステージのクロージング・セットは、90分間続く、コズミック・ファンクとスピリチュアル・ジャズの立ちくらみとなり、あまりに素晴らしいミュージシャンの集団により演奏されたため、私は最上級の言葉を見つけようとすることになった。レッチリとぶつかる唯一の演奏だったが、あのバンドのベーシスト、フリーは、グリーン・ステージの観客に少しでも見られないかとたずねる誘惑に駆られた。フリーは、自分でも見ていたいと思ったろう。これはフェスティバル全体のハイライトだった。

▼元記事
Babymetal, Beck and Boredoms bring strong sets to Fuji Rock’s 20th birthday bash


[Metal Underground.com] シカゴ・オープン・エア(3日目)レポート

シカゴ・オープン・エア第3日:2016年7月17日(日)




(前略)

BABYMETAL

BABYMETALは、メタル・ギターがバッキングしているティーン・ポップ・グループに過ぎない。98 DEGREES以来、一番の作り物の企業による音楽であり、結局SPICE GIRLSのメタル・バージョンの何が魅力なのかを理解することはないだろう。ギタリストは屍体のようなペイントをしているが、真実性を加えることが出来ず、DEADやユーロニモスを墓場で踊らせるだけだ。アメリカ人がX-JAPAN、SIGH、あるいはDIR EN GREYよりもこのバンドの方が好きだという事実は、おそろしく滑稽だ。日本のメタルの最高のビッグ・ネームとして、BABYMETALは沢田泰司やHideの思い出に対する侮辱であり、どちらも聞いたことがない連中に対してアピールしている。そのターゲットとなる観客は、自分たちのメタルとしての信用を傷つけることを恐れて、レディー・ガガやケイシャが好きだと認めることが出来ない連中だが、安っぽいポップ・ミュージックが好きだと認められる者として、マジで俺には何のアピールも感じられない。プロモーターがもっと日本のバンドとか女性をフロントにしたバンドを、多様性の観点から望むなら、それにふさわしい他の、もっと良い選択肢があったはずだ。

でも君がBABYMETALが好きなら、彼女たちは自分たちがやっていることが得意ではあるが、俺は彼女たちがやっていることを買わない。振り付けられた踊りは俺にとってはメタルじゃないし、これからもそうなることはないだろうが、それでもBABYMETALは自分たちが何をやっているか分かっている。この手のものが好きならば、見に行って楽しめばいい。

でもまた、明るい希望も見える。つまり、彼女たちは1999年のLIMP BIZKITの2016年版だ。当時、俺はオルタナティブ・ロックやヒップ・ホップを聞いていた。あの頃友だちがみんな好きだったものだからだ。それからLIMP BIZKITにはまった。オルタナ・ロックとラップの影響を、スクリーミングとヘビーなギターをミックスしたからだ。あの時点で、俺はNIRVANAはただの騒音だと思っていた。だからLIMP BIZKITのおかげで、KORN、COAL CHAMBER、SLIPKNOT、DROWNING POOL、DISTURBED、それにDEFTONESといった他のバンドを聞くようになり、それからLAMB OF GOD、FEAR FACTORY、そしてUNEARTHに進み、最もひどいTOOLのファンになって、さらにDREAM THEATER、MASTODON、PRIMORDIAL、CANNIBAL CORPSE、EPICA、FAITH NO MORE、DARK TRANQUILITY、ANAL CUNT、そしてARCH ENEMYのようなバンドに移るようになり、最後にBEHEMOTH、GOJIRA、MESHUGGAH、PORTAL、ANAAL NATHRAKH、DEATHSPELL OMEGA、そしてORIGINに到った。あの入り口が必要だったんだ。

2016年、メタルは停滞し、PERIPHERY、DEAFHEAVEN、そしてHACKTIVISTのような今日波を起こしているバンドの多くでさえも、よりエクストリームなサブジャンルで演奏している。逆に、今日音楽プレスで最も話題となっているアルバムは、ビヨンセの「Lemonade」だ。いまビヨンセに夢中の15歳の女の子がBABYMETALを聴くとしよう。実際にはとても気に入る可能性が高いだろうが、THE DILLINGER ESCAPE PLANは5秒も耐えられないだろう。次に、BABYMETALによって、彼女がNIGHTWISH、GAMMA RAY、DRAGONFORCE、そしてLACUNA COILのようなもっとメロディックなメタル・バンド、あるいはMAXIMUM THE HORMONEやVERSAILLESのようなJメタルを聴くようになったとしよう。5年以内には、この十代のビヨンセ・ファンは、最終的にCONVERGEやPIG DESTROYERを試す所まで行くかも知れない。すべてBABYMETALのおかげだ。メタルはいま、メインストリームのトレンドにないし、よりエクストリームな側に人々を飛び込ませるようなギター・ヒーローもオズフェストも存在しない。BABYMETALは俺たちが望んでいるメシアではないかも知れないが、いま必要な救世主ではある。信じられないだろうが、最近俺はBABYMETALのファンを今週AFTER FOREVERのファンに変えたんだ。その時、車の中にあったとしたら、彼女はX-JAPANの"Art of Life"が、ジャンルを問わず、90年代に書かれた最高の曲の一つだと認めていただろう。デスコアの90%が嫌いなくらいポップ・メタルは嫌いだが、このジャンルには成長してもらいたいと思っている。新しい血をもたらしてくれるからだ。

(後略)

[訳注:ちなみにBABYMETALに関するコメントが他を圧倒して長いです]

▼元記事
Chicago Open Air Day Three: Sunday 7/17/2016


[Metal Hammer] メタル・ハマー新編集長のツイートとやりとり

メタル・ハマー新編集長のツイート

マーリン・アルダースレイド @Merl_Hammer
「君たちがBABYMETALのことをどう考えようと、ロブ・ハルフォードの「関係ないね」というレベルはものすごい」

ガブザゴシックチャブ ‏@GavinJGriffiths 7月19日
@Merl_Hammerへの返信
「BABYMETALがこれほどの現象となり、いまビッグであることには敬意を表するけれども、好きではないんだ。どれくらい続くのかな?」

Merlin Alderslade ‏@Merl_Hammer 7月19日
@GavinJGriffiths への返信
「まったく分からない。音楽的には大ファンとは言えないけど、ここ何年もの間に俺たちの世界に起こった最大のストーリーであることは否定できない。」

ガブザゴシックチャブ ‏@GavinJGriffiths 7月19日
@Merl_Hammerへの返信
「少しアンフェアだと感じざるを得ないんだよね。まだ子供なんだし……この名声は。そして目新しさが薄れたら……分かるよね」

▼元ツイート
マーリン・アルダースレイドのツイート


[Metal Hammer] 21世紀、究極のプレイリスト

21世紀、究極のプレイリスト

メタル・ハマー(2016年7月29日)




21世紀のベスト・バンド100からの100曲

まだ気付いていないなら、メタル・ハマーの最新号は、21世紀最高のアルバム100のチャートをまとめている。ロックとメタルの世界の偉大なバンド100による100のアルバムだ。これはものすごいリストで、編集部の内外で大きな議論を巻き起こした。

SLIPKNOTの「Iowa」が俺たちの審査団の指名した第1位だが、一般投票ではBABYMETALのデビュー・アルバムだった。メタル界のまったく異なった側における結果だ。でもそれが俺たちが大好きなところだ。100アルバムのリストは、最もオペラティックなものから、最もエクストリームなものまで、ニュー・メタルからパワー・メタル、ハードコア、そしてインダストリアルまで、あらゆる境界とメタルのサブジャンルを網羅するリストとなっている。そのすべてが大好きだ。事実、あまりに好きなので、この週末のための究極の21世紀のプレイリストを作ることにした。HALESTORMで始まり、SLIPKNOTで終わる。過去16年のロックとメタルについて知るべきすべてが揃っている。

[リストへのリンク]

どの曲が抜けていると思う? 教えてくれ!

▼元記事
This is the ultimate 21st century playlist


[Instagram] メタル・ハマーの編集長が交代

メタル・ハマーの編集長が交代

アレクサンダー・ミラス(2016年7月29日)




管理人だっただけで、ずっとは続けられないことはいつも分かっている。実際、締切が特に厳しくて、いつも電話がかかってきて、思ったように何も進まないときには、それが永遠でないことを祈る。でもほとんどの場合それは、友人になり、いずれ家族となる同僚たちや仲間と一緒の、人生において絶対的で、明らかに、二度と繰り返されるべきでない、痛くなるまで笑い続ける時期であり、とにかく他にはそういうものはない。いまは頭をかいているかも知れない。

OK。最初は特集担当で、それから編集者として、最近は編集長として、同時に頻繁利用客、そしてチーム・ロックのエグゼクティブ・ディレクターとして、今日まで10年近くハマーで働いてきたので、ページをめくり、次に何が来るのかを眺めることにした。本当にすごい旅路で、ここでカバーしきれない程の人々に借りがある。長年に渡るサポートは、君たちが思っている以上のもので、多くの本当に素晴らしい人々と仕事をして多くを学び、数多くの最高のミュージシャンと出会い、何よりも、その音楽を信じる力が私をインスパイアし続ける一生かけた音楽ファンがたくさんいるということを知ることが出来たという特権を一言でまとめることはできない。

他にみんなと分かち合える素晴らしいニュースがなければ、これはずっと辛かったろう。初めてマーリン・アルダースレイドに会った時のことは決して忘れない。記憶が正しければ、ハマーフェストでSABATONを見ていたときに、この若者がこう告げて去って行った。「いつかあなたのために働きますよ」と。ものすごい第一印象で、いつも彼には何か特別なものがあると思っていた。彼が出世して、役割にふさわしく成長し、あらゆる責任を負っていく姿を見てきたことを誇りに思う。編集者というのは楽ではないが、彼ほど安心できる相手、あるいは彼より優れた管理人は知らない。彼を友人と呼べることもうれしい。

というわけだ。これから何週間かはやるべき仕事があるが、安心してくれ、近い将来酒を飲むので、ご一緒してもらえればうれしい。安心してくれ、これはお別れではない。また会おう。

▼元記事
アレクサンダー・ミラスのインスタグラムより


2016年7月29日金曜日

[Blabbermouth] ビデオ:BABYMETALがサンフランシスコで公演

ビデオ:BABYMETALがサンフランシスコで公演

(2016年7月28日)




メタル・モーメント・ポッドキャストのチアキが、カリフォルニア州サンフランシスコのリージェンシー・ボールルームでの7月14日のBABYMETALの公演のビデオ・フッテージをアップロードした。下のクリップをチェックしてくれ。

4人編成のバンドがバックを務める、18歳のスゥメタルと16歳のユイメタル、そしてモアメタルをフィーチャーした、予期せぬ成功を収めた女の子をフロントとする、日本のヘビー・メタル=ティーン・ポップ・グループは、9月19日月曜に初の東京ドームでのコンサートを予定しているが、先日9月20日にも同じ会場でコンサートを行うと発表した。この2日間のイベントは、「BABYMETALワールド・ツアー2016レジェンド—メタル・レジスタンス—赤い夜&黒い夜」として知られている。2日間合計で観客数は11万人であり、BABYMETALのヘッドライナー・ショートとしては最大となる。

BABYMETALの新譜、「Metal Resistance」は、4月1日に全世界同時発売され、英国のオフィシャル・チャートでは15位にランクされたが、これは日本人のアーティストとしては史上最高位であり、さらに米国のビルボード・チャートでもトップ40入りし、坂本九以来、53年振りにチャートインした日本人アーティストとなった。12曲入りの2枚目のフルレンスCDは、"Road of Resistance"、"Karate"、"The One"といった曲をフィーチャーしており、単独のCD、アナログ、そして限定盤のバンドル・パッケージとして入手可能だ。

新譜の先行シングル、"Karate"の公式ビデオに続いて、BABYMETALは新譜の2番目のビデオとして、"The One"を公開した。この7分間のライブ・ビデオは、シンガー兼ダンサーのスゥメタル、モアメタル、ユイメタルが、2016年のワールド・ツアーの最終日に、日本の横浜アリーナの大観衆の上につるされた三角形の乗り物の中で歌っている姿をフィーチャーしている。

三度目のワールド・ツアーの掉尾を飾る東京ドームのコンサートが発表されてから、ファンからの圧倒的な反応があり、前売が伸びたため、2日目を追加することが決定した。

BABYMETALは、4月に「ザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベア」で米国のレイトナイトTVのデビューを飾り、デビュー・アルバム収録の"ギミチョコ!!"を演奏した。

▼元記事
Video: BABYMETAL Performs In San Francisco


[Daily Dot] いい歳こいたベビーがBABYMETALの「ベスト・メタル・バンド」賞受賞にかんしゃくを起こす

いい歳こいたベビーがBABYMETALの「ベスト・メタル・バンド」賞受賞にかんしゃくを起こす

ジェイ・ハザウェイ(2016年7月28日)




ゴシック・ロリータをまとったみんなのお気に入りであるカワイイ日本のメタル・バンド、BABYMETALは現時点でもう単に目新しいだけのものではない。正しく史上最もクールなメタル・バンドの一つだ。

ある程度釣りっぽかったにせよ、このことは、21世紀のベスト・アルバムに関するメタル・ハマーの2016年の読者投票でBABYMETALが勝ったことで確認された。

["Karate"へのリンク]

そして「本物の」メタルヘッドは、カワイイ、ものすごくメタルなアイドル・グループが自分のお気に入りを倒したことに対処できない。投票結果発表のフェイスブックのコメントは、結果に対するものすごく塩辛い反応で満ちているが、おかげでBABYMETALの勝利がさらに甘く感じられるだけだ。

「ミュージシャンがクレジットされたこともない、背景でメタルを演奏してるどうしようもないポップ・バンドが、今世紀最高のアルバムだって? そんなわけない。ダブステップのゴミじゃなくて、SLIPKNOTやMACHINE HEAD、MUSHROOM HEAD、DISTURBED、GODSMACK、オールドスクールのKORNのような才能のある実際のバンドがあるんだ。バカ野郎、いつだって、このゴミよりもLINCOLN PARK[原文ママ]の最初の3枚の方を選ぶわ。LINCOLN PARKは、BABYMETALよりももっとメタルだ」と100以上の「いいね!」を集めたコメントで、チャド・E・スロウンは書いている。

意見をありがとう、チャド。「LINCOLN PARK」は君のサポートに感謝すると思うよ。でも、勝者はBABYMETALなんだ。

「このことが証明しているのは、この投票の平均的な投票者は、BABYMETALやSLIPKNOTのようなバンドが好きな、15歳のエモ小僧だということだ。ああ、そして明らかにお前らの「批評家」も同じだ」とイムレ・ジジクストラは書いている。次は運があるといいな、イムレ。自分のお気に入りのバンドが人気投票で勝って欲しかったら、もっと人気のあるバンドを好きになったらどうだ? たとえば、BABYMETALというバンドがいまとても人気があるぞ。

「フォローはやめだ。誰もこんなのに投票していない。お前らは、まだ2016年だというのに、ほとんどアルバムも出してない、10年も活動していないようなバンドが今世紀最高のメタル・バンドの名を得られると言うのか? むしろ俺はLAMB OF GODのようなバンドを見るたい。KILLSWITCH。IN FLAMES。NIGHTWISHだってまだましだ。メインストリームかも知れないが、21世紀にメタルを活かし続けているアルバムだ。BABYMETALはあまりに何も貢献していないし、新しすぎて、SLIPKNOTについての毎日のアップデートとかコリーのインタビューみたいに、この投票は完全な冗談だ。BABYMETALのファンからのものも含めた数百の文句から見れば、これはカネで売り買いされたパブリシティー行為だ。変えられると望んで、お前らのゴミに耐えてきた熱心なファンを売るなんて、メタル・ハマーなんてくそくらえだ。もう二度とフォローなんかしないぞ」とダグラス・ウッドは書いている。

でもむしろ、大多数の投票者がBABYMETALを「見るたい」らしい。ちょっと考えてみるといい。

本当にBABYMETALが好きかどうかは別にして、ひどく男性中心のメタルの世界を揺るがすのを見、新しく違ったあらゆるものに対して守旧派が執拗に抵抗するのを観察するのは楽しい。特に、この新しく、違ったものが、狂ったほど人気があり、このジャンルに新しいファンを連れてきているときには。

たぶんこの状況では、BABYMETALのヘイターがベビーなんじゃないか?

メタルの気取り屋たちにとって、状況をさらに悪化させているのは、メタル・ハマーの批評家が、マスクをかぶったニュー・メタル・グループ、SLIPKNOTの「Iowa」を今世紀最高のアルバムに選んだことだ。

この選択は、技術的な妙技や、ジャンルの純粋ささえも望む気取り屋たちには合わないだろう。「Iowa」は、LINKIN PARKやLIMP BIZKITが支配していた間に、'90年代の高校生が持っていた十代の反逆のアルバムのうちの一つであり、メタクリティックのスコアは68に過ぎない。

「ママやパパを怖がらせることよりも先に進んだ連中は、まずかかわらないだろう。まあたぶんそうしているだろうが」と当時AVクラブは書いている。

創造できるだろうが、メタル・ナードは、これが過去15年で最高のレコードだという主張に対して怒っている。

Skunk IRL @TemporalWalker
ということで、メタル・ハマーはSLIPKNOTの「Iowa」を21世紀最高のヘビー・メタル・アルバムに指名したわけだ。

けっ、「Iowa」はSLIPKNOTの最高のアルバムですらないわ。

Cagdas Bayirli @cagdasbayirli
LINKIN PARKは、自分たちが「メタルを活性化している」と主張している。(http://teamrock.com/news/2016-07-21/linkin-park-insist-they-kept-metal-alive)

あの記事は病気だ。

Cagdas Bayirli @cagdasbayirli
そして昨日、連中はSLIPKNOTの「Iowa」が21世紀最高のアルバムだと言った。ホントに、メタル・ハマーは堕落してるわ。

mason @SunderlandMason
「メタル・ハマーがSLIPKNOTの「Iowa」を21世紀最高のアルバムに指名」
間違っとるし、84年分のマテリアルが抜けてる……

メタル・ハマーはただうまく釣っているだけなのか? そうだとしたら何かが変わるか? 2016年の批評文化は、素晴らしく摩訶不思議でエキサイティングだ。

▼元記事
Manbabies throw tantrum over Babymetal winning 'best metal band' poll


[Music Week] BABYMETALは英国で他の日本のアーティストのための道を切り開いているか

BABYMETALは英国で他の日本のアーティストのための道を切り開いているか

ダニエル・ガンブル(2016年7月28日)




日本のロック・バンド、BABYMETALは英国で大きな成功を収めている。そして、イアーミュージックおよびアブソリュート・レーベル・サービスによれば、BABYMETALはより多くの日本のバンドのために、英国市場への道を開くことが出来るかも知れないという。

ミュージック・ウィークとの取材で、イアーミュージックの音楽ディレクター、ジョナサン・グリーン、それにアブソリュート・レーベル・サービスの創設者であるヘンリー・セメンスは、BABYMETALの出世とその成功の前例のない特徴について語った。

「イアーミュージックにとって、BABYMETALはものすごい賞賛を意味する」とグリーンはいう。「アブソリュートは、BABYMETALをスポティファイ、iTunes、HMV、アマゾンといったより広い世界に導くというものすごい仕事をしたし、このバンドはとても若く、とても素晴らしく、創造的なアイデアで、良くマネージメントされていている」

「興味深かったのは、明らかにこのバンドと契約しようとしている人々が何人かいたということだ」とセメンスは付け加えた。「私たちは素早く売るためのアルバムを手に入れ、一緒に計画を立てたが、これはアブソリュートとイアーミュージックが両方ともインディーズ・ビジネスだからだ。他の会社が守らなければならないルールに従う必要はない」

「数多くの合併が進んでおり、多くの人々がメジャーと契約していて、インディーズ・レーベルはほんの少ししか残っていない。アブソリュートはインディーズのブティック・ビジネスであり、イアーミュージックは誰と契約するのかについてとても具体的だ。あるバンドが私たちと契約する場合、成功する可能性がとても高い。成功を保証はしないが、まずそうなるだろう」

英国で他の日本のバンドが同じような成功を得ることが出来るのかについて、グリーンは、「アーティストごとに考えたい。可能だと思う」とコメントしている。

「ああ、同意するね」とセメンスは付け加えた。「歴史や存在感のないまったく新しい日本のバンドを連れてくるのは不可能だろう。ただ、そのバンドが既に演奏を行っているのであれば可能だ。一度実現したんだから、またもありうる」

▼元記事
Are Babymetal paving the way for other Japanese artists in the UK?


2016年7月28日木曜日

[Skull n Bones] BABYMETALが21世紀のベスト・アルバム?

なんてこった。チーム・ロック・コム(メタル・ハマー)の読者がBABYMETALを21世紀のベスト・アルバムに選んだ

サム・ルーン(2016年7月27日)




BABYMETALのマーケティング・チームがこのゴミをものすごくプッシュしたのか、メタル・ハマー誌を読むメタルヘッドが大馬鹿野郎かだ。BABYMETALはゴミで、あの電子サウンドが好きだとしても、メタルをすごいものにしているあらゆる面で妥協せずにそれをやっているバンドがたくさんある。でもこのお子ちゃまバンドに関する俺の意見はちょっと置いておいて、このリストのトップ10にすら入らなかった21世紀発売のアルバムについて考えてみよう。

まず、俺のお気に入りのバンドの一つ、LAMB OF GODについて触れさせてくれ。ものすごくメタルか? イエスだ。認めるに値するか? イエスだ。でもそれだけじゃなく、このバンドはものすごく信用できる。連中のアルバムのほとんどが21世紀にリリースされていて、俺の意見では、「Ashes of the Wake」、「Sacrament」、それに「As the Palaces Burn」はどれも最初から最後まで、あのトップ10リストのほとんどよりもずっと良いアルバムだ。LINKIN PARKがLAMB OF GODよりもましなレコードを出したかって? カンベンしてくれ。

2001年にFEAR FACTORYは「Digimortal」をリリースして、シーン全体を熱狂させた。俺の意見では、このアルバムはバンドを新しい高みへと誘った。これはものすごい傑作だ。でもさ、HIMの「Dark Light」はより影響力のあるレコードだと思う。AVENGED SEVENFOLDの「Waking the Fallen」はGOJIRAがやってきたことよりずっと印象的だ。これ以上は挙げようとは思わない。

俺が思うに、ユーザー投票はいつも予想が付かないし、たぶん投票結果を何か新鮮なものと受け取るべきなのかも知れない。結局のところ、「史上最高のバンド」とか「史上最高のギタリスト」といったリストを見れば、だいたいちょっとばかり順番が変わるだけで同じ結果だと思わないか? だからたぶんこれをメタル・ハマーの読者がみんな日本人だという角度から見るか、あるいは本当に影響力のある芸術性というものを気にしないかなんだろう。

明らかに作り物で、デジタル化しすぎで、文字通りアルバムにリアルなものがないバンドが人々のツアー表に従ってトップに来るのがいらつくだけなんだ。俺はメタル・シーンのこの変化を見逃したのか? 俺のメタル・ファミリーが、SLAYERのレコードではなくて、BABYMETALのレコードをかけているのか?

そうは思わない。チーム・ロックだろうがメタル・ハマーだろうが何だろうが、間違ってる。あの投票はナンセンスで、21世紀のベスト・アルバムの投票に加わるやつは、メタルでないにしても、BABYMETALより前に、リストに100のバンドがあるべきだ。

バカヤロー。

["Karate"へのリンク]

▼元記事
What The Actual Fuck? TeamRock.com (Metal Hammer) Readers Choose Babymetal For Best Album Of 21st Century


[Metal Hammer] メタル・ハマーの読者が21世紀最高のアルバムにBABYMETALを選出

メタル・ハマーの読者は、21世紀最高のアルバムとしてベビーメタルに投票

メタル・ハマー編集部(2016年7月27日)




メタル・ハマーの投票で、BABYMETALのデビュー・アルバムが、21世紀最高のアルバムに選ばれた。

メタル・ハマーの最新号で、2000年1月1日以降にリリースされた最高のアルバム100のカウントダウンにより、21世紀最高の音楽を祝福した。俺たちのリストは、批評家のパネル、バンド、それにファンによって選ばれ、結果としてSLIPKNOTの「Iowa」が最高のアルバムに選ばれた。もちろん、このニュースがインターネットに上がると大騒ぎになり、メタル・ハマーのフェイスブック・ページは、どのアルバムが本当に第一位にふさわしいかについてのメタルヘッドの議論でいっぱいになった。

だから、俺たちは君たちにたずねた。

俺たちはハマーのサイトに「君たちが」過去16年最高と思うアルバムについて、「君たちの」意見を求めた。そしていま、インターネットは、最高のアルバムとしてBABYMETALのバンド名を冠したデビュー・アルバムに投票したと明かそう。

メタル・ハマーのトップ100で、BABYMETALのアルバムは第92位だから、これが投票のトップまで駆け上がったことには驚かされた。BABYMETALは、2年前にこのアルバムをリリースして以来、フォックス・ゴッドが導くロケットによって成層圏まで駆け上がり、主要な英国のロック・フェスティバルで演奏し、ウェンブリー・アリーナでヘッドライナーを務め、最近では9月に東京ドームで2晩、11万人を相手に演奏しようとしている。

この日本の現象を君がどう考えるかにかかわらず、その影響を無視することは出来ない。そして世界中のメタルヘッドを味方に引き入れたように思える。

メタル・ハマーの読者の投票によるトップ10アルバムは次の通りだ。

第1位    Babymetal – Babymetal
第2位    HIM – Dark Light
第3位    Slipknot – Iowa
第4位    Iron Maiden – The Book Of Souls
第5位    System Of A Down – Toxicity
第6位    Tool – Lateralus
第7位    Machine Head – The Blackening
第8位    Linkin Park – Hybrid Theory
第9位    Opeth – Blackwater Park
第10位    Avenged Sevenfold – Waking The Fallen

君のお気に入りは入っているかな?

▼元記事
Metal Hammer readers vote Babymetal as the best album of the 21st century


[Mosh] お気に入りのバンドがポケモンだったら……

お気に入りのバンドがポケモンだったら……どのポケモンになるだろうか?

ドネイ・クランシー(2016年7月27日)




ここ数週間の間、洞窟の中で暮らしていたのでない限り、世界が、とあるスマートフォン・アプリについて少しおかしくなっていることに気付いただろう。そう、俺たちが話しているのはポケモンGOの話だ。この世界的な現象は、このゲーム・シリーズの長年に渡るファンも新顔も等しく喜ばせている。

チャリザードを探して当てもなく歩き回っている間に、俺たちのお気に入りのバンドがゲームの中で捕まえられるモンスターになったら、どの種類のポケモンになるだろうと考えた。俺たちの選んだトップ・ポケモン、そしてどれだけ多くのポケモンのダジャレを一つの記事に押し込められるかを確かめてくれ。(先に謝っとくよ。)

フェアリー—BABYMETAL

BABYMETALは基本的には、3つのプリンがメタル・バンドを結成したらどうなるのかを人間にしてみたようなものだ。"Karate"の動きとフォックス・ゴッドの超自然的な力を組み合わせた、警戒心をなくすほど可愛くて危険なBABYMETALのカワイイは、そのライバルに対して畏怖の念を起こさせるメタル・レジスタンスを解放し、世界征服の道へと導く。でもこれは既に現実世界でやってることだよねえ。

▼元記事
If Our Favourite Bands Were Pokémon…What Pokémon Type Would They Be?


[Billboard] RED HOT CHILI PEPPERS、BABYMETALとベックが、20年目のフジ・ロックに大騒ぎをもたらす

RED HOT CHILI PEPPERS、BABYMETALとベックが、20年目のフジ・ロックに大騒ぎをもたらす

ロブ・シュウォーツ(2016年7月27日)




フジ・ロック・フェスティバルは、日本、苗場(実際には富士山には近くない)の緑の山々と流れる清流の中で、7月22日から24日に20回目を迎えた。RED HOT CHILI PEPPERSとポップ・メタル・センセーション、BABYMETALをヘッドライナーとしたこの記念すべき祝典には125,000人が参加し、2012年以来、最も成功したものとなった。

ベック、WILCO、SIGUR ROS、ベン・ハーパー、そしてDISCLOSUREも演奏を行い、ビルボードの推定では、チケットの売上はおよそ18億円(1730万ドル)の総収入になったと思われる。

このイベントは、日本最高の国際ロック・フェスだ。1997年にRED HOT CHILI PEPPERS、RAGE AGAINST THE MACHINE、ベック、そしてFOO FIGHTERSを招いて1997年に行われ、日本のサマー・ロック・フェスティバル復興の先駆けとなった。ただしベックとFOO FIGHTERSは2日目の豪雨でキャンセルになっている。従って今年、プロモーターのスマッシュ・コーポレーションは、フェスのルーツを讃えるためにレッチリ(4度目)、そしてベック(4度目のブッキング、3度目の公演)をヘッドライナーに迎えた。

フリーはステージでこの記念祭を認めているが、グリーン(メイン)ステージで土曜の夜(7月23日)にヘッドライナーを務めたベックが、1度目のフジ・ロックだけでなく、(1998年に実際に演奏した)2度目のフジ・ロックでどのように自分がブッキングされたのかについて詩的に記録した。「20年は瞬きのうちに過ぎ去った」と。

素晴らしい天気(はじめから雨はこのイベントにつきものだった)と強力なラインナップによって、近年では最も記憶に残るフェスの一つとなった。サンフランシスコのファンク・バンド、CON BRIOは、会場周辺のステージで行った3つの異なったセットで大騒ぎした。ミニマル・テクノの指揮者、エルネストゥスがプロデュースした、アフリカン・ポリリズム・ドラム・バンド、MARK ERNESTUS’ NDAGGA RHYTHM FORCEも、複数のセットで観客を盛り上げた。

オーストラリアのエレクトロ・ポップ・アーティスト、トロイ・シバンは、日曜の午後(7月24日)にレッド・マーキーを満杯にした。このYouTubeのスター(ビュー合計2.4億)の名声がまず日本に届き、その代理人であるスーパーエージェント、エマ・バンクス(レッチリの代理人でもある)が、サイド・ステージでのショーをブッキング、主に十代の観客を魅了した。

この日本におけるトップ国際フェスが、メジャー・レーベルの目にとまらないはずはなく、ユニバーサル・ミュージック・ジャパンは、FOO FIGHTERS、ベック、THE CHEMICAL BROTHERS、そしてジャック・ジョンソンなど、すべてフジ・ロックで複数回演奏したバンドの音楽をフィーチャーしたコンピレーション盤をリリースした。

▼元記事
Red Hot Chili Peppers, Babymetal & Beck Bring the Party as Fuji Rock Turns 20


2016年7月27日水曜日

[Koi Scribblings] 4つで一つ分の値段(作家によるライブ・レポート)

4つで一つ分の値段

ケイシー・カープ(2016年7月26日)




(前略)

7月14日(木):BABYMETAL

BABYMETALをディスるつもりはない。

ただ、二つばかり文句があるので、まずこちらを先に吐き出させてくれ。会場の外で立って行列するのは寒かった。マーク・トウェイン張りの寒さだった。誰が悪いわけではないが、このグループのマネージメントは機会を一つ逃した。会場前に、マーチャンダイズの販売を外に移していたら、ものすごい数のフーディーが売れたことは間違いない。

開場すると、中に入るのにものすごく時間が掛かった。観客全員に、2台の金属探知機を通り抜けさせていたからだ。私たちが立ち聞きした話では、金属探知機を使ったのは初めてで、経験のなさが現れていた。BABYMETALが本当にメタルかということについて進行中の議論を考えれば、探知機を鳴らさなかった誰かを、「悪いな、君はこのショーを見るほど十分にメタルじゃない」と言って追い返しただろうかと思った。それは起こらなかったが、起こらなかったのを見てもいない。

リージェンシー・ボールルームは、親切にもバルコニーを開放してくれたので、メイン・フロア全体に広がったモッシュ・ピットを避けたいと思った人はそうすることができた。バルコニーにはシートもあったんだ! シートが問題だったわけではない。一音目が響いた瞬間に、総立ちになったからだ。私の前の180センチある男も含めて。私は彼の後頭部と腕の素敵な写真をいくつか撮ることが出来た。

いや、この写真は彼の腕のせいでそう見えるほど変態ではないが、彼が映っている残りの写真は、ずっと大きく遮っているため、よく分からない、何かかすんだものとなってしまっている。

ところで、私の後ろにいた人にはお詫びしなければならない。私よりも背が高かったことを祈る。

それでも、何枚か良い写真が撮れた。特に照明があまり赤くなくて、カメラの焦点がさっと合った時には。

OK、これは私の基準からすれば「良い」だ。笑うのはやめてくれ、ベス。

そしてどれだけ人がいても、音楽をブロックすることは出来なかった。

私は理屈を離れて、この経験へのめりこむことができた。初めてのメタル・コンサートだ! そして良い意味で疲れ果て、喉が痛くなった。何よりも、素晴らしい時間が持てたし、そうだ、次に近くでBABYMETALのショーがある時には、私は出向く。確実に、ステージに対する見通しが良くなるようにするだけだ。

(後略)

▼元記事
Four for the Price of One


[Daily Express] 見よ! BABYMETALがAPミュージック・アワードでJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードと共演

見よ! BABYMETALがAPミュージック・アワードでJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードと共演

ジョージ・シンプソン(2016年7月26日)

[APMAのビデオへのリンク]




この日本のメタル・バンドは先週、オハイオのセレモニーで機会を与えられた。

BABYMETALは自曲、"Karate"を演奏し、その後にメタル・ゴッドがステージに加わった。

ハルフォードは女の子たちと協力し、JUDAS PRIESTの"Painkiller"と"Breaking the Law"を演奏した。

両者もこの伝説のコラボレーションについて暖かい言葉を述べている。

BABYMETALのリード・シンガー、スゥメタルは、「どう感じて良いのかさえ分かりませんでした。メタル・ゴッドとの共演が本当に実現したなんて信じられません」と述べた。

ハルフォードは、「実に圧倒的だ。BABYMETALはPRIEST同様に1000%の力を発揮した」と語った。

「彼女たちはヘビー・メタルの新しいフロンティアに向かって先頭を切っている」

ハルフォードはさらに、「このようなユニークな信念を持って、ここ数年の間に大きく成長している、こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできること、そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだ。メタルのルーツから未来のメタル世界へと、さらに継続して力が移っていく証拠だ!」と付け加えた。

BABYMETALは現在、最新アルバム「Metal Resistance」に伴うワールド・ツアーを行っている。

エクスプレス・オンラインは、先月のダウンロード・フェスティバルの独占インタビューで女の子たちの最新情報をお届けした。

現在、バンドは日本に戻り、夏の間全国で演奏する。

▼元記事
WATCH: Babymetal perform with Judas Priest’s Rob Halford at the AP Music Awards


[Metal Hall eZine] BABYMETALをご紹介—その成功に見合っているか?

BABYMETALをご紹介—その成功に見合っているか?

マイケル・M(2016年7月25日)




BABYMETAL……みんなが最近話している日本のバンド。

多くの人々は、その音楽についてネガティブなコメントを表明しているが、一方で、残りの多くが「BABYMETAL現象」のとこの3人の女の子の狂乱をサポートすると表明している。

でもBABYMETALとは何なんだろうか……彼らについていくつか書いてみよう。

BABYMETALは日本のメタル・アイドル・バンドだ。そのラインナップは「スゥメタル」こと中元すず香、「ユイメタル」こと水野由結、そして「モアメタル」こと菊地最愛。グループのコンセプトはメタルとアイドルのジャンルの融合となっている。この3人の十代の女の子たちとそのバンドは、アミューズ芸能事務所がマネージメントしている。

バンド名を冠したデビュー・アルバムを2014年2月にリリースした。

このバンドは、そのスタイルを「カワイイ・メタル」という新しいジャンルだと定義しており、「Jポップとヘビー・メタルのミックス」であると明確にしている。(そのカワイイ日本のティーン・ポップのスタイルが様々なメタルのスタイルと融合しているからだ。)音楽プレスの間では、一般にデス・メタル、ヘビー・メタル、そしてJポップと関連づけられているが、曲の中にはシンフォニック・デス・メタル("Babymetal Death")やメロディック・スピード・メタル("イジメダメゼッタイ")に分類できるものもあり、エッジーなサウンドはエレクトロニコア("いいね!")に例えることもできる。

このトリオが結成される前は、誰もメタル・ジャンルの経験がなかった。

ユイメタルは、以前は、ヘビー・メタルというコンセプト自体がこわかったと認めているが、後に「楽しいし、なんで皆さんが楽しんでいるのかが分かります! 完全に理解しているとは言えませんが、興味があります」と述べた。

バンドのプロデューサーであるコバメタルは、ヘビー・メタルのジャンルを融合し、これを日本のアイドル音楽とミックスすることを目指しており、こう述べている。「アミューズにはPERFUMEというグループがいて、とても好きなんです。でも自分がグループを創るなら、どうしようか。自分はメタルが好きなのだから、メタルとアイドル音楽を融合してみようと考えました」

これまでに2枚のスタジオ・アルバム(「BABYMETAL」(2014年)、「Metal Resistance」(2016年)をリリースしている。

多くの有名なミュージシャンが、BABYMETALに対するサポートを表明している。

ロブ・ゾンビ、ロブ・ハルフォード、スラッシュ(彼はBABYMETALのエネルギーと音楽をとても楽しんでいると述べ、一緒にステージで共演してみたいかと訊ねられると、「もちろんだ、ステージでBABYMETALとプレイしてみたいね」と言い、さらに「最近聞いた中では最もエキサイティングなものだ、そしてもちろんこれはルックスがいいし、女の子たちだからね」と答えている)は、このグループに対するサポートを表明したミュージシャンの一部だ。

元MEGADETHのギタリスト、マーティ・フリードマンも、このバンドは「MESHUGGAHの上にJポップを乗せたように」響くと表現している。

ロブ・ハルフォードは、三人の女の子たちと一緒に共演したいと言い、この夢は実現した。

オハイオのショッテンスタイン・センターで開催されたオルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードにBABYMETALが出演した際に共演を果たした。

「こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできるのは実に素晴らしい。そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだ。メタルのルーツから未来のメタル・シーンへのエネルギーの交換だ」とハルフォードは述べている。

BABYMETAL:この成功にふさわしいか?

私が本当に楽しめる曲を十分に持っていることを認めよう。その音楽的な進化をとても関心を持って見ている。

でも、私たちは将来も素晴らしいバンドについて語ることはできるだろうか? もちろん確実ではないし(早計に過ぎる)、賞味切れになるかどうかも言えない。

私に言えるのは、再生ボタンを押して、彼女たちの音楽を楽しめと言うことだ。

そしてヘイターとかBABYMETALの音楽を好きでない人は?

気楽になって、他の何かを聴けばいい。とてもシンプルな話だ!

好き嫌いにかかわらず、彼女たちはいま最もホットなバンドだ。

彼女たちはBABYMETALだ。

▼元記事
Meet Them : Babymetal - Do They Deserve Their Success?


2016年7月26日火曜日

[Metal Assault] BABYMETALがウィルターンでソールドアウト・ショーを開催

BABYMETALがウィルターンでソールドアウト・ショーを開催

リサ・バーク(2016年7月22日)




2016年7月15日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ウィルターン劇場

メタルのジャンルはいまや、ジャンルの中にジャンルを内包しているが、メタル・シーンをゾンビではなく、ピカピカのものとしている最新の流行は、一つ、あるいはそれ以上の音楽ジャンルと、別のジャンルと組み合わせることにあり、実際これをメインストリームに対するアピールの片隅で見られる、とてもユニークなかたちで成功を収めているように思える。私が述べているのは一体全体どんなバンドだろうか。悲しいかな、アメリカで生まれたものではない。私たちは協調や文化を自分たちのヘビー・メタルに合わせるために、自分たちの間で争っているからだ。その上で、どのような決まりにも例外があるが、私が述べているのは日本のBABYMETALだ。そのバンド名を冠したデビュー・アルバムは2年前に生まれ、ライブ・ショーの前面に立つ3人のゴシック・ロリータ・スタイルの赤黒のドレスを着た、おさげと赤いリボンのJポップのアイドルの女の子たちは、14歳頃にこのバンドを始めたので、バンド名自体がこの手元にあるテーマについて相当語っている。この3人の若くて可愛らしい日本人の女の子たちは、高いボーカルの技巧を持ち、その振り付けされたダンス・ムーブは、ダーク・サイドからのフォースであり、問いかけることはできず、ただ受け入れるしかない。ステージの背後にいるメタル・バンドは、白いローブとフェース・ペイントをし、最初から最後までショーを活き活きとしたものにするスピーディーなデス・リフを演奏する達人のグループである。2016年7月15日に、私はロサンジェルスのウィルターン劇場で、初めてBABYMETALのライブを体験した。

このソールドアウトしたショーは、チケットを求める客が外でうろついていて、何人かは運があったが、残りは悲しそうに去って行った。私が到着したときには、会場の周囲をうろつく時間が数分合った。BABYMETALは午後9時にスタートして午後10時半まで演奏する、その晩予定されている唯一のバンドだったからだ。私の冒険の間、「ネコちゃん見せて(Show me your kitties)」Tシャツを着た男性、それにおそろいのBABYMETALTシャツを着たアジア系の親子2組を見た。それからショーの時間になり、以前は興奮もせずにYouTubeのビデオしか見たことがなかったので、自分がこのライブから何を得られるのかよく分からなかった。ダンス・ムーブとカワイサの中に入って2分後には、私は夢中になっていた。神バンドもそのキャッチーなリフとビートでものすごく愉しませてくれた。メタル文化の一部であると同様に、これは日本文化でもあり、女の子たちはリード・シンガーのスゥメタル、そして残りの二人のおさげのかわい子ちゃんたちはユイメタルとモアメタルという芸名を持っている。曲の大部分は日本語で歌われ、基本的にJポップの歌詞とボーカルであるにもかかわらず、メタルの潜在的要素をうまく活かすことに成功しており、彼女たちが巻き起こす、この世で最もカワイイ、ぴったりと揃った「モッシュ・ピット」のダンス・ムーブによって、楽しめない時間を持つことはとても難しい。三人は、目立たないようにバッキング・トラックを使用しており、全体を通じて笑うしかない瞬間があるにもかかわらず、このバンドはばからしいのと同じくらいシリアスだ。パワー/スピード・メタルのバイブが確実にあり、この女の子たちのメタルにインスパイアされたエネルギッシュなダンス・ムーブを新しいワークアウトのルーチンにしたら、どれだけやせられるか想像して欲しい。この晩、一番こわかったところは、女の子たちが黒のクロークを着て登場し、ウィルターンをはるか彼方(far, far away)のメタル銀河へと誘った時ではなく、バンドがアンコール前に姿を消して、観客が柔らかなユニゾンのささやき声で、「BABYMETAL」とチャントした時で、不気味なカルトっぽかった。そして一番最後に、シンプルな英語で、スゥメタル[原文ママ]が、「あなたは私をとても幸せにしてくれます」、「また会いましょう」、「すぐに会いましょう」と言った。

まとめれば、彼女たちを、ばからしい領域からメタルの将来の希望に満ちた未来へと運んだ体験によって、音楽に関する意見の相違に順応することと、ボーカルとダンス・ムーブの対比が純粋な興奮が生まれた。触れておくべきそれ以外の面として、ある時はメイン・シンガーだけがステージに立ち、あるいはバックアップの女の子たちだけがステージに立ち、あるいはバック・バンドだけがステージに立ったけれども、この切替がきちんと振り付けられているので、ショー全体が一つのストーリーを語っていたことが挙げられる。三の魔法を伴った文楽の要素があり、ステージのストーリーテリングは、コンセプトが良く考えて、知的に作られていることを明らかにしていた。彼女たちのライブをぜひ見て欲しいと思う。これは大変革をもたらすものであり、その間、YouTubeで見るしかないのであれば、スゥメタルが"Breaking the Law"をロブ・ハルフォードと歌い、残りの二人が赤と黒のフライングVギターを演奏しているビデオを確かめて欲しい。このバンドについての唯一の悲劇は、残念ながら、彼女たちが交替させられるだろうということだ。それでも、2016年4月にリリースされた「Metal Resistance」をフォローアップする現在のツアーを確かめて欲しい。もしヘビー・メタルをカワイイと呼ぶ勇気があるのなら。

▼元記事
Babymetal Plays Sold-Out Show At The Wiltern


[iRock] BABYMETALがロブ・ハルフォードと共演

BABYMETALがロブ・ハルフォードと共演

iRock(2016年7月19日)

2016年オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードの授賞式で、メタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードが、日本のバンド、BABYMETALを伴って、この女の子たちのセットで3曲のうち2曲を歌った。

そのユニークなポップとメタルの融合を通じて、音楽市場に浸透してきたBABYMETALとJUDAS PRIESTのハルフォードは、"Painkiller"と"Breaking the Law"を共演した。

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
Baby Metal comparitio escenario con Rob Halford


[Vegalume] JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードとBABYMETALの女の子たちの出会いを見よ!

JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードとBABYMETALの女の子たちの出会いを見よ!

レダソン(2016年7月21日)




今年のオルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードは、7月18日月曜に開催され、JUDAS PRIESTのボーカリスト、ロブ・ハルフォードとエクストリーム・メタルとヘビーなJポップを融合する日本のグループ、BABYMETALが変わった出会いを見せた。

残念ながら、メタル史上最もパワフルな声の持ち主であるハルフォードが、この日本のバンドの最大のヒットである"ギミチョコ!!"を歌うところは見られなかったが、パーティの出席者は、JUDAS PRIESTの名曲、"Painkiller"と"Breaking the Law"という不滅のメロディーを聴くことができた。

ハルフォードが登場する前に、女の子たちはヒット曲、"Karate"を披露した。

フル演奏はこちらから。

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
Veja o encontro de Rob Halford do Judas Priest com as garotas do Babymetal!


[Tenho Mais Discos Que Amigos] 世代の出会い:BABYMETALとJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードが名曲に触れる

世代の出会い:BABYMETALとJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードが名曲に触れる

"Painkiller"と"Breaking the Law"の演奏を見よ



トニー・アイエ(2016年7月21日)

BABYMETALはJポップとヘビー・メタルをミックスする日本のグループで、世界を席巻し、ヘビー・メタルの重要なフェスティバルで演奏する一方で、批判も受けてきた。

今週、女の子たちとバンドは、オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードの授賞式で演奏し、このジャンルで最も重要な人物の一人、ロブ・ハルフォードから祝福を受けた。

BABYMETALとハルフォードは、JUDAS PRIESTの名曲、"Painkiller"と"Breaking the Law"を演奏している。この演奏は以下のリンクから見ることができる。

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
Encontro de gerações: Babymetal e Rob Halford tocam clássicos do Judas Priest


2016年7月25日月曜日

[YouTube] CKNがAPMAのBABYMETALとロブ・ハルフォードの共演に反応

CKNがAPMAのBABYMETALとロブ・ハルフォードの共演に反応

カバーキラーネイション(2016年7月19日)

[あまり聞き取りは得意ではないので、かなり聞き違いがあると思います。すいません]




オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードについてはそんなに話さない。俺たちがカバーしたようなメタル・ハマーやそのゴールデン・アワードのような大きな議論を生み出すものではないからだ。

でも昨晩、オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワード・セレモニーで彼らは演奏を行った。APMAで。これはサムライの歴史になった。見たか? これを見たか? これを見たのか? 俺が続ける前に、まず見たか、見なかったのかをコメント欄に書いてくれ。説明ボックスのところにリンクがあるから。

BABYMETALとロブ・ハルフォードが同じステージに立ったんだ。それもただ立ったんじゃない。世界に向けて共演したんだ。

BABYMETALがまずステージに立って、"Karate"を演奏した。それからフォックス・ゴッドが出てくる短い幕間があって、ナレーターがメタル・ゴッドとフォックス・ゴッドが出会って新しい伝説が生まれるとか。それからロブ・ハルフォードがステージに上がって、そのまま"Painkiller"を始めて、ロブとスゥが歌ったんだ。これはとにかくすごく良かった。

今朝議論をして、なぜ"Painkiller"を選んだんだろう訊かれたんだ。その後で"Breaking the Law"をやったし、そっちもものすごかったからね。なんで"Painkiller"を選んだんだろう。ロブはああいう曲をやってももうスクリームできないんだし、と。演奏を実際に見てみれば、なぜそうしたのかについて少し答えが得られると思う。スゥとロブがお互いにシェアしたスクリームは、信じられないものだった。最初はあのスクリームをやらなかった。肩慣らしでギアを上げるという感じだったんだろう。これはとても素晴らしいカバーで、あり得ないほど良くて、息が詰まるほどだった。それでいてあの雰囲気は保たれていた。ロブのボーカルはハイピッチな感じになっていて、不思議な感じだったけど、それでもとても良く聞こえたし、それでもステージを歩き回り、バンドとやりとりしていた。

BABYMETALは、この演奏についてプロフェッショナルであるのと同じくらいにスターに夢中だったんだと思う。たとえ、これから何が起こるのかが分かっていたとしてもだ。たぶんこの曲を選んだのはJUDAS PRIESTやロブ・ハルフォードに対するちょっとしたトリビュートだったんだろう。何がBABYMETALのお気に入りのトラックなのかは分からない。でもBABYMETALは2015年にロブ・ハルフォードに出会い、BABYMETALとメタル・ゴッドでソロ・アーティスト、そしてJUDAS PRIESTであるロブ・ハルフォードの間には多くの承認があったのだろう。"Painkiller"はとにかく彼らのお気に入りだった。女の子たちか、マネージメントか、ギタリストか、あるいは全員が、"Painkiller"が私たちのお気に入りと言ったんだろう。あるいはロブ・ハルフォードが、"Painkiller"だよとBABYMETALに言ったんだろう。どちらでも構わない。とにかくしびれるような雰囲気が合って、ユニークで、起こるはずがないと思っていたことが起こったんだ。そして起こったとして、君は「あれは比較的たいしたことはなかった」、とか「これは期待がしぼんでいく感じだ」とか「何もかも予想通りだった」とか、1,001人が「俺は正しかった」と言うことになると予想していただろう。

そうはならなかったんだ。昨晩、伝説が生まれたんだと思う。あのコラボレーションのことを百万人が話している。たくさんのメタルヘッドによって、「俺はあの演奏を見損ねたんだ」とおおっぴらに語られるものだ。YouTubeのこの演奏のビデオはすぐに上がったので、俺のところには何人かからメッセージが届いて、すぐにチェックしろ、きっと嬉しく思うぞと言われたんだ。それで俺は見てみて、おれは嬉しかった。本当に嬉しかった。これは本当に素晴らしい。これは俺たちのジャンル、ヘビー・メタルのためにものすごく良いことだ。

あの女の子たちは、このジャンルを破壊するつもりじゃない。君たちの多くとは違ってね。俺たちはこの演奏から多くのメッセージを語ることが出来る。これは言葉によるものではない。BABYMETALとロブ・ハルフォードの間に見える、お互いに対する敬意から伝わるものなんだ。

まだこの演奏を見ていないなら、これは12分ほどの演奏だ。全部で3曲だけ。最初の曲は女の子たちだけの"Karate"で、そのままハルフォードとのコラボにスキップしてもらってもいい。5〜6分スキップするだけだ。オープニング・ナレーションが始まるところまで。あそこが唯一つまらなく思えた場所だ。

とにかくコメント欄で君の意見を聞かせて欲しい。俺の名前はカバーキラーネイション。

ベビーメタルはまあまあだという連中については俺は気にしない。どうでもいい。俺にくっついたままにさせるから、永遠に。あるいは何か馬鹿なことをやらかすまでは。でもそんなことは起こらない。そんなことはない。

どう考えているのか教えてくれ。俺はカバーキラーネイション。またあとで。

▼元記事(動画)
CKN Reacts to BABYMETAL and ROB HALFORD Sharing the Stage at the APMA's


[Metal Insider] レビュー:BABYMETALのロサンゼルス帰還の内幕(写真多数)

レビュー:BABYMETALのロサンゼルス帰還の内幕

メタル・インサイダー(2016年7月19日)




過去数年で最も大きなブレイクスルーを果たしたバンドの一つが、自分たちの音楽をバッキングするヘビー・メタル・バンドと共に歌う3人のティーンエイジャーで構成される、Jポップとメタルのフュージョン、BABYMETALである。メタル・コミュニティーにおける反応は二分されている。メタルは、変化、特に外部からの影響がかかわるそれを受け入れるのをためらうことで知られている。だが、中にはこれに逆らう者もいて、この日本のバンドの大ファンとなる。

BABYMETALは最近、北米ツアーを終えたところで、ギグを行った場所の一つが、カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルターン劇場だった。2014年のデビュー・アルバム以降に女の子たちが得た人気をすれば、このショーが、あらゆる年齢、そして背景を持つ熱心なファンによってソールド・アウトとなり、収容人数一杯までぎゅうぎゅう詰めになったことは驚くまでもない。ファンベースの大部分が日本の音楽好きの十代で構成されると考えるのは簡単だが、女の子たちは、自分たちがどれだけ、最もダイハードなメタル・ファンを魅力することができるのかを見せてくれた。

中に入らずに、会場でぎりぎりのチケットを手に入れようとやってきた連中もいた。ブライアンがその一人で、バンドの真のフォロワーだ。なぜBABYMETALに共感を覚えるのかについて、こう語ってくれた。

「僕がBABYMETALが好きなのは、主にいろいろなジャンルを一つにミックスするからだ。メタルがあり、JポップやKポップやそれ以外の音楽の要素がちょっとあり、頭から離れない。初めてBABYMETALを見に行ったときは、2年前のフォンダ劇場で、当時見た中では最高のショーの一つで、本当に楽しかった。だからまたきて、ウィルターン劇場に入れるか見に来たんだ。でもチケットがないので、支払わずにうまくチケットが手に入らないか見に来たんだ。どうなるかは分からない」

会場は午後8時に開場し、ショーは1時間後に、前座なしで始まった。これは「BABYMETALとの夕べ」だったからだ。その間、多くの人々がロビーやパティオにたむろして、BABYMETALや何がお気に入りかについて話すことにした。このショーはロサンゼルス・エリアで行われたが、世界中から集まったファンが見つかった。俺たちは外で立っている友人同士、チャンとはるばる日本からやってきた「ジンボ」に出会った。

ジンボはMETALLICA、MEGADETH、SEPULTURA、それにインダストリアル・メタル・バンドのいくつかに魅力を感じているオールド・スクールのメタル・ファンだが、この女の子たちに惹きつけられ、次のように明かしている。

「俺がBABYMETALが好きなのは……とても変だからだ、どう言えばいいのかな。BABYMETALを聴くと、こう思うんだ。「これはとてもクールな・リフだ。クールな・ギター・リフがきて、それから女の子たちが歌い出すと、「俺は何を聞いているんだ、ばからしい」(笑)となる。でも夢中になってしまった。でももちろんメタルヘッドはとても保守的だから、しばらくは好きだと言えなかったんだが、2年前にフォンダ劇場でBABYMETALを観たときに、怪しいメタル・ファンのかたまりが乗っているのを見て、「OK、もうBABYMETALが好きだと言える」と思ったんだ」

一方で、チャンはメタルヘッドではなく、友人からBABYMETALのことを聞いただけだったが、YouTubeで聴いてから、やはりバンドに関する意見を持っている。

「バッキング・バンドは明らかにものすごいプロで、かなり作り物だけど、ものすごく天才的だ。他のバンド、LADYBABYだっけ? みたいに。だからいまはもうすごいことになってるんだ」

他の場所、具体的にはアリゾナ州フェニックスやモジャベ砂漠からきた友人たちのグループ、ジェイムソン、ジェイク、トレバー、リチャードのように「BABYMETALはすごくて、とてもカワイイ」から来たという連中もいる。

BABYMETALのことを話す残りのファンと同様に、彼らはバッキング・バンドの音楽的技巧とメタルとJポップのミックスを賞賛している。BABYMETALをライブで観たくてたまらなかったので、一人が酔っ払った晩に、フェースブックのフィードでショーの告知を見て、チケットを取ることにした。

私たちが話しかけた人々の多くと対照的だったのがマーサで、彼女は好奇心からショーに足を運んだ、メタルヘッドではない人物だ。ヘビー・メタルではなく、主にJポップ側からバンドに興味を持っており、これは彼女にとって今年最後の「メタル・ショー」だと考えている。違った観客とショーを分かち合うことは、「興味深く、楽しい経験」だと表現しているが、別のメタル・ショーに行くことには興味を持たないだろうと言う。

BABYMETALに対する狂乱はものすごいので、バンドの運営は、ダフ屋がより高い値段で売ることを避け、BABYMETALのファンが買えるようにするために、デザイン1つに2つまでと制限することで、マーチャンダイズのような一部のものについて制限をかけるはめになった。

ショーは、予想通り進行し、ものすごい数のファンができる限り、踊り、歌い、ヘッドバンギングその一秒一秒を楽しんだ。ヘビー・メタルの典型的な規範から生み出した破壊的な衝撃によって、ユニークな体験をするために人々が集まり、ロサンゼルスのショーでこのことを目撃することになった。BABYMETALは自分たちのシーンには不適切だと考える熱狂的なメタルヘッドはいるかも知れないが、BABYMETALが基本的に独自のジャンルを創り上げ、ずっと取り組んできた認知を得つつあることは無視できない。

ショーは成功であり、ブレイクの間にポケモンを捕まえるために時間を取る誘惑に勝てなかった者は少しいたものの、このような気を逸らすものは、目の前の素晴らしいショーの間続くわけではなく、多くは女の子たちの魅力とバンドの圧倒的な演奏力によって魅了されていた。

スラッシュ、CARCASS、あるいは昨晩APミュージック・アワードでBABYMETALと共演したJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードのようなメタル・レジェンドの保証が、BABYMETALにふさわしい信用を与えないのだとしたら、なお他に何かあるとは思えないのだが。

▼元記事
Review/Photos: Inside Babymetal’s return to Los Angeles


[Metal Sucks] BABYMETALなどはどれくらいライヴで稼いでいるのか

SLIPKNOT、BABYMETAL、IN THIS MOMENT、サリー・エルナなどはショーを演じてどれくらい稼いでいるのか知りたくないか?




メタルサックス(2016年7月21日)

最新のチケット売上レポートが届いて、いつも通りPRPは、これを分類するという大仕事を行い、注目に値するメタルおよびハード・ロック・バンドの一部について、チケット売り場の売り上げをポストする。

いつも通り、この数字はこういったアーティストがどれだけのカネを家に持ち帰るのかについて完全に正確に反映しているわけじゃない。チケットについての数字が分かっても、バンドはクルーや移動費を払い、プロモーターに分け前を分け、マネージャーやブッキング・エージェントに支払をしてといった具合だからだ。一方で、こうした数字はマーチャンダイズの販売金額は含んでいない。ただ、こういった切符売上のレポートは、それぞれのバンド、特に相対的にどれくらい稼げるのかについての一般的なアイデアを得ることはできる。

ハイライトをいくつか:

アーティスト:SLIPKNOT、MARILYN MANSON、OF MICE & MEN
会場:ブリジストン・ホール、テネシー州ナッシュビル
日付:2016年6月28日
総売上:319,103ドル
観客/席数:7,443/13,995
チケット価格:79.95ドル、29.95ドル

アーティスト:BABYMETAL
会場:プレイステーション・シアター、ニューヨーク州ニューヨーク
日付:2016年5月4日
総売上:103,010ドル
観客/席数:2,150/2,150
チケット価格:49.50ドル

(後略)

▼元記事
Wanna Know How Much Money Slipknot, Babymetal, In This Moment, Sully Erna, and Others Earn to Play Shows?


[Fujirock Express] BABYMETAL(ライブ・レポート)

BABYMETAL(ライブ・レポート)

ローラ・クーパー(2016年7月24日)

BABYMETALは、ものすごい天国にいる




ハードコアなBABYMETALのファン達は、無慈悲なほど厳しいホワイト・ステージのエリアに早朝から陣取っていた。これはものすごい数のこのグループ自身のマーチャンダイズばかりでなく、JUDAS PRIEST、NAPALM DEATH、そしてオズフェストのTシャツを含む、ギグにふさわしい服装を身にまとったヘビー・メタル・ファンの雑多な集まりだった。老いも若きも、男も、女も、あざけりに対してもダイハードだった。

BABYMETALは幅広い人々を魅了しており、同じ数だけ嫌悪もされている。フジロックへの登場のアナウンスは、このフェスのような聖域の中には、作り物のアイドル・グループのための場所はないと考える者から物笑いの種にされた。それ以外の連中は、たぶんフジロック「別にいいじゃん」的な姿勢の一例と見ていたのだろう。

君がBABYMETALについてどちらのスタンスを取るにせよ、バンドがステージに立つ1時間前には、川のところまでホワイト・ステージが満杯になったことで、このフォックス・ゴッドの強力な魅力を否定することはできなかった。BABYMETALの前のROBERT GLASPER EXPERIMENTは、狭いスペースに詰め込まれた15,000の人々を見、オーボエで熱狂するのを目にして、自分たちは大成功したと思ったに違いない。

BABYMETALの最も良く知られる曲の一つ、"ギミチョコ!!"が、セットのオープニングで、この曲の人気はこの巨大な観客の中でも消えることはなかった。スゥメタル、ユイメタル、モアメタルは、自分たちがこのカワイイ曲よりも大きくなって、もっと何かを求めているように、少し不機嫌で、自分たちの演奏に満足していないように見えた。"Catch Me If You Can"の間に神バンドが、たぶん自分たちはメタル・バンドではないかも知れないというほのめかしに対して見せびらかすために、短い自己紹介の時間を与えられた。続くメタルの強烈さを持つ曲で、観客はサークル・ピットを始めた。せっかくの印象的なバンドの演奏も、その上で女の子たちが歌っているのでどちらかというと台無しになったように感じられた。

BABYMETALの問題はここにある。自分にもあると思うかも知れないが、BABYMETALには相当の認知的不協和があるのだ。BABYMETALの存在は、ある種の音楽が聞かれるべき場所はどこか、そして誰がそれを届けるのかという予想に挑む。アイドル・グループはフジ・ロックで演奏するべきか? 他のグループはチャンスを得ることはまずないだろうし、BABYMETALは、ホワイト・ステージで演奏するPERFUMEやAKB48へのゲートウェイドラッグ(入門薬物)とはならないだろう。私たちは、一部の半信半疑の人々のちょっとしたあやまちに対して媚びるためにヘビー・メタルを利用することを許すべきか?

BABYMETALを迎えたことは、メタル・ジャンル自身の世代や人種を超越する能力をまねる、よりグローバルで、他世代のアピールを示唆している。そして私たちはメタル・バンドのフロントを務める3人の女の子たちをどう取り扱うべきなのか? それはフォックス・ゴッドに答えてもらおう。

セットの残りは、"イジメ・ダメ・ゼッタイ"や"Karate"のようなBABYMETALのグレーテスト・ヒットの紹介で、前方でサークルピットを狂ったように走り回るフェスティバル・ファン、そしてそれまで円を描いて走り回る人々の一群を見たことがなく、完全にショーに吹っ飛ばされたように思える後方の一般人にふさわしいものだった。何かよりすごいものが待っているように示唆したのは、後の方に追加されたバンドの最新アルバム、「Metal Resistance」からの"Karate"だ。スゥメタルは、アンセム的なコーラスに支えられて、パワフルなボーカル・パフォーマンスで強い印象を与えた。LACUNA COIL、あるいはあえて言えばEVANESCENCEのようなバンドを思わせ、まだまだよりすごく、より良いものが待っていることを暗示した。BABYMETALはもうベビーではなく、ショーは多くにとってのバンドに関する誤解を正すものだった。このバンドの将来に何が待っているのかはフォックス・ゴッドしか知らない。だがいまは、BABYMETALは、メタルの女神たちのはるかに高い神殿に到るための超越を始めたと言えることは間違いない。

[訳注:タイトルがその後、「Baby Metal Bring Fuji Rock to a Standstill=BABYMETALがフジロックを立ち往生させる」に変わっています]

▼元記事
Baby Metal Are in Fucking Heaven


2016年7月24日日曜日

[Better Than Sliced Bread] BABYMETALはメタル以上にメタルかも知れない

BABYMETALはメタル以上にメタルかも知れない

エスコ・スオランタ(2016年7月22日)




2016年のBABYMETALのアルバム、「Metal Resistance」の最初の曲、"Road of Resistance"の最初の10秒で、本気のバンドであることが分かる。それでも、0:55以降を予想しているリスナーはいないだろう。スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルは、バリハラの宮殿にふさわしいヘビー・メタル・アンセムを創造し、続く残りも比較して遜色ない。

でも一体全体どうしてJポップ・アイドル・ボーカルとあらゆる種類のエクストリーム・メタルのギミックがこんなにロックするんだろうか?

2010年に、スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルは12〜13歳で、日本のアイドルを演じるという平凡な日々を過ごしていた。三人はメタルのことを聞いたこともなかった。これが彼女たちがやったことだ。

["メギツネ"へのリンク]

6年の間に、BABYMETALは2枚のフルレンス・アルバムをリリースし、「Metal Resistance」は、米国のトップ40、英国のトップ20入りした。2015年には、明らかに主催者の承認なく(あるいは賢いPRの技として)ダウンロードでDRAGONFORCEと共演した。現在、BABYMETALはワールド・ツアーを行っており、(今回はダウンロードから招かれ)、シアトル、サンフランシスコ、そしてロサンジェルスでソールドアウトした観客に演奏している。そしてロブ・ゾンビがBABYMETALのヘイターをしかりつけた。

さて、誰でも「ロビーさん」に対して議論し、BABYMETALのようなバンドは製品に過ぎず、巨大なエンターテインメント財閥の心の狭いビジネス仲間による発明品であり、従って完全にダメだということができる。BABYMETALのアルバムにはいくつかつなぎの曲やシーケンスがあるかも知れない。それは否定できない。

だが、そうか? これはあり得ないぐらいメタルだ。

["Karate"へのリンク]

三人のエネルギッシュで、大仰で、(メタルの基準では)スタイリッシュなステージ・パフォーマンスを組み合わせたBABYMETALの音楽は、ヘビー・メタルがこれまで探ってこなかった要素を捉えているように思える。ALICE COOPER、BLACK SABBATHなどが止めようもなく老いていく中、何かドラマティックな素質のあるバンドに対するニッチがあるのかも知れない。このようなかたちで、BABYMETALのカワイイ・メタルは、GHOSTのようなバンドと同じような分野に居場所を見つけたのかも知れない。両方とも、理屈の上ではどれだけ馬鹿げていても、実際には、ばからしく見えないようなやり方を共有しており。MANOWAR、RHAPSODY、そして大部分のフォーク・メタルのような大仰さのシリアスな追究者とは違って。

特に、BABYMETALは、幅広く理解されている日本の産業のやり方の長所を例証している。経済としての日本は、いつも借り物をしたり、露骨に盗んだりしてきたが、めったに安物のコピーを生み出すことはなかった。ウィスキー・マニアやロー・デニムのジャンキーに聞いてみればいい。日本製品はすごいと言うだろう。西側のブランドがコピーしようとするほどに。さらに、日本のデザインのより高いレベルでは、コピーはオリジナルに対する最高の評価となり、この敬意が完成した日本品の品質と出来映えに反映される。

同じようなかたちで、BABYMETALは派生物だ。「DREAM THEATERが良かった頃のDREAM THEATERの曲」、「スラッシュ・ナンバー」、そして「ソロ・ギターの祭典」がある。"Road of Resistance"を笑っちゃうくらいDRAGONFORCEよりもっとDRAGONFORCEらしくするDRAGONFORCEらしささえもある。

しかしBABYMETALを違うものにしているのは、あらゆるその折衷主義の中で、この派生という行為が極限まで実施され、この行いのすべてである卓越した専門技術によって実現していることにある。これにより、このJポップのギミック(あくまで西欧的な観点からのギミックだが)は、まったくギミックではないものとして示される。アイドルJポップは明らかにメタルのために作られており、なんでこのことにもっと前に気付かなかったのか、俺たちは何というバカだろうか。そしてBABYMETALがコピーしている瞬間があるとしても、決してチープなコピーだったことはない。

次の曲で目と耳を休めてくれ。(ボリュームを最大にして聞くこと)

["Road of Resistance"へのリンク]

▼元記事
Babymetal Might Be More Metal Than Metal


[Horns Up] BABYMETALがロブ・ハルフォードと共演

BABYMETALがロブ・ハルフォードと共演、"Painkiller"と"Breaking the Law"を解釈

シフール(2016年7月19日)




CARCASS、SLAYER、あるいはABBATHのメンバーとの写真が5分かかるとしたら、BABYMETALはステージにJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードを招くことで、トップ・スピードで話を進めることに決めたようだ。アワードのビデオが示すように、それぞれの運命は人々に衝撃を与えてきたが、偶然の出会いから、フォックス・ゴッドとメタル・ゴッドが出会い、JUDAS PRIESTのシンガーと共演することになった。オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードで、"Karate"の演奏後、スゥは、ロブと"Painkiller"を歌い、続いてモアとユイがギターを持って加わり、"Breaking the Law"を演奏した。

ロブとスゥはこの記憶に残るイベントのあとで、短いコメントを残している。

[APMAのビデオへのリンク]

「実に圧倒的だ。BABYMETALはPRIEST同様に1000%を与えた。彼女たちはヘビー・メタルの新しいフロンティアに向かって先頭を切っている」とハルフォードは演奏後のステートメントで述べている。「本当にものすごくて素晴らしかったです」とスゥメタルは言う。「メタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードとの共演はいつも私の夢でした。夢が叶うなんて思ってもいませんでした!」

▼元記事
BABYMETAL sur scène avec Rob Halford pour interpréter Painkiller et Breaking The Law


[Head First] ダウンロード・フェスティバル・レビュー(2016年6月10日)

ダウンロード・フェスティバル・レビュー(2016年6月10日)

ローワン・ピアンカステッリ(2016年6月24日)

「これは俺の沼だ」




神よ、あの雨。今年のダウンロードの天気は、最も頑固な無神論者もノアの箱舟の物語には真実が含まれていると信じさせるほどだった。テントを丘のふもとに張った運の悪いキャンパーは、キャンプ場に望まない水源を得ることになり、傷に塩を塗るように、多くは水曜と木曜の日ざしで日焼けもしていただろう。しかし、(長髪とデニム・ジャケット以外に)ロックとメタルのファンが悪名高いことが一つあるとすれば、それは決意であって、ちょっとばかりの(実際には「ちょっと」よりもずっと、ずっと、ずっと多かったが)雨も、連中が楽しむのを止めることはできなかった。

(中略)

BABYMETAL (9/10点)

知らない人のために説明すると、BABYMETALは、Jポップ・グループがコンベヤーやXファクターのようなかたちで作られている日本の音楽産業の産物だ。だが、この例では、作られたJポップ・グループは、メタル・バンドの前に押し出されている。

金曜は、週末で最悪の天気であり、土砂降りが5〜6時間続きいたが、朝の日ざしのあとで、誰もそれを期待していなかった。でもこのことはステージに登場し、全力でショーを始めたBABYMETALを止めることはできず、多くの人々が自分たちを取り囲んでいる雨という苦痛の種を忘れさせた。BABYMETALが行ったステージ・ショーは特に話題のもとであり、このバンドの中心となるJポップ・トリオは、セットを通じて完全に振り付けされたダンスを踊った。3人の十代の女の子が「メタル」バンドの表看板であることに嫌悪を覚える熱烈なメタルヘッドがいたことは間違いないが、正直なところ、君が優れたショーをそのまま楽しめないのであれば、君は退屈な人間であり、いなくなるべきだ。

(後略)

▼元記事
Download Festival review (Friday, 10/6/16)


2016年7月23日土曜日

[Team Rock] 21世紀のお気に入りのアルバムに投票を

21世紀のお気に入りのアルバムに投票を

メタル・ハマー(2016年7月22日)

過去16年の間に山のような素晴らしいアルバムがリリースされたが、君にとって一番はどれだろうか?




メタル・ハマーの最新号で、俺たちが21世紀最高のアルバム100枚をカウントダウンしたところ、(ハマーのスタッフはもとより)ハマーの読者の間で議論のようなものが生じた。だから、2000年1月1日以降にリリースされたベスト・アルバムについて君の意見を聞きたいと思う。

俺たちは21世紀最高のアルバムはSLIPKNOTの「Iowa」だとしたが、君は同意しないかも知れない。BEHEMOTHかMASTODONかLAMB OF GODかWATAINがベストと考えるかも知れない。NIGHTWISHやCARCASSに情熱を感じるかも知れない。メタルは「Hybrid Theory」で頂点を迎えたと考えるかも知れない。俺たち、そして世界に対して、今世紀最高と名付けられるべきなのはどのアルバムなのかを教えるチャンスだ。

下で投票を行ってくれれば、君たちが切望される肩書きに何がふさわしいと考えているのかの結果を来週発表する。

▼元記事
Vote for your favourite album of the 21st century


[Japan Yay!] モアメタル、アメリカで17歳に

BABYMETALの米国ツアーがシカゴとオハイオで終幕、モアメタルが17歳に

デイブ(2016年7月17日)




世界中のファンが、7月4日に17歳になった、モアメタルとしても知られる菊地最愛の誕生日を祝福した。

BABYMETALトリオの最年少(ユイメタルは6月17日に17歳になった)モアは、2010年にバンドが結成されて以来、ずっと活動している。でも、モアはショービジネスに長くかかわってきた。

2007年に8歳の若さで、モアは、日本最大の芸能事務所の一つ、アミューズと契約した。契約アーティストには、PERFUME、星野源、そしてSOUTHERN ALL STARSなどがいる。モアは、オーディションで第2位になり、この地位を獲得した。

11歳の時に、小学生と中学生のために企画されたアイドル・グループ、さくら学院に加わる。このグループの一員であると同時に、モア、ユイ、そしてすず香は、重音部に加わり、これが継続してBABYMETALになった。

すず香は2013年にさくら学院を卒業し、ユイとモアは2015年にグループを離れたが、事務所は女の子たちのグループを続けることにした。2015年には、BABYMETALは、ずっと知られていないさくら学院をはるかに飛び越して、世界的な現象となっていた。

モアは、西海岸で大きな2つのショーを抱えて、米国で誕生月を祝った。

BABYMETALは17日にシカゴ、18日にはオハイオのAPミュージック・アワードに向かい、旅を終える。シカゴのショーについてはまだチケットが手に入るので、最後に行く事に決めたら、今夜の午後5時(中部標準時間)だ!

▼元記事
BABY METAL U.S. Tour Coming To End In Chicago & Ohio, MoaMetal Turns 17


[Ultimate Guitar.com] JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードがBABYMETALと"Painkiller"を演奏

JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードがBABYMETALと"Painkiller"を演奏

(2016年7月19日)




JUDAS PRIESTのフロントマン、ロブ・ハルフォードが日本の十代のポップ・メタル・バンド、BABYMETALのファンなのは秘密でも何でもない。

いま、伝説のボーカリストが、JUDAS PRIESTのクラシック2曲の演奏で、このグループと手を組んだ。

ブラバーマウスのレポートによれば、ハルフォードは月曜の夜(7月18日)オハイオ州コロンバスのショッテンスタイン・センターで行われた、オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードに出演した際に、BABYMETALとステージに上がり、"Painkiller"と"Breaking the Law"を演奏した。下のフッテージから見ることができる。

BABYMETALのスゥメタルは、ハルフォードとの共演について、「どう感じて良いのかさえ分かりませんでした。メタル・ゴッドとの共演が本当に実現したなんて信じられません」と述べた。

ハルフォードは、次のように付け加えている。「このようなユニークな信念を持って、ここ数年の間に大きく成長している、こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできること、そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだ。メタルのルーツから未来のメタル世界へと、さらに継続して力が移っていく証拠だ!」

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
Here's Judas Priest's Rob Halford Performing 'Painkiller' With Babymetal


[Ligado a musica] ロブ・ハルフォードがBABYMETALと共演:見よ(ブラジルの報道、短いです)

ロブ・ハルフォードがBABYMETALと共演:見よ(ブラジルの報道)

(2016年7月20日)

世代を超えた集いであるオルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードは、オハイオ州コロンバスで、月曜(18日)に行われた。約束された通り、日本のバンド、BABYMETALが、JUDAS PRIESTのボーカリスト、ロブ・ハルフォードと共に登場した。

女の子たちは、セカンド・アルバム、「Metal Resistance」収録の"Karate"で演奏を始めた。次にビデオがハルフォードとBABYMETALの出会いをアナウンスした。両者は、JUDAS PRIESTのクラシック、"Painkiller"と"Breaking the Law"のメドレーを披露した。下のビデオを見てくれ。

▼元記事
Rob Halford divide palco com Babymetal; assista


[Metal Hammer.de] ビデオ:BABYMETALとロブ・ハルフォードがオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードで共演

ビデオ:BABYMETALとロブ・ハルフォードがオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードで共演(メタル・ハマー・ドイツ)

アイク・クラメール(2016年7月19日)

[重訳です]




日本のポップ・メタル・バンド、BABYMETALとJUDAS PRIESTのフロントマン、ロブ・ハルフォードが事前にアナウンスしていたように、PRIESTのクラシック、"Painkiller"と"Breaking the Law"をオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードで演奏した。これは圧倒的だった。BABYMETALのバンドの演奏は、この日本人の女の子たちのスタジアムでの演奏以上にすごかった。また、最初はフロントウーマンのスゥメタルだけがステージに上がり、残りのメンバーは"Breaking the Law"でギターを演奏した。

ビデオでこのショーを見てくれ!

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
Video: Babymetal und Rob Halford performen bei den Alternative Press Music Awards


[I'm Music Magazine] BABYMETALとロブ・ハルフォード共演の公式動画

JUDAS PRIESTの"Painkiller"と"Breaking the Law"を演奏するためにチームアップしたBABYMETALとロブ・ハルフォードの公式動画

jpジュース73ニューズ(2016年7月19日)




ポップ・メタルのアイコン、BABYMETALとJUDAS PRIESTの伝説のボーカリスト、ロブ・ハルフォードをフィーチャーした、この夏、最も期待されていたメタルのマッシュアップ演奏が、昨晩第3回オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワード(Journey’s Alternative Press Music Awards, Fueled by Monster Energy)で実現した。JUDAS PRIESTのクラシック、"Painkiller"と"Breaking the Law"での、BABYMETALのスゥメタルとハルフォードのボーカル・バトルをフィーチャーしたこの演奏は、「フォックス・ゴッド」と「メタル・ゴッド」の出会いとなった。

昨晩の公式フッテージの独占ストリームはRollingStone.comから。またBABYMETALとロブ・ハルフォードのインタビューもある(http://www.rollingstone.com/music/news/watch-rob-halford-cover-judas-priest-with-babymetal-w429794)

今年、オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードは、オハイオ州コロンバスで開催され、スペシャル・ゲストと何世代もの音楽ファンを超越するものすごい音楽で、その3度目を祝福した。第3回年次APMAは昨晩(2016年7月18日)、オハイオ州立大学のキャンパスにあるショッテンスタイン・センターで行われた。過去2年間、APMASはツイッターとフェイスブックで、世界中でトレンド入りした。

ファンは、イベント後48時間の限定期間で、アマゾンからこのショーをもう一度見ることができる。ショーを通して見るには、7月20日午後7時(東部標準時間)までにwww.amazon.com/apmasを訪問して欲しい。

まとめなどのショーの情報については、www.altpress.com/apmasへ。

▼元記事
Official Footage of BABYMETAL and Rob Halford Teaming Up to Perform Judas Priest’s “Painkiller” & “Breaking The Law”


[Vagalume] JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードとBABYMETALの女の子たちの出会いを見よ!

JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードとBABYMETALの女の子たちの出会いを見よ!

レダソン(2016年7月19日)

[重訳です、ご了承ください]




18日月曜に行われた今年のオルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードは、JUDAS PRIESTのボーカリスト、ロブ・ハルフォードとエクストリーム・メタルとJポップを融合する日本のポップ・グループ、BABYMETALの女の子たちの奇妙な出会いで特徴付けられた。

残念ながら、今回は、BABYMETALの最大のヒットである"ギミチョコ!!"の歌詞を歌う、メタル史上最もパワフルな声の持ち主の一人であるハルフォードを見ることはできなかったが、会場に居合わせた者は、JUDAS PRIESTのクラシック2曲、"Painkiller"(1990)と"Breaking the Law"の不滅のメドレーを聴くことが出来た。

ハルフォードが登場する前に、女の子たちはヒット曲、"Karate"を演奏した。

フル演奏はこちらから:

[APMAのビデオへのリンク]

Fireflyで、JUDAS PRIESTとBABYMETALのサウンドを聞いてくれ!

▼元記事
Veja o encontro de Rob Halford do Judas Priest com as garotas do Babymetal!


[Kerrang Radio] 見よ!:JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードがBABYMETALとデュエット

見よ!:JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードがBABYMETALとデュエット

(2016年7月19日)

今年最もありえないだろう音楽的な組み合わせで、昨晩(7月18日)、JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードが、オハイオでBABYMETALと同じステージに上がった。




自らのバンドが脇を固めた、この日本の十代のトリオは、JUDAS PRIESTの独創的な2曲、"Painkiller"と"Breaking the Law"を、コロンバスのショッテンスタイン・センターで演奏し、ロブ・ハルフォードがボーカルを分け合った。

この7分の演奏の映像は以下から見ることができる。

[APMAのビデオへのリンク]

オルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードのステージに立つ前に、ロブは、「このようなユニークな信念を持って、ここ数年の間に大きく成長している、こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできること、そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだ」と述べた。「メタルのルーツから未来のメタル世界へと、さらに継続して力が移っていく証拠だ!」

BABYMETALのスゥメタルは、熱心に語った。「正直なところ、どう感じて良いのかさえ分かりませんでした。メタル・ゴッドとの共演が本当に実現したなんて信じられません」

JUDAS PRIESTは4月にスタジオ入りし、2014年の「Redeemer of Souls」に続くアルバムに取りかかる。バンドは2017年にこのアルバムをリリースしたいと望んでいる。

▼元記事
WATCH: Judas Priest's Rob Halford duets with Babymetal


[Fuse] 2016年APMAでBABYMETALとロブ・ハルフォードがJUDAS PRIESTの曲を激演するのを見よ

2016年APMAでBABYMETALとロブ・ハルフォードがJUDAS PRIESTの曲を激演するのを見よ

自らのシングル、"Karate"を演奏したあと、このJポップ・メタル・トリオはメタル・ゴッドに加わって、クラシック・メタル・ヒット、"Painkiller"と"Breaking the Law"を歌った

ジェフ・ベンジャミン(2016年7月19日)




[AMPAのビデオへのリンク]

その晩最も期待されていた演奏の一つだったが、ロブ・ハルフォードとBABYMETALが共演したオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードは、私たちが予想していたよりもさらにハードに圧倒した。

Jポップ・メタル・トリオがその特徴である元気いっぱいのスタイルで、新譜の「Metal Resistance」からのシングル、"Karate"を演奏するところから始まる13分のフル演奏を見てくれ。すぐに、グループにはJUDAS PRIESTのシンガーが加わり、そのクラシック、"Painkiller"と"Breaking the Law"を共演する。

たとえば、スゥメタルとハルフォードの"Painkiller"のデュエットやユイメタルとモアメタルがギターでそのシュレッドの技巧を示すシーンなど、この演奏を通じて記憶に残る瞬間がいくつもある。

Fuseでは、BABYMETALや数多くのアーティストとの2016年APMAにおけるインタビューをお送りするのでお楽しみに。その間、スゥメタル、ユイメタル、モアメタルが自分たちの有名なファン、MARILYN MANSON、ALL TIME LOW、そしてアリアナ・グランデについて話しているFuseのインタビューをどうぞ。

[BABYMETALのインタビューへのリンク]

▼元記事
Watch Babymetal & Rob Halford Slay Judas Priest Songs at 2016 APMAs


[El Cuartel del Metal.net] BABYMETALがロブ・ハルフォードとライブで"Painkiller"を"Breaking The Law"演奏(ビデオ)

BABYMETALがロブ・ハルフォードとライブで"Painkiller"を"Breaking The Law"演奏(ビデオ)

ホセ・ウェイン(2016年7月18日)




JUDAS PRIESTの伝説のシンガー、ロブ・ハルフォードが数時間前に、オハイオ州コロンバスのショッテンスタイン・センターで行われた2016年のオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワード授賞式で、日本のバンドBABYMETALと共演した。ビデオは以下の通り。

[APMAのビデオへのリンク]

BABYMETALはこのコラボレーションをツイッター上のポストで公表した。「メタル・ゴッドとフォックス・ゴッドが6月に私たちに加わります」

演奏したのは"Karate"(BABYMETAL)、"Painkiller"(JUDAS PRIEST)、そして"Breaking the Law"(JUDAS PRIEST)の3曲だ。

BABYMETALはそのクセになるポップ・メタルで世界を驚かせた。今年、BABYMETALは「ベスト・インターナショナル・バンド」カテゴリーにノミネートされた。AMMAは、米国においてBABYMETALにとって初の授賞式における演奏となり、また2016年にオハイオでBABYMETALが演奏した唯一のショーでもある。

ハルフォードは2015年のロック・オン・ザ・レンジ・フェスティバルでBABYMETALとズッ友写真を撮っている。

▼元記事
Babymetal interpreta en vivo junto a Rob Halford "Painkiller" y "Breaking The Law" (Ver video)


2016年7月22日金曜日

[LosMajoresRock] BABYMETAL、米国のあとは日本でフィナーレ

BABYMETAL、米国のあとは日本でフィナーレ

(2016年7月13日)

[重訳です。ご了承ください]




日本のメタル少女たちのポップ現象は、世界征服の計画を順調に続けている。BABYMETALは数週間前に小規模な欧州ツアーを終え、数ヶ月前には米国での最初のツアーを終えている。このトリオは、マンガと日本語で歌われるパワー・メタルのミックスという個性的な美学を大衆にもたらすことに成功した。西洋には未知の東洋のポップスらしく、その曲はダンサブルでキャッチーだが、独自のスタイルを持つこの「アイドルたち」は、影響力を持つ国々(中国、香港、そしてもちろん日本)で商業的な成功を収めてきた。

スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルは、3人の若いボーカリストのニックネームであり、ビデオ・クリップそれぞれで想像力に富んだ振り付けを展開する。カワイイ・メタルと呼ばれる音楽の女王たちは、セカンド・アルバム(「Metal Resistance」)をリリースし、フランスと英国のダウンロード・フェスティバルで、それぞれのイベントの大観客の期待と好奇心に応えた。

ツアーの2番目のレグとなるこの現在の米国ツアーのフィナーレは、日本の首都の東京ドームで9月19日および20日に行われ、それぞれが「赤い夜」および「黒い夜」と呼ばれている。

BABYMETALは演奏面を支える強力なミュージシャンと共に演奏し、純粋なスペクタクルの観点から、最も古い日本文化の舞台に合わせたようなメーキャップをしてステージに上がる。

▼元記事
Baby Metal: tras Estados Unidos, fin de fiesta en Japón


[Huffington Post] BABYMETALインタビュー@シカゴ・オープン・エア

シカゴ・オープン・エア・ミュージック・フェスティバルにおける日本のメタル・バンド、BABYMETALとのインタビュー

ケリー・フレイザー(2016年7月22日)



過去数年の間、ヘビー・メタルの世界で最もユニークで興味深い存在の一つにより、世界は席巻されてきた。「カワイイ・メタル」と名付けられたものと共に、ボーカリストのスゥメタル、モアメタル、そしてユイメタルが率いるこのバンドは、日本のポップ・アイドルのジャンルを取りながら、神・バンドがバッキングするヘビー・メタルの演奏を取り入れることでその立場を変えた。4月に全世界でセカンド・アルバム、「Metal Resistance」をリリースしたBABYMETALの発祥に関する伝説は、できる限りすきのない、ミステリアスなものとなっており、バンドはその存在をフォックス・ゴッドと呼ばれるより高次の存在によるものとして讃えている。BABYMETALは、ポジティブさと寛容さを原動力とする曲に支えられた、風変わりな旅路のようだ。

BABYMETALは、これまでアメリカでそれほど多くのコンサートを行っておらず、今年はデトロイト、ニューヨーク、ロサンゼルス、そしてフィラデルフィア、それに数都市のあとで、私はシカゴ・オープン・エアの演奏前に、3人のBABYMETALのメンバー、スゥメタル、ユイメタル、モアメタルに追いつくことができた。以下は私たちが話した内容だ。

Q:ツイッターにBABYMETALをインタビューするとポストしたところ、ファンの皆さんが熱狂して、いろいろなアドバイスをくれ、成功を祈ってくれました。これほど熱心なファン・ベースがいることをどう感じていますか?

スゥメタル:日本以外で数多くのショーを行うことを通じて、私が一番理解したのは、私たちのショーに来てくださるファン・ベースはとても多様だということでした。より年齢が上の人、より若い人、子供たち、女性、男性、いろいろな人種、そして違った背景を持つ人たちです。メタル・ファンがいます。ポップ・ファンがいます。日本のエンターテインメントが好きな人もいるでしょう。だから、メタルは最初は受け入れるのがとても難しい何かだとしても、人々にとって違っていて、とても理解が難しい何かだとしても、それでもなぜか私たちはこれほど幅広いファンを集めることが出来ます。自分たちの音楽がこれほど幅広いオーディエンスに届くのを見るのはとても興味深いと感じています。

Q:日本では、「赤い夜」や「黒い夜」のような大きなコンサートをやっています。違いは何でしょうか?

モアメタル:オンリー・ザ・フォックス・ゴッド・ノウズ。

Q:もうすぐ東京ドームで演奏することになりますが、これほどすごい会場で演奏することについてどう感じていますか?

ユイメタル:東京ドームはとても巨大な会場です。ですから私たちにとってはとても名誉ある機会です。最初にショーがアナウンスされた時、東京ドームは一晩だけの予定で、多くの人たちがチケットを取ろうとしました。それで2番目のショーを追加したのです。私たちは少しどきどきしています。皆さんの期待にお応えできるか分かりませんが、BABYMETALを動かしているいまのチームであれば、私たちはどんな願いも叶えられると思います。

Q:これまでのところ、お気に入りの街はどこですか?

スゥメタル:これはとても難しい質問です。どこに行っても、フェスであれ、単独であれ、皆さんの反応はとても違っているからです。そして、最初の質問で、私たちのファン・ベースは本当に数多くの違った人たちで出来ていると話しましたが、本当にいつも大きく違うんです。とても良く覚えているのがたぶん2年くらい前にハマースタインで行ったニューヨークのショーです。ニューヨークは、お客さんの反応がとても面白いと思う場所の一つです。同時に本当にあらゆる種類の違ったお客さんがいるからです。

Q:貴方たちの曲、"Karate"が先日WWEレスリングのNXTテイクオーバー・イベントに採用されました。レスリングには関心がありますか?

ユイメタル:レスリングは良く知りませんが、とても仲の良い友達の一人が大ファンなので、時々教えてもらいます。一つ言えることは、WWE NXTが"Karate"を選んでくださったことは私たちにとっては名誉で、それはなぜかというと、皆さんがやっているのはレスリングで、私たちがやっているのはメタルだからです。メタル・シーン以外の人たちがBABYMETALに注目してくださっているので、それは名誉なことであり、本当に私たちの音楽を受け入れてくれていると感じているので、それはとてもクールです。

Q:フォックス・ゴッドのサインはレスリングの世界ではまったく違う意味になります。ニュー・オーダー・ワールド(原文ママ)、最近だとバレット・クラブのようなレスラーのグループが使うので有名で、これはメンバーの間の仲間意識のしるしです。レスリングで使われているのを見たことがありますか?

BABYMETAL(全員):(首を振りながら)いいえ。

Q:ファンの前でステージに立つとき、何を考えていますか?

スゥメタル:私にとって、ステージに上がるたびに、戦いがまさに始まろうとしていると感じます。もちろんお客さんと戦うためにステージに上がるわけではありません。私にとって、ステージに上がるときにはいつも、来ていらっしゃる皆さんのために、どうやって今日を素晴らしい夜にするのかについて、新しいレベルに進もうとしています。戦いに出るために、お客さん全員を自分たちの側に付いてもらおうとする感じです。

Q:曲の多くが、エンパワーメントや、ルックスにかかわらず、女の子たちが自分たちのことを良く思うにはどうしたらよいのかについて歌っています。ファンにとってロール・モデルになることはどれくらい大切ですか?

ユイメタル:もちろん、私たちの音楽には多くのポジティブなメッセージがあり、私たちは自分たちと同じくらいの子たちや、もっと若い子たちに届こうとしています。自分たちが曲によってやる気になっていると感じるからです。皆さんが私たちをロール・モデルとしていると聞くととてもうれしいですし、自分たちもその期待に応えることができたらいいなと思います。私たちはまた、これからもよりよいBABYMETALになれるようにがんばっていきます。

▼元記事
Interview with Japanese Metal Band BABYMETAL at Chicago Open Air Music Festival


[NSK] BABYMETALがロサンジェルスを圧倒(ライブレポート)

BABYMETALがロサンジェルスを圧倒(ライブレポート、個人ブログ)

ナンバー244(2015年7月20日)

フォックス・ゴッドの鼻から吹き付ける聖なる風のように、BABYMETALはセカンド・アルバム、「Metal Resistance」をサポートするためのワールド・ツアーで、ロサンジェルスを圧倒した。




私は前回2014年に天使の街をBABYMETALが訪れたときに、幸運にも見ることができ、今回もフォックス・ゴッドが私に微笑んで、2016年7月15日の公演のチケットを得ることが出来た。前回の公演から、BABYMETALの名声は信じられないほど高まって、私の母さえ認めるほどの世界的な現象となった。今回は、KsLeep9391、さらにもう一人の友人を伴ってBABYMETALを体験した。実は書いてはいないのだが、2014年のフォンダ・シアターは素晴らしかった。言うまでもなく、私は一度限りのさくら学院重音部によるさらなる公演を期待していた。

私はウィルターン劇場に午後6時頃到着した。この会場の一般的なコンサートよりもはるかに早く出向いた。クレイジーなファンダムのグループによる一般入場チケットは、「後悔するよりは安全の方がまし」的な姿勢を保証するものだ。VIPの行列は西に延び、会場の正門の角を回って続いていたが、通常の行列は東に向かって角を曲がっていた。私はVIPの行列にいたツイッターの仲間@Flypflop、@boykunnn、@tenkeiwlfryeに挨拶してから、一般の列の後ろに並んだ。私は一般人なんだ。

会場に早く到着するなら、長時間待つ覚悟が必要だ。私が劇場に入ったのは午後8時頃になっていて、体のあちこちが痛かった。かつては座席のある会場だった、ウィルターン劇場のフロアは、ステージに向かってかなり下がっていく、4つか5つのレベルにはっきりと分かれている。一番下のレベルがみんなが望むピットだ。一般入場チケットでは、下の方の2レベルに降りることは出来なかった。第3レベルの前の方の区画は既に一杯だったので、私は通路近くで、一番良く見える場所を選んだ。それからさらに待った。

前座はなしで、スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルが"Babymetal Death"を、フォックス・ゴッドのサインを掲げながら歌い始めた。演奏についてこの時点で語るのは少し冗漫に過ぎるだろう。聞くものすべてが本物だった。神バンドは素晴らしい才能のあるグループで、必要に応じてハードなリフを弾き("ギミチョコ!!")、とても叙情的なラインを演奏し("The One")、そしてタイトなツーバス・ノリズムを披露する("Karate")。中元すず香のボーカル表現は、アクターズ・スクール広島の卒業生にとっては、いまだにひどく過小評価されているように感じられる。一方で水野由結と菊地最愛は、二人とも簡単にセンターを取れるサポート・シンガーとして、パンチとキックでスポットライトを浴びた。グループが曲を進めるにしたがって、いつまでユイとモアは、左右1.5メートル離れたところで満足しているだろうと考え始めた。

BABYMETALの音楽は、セカンド・アルバム、そしてこの公演で、はるかにしっかりとメタルの領域に根ざしたものとなった。レゲエ、ダブステップ、そしてアイドル・ポップへの予想外の展開はなくなった。この決定は、女の子たちにふさわしいように思える。BABYMETALの世界探求は、もうアイドルの世界では超えるものがいない。この名声の代償は、グループのレパートリーからの折衷的なスタイルのミックスが消えたことのように思える。これが悪い決定かどうかは何とも言えない。(多くの人々はBABYMETALを研究することでそっちに戻っていると思うが)女の子たちはアイドル文化をいまでも広げている。ただ、少しばかり予想が付きすぎるように感じられる。

ひどいよね。あれだけの才能とあれだけの成功に対して、私は誰かが"まっさらブルージーンズ"[訳注:℃-uteのナンバー]に突っ込んで欲しいんだ。

私の個人的な不満とセット・リストが少なすぎることを除けば、ウィルターンは、あの晩絶対にいるべき場所だった。7月15日にあれ以上にホットなチケットは存在しなかった。BABYMETALのパフォーマーとしてのスキルは、アイドルとしての訓練からもたらされるものだが、メタルの世界にふさわしい蹴りを食らわした。自分たちの演奏を透明にステージングし、振り付けることで、BABYMETALはステージングと振り付けを、メタルだろうがそうでなかろうが、すべての演奏に内在させた。そうだ、「本物のミュージシャン」による演奏は、あらゆるアイドルのコンサートと同様にブロックされ、リハーサルされている。BABYMETALはこれをもっとうまくやる。なぜならば、BABYMETALは物事が自発的であるというふりをしようともせず、ストリートでの信用も気にしない。BABYMETALは観客に対して、毎晩毎晩素晴らしい演奏を提供することを大切にしていて、私にとって、それは十分に「本物」なのだ。

 [セットリスト略]

▼元記事
Babymetal slay in Los Angeles – Concert Report


[Otaku No Culture] BABYMETALがメタル・レジェンド、ロブ・ハルフォードと共演

BABYMETALがメタル・レジェンド、ロブ・ハルフォードと共演

ジェイムズ・ロバート・ショー=ワインド・アップ・ギーク(2016年7月20日)




オハイオ州コロンバスで行われた2016年オルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードで、観客は音楽業界における大きな出来事と考えられるものを目撃した。日本の音楽は、全世界、特に北米で地歩を築いており、音楽は本当にユニバーサルであることを証明しているが、JUDAS PRIESTのメタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードが日本の小さなメタル戦士たち、BABYMETALとステージで共演している姿を見るのはターニング・ポイントだ。

ハルフォードとBABYMETALはJUDAS PRIESTのクラシック2曲、"Painkiller"と"Breaking the Law"をカバーした。"Painkiller"ではハルフォードはスゥメタルと共演し、次に"Breaking the Law"でユイメタルとモアメタルがギタリストとしてステージに加わった。

[APMAのビデオへのリンク]

スゥメタルはうれしくてたまらないといった様子でハルフォードとパフォーマンスしており、BABYMETALのバッキング・バンドは演奏中まれに見るほど気合いが入っていた。メタルのレジェンドと共演したらそうなるだろうと思う。オルターナティブ・プレスがこのコラボを、アワード・セレモニーの決定的なトップ14の瞬間の一つに選んだのは当然だ。

ここまでくるにはすごく時間が掛かり、このようなイベントがもっと早く実現しなかったのは残念だ。実現していればX JAPANがいまのBABYMETALのポジションにいただろう。でもこのイベントが実現したのは、X JAPANのような、日本の音楽が国外で大きくなる前に北米をツアーしたバンドに負うところが大きい。PUFFY、あるいはX JAPANやPUFFYより早くの少年ナイフが日本の音楽を大衆に紹介したのだ。日本のガレージ・バンド、THE BLUE COMETSは、1968年にエド・サリバン・ショーに出演し、いろいろな意味で、日本版のTHE BEATLESになった。

▼元記事
Babymetal Shares Stage with Metal Legend Rob Halford


[Metal Hammer] 21世紀最高のアルバム100枚—ハマーの最新号でしか見られない

[Metal Hammer] 21世紀最高のアルバム100枚—ハマーの最新号でしか見られない

メタル・ハマー編集部(2016年7月20日)

21世紀最高のアルバム100枚はなんだろうか? メタル・ハマーの最新号で見つけてくれ



俺たちはとうとうやったぜ! 何ヶ月も苦しみながら調べ、ハマーのメンバーの間で厳しい議論を交わしたあとで、俺たちはすべてを支配するリストを創り上げた。21世紀最高のアルバム100枚だ!

[Metal Hammer最新号表紙、スゥメタル含む]

過去16年は、メタルにとってとてもワイルドな時代だった。ニューメタルの爆発があり、それからSLIPKNOTの急激な上昇、ニュー・ウェイブ・オブ・アメリカン・ヘビー・メタルが数年支配し、そしてBEHEMOTHやCONVERGEのようなバンドが最もエクストリームで暴力的な音楽を創造した。実際、あまりに多くの偉大な音楽があるので、どれを聞けばいいのか分からない。だから俺たちは究極の絶対的なリストを作った。ハマーの最新号で、俺たちは21世紀最高のアルバム100をカウントダウンし、俺たちが愛する音楽を創ったバンドに話しかけた。「Hybrid Theory」から「Mutter」、「Come Clarity」から「God Hates Us All」まで、これは現代のメタルの最大にして最高の祝福だ。

[ベスト100のページ、「Babymetal」アルバムあり]

俺たちはまた、2000年以降の記念碑的なアルバムを再訪し、現代のメタルで最もビッグな連中との最新の独占インタビューを通じて、いまバンドがこうしたアルバムをどう考えているのかを探った。

今年のメタル・ハマー・ゴールデン・ゴッズの裏話も紹介する。ステージで、バックステージで、そして式後のパーティーで(良く覚えていないが)何が起こったのか。2016年のメタルを祝い、すべてがここにある。

(以下略)

▼元記事
The 100 Greatest Albums Of The 21st Century – only in the new issue of Hammer


[Teraz Rock] ロブ・ハルフォード(JUDAS PRIEST)がBABYMETALと共演

ロブ・ハルフォード(JUDAS PRIEST)がBABYMETALと共演

2016年7月20日

[重訳です。ご了承ください]



JUDAS PRIESTのリード・シンガーと若き日本人が、この組み合わせで"Painkiller"と"Breaking the Law"を歌った。これを見よ。

[ロブとスゥメタルが歌っている写真]

先日行われたオルターナティブ・プレス・ミュージック・アワードの間に、ロブ・ハルフォードがBABYMETALと共演した。スゥメタルは、まだこの出会いが信じられない様子だ。

「正直なところ、なんて言っていいのか分かりません。メタル・ゴッドとの共演、信じられません」

JUDAS PRIESTのシンガーも気に入ったようだ。

「このようなユニークな信念を持って、ここ数年の間に大きく成長している、こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできること、そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだメタルのルーツから未来のメタル世界へと、さらに継続して力が移っていく証拠だ!」

BABYMETALによる"Painkiller"と"Breaking the Law"を聞く準備はできたか?

[APMAのビデオへのリンク]

▼元記事
ROB HALFORD [JUDAS PRIEST] ZASPIEWAL Z BABYMETAL