2016年4月12日火曜日

[JaME World] BABYMETALウェンブリー・レポート

SSEアリーナ、ウェンブリーのBABYMETAL

ウマル(2016年4月10日)




BABYMETALがSSEアリーナ、ウェンブリーを満員にし、2016年ワールド・ツアーを開始!

SSEアリーナ、ウェンブリーで演奏する最初のバンドとなったBABYMETALに対する期待は高かった。4月2日、十代の少女三人組は、このアリーナで2016年ワールド・ツアーを開始し、火薬を使った劇場効果、旗を掲げた行進、そしてとっぴな衣装替えをやってのけ、会場を埋めた1万人の観客を驚かせた。

コンサートの始めに、アニメーションのビデオが表示された。「はるか彼方のヘビー・メタルの銀河で」と始まり、フォックス・ゴッドにより封印されたBABYMETALの運命には「ただ一つの道しか残されていない。それは過去の自我を解き放つという道だ」と言う。その後、おなじみのメタル"Babymetal Death"によってステージは活気づいた。観客が歓声を上げる中、三人の仮面をかぶり、白いローブを着た人物が神バンドの背後のステージに姿を現した。それから、突然大きな騒音が起こると、白いローブの姿が消え、本物のBABYMETALのメンバーが、花道の外れにある円形のプラットホームに姿を見せた。

このものすごい高揚感は、続く"あわだまフィーバー"、"いいね!"、そして"ヤバッ!"を通じて続いた。三人組の見事に振り付けられたダンスの動きと、強力なボーカルは観客を本当に興奮させたが、会場をまさに打ち負かしたのは、スゥメタルがソロ・ステージに立ち、そゆっくりしたバラードに合わせて、その力強い歌唱力を披露した"紅月"の間だった。黒いマントを羽織ったスゥメタルが、その晩、はじめて使用した火薬のタイミングに合わせて、花道を駆け下りてきた。この時点で、歓声はほとんど耳が聞こえなくなるほどで、それから再びスゥメタルの声を楽しむために静かになった。

その夜の雰囲気が戻ってきたのは、ユイメタルとモアメタルがセンター・ステージに立ち、"GJ!"を歌った時だ。続いて"Catch Me If You Can"の神バンドの演奏によるイントロでは、各メンバーにスポットライトが当てられ、担当楽器の技量を披露した。それからBABYMETALトリオがバンド・メンバーの後ろのプラットフォームに登場し、観客のお気に入りの一つである"ド・キ・ド・キ・モーニング"へと進んだがモッシュ・ピットの奥からの熱狂的なレスポンスがこれに応えた。次に軍隊風のアンセム、"META! メタ太郎"が続いた。

次に、別のアニメーションが上映されたが、これはスターウォーズ風の続きスタイルとなっていた。ユイメタルとモアメタルは、「デス・ベイダーによって暗黒面へと引き込まれ」、「4番目(フォース)の超越した力によって、二人はようやく目覚める」と始まる。アニメーションは、4の文字の形をしたライト・セイバーを持ったデス・ベイダーが、こう言う場面へと続く。「さようなら、パパ。もう私たちはおねだりなんかしない。4(フォース)が共にありますように」 これは観客からちょっとした笑いを引き起こし、これは新しい物語の始まりだと述べてビデオが終了する。それからステージは闇に包まれ、シューシューという"4の歌"のイントロがアリーナを満たした。モアメタルとユイメタルが再び神バンドの上方のプラットフォームに現れ、階段を降りてきて、センター・ステージで曲を歌った。

BABYMETALのニュー・アルバム、「Metal Resistance」からの"Amore"のライブ初演の間に、モッシュピットが本格的に点火し、歓声がより大きく上がるようになった。この高揚感は、続く数曲、"メギツネ"、"Karate"、そして"イジメ、ダメ、ゼッタイ"を通じて継続し、特に"Karate"や"イジメ、ダメ、ゼッタイ"では火薬もより多く使用されたので、観客はさらに興奮した。その後で、再びステージが闇に包まれ、おなじみのささやき声による"ギミチョコ!!"へのイントロが始まり、ファンの興奮と歓声に再び火が付いた。

3番目のビデオは、ファンに対して、トリオの「いつでも側にいる」というメッセージと共に、BABYMETALによる最近の英国での演奏や受賞した賞の歴史をたどるビデオが上演された。日本で集まってこのコンサートを観ている観客のビデオ・クリップがライブ・ストリーミングで表示され、BABYMETALを通じて世界中のファンが一つになるというアイデアを強めた。この雰囲気は、"The One"のゆったりとしたイントロが演奏される中、さらに強まり、三人全員が黒い、輝くマントをまとっていた。スゥメタルがこの曲を英語バージョンで歌い、ステージはスモークで一杯になった。

三人が花道の外れにある円形のプラットフォームに降りていくと、ファンからの多くのアンコールの声でしばし迎えられ、メンバーはもちろんうれしそうに感謝した。その夜最後のアニメーション・ビデオが上映され、「道なき道は、過去を克服する道」とヘビー・メタルの銀河におけるBABYMETALの運命に触れた。

"Road of Resistance"のゆっくりしたギター・イントロが聞こえ、BABYMETALのメンバー全員が、BABYMETALロゴで飾られた旗を手にした。最後の火薬が放たれ、スゥメタルの唸るようなボーカルを経て、コンサートは、スゥメタルが銅鑼を鳴らして花火を上げて終了した。続いて、三人はファンに対して礼を述べた。最初にユイメタル(訳注:正しくはモアメタル)が口を開き、「みなさんは本当に私にとって大切です。愛してます」と言った。続いてモアメタル(訳注:正しくはユイメタル)が「みなさんのおかげで今日ここにいられます。ロンドン、大好き」と告げた。最後にスゥメタルが、「皆さんはすごかったです! 私たちは日本に戻りますが、でも忘れないで、私たちはいつも皆さんの側にいます」と述べた。それからスクリーンが転じて、「次のメタル・レジスタンスで会いましょう」と表示される中、メンバーはステージを離れた。

セット・リスト(略)

▼元記事
http://www.jame-world.com/uk/articles-120799-babymetal-at-the-sse-arena-wembley.html


6 件のコメント:

  1. We love London 言ったのはゆいだったような…

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  2. もあゆいが逆のコメントになってるねw

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  3. 原文逆だったのでそのままにしてましたが、やっぱり直しちゃいました。m(._.)m

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  4. え~と、翻訳の方で原文のミスを直すのはいかがなものかと。
    どのようなものであれ、ミスにも原文を書いた方の事情が存在し
    翻訳での「書き換え」はねつ造に繋がります。
    そのまま訳し訳注をつけるだけにすべきかと思います。

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  5. 固いこと言うなよ。有料ブログじゃあるまいし。

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  6. 原文のミスを注釈で正すことはよくあること。誤字に対して(ママ)であるとか。注釈を入れないと原文のミスなのか、翻訳のミスなのかわからないし、正確な知識がない読者は誤った情報を信じてしまう事になりますから、心ある翻訳者は原文のママ訳しながら注釈を入れるのが通常?なのではないでしょうか?
    「訳注」と入れているのですし、少なくとも捏造ではないですね。

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