[Rocket News 24] BABYMETALの新譜、「Metal Resistance」が発売、そしてすごい
プレストン・フロー(2016年4月1日)
誰かに話してもらう必要はないだろうが……
いまだにBABYMETALとその偽メタルについて文句を言っている、ふくれっ面のヘイターは存在しているが、「Metal Resistance」の音楽の前には、正直その声は聞こえない。ただし、公平に言えば、「Metal Resistance」は純粋なメタル・アルバムではない—ポップや、エレクトロニックの要素が多くの曲に見られるので、「莫のかルト・メタル」のみを聴く連中はうんざりするだろう。でも、それはこのアルバムの目指すところではない。このアルバムは楽しいアルバムを目指していて、分かるだろう、これがこの50分の音楽そのものなんだ。楽しいんだ!
そして時々、素晴らしく、大胆な速球もある!
“Road of Resistance”は、素晴らしいアルバムのオープニング曲で、紹介の必要もないだろう。DRAGONFORCEのギターが、曲に楽しみを、やり過ぎ感を与える。これに続く"Karate"は、女の子たちと一緒に叫びながら、拳で空を殴らせるようなソリッドなギター・ワークで勢いを保つ。これはアクション映画のクライマックスでかかりそうだと想像させてくれる曲だが、その映画はアニメーションによる動物の忍者が出てくるべきだ。
“Awadama Fever”は、このアルバムで一番BABYMETALらしい曲で、ポップス、エレクトロニック、そしてメタルの要素をミックスし、キーキーいうクリーンなプロダクションによって、頭の中でアニメキャラが綱引きをしているような感じになっている。2曲ストレートなメタル・ソングが続いた後で、楽しい休憩になる。続く“Yava!”はスカの匂いがするギター・リフとエレクトロニックの要素を持つ。中間に向かってのブレイクダウンも十分に重いので、メタル・アドレナリンをばっちり打ち込んでくれる。
“Amore”はスゥメタルをど真ん中に始まり、しばらく主旋律を受け持っていく。この曲は本当にスゥを輝かせるし、この曲の強さの大きな部分はこの若い女性の歌唱によるものだと言うのが公平だろう。それから、スゥメタルがアニメ・ソングのようだと評した“Meta Taro”が来る。この曲のお気に入りの部分はリズムだ—“Meta Taro”に茶目っ気のあるエッジを与えてくれる。
“From Dusk Till Dawn”は"Meta Taro"から180度の急旋回だ。ダークな雰囲気とドラムスで始まり、ヘッドバンガー・ロッカーへと盛り上がっていく。ヴォーカルがようやく入ってきても、イフェクトの中に浸かり、降り続く雨が川を氾濫させそうになるように、どんどん盛り上がる取り憑くような感覚を曲に与えている。続く“GJ!”は、BABYMETALをものすごくキャッチーにしたギャング・ヴォーカルを持っているが、無慈悲なリフとドラミングでリスナーを殴りつける。
それから“Sis. Anger”に進むが、数多くのデス・メタル・バンドの先例に倣っており、不気味なオーディオ・クリップ(黙示録より)で始まる。続くのは明らかにクラシックなメタル、“No Rain, No Rainbow”。これはミディアム・テンポのバラードでソリッドなギターワークとストリングスを伴っている。ここでもスゥメタルは特筆に値する歌唱を示している。
“Tales of the Destinies”は、ひねりの効いたヴォーカルと熱狂的なギター・ワークを特長とし、曲にカオスな感じを与えている。少し進んでは止まるリズムとギターは、ほとんど向きが分からなくなるほどだ。個人的には気に入っているが、リスナーの中には少しいらだたしく感じる人もいるだろう。
そして最後に“The One”がある。これは私が一番楽しめなかったシングルだ。それでもこれは強力なトラックであり、アルバムを終えるには良いし、好みによってはもっと気に入る部分が出てくるだろう。
アルバムにある程度の時間を費やしたら、自分の印象をコメント欄でシェアしてほしい! 個人的にはこのアルバムが2016年のお気に入りのアルバムの1枚になることは疑っていない。
▼元記事
http://en.rocketnews24.com/2016/04/01/babymetals-metal-resistance-is-out-now-and-its-awesome/
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