Babymetal - Metal Resistance(アルバム・レビュー)
D3V(2016年4月19日)
BABYMETALのバンド名を冠したアルバムにとっくに夢中だが、それだけでは満足できなかった。「Metal Resistance」が4月1日にリリースされると、最初は誰かがからかっているのかと思ったが、その日のことを知って、嬉しいなんてものじゃなかった。
「Metal Resistance」は12曲収録、演奏時間55分で、これはとても価値がある。ファースト・アルバムのバイブとアイデアは何らかのかたちで維持されており、さらに広がりを見せている。Jポップとモダンなヘビー・メタルの素晴らしいミックスであるのは変わらないが、僕を含むリスナーが、良い意味で「何じゃこりゃ?!」ととにかく思ってしまう効果のある、より多くの実験が存在する。疑いもなく、BABYMETALは決まり事に逆らい、モダンなメタルがどのように響くのかについての境界を広げている。アルバムはその名前にふさわしい。
オープニング・トラックの"Road of Resistance"は高速でテクニカルであり、DRAGONFORCEをすごく想い出させ、パワー・メタルやスピード・メタルの感覚がある。あらゆる意味でメタルなのだが、それでも三人の女の子たちは、バランスをうまく取って、滅多に聞くことができない何かに変えている。その後は、この記事の脇からストリーミングで見ることができる"Karate"へ続く。これはこのアルバムの"メギツネ"であり、当然すっかり気に入った。プログレやジェントの感覚さえも存在する。先へ進んで、"From Dusk Till Dawn"も素晴らしい曲で、あらゆるメタル・コレクションにふさわしいこのアルバムを買うなら、ぜひ聞いてもらいたい。
アルバムの最後に向かって、よりソフトなメタルを楽しむ優しい人たちにとって素晴らしい曲、"No Rain, No Rainbow"がある。このアルバムは、英語版の"The One"があり、とてもメロディアスで感動的なトラックとなっている。疑いもなく、BABYMETALはまたやってのけた。「Metal Resistance」を楽しんでくれ、そして圧倒されてくれ。
▼元記事
http://withoutremorsewebzine.blogspot.jp/2016/04/babymetal-metal-resistance-album-review.html
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