2016年6月25日土曜日

[Metal Hammer] メタル・ハマーの2016年のベスト・アルバム20(これまでのところ)

メタル・ハマーの2016年のベスト・アルバム20(これまでのところ)

メタル・ハマー(2016年6月23日)

2016年は、これまでのところメタルにとって素晴らしい年だ。以下は、俺たちが過去半年の間に聴いてきた最高のアルバムだ。




今週、夏至を過ぎて、2016年半ばのどたばたにいるので、過去6ヶ月のロックおよびメタル・アルバムを振り返るのに良い時期だと考えた。良いアルバム、素晴らしいアルバム、そして何週間も常時ローテーションしていたアルバムがあった。でもハマーの紙面でレビューした数百のアルバムの中でどれが傑出していただろう。ここでは、これまでのところのベスト20アルバムを、特別な順番なしで挙げておく。

[訳注] 各項目の最後にフル・レビューへのリンクがありますが、ここでは省略しました。

OCEANS OF SLUMBER – Winter
激しいエクストリームなブラック・メタルとデス・メタルの間を容易かつ優雅にさまよいながら、思索的でドゥーミーなクラッシュ、そして精神を拡張するプログレへと入っていくものすごいメタル・アルバム。

ANTHRAX – For All Kings
「For All Kings」は、その過去と現在を一体化し、両立させるANTHRAXのものすごい成功を収めた試みだ。

IHSAHN – Arktis.
「Arktis.」の感情とサウンドのものすごい幅と多様性は、イーサーンがこれまでに思い描いた最も完全で祝祭的なステートメントかも知れない。

ROTTING CHRIST – Rituals
「Rituals」は、ROTTING CHRISTの恐れ知らずの人間性によって、自分たちを超越の際まで押し込み、雷鳴と雷光、ブルータルな闇とまばゆい光によって力を与えられたヘビー・メタル・アルバムだ。

INTER ARMA – Paradise Gallows
INTER ARMAは、最終的な運命から逃れようという虚しく、錯乱的な試みの中で、船員仲間の膨れあがった屍体で筏を作ろうとするのに等しい音を創造した。

GOJIRA – Magma
GOJIRAは、この世で最も偉大なメタル・バンドの一つであり、この証拠をもって、俺たちの精神をぶっ飛ばし始めたばかりだ。

ARCHITECTS – All Our Gods Have Abandoned Us
ARCHITECTSは、DEFTONES、MESHUGGAH、CONVERGE、それにTHE DILLINGER ESCAPE PLANTといったカテゴリー化に反抗し、単に自分たちのままでいるバンドと共に、エリート・グループの仲間入りした。

LETLIVE – If I'm The Devil...
LETLIVEは、自分たちのエトスに忠実でありながら、より大きなステージへの道をバンドに対して開く、何か洗練された、映画的で、野心的なものを創り上げた。

DEFTONES – Gore
斜に構えた感情的神秘主義への旅路への挑戦を受け、強要され、招かれることに喜びを覚えるなら、「Gore」は今年のお気に入りのアルバムの一つとなるだろう。

MESSENGER – Threnodies
名前は重い足取りの葬送歌を示唆しているが、実際には「Threnodies」は、プログ、フォーク、エレクトリック・ブルース、そして'70年代サイケデリアの境界の不鮮明な、喜ばしいほど野心的な旅路となっている。

COBALT – Slow Forever
「Slow Forever」は、内と外の苦痛や混乱に関する精神病的な交響楽であり、エクストリーム・メタルの中核そのものを揺るがすよう運命づけられた、真の不安に満ちた、魅力的な作品だ。

INVERLOCH – Distance | Collapsed
この長らく待たれてきたフルレンスは、その創造に貢献したドゥーム・デス・メタル・シーンで、バンドを抜きんでた存在とする、半世紀にわたる作曲の知識と巧妙さが詰まった、非常に魅力的な体験となっている。

MEGADETH – Dystopia
「Dystopia」は、ものすごく、強烈にモダンで正確だが、バンドが完全に集中して、熱が入っているときにしか出てこない魅力で一杯だ。

HEXVESSEL – When We Are Death
これは、知覚の扉を開けるだけでなく、HEXVESSELに何ができるかの期待も吹っ飛ばすアルバムだ。

GRAND MAGUS – Sword Songs
「Sword Songsは、オールド・スクールのメタルの価値を祝うものというよりも、現在まで続いているこのジャンルの妥当性、男らしさ、そしてそのエトスに従う者の幸福にとって重要であることについての、持続した宣言となっている。

JONESTOWN – Aokigahara
「Aokigahara」は、素晴らしくヘビーなリフやグルーブが山のように積み上がっており、サタンに対して悲鳴を上げ、訳の分からないことを口走りながら、錯乱したように、頭の周りで手元にあるものを振り回させる。

HECK – Instructions
「Heck」は、マーシャル・アンプの山を通してギター・サウンドを押し込むように、ヘイターの戯言をその喉に押し込む。

THE KING IS BLIND – Our Father
このバンドは、良く知らない悪魔を呼び出し、目に見えない深淵の深さを測って、真のクロスオーバーの可能性を持つものすごい可能性があり、エキサイティングなメタル・アルバムを創り上げた。

BABYMETAL – Metal Resistance
BABYMETALはシーンに確固たる地位を築き、「Metal Resistance」はばかばかしいが、素晴らしく創り上げたれた喜びだ。

IVAR BJORNSON & EINAR SELVIK'S SKUGGSJÁ – Skuggsjá
この61分間には心と魂が本当に示されているので、「Skuggsjá」は、単なる偉大な音楽を創ろうという熱心な試みではなく、非常に挑戦的な現代美術の作品であるように思える。

▼元記事
Metal Hammer's 20 best albums of 2016 so far


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