[Upset] BABYMETALがダウンロードで観客を興奮させる力を示す

BABYMETALがダウンロードで観客を興奮させる力を示す

アリ・シャトラー（2016年6月10日）

BABYMETALがようやくステージに立つ前に少なくとも30分は激しく雨が降っていた（天気には触れたくなかったんだけど、仕方ない）。ひどい状況で、これまででもっとも落ち着けない場所にいたという事実にもかかわらず、バンドは大きな期待を持って迎えられた。遅れて始まった"Babymetal Death"のオープニングから、非常に刺激的な"Gimme Chocolate"まで、バンドは全力で演奏し、観客は同じように応えた。複数のサークル・ピットからずぶ濡れになりながらBABYMETALのすべてのダンス・ムーブをまねしている、全身をBABYMETALの衣装に包んだ最前列の2人まで、今日はもう好奇心によるものではなかった。それはどれだけ遠くまで（だいたいで言えば、目の届く限り）BABYMETALが人を動かしたのかというレッスンだった。

容赦なくステージでダッシュし、行進し、滑り（何度か転んでいた）、BABYMETALは興奮を巻き起こし、みんなを取り込む力を見せつけた。デビュー・アルバムの衝撃と畏怖を重視したセットリストで、観客は、一瞬ごとの全員参加と解放へと導かれた。より良く考えられたレパートリーから、新曲が2曲（"Karate"と"Road of Resistance"）が選ばれ、バンドが新たに見出した自信を示した。「Metal Resistance」は、2年間の苦労、自己発見、そして探求の産物だが、今日のショーは、一歩ばかり後退したように感じられた。バンドについて人々が何を知っているのかに挑む代わりに、お試しの紹介となっていた。静かになった瞬間に、BABYMETALの顔に浮かぶ表情は、驚きのそれだった。BABYMETALは今日が、これほどの大事になるとは思っていなかったし、ショー自体は素晴らしいものだったが、それでも抑えているように感じられた。ばからしいほど楽しく、くだらなくて、輝いていたが、少し無難に感じられた。それはBABYMETALがそうあってはならないことだ。

▼元記事
BABYMETAL SHOW OFF THEIR ABILITY TO WORK A CROWD AT DOWNLOAD