レビュー:BABYMETAL—Live At Wembley
サム(2016年12月9日)
今日、BABYMETALが、そのロンドンにおける記録破りのショーに続いて、サード・ライブ・アルバム、「Babymetal: Live at Wembley」で戻ってきた。BABYMETALが航海している摩訶不思議な撞着語法的なボートをこれまで見逃してきた人のために言うと、BABYMETALはJポップとヘビー・メタルという2つのジャンルを組み合わせて、奇妙だが信じられないほどキャッチーで楽しい、狂気のフュージョンを創り出している。BABYMETALは、12,000人の観客を前に、ウェンブリーで単独公演を行った最初の日本のバンドとなったので、確かにショーは「記録破り」なのだ。
このアルバムは、巧妙に名付けられた"Baby Metal Death"で始まる。長い語りによるイントロは、バンドの曲の中でもヘビーな方の曲の一つへと変わっていく。ここではJポップの要素は、前面に押し出されるヘビーなブラスト・ビートと轟音ギターによって弱められている。特にドラマーに要求されるスタミナは、特に7分ほどの曲の長さによって、とても印象的なものとなっている。
セットの次の曲、"あわだまフィーバー"は、ほとんどEDMのドラム・パターンで始まり、ボーカルのポップ感覚の下の素晴らしいギター・リフが続く。"あわだまフィーバー"のコーラスは、ポップ・パンクの雰囲気があるが、それでも何か違うものを提供してくれる。ギターはずっとヘビーで、ドラムスはずっと複雑なビートを持っている。
それ以外のハイライトとしては、"Karate"や"ギミチョコ!!"が含まれる。いずれもこのバンドの最大のヒットだ。"Karate"はグルービーなリフで始まり、ヘッドバンギングを引き起こす。コーラスのボーカルはDRAGONFORCEを思わせるギターやシンセの上を飛翔する。"ギミチョコ!!"は、歌詞のテーマ、つまり「とにかくチョコをくれ」という歌詞のテーマを単に示した声で始まる。それからほとんどインダストリアルなギター・リフがブルータルに降臨し、ブンブンというシンセのノイズが伴う。メタルとJポップという2つのジャンルの融合がもっとも明らかなのはこの曲だ。ヘビーなギターは、調和を欠くことなく、ほとんどシームレスにメロディアスなコーラスと一つとなる。これは素晴らしく良くできた曲で、観客はバンドに合わせてハッピーに歌い返している。
全体として、このアルバムは、ライブ・スペクタクルとしてのこのバンドの素晴らしいエネルギーを良く示している。曲は、ロック=メタルとしても、ポップのレベルでもうまく行っている。前に述べたように、曲は良く書かれており、ボーカルも素晴らしい。シンガーのバックのミュージシャンたちも、VAN HALENからインスパイアされたギターから、率直に言っておかしいとしか思えないドラマーのスタミナまで、実に素晴らしい。
一言で言えば、このアルバムを買って、ショーのチケットを買わなかったなら、この狂乱のライブを見ることができた連中をねたましく思うかも知れない。
「Live at Wembley」は発売中なので、アマゾンからダウンロード、あるいはCDで購入可能だ。
▼元記事
Review: Babymetal – Live at Wembley
翻訳ありがとうございます。
返信削除純粋に曲に対して評価をしている、良い評論ですね。
シスアンガーが入ってたら、青山さんのスタミナはもっと削られるw 俺BMD一曲で息があがるんだけど。しかもノーミスで叩けた事、一度もないし。
返信削除俺は...っていわれても青山はあなたではないしな~
返信削除うん。お前は人間ですらないしな~
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