BABYMETAL - LIVE AT WEMBLEY
クラウディーツリー(2016年12月16日)
[ドイツ語からの重訳です]
記念碑の記録:BABYMETALが歴史あるウェンブリー・アリーナにおける初めてのコンサートのライブ盤をリリースした。JaMEが、このリリースがその名に恥じないものかチェックした。
アーティスト:BABYMETAL
タイトル:LIVE AT WEMBLEY
種類:ライブ・アルバム
スタイル:メタル、アイドル
リリース美:2016年12月9日(ドイツ)
トラック・リスト:
1. BABYMETAL DEATH
2. あわだまフィーバー
3. ヤバッ!
4. GJ!
5. ド・キ・ド・キ☆モーニング
6. META メタ太郎
7. Amore
8. メギツネ
9. KARATE
10. イジメ、ダメ、ゼッタイ
11. ギミチョコ!!
12. THE ONE - English ver. –
13. Road of Resistance
ウェンブリーという名前には独特の響きがある。この名前には重みがある。ウェンブリーは単にサッカー・ファンの多くにとっての情熱や偉大な瞬間の頂点というだけではない。音楽ファンも、ウェンブリー・アリーナ(あるいはウェンブリーSSEアリーナ)を考えるとゾクゾクするし、今でも欧州では最も権威ある会場の一つとなっている。そしてこのホールで演奏した多くの偉大な名前の中にBABYMETALが加わった。
もちろん、BABYMETALは多くにとってはおなじみの名前であり、日本のシーンのメタリアンにとっては、日出ずる国の絶対的なスーパースターとして祝福されているこのアイドル・トリオについて、意見が別れる議論が交換されていることについての偏見もないだろう。そしてこの議論が、ある程度、定期的に起こっているとしても、この愛すべきジャンルの一部として保守的なメタルヘッドが受け入れられないように思えるものは何なのかが興味深い。音楽の地平を広げる機会は、12,000人の観客の前で4月2日にウェンブリー・アリーナで行われたコンサートのライブ盤、「Live At Wembley」を聞けばすぐに明らかになる。12月9日以来、これを好きなレコード店で買うことができるし、JaMEからちょっとした洞察を与えることもできる。
このアルバムは、インストのオープニング、"BABYMETAL DEATH"で始まり、第一級のサウンドスケープの中ですべての楽器を組み合わせた最初の一音からフルにプロデュースされており、スゥメタルのよりデリケートな声が息を継ぐ余地を与える。三人の女の子の、時々どちらかというとキーキーとなる歌声についての心配は、神バンドの集中力によって消し去られ、完全に根拠のないものだと知れる。ダンスの振り付けがないという弱みにもかかわらず、むしろ、ここで示されているライブ演奏について、この日本人のトリオのパフォーマンスに敬意を払うべきだ。バンドを自由に操りながら、三人の女の子たちは、自分たちが何をどうすれば良いのか分かっている。コンサートのセットリストは、これまで2枚のアルバムしかリリースしていないことから自明であり、ファーストの「BABYMETAL」、それにセカンドの「Metal Resistance」からバンドの短い歴史の中でのほぼすべての曲が演奏されている。
残念ながら、「Live At Wembley」には全曲を収録することはできなかった。コンサートでの17曲から13曲に減らされている。80分の演奏時間が単純に限界であり、77分のライブ・アルバムは、ほぼぎりぎりまでの収録と言うこととなる。それでも、これはそれほど悪いことではなく、完全ではないとしても、「Live At Wembley」はライブの雰囲気をしっかりと伝えているからだ。もう少しバンドと観客の間でやりとりが欲しいかも知れないが、ウェンブリー・アリーナの観客は、曲中、曲間で常に存在感がある。さらに、BABYMETALは曲について教科書通りに演奏し、日本人の完璧主義からこれがライブかスタジオか分からないことがあるので、このアルバムにもう少し自由度があることは、とてもうまくいっている。このようなその場でのアイデアや情熱的な幕間が、ライブ・アルバムとスタジオ・アルバムとの違いだからだ。
結論:BABYMETALの「Live At Wembley」は優れたコンサート録音であり、欧州ではまだ確立されていない、このグループのファンにとっては必需品だ。ライブCDでは不十分なら、セットをフル収録したコンサートのライブDVDやBlu-rayが入手可能だ。BABYMETALはまた、RED HOT CHILI PEPPERSの前座として、このアルバムを英国でフォローアップしている。もう既に大物たちに届いているのだ。良い作品だとしても、BABYMETALは俺の好みというわけではないが、たぶん"メギツネ"のような曲は、最終的に俺の耳になじむのだろう。
▼元記事
BABYMETAL - LIVE AT WEMBLEY
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