[BurtonMail] 大腸ガンにかかっているハーツホーンのティーンエイジャーがなぜ日本がバケットリストの一番上にあるのかを説明
彼女のチワワ、ルイスは決して側から離れない
ベス・プリディング(2018年2月5日)
十代のホイットニー・ハケットは、ひどい腹痛だと考えてとりあわずにいたが、彼女の苦痛はガンであると分かった。
ハーツホーン、ベル・レーンのホイットニー(19歳)は、音楽を聴き、TVを見て、ボーイフレンドと時間を過ごすのを楽しんでいる、どこから見てもありふれたティーンエイジャーだが、彼女はまた、通常は60歳以上の人々がかかる大腸ガンと戦っている。60歳以下では10人に一人しかかからない。
痛みが最初に始まったとき、彼女はパラセタモール(訳注:解熱鎮痛薬)をのんだが、痛みは治まらず、次第に強くなっていったので、彼女は医者に行った。
11月に、彼女はステージ4の大腸ガンだと診断された。すぐにバートンのクイーンズ病院に入院し、後にガンと闘うティーンエイジャーの治療を専門とするノッチンガム・シティ病院のホガース・ユニットに移された。
[キャプション] ステージ4の大腸ガンと闘うホイットニー・ハケット(19歳):そのおかげでこれまで耐えなければならないことを乗り越えることができた、彼女の三匹の犬のうちの一匹、デイジーと。
彼女は、「昨年のハロウィーンの日に、私はひどい痛みに苦しんでいました。8月から時々痛んでいましたが、あの日、痛みは耐えがたいものでした」
「私たちは病院に行き、私は入院しました。盲腸か卵巣嚢腫の疑いで手術を受けました」
「私の卵巣を腫瘍が包んでいると分かったので、医者は全部取り除かなければなりませんでした。それから大腸ガンだったけど、大腸から転移していたと話しました」
「私は、他に転移していないかどうか、さらに調べるのを待っています」
ホイットニーは現在は自宅に戻り、彼女の三匹のチワワ、ルイス、キャシー、それにデイジーと一緒にリラックスしている。ホイットニーによれば、ルイスは自分の側から決して離れず、彼女が病気と闘っているのが分かっているみたいだという。
ピングル・アカデミー出身で、ウィリアム・アルコット・スクールの生徒だったホイットニーは、現在半年の化学療法を受けており、これでガン細胞に対処できることが期待されている。
化学療法を数回受けたあとで、ホイットニーの青く染めた髪が抜け始め、むらができないように髪を剃ることに決めた。
ホイットニーは、自分を意識するような日には、長いブロンドの巻き毛のカツラを被っている。
彼女の家族は、最初ホイットニーの診断に苦悩したと認めている。母親のサラ・ジェイムズ(47歳)は、この経験は、誰にもしてもらいたくないものだと言う。
[キャプション] ホイットニーは、ブロンドのカツラを被っているが、毛先をブルーに染めたいと思っている
サラは、「ホイットニーの診断があってから、体重がどんどん減っていったように思えます。彼女は50キロくらいだったんですが、5晩で30キロくらいに減ったように思えました。病状が悪かったのです」
「ある朝、私がホイットニーの部屋に行くと、犬たちと一緒に丸くなっていました。本当に可愛いと思ったので、写真を撮りましたが、いま見返してみると、彼女はまったく生命がないように見えます」
「いまでは彼女の部屋に朝はいることはありません。自分で起き出すのを待っています。いつか部屋に入っても娘が目覚めないのが怖いのです」
ホイットニーは現在はずっと良くなっており、体重も少し戻りつつある。彼女はお気に入りのアニメ・キャラの絵を描いたり、音楽を聴いたりといった好きなことをまたできるようになった。
だがホイットニーの未来はいまだに不確かだ。
サラはこう付け加えている。「一番いやな相手にもこんなことは望みません」
「ホイットニーは遺書を書かねばならず、私はどんな棺桶がいいか、葬式でどんな曲がいいかたずねなければなりませんでした。そんなことを19歳の娘にたずねたくはありません。その逆であるべきです」
「彼女はこれ以上良くならないでしょうが、そんなことに向かい合いたくはありません」
多くの涙を流したあとで、一家は、ホイットニーが自分のバケット・リスト(死ぬまでにやりたいことのリスト)をかなえられるようにすることに力を入れることにした。
リストのトップにあるのが、人生で一度限りの日本への旅だ。
[キャプション] ホイットニー・ハケットと母親のサラ・ジェイムズ
日本初のアニメとTV番組、それにマンガの大ファンであるホイットニーは、小さい頃から日本に行きたくてたまらなかった。そしてオンラインの募金ページを設定してから、これは現実になった。
ホイットニーは言う。「行くのは、さくらの花が満開の時で、私は本当にそれを見たくてたまらないんです」
「それから、蔵王キツネ村に行きたいんです。キツネがいっぱいで、会いに行ける場所です。キツネが好きなので、夢がかなうことになります」
「それからシカがたくさんいて、人と一緒に暮らしている町があります。人間に挨拶することも学んでいるんですよ!」
ホイットニーの兄、サム(29歳)が、ホイットニー、彼女のボーイフレンドのジェイミー・ビー、自分、それに叔母のジェシカ・ラッセルが4月末に日本に行けるだけの募金ができることを望んで、オンラインのGoFundMeページを設定した。
家族によれば、見ず知らずの他人から受けた支援はものすごく、人類愛に対する信頼を取り戻したという。運転手会社を所有している人物は、豪華なメルセデスでホイットニーを空港と往復させてくれるといい、別の日本に住んでいる人物は、彼女を連れて、アニメのアイドルに会えるようにしてくれると申し出た。
より近所では、何百人もの人たちが寄付や役立ちそうな品物を提供してくれており、地元のコミュニティーの人々からとても親切にされてきたと一家は語っている。
ホイットニーが病院から家に戻ると、医者は、母親が体温を監視できるよう体温計が必要だと告げた。必要な体温計は50ポンドしたが、ブーツ・イン・スワドリンコートのスタッフが、一家を助けるために贈り物にすることにした。
[キャプション] ラップトップで音楽を聴くホイットニー
ホイットニーのバケット・リストには、ドニントン・パークのダウンロード・フェスティバルに行って、Avenged SevenfoldとBABYMETALを含むお気に入りのバンドを見るというのもある。
週末ずっとフェスティバルに留まりたいが、このフェスティバルは特に天候が悪いことで知られているので、健康上の問題があるかも知れないとホイットニーは心配している。ただ、彼女はお気に入りのバンドの演奏を見るために、一日は行くつもりだと話している。
ホイットニーはまた、特に家族にガンの履歴がある人々についての大腸ガンを含むガン検診が、誰にでも利用できるようになることを望んでいる。
ホイットニーは、「私の祖母は大腸ガンで亡くなっており、医者はガンの家系だ理解しています」という。
「祖母のことがあるので、検診を受けておくべきでした。特にガンの家系の場合、医師が若い頃から検診を始めてくれることを望んでいます」
「私のような状況は珍しく、これが普通はもっと年上の人々で見つかるのは分かっていますが、私に起こったのですから、他の人にもまた起こるんです」
日本でやるべきこと
ホイットニーは、日本の旅の予定をすべて決めているようだ。日本で彼女がやりたい上以外のことをいくつか挙げておこう。
トリップアドバイザーによれば、以下は含めるべき最高のことの一部だ:
富士山
この活火山は、旅行者にとって必見で、一年のうち五ヶ月は雪をかぶっており、この地域を訪ねる者にとって壮観を創りあげている。
[キャプション] 富士山は、日本で最も人気のある観光地の一つ(写真:Getty)
新幹線
日本の高速鉄道線網は世界的に知られている。新幹線は最高時速240キロ〜320キロなので、意気地なしには向いていない。
広島平和記念公園
この公園は、広島の中心部にある。第二次世界大戦中に核攻撃を受けた世界初の都市として、その遺産に捧げられている。この公園はまた、爆弾の直接・間接の犠牲者に対するオマージュとなっており、約14万人が、原子爆弾およびその副作用によって影響を受けたと考えられている。
ジブリ美術館
この美術館は、「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」といった名作を創造した、日本のアニメ・スタジオ、スタジオジブリの作品を展示している。アニメの美術および技術を専門としている。
大腸ガンとは?
英国国民保健サービスによれば、大腸ガンは、大腸で始まるガンについての一般的な用語で、英国で診断されるガンで最も一般的な種類の一つだ。大腸ガンと診断される人の大部分は」60歳以上である。
この病気の三つの主な症状は、持続性の血便、持続性の用便習慣の変化、そして持続性の下腹痛である。
ただし、この症状は弱い場合もあり、病気だと感じさせるとは限らないため、しばしば見落とされる。初期に発見されるほど、治癒の可能性が高くなる。
▼元記事
Hartshorne teenager with bowel cancer reveals why Japan is at the top of her bucket list
こんなに若い自分の子供に、その子供の葬式のための質問をしなければならない親の苦痛なんて察して余りある…
返信削除少しでも良い時間をこの子と家族が過ごせますように
ステージ4しかも10代
返信削除がんの進行速度は高齢者の比ではない
恐らくダウンロードフェスには・・・