2016年4月28日木曜日

[Boston Globe] 5つの燃えるようなインスピレーションについて

BABYMETALの5つの燃えるようなインスピレーションについて

ジョー・インコリンゴ(2016年4月27日)




ハロー・キティとSLAYERの間に共通するものはなんだろうか。絶対に何もないが、思うよりも組み合わせればうまく行く。カワイさと殺戮の交差点にいるのがBABYMETAL、Jポップの女の子のパワーと骨折しそうなメタルの騒乱を組み合わせる、独自のスタイルを持つ日本の「カワイイ・メタル」トリオだ。ここでも、聞くほどにはおかしくない。

「この名前は「新しいメタルの誕生」を意味しています」と、スゥメタルとしても知られる、リード・シンガーの中元すず香は、日本語から翻訳した電子メールインタビューで説明する。「私たちは、これまで他の伝統的なメタル・バンドにはなかったような、ただ一つの、唯一の存在になりたいのです」

18歳のスゥメタルはグループの最年長だ。相棒のユイメタル(水野由結)とモアメタル(菊地最愛)は共に16歳。(三人とも歌い、踊り、さらに切り裂くようなギターとブラスト・ビートを提供するバッキングの神バンドがいる。)日本のポップ・グループ、さくら学院から派生して2010年に結成された(計算してみて欲しい)BABYMETALは、やがてそれ自体が勢いを持ち、METALLICAやMEGADETHとフェスティバルに出演してきた。

だが、そのアピールはメタルヘッドに留まらなかった。2014年に女の子たちはレディー・ガガのアートポップ・ツアーの一部に同行した。4月上旬に、セカンド・アルバム、「Metal Resistance」をリリースしてから、ザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベアでアメリカのテレビ初出演を飾った。

「アメリカではとても有名なテレビ番組だと聞きました」とスゥメタルは言う。「演奏のあとで、観客の皆さんがもう一曲と呼びかけてくれました。びっくりしましたが、とてもうれしくなりました」

コルベア自身も同じようにショックを受けている。

「これから何を見ることになるのかよく分かりません。でも私はとてもワクワクしているんです!」とコルベアはバンドを紹介した。

コルベアの興奮は伝わった。現在のワールド・ツアーで、アメリカの12会場のうち、ハウス・オブ・ブルースの木曜の晩のギグを含め、7会場が満員御礼になっている。

「アメリカのオーディエンスはいつも必ず本当の気持ちを見せてくれます」とスゥメタルは言う。「私たちはいつも、自分たちのままでいよう、BABYMETALそのものをお見せしようとしてます」

慰めがあるとすれば、この成功によって、すぐにBABYMETALは戻ってくるだろうということだ。それまでは、BABYMETALのものすごい面白さをさらにあおるような5つのことを通じて、そのユニークな美学(面白い事実:ユイメタルのお気に入りのアーティストはアリアナ・グランデとCANNIBAL CORPSEだそうだ)を研究してみよう。

1. フォックス・ゴッド:「BABYMETALがすることのすべてはフォックス・ゴッドの予言によります、故にフォックス・ゴッドがすべてを決めるのです」

2. メタル・ゴッド:「私たちが尊敬するすべてのメタル・バンドです。私たちは多くのメタル・バンドを見る素晴らしい機会を与えられ、メタルのすばらしさを学びました。私たちはメタル・ゴッドがショーで観客を興奮させる道を活かします」

3. コンサート:「私たちの曲や演奏は、コンサートでどのようにお客さんが反応し、興奮するかを経験することで育っていきます。私たちのワールド・ツアーでは、新しいアルバムから新曲を演奏しますので、自分たちが行う演奏からすべてを取り入れて、曲を磨き、育てていくことを楽しみにしています」

4. 神バンド:「私たちのショーで神バンドの代わりになるものはいません。いつもそのパワフルな演奏で私たちを支えてくれます。とても励みになりますし、神バンドと同じく、私たちもベストを尽くし、演奏したいと思っています」

5. ツアーの間のおいしい食事:「ワールド・ツアーで楽しいことの一つが、それぞれの国で食べる伝統的な食事です。自分たちが訪れる国についてもっと知りたいですし、素晴らしい食事からショーを行うための力とパワーをもらっています」

▼元記事
https://www.bostonglobe.com/arts/2016/04/27/babymetal-five-fiery-inspirations/9lTgdQqeVE2kYPHbnckczO/story.html


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