2016年6月20日月曜日

[The Edge] レビュー:ダウンロード・フェスティバル2016(金曜日)

レビュー:ダウンロード・フェスティバル2016(金曜日)

ソフィー・トレニア(2016年6月17日)




チケットで入場する者と週末のキャンパーがドニントン・パークで開催された英国最大のロックおよびメタル・フェスティバルのゲートを急いで抜けていく中、手荷物検査を通ってゆっくりと進んでいく観客には、興奮、熱狂、あるいはどこかためらいを浮かべた表情などが混ざり合っていた。興奮した観客は、自分たちの目の前に広がる光景を、畏敬の念を抱いて見ていた。会場全体にぼやっと現れるメインのレミー・ステージ、その両側にはマーベリック・ステージとアンコール・ステージがあり、さらに数多くの食べものやマーチャンダイズの屋台が公園の周辺を縁取っている。熱狂的な観客たちは、一日中最前列で場所を確保するために、それぞれのステージに駆けていったが、この日のヘッドライナー、RAMMSTEINやアンコール・ステージの最後を飾ったALL TIME LOWに人道的に可能な限り、10時間一つの場所で待つことに満足していることは確かだった。もう少し遠慮がちの人々は、やがて観客の中に埋もれてしまったが、その恐れと不安もまた興奮の中で失われたことも確かだった。

金曜日は、ダウンロード2016の初日であり、また洪水警報の初日でもあった。前日までのまばゆい大洋と青空は消えさり、ほとんど一瞬で、ノアの箱舟に負けない泥風呂と土砂降りとなった。でも、そのことはフェスティバル客を心配させなかったようだ。今年の英国で最も象徴的なフェスの一つには、サイド・オーダーとして最も象徴的な英国の天気が合っているように思えた。

メイン・ステージの最初を飾った、スウェーデンのバンド、ROYAL REPUBLICは、十分に乾いたままの観客に対して演奏するという幸運に恵まれたが、カララのセットは、かろうじて三日続いた土砂降りをかわした。観客は驚くほど多く、前回のダウンロードの金曜のランチタイムよりも多いファンがうろついていたが、この日の最初の大観客をひきよせたのは、日本のJポップとメタルのクロスオーバー、BABYMETALだった。天候のために少し遅れ、つい最近ケラング! アワードの「ベスト・ライブ演奏」賞を受けたばかりの、評価の高い三人組を待つ間、ファンのショーツとサングラスは、ウェリントン・ブーツに代わった。さらに多くのサークル・ピットを絶え間なく呼びかけながら、ファンがこの催眠中にかけるようなグループによって惹きつけられていく中、"ギミチョコ!!"や"Road of Resistance"のような曲は、雨のことをエキサイティングに忘れさせるものとなった。次にBABYMETALがダウンロードに招かれるときには、プログラムのもっと上の方に登場することを願っている。

(後略)

▼元記事
Review: Download Festival 2016 – Friday



1 件のコメント:

  1. ウェリントン・ブーツの意味が分からなくてググったら、ゴム長だったw

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