太陽と洪水、泥とメタル:ウォーシップ・メタル、ダウンロード2016へ行く
スチュワート・ベル(2016年6月15日)
昨年、ダウンロード2015にも行った。そうだ、あの雨のやつだ。俺たちがPRIESTの最前列にいたときに、土砂降りとなり、SLIPKNOTが演奏を終えるまで、降りっぱなしだった。俺たちは新しくできた川と数千人のびしょぬれになったメタルヘッドの間を抜けて、土砂降りの雨のひどい夜の中を待った。
俺たちは、あり得る中で一番濡れたダウンロードを目にしたと思った。俺たちは間違っていた。6月13日の朝までに、神やらサタンやらそれ以外のものやらが、なぜこのような残酷で変わったかたちで自分たちを見捨てたのかをたずねる8万人の声で、空が満たされることになった!
それでも、最初から振り返ってみると、俺たちがサイダー100缶、イエガーマイスター5本、それ以外のいろいろなものをブーツに突っ込んで、俺の弟の黒のドッジ・チャレンジャーでメタル野原に、9日木曜に着いた時には、皮肉なことに地獄のように暑かったんだ。それまでのところはうまく行っていた。気分は高揚していたし、シャツを脱いでいたし、英国ヘビー・メタル・コミュニティーのお嬢さん方のウェット・ルック・レギンスには泥一つなかった。
まだ。
(中略)
BABYMETAL
週末に、大自然の最初の一斉射撃の不幸な受取人となったのがBABYMETALだった。最初は予報通りの「にわか雨」と思えたものは、ノアという名前のやつが、板を打ち付けている姿が見えたと誓えるところまで、終末的になった。実際、BABYMETALの演奏開始は15分遅れ、困惑した日本人連中がステージの前面にモップがけをし、アンプにプラスチックカバーを被せた。ステージの両脇の大スクリーンが、「フォックス・ゴッド」と「ヘビー・メタルの伝説」についてのカワイイビデオと共に生き返った時には、雨粒はゴルフボール並の大きさになっていた。突然、俺たちは動き出した!
BABYMETAL嫌いの連中全員へ、くらえっ!:このバンドはものすごくヘビーだ。ああ、いま言ったとおりだ。作り物で、ものすごく変わっているかも知れないが、お前らのステレオでかかってるCDよりもずっとものすごいんだ。あるいはMP3だろうが何だろうが……。
"Babymetal Death"で始まり、バンドの演奏は2つのレベルで伝わってくる。一つ目として、タイトな振り付けを交えて、異常な速さで印象的なハーモニーを展開する3人の女の子たちがいる。2番目に、最高クラスの技巧をそなえた4人の仮面の男たちによる信じられないようなミュージシャンとして才能がある。BABYMETALは"ギミチョコ!!"で猛威を振るい、この週末で最も熱狂的なモッシュ・ピットの一つに火を点けた。それが終わると、女の子たちはステージからはけて、バンドが"メギツネ"のオープニングを、普通はビリー・シーンのホームスタジオでしか聞こえないようなベース・プレイをフィーチャーしたものすごいソロの応酬で飾った。もちろん、バンドは"Karate"を演奏したし、これをやった時には、あまりにばかでかくて、ほとんど雨さえも屈服させそうなほどだった。
ほとんど、でも完全にではなかったが……
(後略)
▼元記事
Sun and Floods, Mud and Metal: Worship Metal Does Download 2016
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