2016年7月12日火曜日

[Chicago Tribune] シカゴ・オープン・エアがブリッジビューをロックする

シカゴ・オープン・エアがブリッジビューをロックする

ビッキー・ジャーコフスキー(2016年7月6日)

全国で2カ所のみの最初のものとして、最新・最大のヘビー・メタル・フェスティバルがブリッジビューのトヨタ・パークにやってくるにあたり、サウス・サイダーズが世界中のファンに加わる。




シカゴ・オープン・エアは、最新にして初めてのダニー・ウィマー・プレゼンツ(DWP)によるイリノイのベンチャーだ。このロサンゼルスを本拠とする有名なフェスティバルのプロデューサーは、オハイオ州コロンバスのクルー・スタジアムにおけるロック・オン・ザ・レンジやペンシルバニア州チェスターのタレン・エナジー・スタジアムで行われたモンスター・エナジー・ロック・アレジアンスなどのフェスを公園やサッカー場で開催してきた。今回、SLIPKNOT、RAMMSTEIN、そしてシカゴのDISTURBEDといったヘッドライナーや40のそれ以外のバンドを、7月15日から17日、シカゴ・ファイヤーの28,000人の本拠地へと連れてくる。

このフェストは、「グルメ・マン・フード」エリアもフィーチャーしており、クマズ・コーナー、シカゴ・ヘビー・メタル・テーマの共同企画、それにヘッドバンガーズ・ビアホールといった地元や全国のベンダーが参加する。ゲスト・バーテンダーは、MTVのヘッドバンガーズ・ボールで以前ホストを務めたリキ・ラットマンだ。ホールの中にはピンボール・マシン、マーシャル・アンプの壁、それにグース・アイランド、ラグニタス、ハーフ・エイカーといったクラフト・ビールが用意される。

「私たちの仕事は、ロック体験全般を伴う、すべてがキラー・バンドによる、つなぎのいない体験を届けることです」と、9月にヒューストン・オープン・エアも企画しているDWPのマーケティングおよびブランド・パートナーシップ担当バイス・プレジデント、クレイ・ブッシュは言う。「オープン・エアは、かなりの間、米国最大のメタル・フェスティバルとなってきました」

滅多に登場しないバンドを確保することで知られるDWPは、米国における今年唯一の出演となり、初日のヘッドライナーとしては2012年以来のシカゴでの登場となるRAMMSTEINを登場させる。

7月15日に登場するそれ以外のアーティストはシカゴのMINISTRYとCHEVELL、さらにTRIVIUM、DROWNING POOL、THROUGH FIRE、MESHUGGAH、BUTCHER BABIES、OF MICE & MAN、THE DEVIL WEARS PRADA、IN THIS MOMENT、HOLLYWOOD UNDEAD、HATEBREED、それにPERIPHERYとなっている。

7月16日のラインナップは、DISTURBED、KORN、ALTER BRIDGE、CARCASS、GOJIRA、HELMET、SILVER SNAKES、CITY OF THE WEAK、
The lineup for July 16 offers Disturbed, Korn, Alter Bridge, Carcass, Gojira, Helmet, Silver Snakes, City of The Weak, DEAFHEAVEN、POP EVIL、NOTHING MORE、SAINT ASONIA、MISS MAY I、BREAKING BENJAMIN、それにBEARTOOTHとなっている。

7月17日にSLIPKNOT、FIVE FINGER DEATH PUNCH、それにMARILYN MANSONに加わるのは、日本のBABYMETAL、ASKING ALEXANDRIA、CORROSION OF CONFORMITY、GEMINI SYNDROME、ALL THAT REMAINS、BULLET FOR MY VALENTINE、KILLSWITCH ENGAGE、LET LIVE、WE CAME AS ROMANS、それにUPON A BURNING BODYとなっている。

このラインナップは、ハード・ロック、それにメタル・ファンを中心に欧州のフェスがしばらくそうしてきたように多少のバラエティーが加えられている。

「BUTCHER BABIESは、元気いっぱいのメタル・ガールが飛び回るが、とてもかっこよくてクールだ。HOLLYWOOD UNDEADはハード・ロック感覚のあるパーティー・ロックであり、ALTER BRIDGEは、ギター・ヒーローのマーク・トレモンティを擁する伝統的なロック・ラジオ・バンドです」とブッシュは語る。彼はユニバーサル・ミュージック・グループのインタースコープ、ゲフェン、A&Mレコードの元マーケティング・ディレクターであり、MARILYN MANSONのコンサルタントを務めたあと、2011年にDWPに最初に雇われた。「欧州のフェスは壁を壊し、SLIPKNOTのようなバンドがALTER BRIDGEのようなバンドや(テキサスのロッカー)NOTHING MORE、そして(スウェーデンのエクストリーム・メタル・バンド)MESHUGGAHのようなバンドと共演できるようなものとなっています」

このフェスティバルはまた、F.Y.Eファン体験エリア、それに音楽体験エリアでのサイン会やヘッドバンガーズ・ビアホールでのバンド登場なども提供する。

地元のフード・ベンダーとしては、クリーム・オブ・ザ・クロップ、ハッピー・ロブスター、ヤム・ダム、ディア・デ・ロス・タマレス、ブルヘス・ブラザース、それにシカゴ・ドッグハウスが含まれる。

DWPが初のオープン・エアにシカゴを選んだのは、ロラパルーザやライオット・フェストといって既存のフェスが、他のニッチ分野向けとなっているからだ。

「私たちのショーには独自の味わいがあります」とブッシュは言う。「私たちはいつも、十分に対応されていないと感じるユニークな市場を探しています。ロックはジャンルと言うよりもライフスタイルであり、メタルはまさにぴったりと当てはまります。シカゴの史上では、需要があるのです」

チケットホルダーが、米国、カナダ、南米、サウジアラビア、そして日本からやってくる中、ブッシュはシカゴはロジスティクス的にも合理的であるとしている。なぜなら「地球のどこからでも直行便で来られるからです」

シカゴ・オープン・エアには、コンサート前後のイベントも含まれる。コンコード・ミュージック・ホールで木曜に行われる95 WIIL Rockおよび100.7 Q Rockによるプレパーティーでは、OTEP、SHAMAN'S HARVEST、THROUGH FIRE、それにISLANDERが演奏を行う。

また木曜にはキックオフ・ディナーがあり、シカゴのグース・アンド・フォックスによるBYOBの5コースの料理が、SERIUSXMのホセ・マンジンがホストを務める。

ショー後のコンサートは、7月15日にダブル・ドアでHELMETとTIGHT PHANTOMZが、7月16日にMETROでCARCASSとDEAFHAVENが行う。

「ブリッジビューに主要なバンドが集まりますが、私たちは他のエリアにも注目を集めたいと思います。シカゴには本当に多くのユニークでクールな要素があるからです」とブッシュはいう。「私たちのショーは地域的です。ファンに新しいことを試し、全体としてシカゴを体験して欲しいのです」

▼元記事
Chicago Open Air to rock Bridgeview


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