BABYMETALがウィルターンでソールドアウト・ショーを開催
リサ・バーク(2016年7月22日)
2016年7月15日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ウィルターン劇場
メタルのジャンルはいまや、ジャンルの中にジャンルを内包しているが、メタル・シーンをゾンビではなく、ピカピカのものとしている最新の流行は、一つ、あるいはそれ以上の音楽ジャンルと、別のジャンルと組み合わせることにあり、実際これをメインストリームに対するアピールの片隅で見られる、とてもユニークなかたちで成功を収めているように思える。私が述べているのは一体全体どんなバンドだろうか。悲しいかな、アメリカで生まれたものではない。私たちは協調や文化を自分たちのヘビー・メタルに合わせるために、自分たちの間で争っているからだ。その上で、どのような決まりにも例外があるが、私が述べているのは日本のBABYMETALだ。そのバンド名を冠したデビュー・アルバムは2年前に生まれ、ライブ・ショーの前面に立つ3人のゴシック・ロリータ・スタイルの赤黒のドレスを着た、おさげと赤いリボンのJポップのアイドルの女の子たちは、14歳頃にこのバンドを始めたので、バンド名自体がこの手元にあるテーマについて相当語っている。この3人の若くて可愛らしい日本人の女の子たちは、高いボーカルの技巧を持ち、その振り付けされたダンス・ムーブは、ダーク・サイドからのフォースであり、問いかけることはできず、ただ受け入れるしかない。ステージの背後にいるメタル・バンドは、白いローブとフェース・ペイントをし、最初から最後までショーを活き活きとしたものにするスピーディーなデス・リフを演奏する達人のグループである。2016年7月15日に、私はロサンジェルスのウィルターン劇場で、初めてBABYMETALのライブを体験した。
このソールドアウトしたショーは、チケットを求める客が外でうろついていて、何人かは運があったが、残りは悲しそうに去って行った。私が到着したときには、会場の周囲をうろつく時間が数分合った。BABYMETALは午後9時にスタートして午後10時半まで演奏する、その晩予定されている唯一のバンドだったからだ。私の冒険の間、「ネコちゃん見せて(Show me your kitties)」Tシャツを着た男性、それにおそろいのBABYMETALTシャツを着たアジア系の親子2組を見た。それからショーの時間になり、以前は興奮もせずにYouTubeのビデオしか見たことがなかったので、自分がこのライブから何を得られるのかよく分からなかった。ダンス・ムーブとカワイサの中に入って2分後には、私は夢中になっていた。神バンドもそのキャッチーなリフとビートでものすごく愉しませてくれた。メタル文化の一部であると同様に、これは日本文化でもあり、女の子たちはリード・シンガーのスゥメタル、そして残りの二人のおさげのかわい子ちゃんたちはユイメタルとモアメタルという芸名を持っている。曲の大部分は日本語で歌われ、基本的にJポップの歌詞とボーカルであるにもかかわらず、メタルの潜在的要素をうまく活かすことに成功しており、彼女たちが巻き起こす、この世で最もカワイイ、ぴったりと揃った「モッシュ・ピット」のダンス・ムーブによって、楽しめない時間を持つことはとても難しい。三人は、目立たないようにバッキング・トラックを使用しており、全体を通じて笑うしかない瞬間があるにもかかわらず、このバンドはばからしいのと同じくらいシリアスだ。パワー/スピード・メタルのバイブが確実にあり、この女の子たちのメタルにインスパイアされたエネルギッシュなダンス・ムーブを新しいワークアウトのルーチンにしたら、どれだけやせられるか想像して欲しい。この晩、一番こわかったところは、女の子たちが黒のクロークを着て登場し、ウィルターンをはるか彼方(far, far away)のメタル銀河へと誘った時ではなく、バンドがアンコール前に姿を消して、観客が柔らかなユニゾンのささやき声で、「BABYMETAL」とチャントした時で、不気味なカルトっぽかった。そして一番最後に、シンプルな英語で、スゥメタル[原文ママ]が、「あなたは私をとても幸せにしてくれます」、「また会いましょう」、「すぐに会いましょう」と言った。
まとめれば、彼女たちを、ばからしい領域からメタルの将来の希望に満ちた未来へと運んだ体験によって、音楽に関する意見の相違に順応することと、ボーカルとダンス・ムーブの対比が純粋な興奮が生まれた。触れておくべきそれ以外の面として、ある時はメイン・シンガーだけがステージに立ち、あるいはバックアップの女の子たちだけがステージに立ち、あるいはバック・バンドだけがステージに立ったけれども、この切替がきちんと振り付けられているので、ショー全体が一つのストーリーを語っていたことが挙げられる。三の魔法を伴った文楽の要素があり、ステージのストーリーテリングは、コンセプトが良く考えて、知的に作られていることを明らかにしていた。彼女たちのライブをぜひ見て欲しいと思う。これは大変革をもたらすものであり、その間、YouTubeで見るしかないのであれば、スゥメタルが"Breaking the Law"をロブ・ハルフォードと歌い、残りの二人が赤と黒のフライングVギターを演奏しているビデオを確かめて欲しい。このバンドについての唯一の悲劇は、残念ながら、彼女たちが交替させられるだろうということだ。それでも、2016年4月にリリースされた「Metal Resistance」をフォローアップする現在のツアーを確かめて欲しい。もしヘビー・メタルをカワイイと呼ぶ勇気があるのなら。
▼元記事
Babymetal Plays Sold-Out Show At The Wiltern
初々しくてよい。 とくに最後の方
返信削除>このバンドについての唯一の悲劇・・・
返信削除交代させられるんじゃなく年をとってしまうこと。だから常に解散?というフレーズが出てくる。3人が十代で任務完了というのがカッコイイのかもしれない。ゆいもあが二十歳過ぎてもツインテというのはさすがに痛いし、ポニテにするとヘドバンギャー!、メギツネが歌えないw
ベビメタは、音楽、ライブでの評価が高いんで、そう言う外見的な事を変えても大した問題では無いのでは?(一部のオタ気質の人を除き)
削除欧米の人からすればアジア人は信じられないくらい若く見られるからもいもいの二人が25歳ぐらいまでは実質やれると思うけどそれ以上となってくるとやっぱり苦しい。他のアイドルだって25歳が分岐点でしょ?だから3rdアルバム、いや、4枚目ぐらいまでは期待できるけどそれ以降はどうしてもonly the fox god knows
返信削除その年に見合った音楽性でやればいいとは思うけどね
削除Perfumeなんかの前例もあるわけだし
ただ自分もすぅさんが25歳、2020年は一つの分岐点になるかもとは予想している
TOKYOオリンピック、BABYMETAL活動10年、アルバムもその時には3rdか4th(BABYMETALに馴染み深い数字)、三人が”次”のキャリアを始めるには好ましい年齢…などなどあまりにも符号する要素が多いからね
一応言っておくが上記には、よくある「BABYではなくなったから」というのは理由として含まれない
すでに現時点でそういう段階を過ぎてるからね
中途半端に日本のアイドル文化を知ってると、交代という考えが出てくる。
返信削除むしろアイドル文化にNO!を突き付けたのがベビメタなんだけど。
NO!を突き付けた覚えはない
削除むしろヘビーメタルにアイドル文化を突き付けてないか?w
削除紙芝居をよく見ろ。
削除アイドル文化というか、AKB=秋元にNO!を突き付けたんだな。
削除秋元考案の集金システムはエグ過ぎるからねえ…。
削除もう潮時でしょう。
20代を奇跡的に乗り越えたとしても3人共30代のBABYMETALはないだろうな… BOHはその時何歳だ?
返信削除等しく生きとし生けるものは年を取っていくからね。
返信削除後は本人とKOBA次第でしょう。
自分は何も心配してませんよ。
年相応の彼女たちが見られればそれでよし。
子猫や子犬を見て「ずっとこのままだったら良いのに」と言ってる人と変わらないような気がする。
普通のバンドだって10年持つのなんてあんまりないのに、誰もそんな事を一々言わないし、気にしない。
返信削除いつ解散するかなんて考えても無駄だろう?
そのとおり!
削除「入れ替え」ってワードが直ぐに出てくるってのは、海外に、ハロプロから始まったシステムが知れ渡っているって事か。
返信削除それだけドンドン入れ替わるシステムが、海外では特異に見えるんだろうな。
個人的には、ボーカルが交代しても続いていくバンドの方が、違和感あるけどな。
そもそも源流のさくら学院が
返信削除問答無用の入れ替えシステムだからな
入れ替えなんてしたら欧米のファンは付いて来なくなるんじゃないかな。
返信削除BABYMETALネーム替えの方が、アミューズもファンも楽だと思う。
ポケモンじゃないけど、人気キャラは進化させとけ。
返信削除今後東京オリンピックまでに2枚アルバムを出し、オリンピック後にラストアルバム。
返信削除2022~2023頃解散の予定。(特別な事故、病気、ケガ等が3人になければ)
(脳内P談)
いやいや、踊れなくなるころにはギターが上手くなっていて40過ぎても続けられるよ。というか、続けて欲しい。
返信削除私も、20年後、30年後のベビメタちゃんを見てみたい。
削除きっと、すごい伝説が出来上がっている気がする。
モー娘。の入れ替えシステムはアメリカのボーイズアイドル、ニューキッズオンザブロックを参考にしてるんで、アメリカルーツだよ。
削除アメリカのバンドでも初期メンバーが殆どいなくなるくらいメンバーが変わることはよくあることらしい ドゥービー・ブラザーズとか、ジューダス・プリーストもロブ・ハルフォードは初期メンバーではないし、しかも一時期脱退して出戻っている
返信削除オジーオズボーンも素行不良により自分が初期メンバーのリーダーだったのに追い出されている
ジャーニーもスティーブ・ペリーがリタイアした後はフィリピン人の声のそっくりさんボーカルをyoutubeで見つけ出して起用している
入れ替えと脱退は全く違う。
削除そうか、まぁ確かに自由意志で辞めるのとは違うね
削除でもオジー・オズボーンは強制だよ 強制的に追い出されることもアメリカのバンドでもよくあるらしい たとえリーダーでも
それにスティーブ・ペリーの代わりをyoutubeから探してくるってのもバンドのイメージに対してちょっとした冒険だったと思うね
ファンの中に「え?なにしてくれちゃってんのよ、なら何でこのバンド聞く必要あるの」って思ったファンも沢山いたと思うよ
個人的にはBabymetalは変えて欲しくないけどね
悲しい。交代なんてあるはずないだろ。
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