BABYMETALをご紹介—その成功に見合っているか?
マイケル・M(2016年7月25日)
BABYMETAL……みんなが最近話している日本のバンド。
多くの人々は、その音楽についてネガティブなコメントを表明しているが、一方で、残りの多くが「BABYMETAL現象」のとこの3人の女の子の狂乱をサポートすると表明している。
でもBABYMETALとは何なんだろうか……彼らについていくつか書いてみよう。
BABYMETALは日本のメタル・アイドル・バンドだ。そのラインナップは「スゥメタル」こと中元すず香、「ユイメタル」こと水野由結、そして「モアメタル」こと菊地最愛。グループのコンセプトはメタルとアイドルのジャンルの融合となっている。この3人の十代の女の子たちとそのバンドは、アミューズ芸能事務所がマネージメントしている。
バンド名を冠したデビュー・アルバムを2014年2月にリリースした。
このバンドは、そのスタイルを「カワイイ・メタル」という新しいジャンルだと定義しており、「Jポップとヘビー・メタルのミックス」であると明確にしている。(そのカワイイ日本のティーン・ポップのスタイルが様々なメタルのスタイルと融合しているからだ。)音楽プレスの間では、一般にデス・メタル、ヘビー・メタル、そしてJポップと関連づけられているが、曲の中にはシンフォニック・デス・メタル("Babymetal Death")やメロディック・スピード・メタル("イジメダメゼッタイ")に分類できるものもあり、エッジーなサウンドはエレクトロニコア("いいね!")に例えることもできる。
このトリオが結成される前は、誰もメタル・ジャンルの経験がなかった。
ユイメタルは、以前は、ヘビー・メタルというコンセプト自体がこわかったと認めているが、後に「楽しいし、なんで皆さんが楽しんでいるのかが分かります! 完全に理解しているとは言えませんが、興味があります」と述べた。
バンドのプロデューサーであるコバメタルは、ヘビー・メタルのジャンルを融合し、これを日本のアイドル音楽とミックスすることを目指しており、こう述べている。「アミューズにはPERFUMEというグループがいて、とても好きなんです。でも自分がグループを創るなら、どうしようか。自分はメタルが好きなのだから、メタルとアイドル音楽を融合してみようと考えました」
これまでに2枚のスタジオ・アルバム(「BABYMETAL」(2014年)、「Metal Resistance」(2016年)をリリースしている。
多くの有名なミュージシャンが、BABYMETALに対するサポートを表明している。
ロブ・ゾンビ、ロブ・ハルフォード、スラッシュ(彼はBABYMETALのエネルギーと音楽をとても楽しんでいると述べ、一緒にステージで共演してみたいかと訊ねられると、「もちろんだ、ステージでBABYMETALとプレイしてみたいね」と言い、さらに「最近聞いた中では最もエキサイティングなものだ、そしてもちろんこれはルックスがいいし、女の子たちだからね」と答えている)は、このグループに対するサポートを表明したミュージシャンの一部だ。
元MEGADETHのギタリスト、マーティ・フリードマンも、このバンドは「MESHUGGAHの上にJポップを乗せたように」響くと表現している。
ロブ・ハルフォードは、三人の女の子たちと一緒に共演したいと言い、この夢は実現した。
オハイオのショッテンスタイン・センターで開催されたオルタナティブ・プレス・ミュージック・アワードにBABYMETALが出演した際に共演を果たした。
「こんなに強力な若い日本のメタル・バンドを実際に見聞きできるのは実に素晴らしい。そしてこの特別な演奏で一緒にヘッドバンギングするために私を招いてくれたことは大変クールだ。メタルのルーツから未来のメタル・シーンへのエネルギーの交換だ」とハルフォードは述べている。
BABYMETAL:この成功にふさわしいか?
私が本当に楽しめる曲を十分に持っていることを認めよう。その音楽的な進化をとても関心を持って見ている。
でも、私たちは将来も素晴らしいバンドについて語ることはできるだろうか? もちろん確実ではないし(早計に過ぎる)、賞味切れになるかどうかも言えない。
私に言えるのは、再生ボタンを押して、彼女たちの音楽を楽しめと言うことだ。
そしてヘイターとかBABYMETALの音楽を好きでない人は?
気楽になって、他の何かを聴けばいい。とてもシンプルな話だ!
好き嫌いにかかわらず、彼女たちはいま最もホットなバンドだ。
彼女たちはBABYMETALだ。
▼元記事
Meet Them : Babymetal - Do They Deserve Their Success?
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