2016年9月27日火曜日

[Homicidols] Black Nightレポート

Black Nightレポート

Black Nightレポート:デーモンの逆襲

ホミサイドル・マニアック(2016年9月20日)

[訳注:このブログはジョーク多数なのでご注意下さい]




Red Nightのレポートは素晴らしかった。では、BABYMETALの2016年ワールド・ツアーの終着点について、我らが仲間、@DaeMetalが言いたいことは?

ジョニー・ロットン(訳注:SEX PISTOLSのシンガー)の「欺されたような気がしたことはあるか」という声が頭の中で聞こえながら、それでも後悔なく、コンサートを後にすることはあまりない。

過去を克服して、再生した、黒と金の、成長したBABYMETALとして登場するべきだという話を覚えているか? ああ、それがRed Nightだった。こっちはBlack Nightで、カワイイ赤のクリノリンのフェアリーが楽屋で解放され、スゥのチュチュには短い裳裾とふわふわした肩パッドさえ追加された。そして"おねだり大作戦"? 昨日の自分に別れを告げるんだ(「バイバイ!」)。戻ってきたから! そして楽しみのために、"おねだり大作戦"のモアとユイのシュシュをなくして、新しい、大人になったBLACK BABYMETALのミニー・マウスのヘアボウを足すんだ。

そしてものすごい重大発表? 「オバルチンを飲め」

俺たちは欺された。だが、だが俺たちはこれが頭に入る。受け入れるんだ。俺たちは数千ドルを使って、90分のショーのために別の大陸まで旅するようなファンベースだ。まあ理論的には90分のショー2回だ。だが、3時間だとしても、現在の交換レートでは、エンターテインメントのための一分当たりの金額は実にばからしいものだ。俺たちはおめでたい連中だ。だが、コバメタルの生半可な神話とか重大発表のために、BABYMETALを全面的に支持し、受け入れているわけではない。俺たちは、このものすごい音楽を演奏し、現在地球上で最高のライブ・ショーを見事にやってのける達人アーティストのためにそうしているのだ。

だからコバが約束をすべて忘れて、DOOMSDAYのためのプレゼントを持ってこなかったことは忘れて、Black Nightに俺たちの集団的頭脳を溶かしたものについて話そう。台風だ。真面目な話、女の子たちの誰かは雨女だ。俺がBABYMETALの公演を見るときはいつも土砂降りだからな。

さて、ショーだ。

Black Nightは、三人の磔[マニアック:何だって?]で始まり、そこから進んでいった。セットはRed Nightと同じ後世だが、"BABYMETAL DEATH"で深紅の光が立ち上がったように、若干の追加があった。3本の棺桶型の花道の端には、スゥ、ユイ、モアがゆるく磔にされた十字があった。三人はそれぞれ十字から降りると、センター・ステージに向かって進み、そこで一部の宗教的な個人の悪夢が生まれるようなシーンへと、55,000人の観客を導いた。この規模で"BABYMETAL DEATH"を見ることは、本当に、本当に神々しく、火薬を担当する人物はこの晩、たった一つの指示しか受けていなかったようだ。「点火」と書かれたボタンをひたすら押し続けろ、とね。

この夜は、"ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト"を含め、しばらく演奏されていなかった曲がいくつか演奏された。横浜以来初めてこの曲を見て、俺は信じられないほどハッピーだった。

"META メタ太郎"は、ウェンブリーで予測したとおり、ものすごいところまで行った。初めて、スゥが観客にシンガロングのパートを教え、それから三人が会場全体の足並みを揃えさせた。望むなら、彼女たちは、この軍隊全体をドームから行進したまま後にさせ、極悪非道な行動(トマト畑を襲撃?)に移させることもできただろう。

"Sis. Anger"を紹介する紙芝居はさらにダークだった。どのように神々が人間が自然に発する膨大な怒りを抑えるために努力してきたか、だが一人の神(奇妙なことにA-Kiba)が、この怒りをすべて解放し、そのために俺たちの心に迫ってきて、圧倒しようとしているのだ。"Sis. Anger"は、この怒りを取り除くための機会であり、非常に効果的なエクササイズだということが分かった。"Sis. Anger"の演奏における興味深いひねりは、ユイとモアがそれぞれ、花道に浮かぶプラットフォームに乗って、ステージから離れるように会場を運んでいったことだ。このように二人が引き離されることで、二人が一緒にやるのではなく、二人の単独演技という効果になった。

また"紅月"を見るのも新鮮で、スゥは今回、新しい深紅の騎士のケープをまとっていた。レダがこの夜の神のラインナップに加わって、大村のギター・デュエルのパートナーとなった。

これに続いて青は、24時間前にもう不要と告げられた曲、"おねだり大作戦"だった。あのコバだよ。信じちゃいけない。

これに続く出来事は、俺の人生を完全なものにしてくれたもの、"No Rain, No Rainbow"だった。2年間、そして10のショーの間、俺はこの感傷的な傑作をライブで聞くのをずっと望んできたが、この夜がその夜となった。この曲の前には、どのようにこの世界はかつて洪水となったが、メタルの箱船がこれを抜けて、エル・ド・ラ・ドへと航海したのかについての、(屋外の台風を考えれば)とても適切な紙芝居が上映された。(コバ、もうやめてくれ、俺はもう聞きさえしないぞ。)デュエルするギター・ソロの後に真のクライマックスが訪れたのは、スゥがRed Nightで使用されたものよりもさらに高い中央のプラットホームの上、ドームのまさに頂点に姿を現し、曲を終えた時だった。

この夜の最大の驚きは次にやってきた。"No Rain, No Rainbow"の天かけるような静寂の後に生まれた薄明かりの中で、"ド・キ・ド・キ☆モーニング"のイントロが、チャイムが鳴るように繰り返され始めた。磔、ダブステップ、メタル・バイキング・マーチ、デス・メタル、ニュー・メタル、そしてツイン・ギターのデュエルのあとで、このかわいい8ビットの着信音は観客を狂乱させた。ギターがようやく入ってくると、ユイとモアがドームの頂点でスゥに加わり、彼女たち自身のフル機能のデス・スターに似たものの上で、初めて曲をまるまる歌った。これは彼女たちがどこまでやってきたのかについて、ふさわしく象徴するものとなった。わずか6年で、お下がりの衣装から、世界の頂点に到ったのだ。まさに大喝采を博した。

3人は"メギツネ"のために地上に降りてきたが、すべてが本当に面白くなったのは"ヘドバンギャー"の間だった。曲の最後のブリッジの間に、これまでは「ヘドバン! ヘドバン!」というチャントによる間奏があって、女の子たちが、精力的で、延長された、そうだな、ヘッドバンギングへと観客を駆り立てていた。この夜のはこれをさらに上の次元へと高めていた。動機付けとして、カメラが観客に向けられ、観客はほとんど罰ゲームの領域に入るほどの時間、お互いにヘドバンするよう試されたのだ。エンディングに迫る頃には、観客は完全なカタルシス・モードに入っていた。


BABYMETAL World Tour 2016, Legend – Metal Resistance, Red Night & Black Night, Tour Final at Tokyo Domeは、フォックス・ゴッドから教えられたいくつかの新しいこと(俺は特に覚えていないが)を含む、長めの紙芝居に続く、"イジメ、ダメ、ゼッタイ"でエンディングとなった。ああ、そして俺たちのコルセットが今度は赤く光ったんだ。11万人の観客一人一人にコルセットを渡すためにカネを使っているのに、どうしてこの技術をもっと活かさなかったのかについて、俺はいまだに訳が分からなくなっている。俺が何を話しているのか分からなければ、Redditで、/u/MightMetalを使って、この技術に何ができるのかについての例を探してくれ。

6:05, good peopleだ。

クロージングの「We Are!」、「BABYMETAL!」のチャントの時に、スゥが3本の花道の最後の1本で滑って、モアに支えられるという瞬間があった。後に、燃料漏れでステージが濡れていたと聞いた。どうしてそれが分かったのかは分からないが、レダも数分後に同じ場所で滑っていて、これが最後に火薬が弱くなった理由かも知れない。

スゥがユイにマイクを渡して「We Are!」をやらせたあと、モアにも手振りをして、モアがうなずいたのだが、スゥが裏をかいて、自分で「We Are!」をやってしまうというカワイイやりとりがあった。カワイイいたずらっ子のモアは、自分のマイクを使って、スゥの助けなしで自分で「We Are!」をやった。大変な仕事のあとで、三人が最後に楽しんでいたのは明らかだった。

かくしてDOOMSDAYは終わり、三人のとても才能がある娘たちは、明らかに自分たちが得たものすごい成功を楽しんでいた。そしてBABYMETALがMETALLICAの2009年以来の米国ツアーの前座を務めるという発表は、弁護士同士の利益分配に関する契約の詳細が詰められるまで待つだけだ。

全部を読んでくれたので、ご褒美だ:

[音源へのリンク]

▼元記事
Black Night Report: Daemon Strikes Back


4 件のコメント:

  1. 末尾のMETALLICA米ツアー前座という、願望混じりのネタに全力で釣られている方々が痛々しいです。

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  2. MOAMETAL卒業説の人でしたっけ?

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    1. ええ、メンバー脱退とか妄想を楽しむネタサイトですからね。この時も信じたのかなあ?
      http://hamankarn.blogspot.jp/2016/08/homicidols-babymetal.html

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  3. 翻訳に苦労されたのではないでしょうか。
    私は全く英語はできませんが、そんな気がします。
    いつもありがとうございます。

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