2016年12月29日木曜日

[Kerrang!] #1651 RED HOT CHILI PEPPERSプラスBABYMETAL

#1651 RED HOT CHILI PEPPERSプラスBABYMETAL

02アリーナ、ロンドン、2016年12月6日
ジェイムズ・マッキノン




ファンクとカワイイ・メタルが2日間のアリーナ公演でこの上ない支配

評価:KKKK

今夜のダブル・ビルは奇妙な組み合わせだ。何十年もの間、ファンクは同じ歩道をメタルが歩いているのを見たら、ファンクはだいたい道を渡ったものだ。RED HOT CHILI PEPPERSはありふれたファンク・バンドではないし、BABYMETALはありふれた黒のTシャツとリフの部隊でもない。結成時から、どちらのバンドも、それぞれのフリーキーなスタイルで際立ってきた。そして一緒になれば、中毒性のある組み合わせとなった。

BABYMETALにとって。O2は、4月のSSEアリーナ・ウェンブリーから一歩上がるものとなるかも知れないが、先日征服した55,000人収容の東京ドームのパビリオンと比べると、これは八方から目にさらされる場所であり、従っていつもの眉毛が燃えるような、空飛ぶピラミッドのステージ・プロダクションなしで、自分たちのものではない観客を暖めることを楽々とやってのける。バレー・ダンサーのバランスと忍者の正確さで。ユイメタルとモアメタルは、スゥメタルの挑戦的なフロントに対して、感動的に駆け回る。"メギツネ"の激しいクライマックスで床に倒れるところから、"Karate"を通じた息の合った手振りまで、選ばれし三人のメンバーは一体感を求め、そのことで観客はメタル・レジスタンスの囲いの中へとしっかりと引き込まれた。

目に見えて印象づけられたレッチリのベーシスト、フリーは、フォックス・マスクを被ってステージに上がった。だがもっと驚かされたのは、そのグラミー賞を獲得したファンク・ロックが良く知られているものであるにも関わらず、サプライズの連続だったことだ。天井から降りてくる蛍光のランタンが、グルーブに合わせてかたちを変え、"Dark Necessities"の重厚なパルスに合わせて歪む。ライブの定番の中には演奏されないものもあったが、それでもその代わりの曲は同じように意外だった。"Californication"はやらなかったが、いかしたレアリティーである"I Could Have Lied"、それにより新しいエピック、"Dreams of a Samurai"があった。フリーの滑らかなベース・ラインとチャド・スミスのタイトなリズムによる、一体となったスパーリングによって、「The Gataway」の幅広いアプローチに意味が与えられる一方で、ジョッシュ・クリングホファーはいつもサイケデリックなギター・イフェクトの波の中で円熟したハーモニーを生み出すことができた。だが驚くことでもないが、"By the Way"と"Snow (Hey Oh)は屋根を突き破りそうだったし、"Give It Away"は、マンガのようなたくましいファンクと怪しいアニメーションの爆発の中で、コンサートの掉尾を飾った。

スラッシュをエネルギーにした歌舞伎がエクスタティックで伸縮に富んだファンクが融合するようなビルはめったにない。だが、ファンク・ロックの巨人を見に来たのであれ、フォックス・ゴッドに会いに来たのであれ、すべてがウィン=ウィンだった。

[キャプション]
誰もBABYMETALが神秘なヒドラのミッドセットに変わるとは思っていなかった

スターは叫ぶ
スゥメタル(BABYMETAL、ボーカル)

レッチリと一緒に英国に帰ってくるのはクールだった?

スゥ:はい! レッチリさんのようなバンドと一緒に来て、演奏できるのはとてもエキサイティングです。私がフジロックでレッチリさんを見たときに、彼らのスタッフの一人に会ったら、レッチリさんがBABYMETALのセットを見ていたと教えてくださいました。本当にびっくりして信じられませんでしたが、その後で、レッチリさんがBABYMETALと一緒にツアーに出ようと申し出があったということで、もっとびっくりしました! 私たちのワールド・ツアーは英国で始まり、このツアーも英国で終わります。私はそうできるのがとてもうれしいです。

ファンは叫ぶ
ジェマ・ピーターボロー

レッチリを見るのは本当に夢でした。昨晩のセットリストを見ていましたが、私が予想していなかったような曲をやってくれたので、吹っ飛びました。BABYMETALが前座というのは昨日まで知りませんでしたが、私は何年も彼女たちのファンなので、両方一変に見られてすごかったです。

マイク・チェラムフォード
前にRED HOT CHILI PEPPERSを見たことがなかったんで、本当にびっくりした。俺はストールのところにいて、ものすごすぎるくらいの雰囲気で、誰もが一緒にジャンプしていた。ここまで来るのに2時間もかかったんだが、それだけの価値はあった!

▼元記事
Kerrang! 1651RED HOT CHILI PEPPERS PLUS BABYMETAl


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