2016年12月7日水曜日

[Metal Hammer] BABYMETAL - 「Live At Wembley」アルバム・レビュー

BABYMETAL - 「Live At Wembley」アルバム・レビュー

エリナー・グッドマン(2016年12月7日)




評価:4/5

フォックス・ゴッドの使者がUKでの大勝利を再訪

「メタル・レジスタンスの時はきた、BABYMETALと共に、共に、共に……」。そしてドラマティックなスターウォーズ風のナレーションによるイントロが終わり、"BABYMETAL DEATH"のドラムが響き渡り、観客が叫び始める。「Live At Wembley」は、4月に行われた、BABYMETALの英国での最大のショーを忠実に録音したものだ――彼女たちは、この会場を征服した初の日本人アーティストとなった。だがそれ以上に、この寒々とした真冬の時期には、最も歓迎される、気分を高揚させるエネルギーの発露なのだ。この曲の中にある生命力は否定しようがなく、"あわだまフィーバー"のバブルガムの歌詞、"Karate"の飛翔するコーラス、そして"メギツネ"の拳を振り上げるリフに高揚する。こうした曲はアリーナを圧倒するために書かれており、その自然な環境に放たれれば、絶対的に分厚く響き、神バンドのメタル・リフとソロが、女の子たちの明るい声のまわりに、巧妙に紡がれる。批判があるとすれば、曲の間の沈黙のギャップがいらだたしいのと、セットが17曲から13曲に削られたことだ。外されたのはすべてファーストのバンド名を冠したレコードからであり、BABYMETALがフォックス・ゴッドに定められた未来に向かって進むことに集中していることを明らかにしている。だが、これは細かなあら探しに過ぎない。BABYMETALは真の現象であり、ウェンブリーは始まりに過ぎない……。

[「Live At Wembley」トレイラーへのリンク]

▼元記事
Babymetal - Live At Wembley album review


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