2016年12月11日日曜日

[Stormbringer.at] BABYMETAL — Live at Wembly(レビュー)

BABYMETAL — Live at Wembly(レビュー)

BABYMETAL - Live at Wembley
リリース日:2016年12月9日
バンド:BABYMETAL(日本)
ジャンル:メタル
レーベル:earMusic
[ドイツ語からの重訳です]



日本からの輸出はいまだに落ち着いていて、多くは既に何かようやく違ったものを作っているんだろうと考えていた……でもそれから連中が戻ってきた……そうだ、BABYMETALが戻ってきた!

またこれはメタルだとかそうじゃない、そもそもどう呼ぶべきか、スタイルがない、長い間放置されてきたといった議論がまた燃え上がるだろう、いずれにせよ一つだけ皆が同意しなければならないし、同意できる点がある。大好きな連中は大好きだ。そしてそれ以外の連中は、BABYMETALのレビューを読んだり、その音楽を聴いたりして一分たりとも無駄にするべきではない。俺も、どちらのページもハッピーになるように、2種類のレビューを書くことも考えた。ただ、BABYMETALのために無理して作るべきではないと感じたんだ。何を書こうと。そしてノーだ。俺はファンじゃない。

だがどちらの立場に立とうと、客観的には、この三人の女の子たちは、音楽の世界で真面目に扱われ始めたポジションに立っている。既に足元から刺されそうな感じが漂ってきたので、とりあえず数字と統計だけを取り上げよう。英国で、4月2日に、BABYMETALは「BABYMETAL WORLD TOUR 2016」のキックオフを、SSEアリーナ、ウェンブリーで行い、12,000人を集め、またRED HOT CHILI PEPPERSのスペシャル・ゲストとして公演を行った。また女の子たちは、他のバンドの誰よりも、マーチャンダイズを販売して、記録を更新した。

セカンド・アルバム、「Metal Resistance」は英国のアルバム・チャートで15位になり、おそらく日本からの輸入品としては最高のランクとなった。この数字は本当だ。俺だって信じられないんだから。

美しくて良いとして、女の子たちはこのコンサートで何をやったのか。

コンサートは、"Babymetal Death"(マジで)始まる。これは7分近い、白いシャツとあまりうまく行ってないブラック・メタルのメーキャップをしたバンドの音楽のイントロだ。ナレーションが、メタルの魂とか(それが何であれ)フォックス・ゴッドとか語っている。

次に、"あわだまフィーバー"、"Yava"と続く、これは日本のフォーク・ソングのようだ。"GJ"はもう少しハードな曲で、少なくとも演奏はそうだ。そしてご希望通り、ティル・リンデマン[訳注:RAMMSTEINのシンガー]は登場しない。

"Doki Doki Morning"は、残念ながら、期待されるA-HA効果は得られないが、聴くには全然OKだ。"META メタ太郎"は、もう少し新鮮で、バグパイプを加えれば、スコティッシュ・メタルソングになるだろう。"Amore"は少し遅くなり、抱きしめたくなる。だがここでも1分後にはストレスの要素が入ってきて、曲は一気に170bpmに加速する。だが、俺はドラマーに同情するよ。

"メギツネ"のあとに、"Karate"が来ている。望むならリズムに合わせて頭を動かしたくなる最初の曲だ。俺も前にとても便利だと思ったことがある。"イジメ、ダメ、ゼッタイ"からクラシックの"ギミチョコ!!"へと進む。これは俺がはじめて聴いた曲だ。そして日本のアイドルに歌われ、最初はまったく違ったものと思える。"The One"はフィナーレにふさわしい。

10分近い"Road of Resistance"で、BABYMETALは、祝福で大騒ぎの12,000人のフォックス・ゴッドの信者に別れを告げる。

まとめれば、これは決して悪くないステージショーを別にすれば新しいものではない。忍耐強い良いバンドと、たくさんのカワイイダンスがある。だが残念ながら、BABYMETALが使うと、ソリッドなメタルが邪魔されてしまう。クールなイントロのあとに歌い出す。あるいは一人が歌い、残りがコーラスを行い、曲はすぐにポケモンや任天堂風になってしまう。

だが最初に述べたように、フォロワーは彼女たちを愛していて、ヘイターはヘイトしている! そして俺は、自分の好きなデス・メタルと共にある……だから俺をデス・メタルで復活させてくれ!

[「Live At Wembley」トレイラーへのリンク]

▼元記事
BABYMETAL - Live at Wembley


5 件のコメント:

  1. サブジャンルに鎖で繋がれてる人がグルグル回ってる感じだ(^。^)

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  2. 何故だか妙に痛々しいレビューですね。なんでこんなに必死に自分を守ろうとしているんだろう。それでもマシなほうなのかもね。

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  3. ベビメタのファンの中に「すぅさんの声最高!デス声は嫌だな。頭痛い」っていうタイプがいるのと同様、この人はその逆っていうだけで、問題ない。
    ただ、これがネットや雑誌のちゃんとした記事ならば、レビュー評価の観点が全て好きか嫌いかでしか語られてないのはまずいと思うw

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  4. 個人ブログのレッチリのライブレビューの中でベビメタをすごく評価してました。もしすでに気づかれていたら悪しからず
    https://hypersonic55.wordpress.com/2016/12/09/late-review-red-hot-chili-peppers-the-o2-arena/

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  5. 笑った。苦悩がみえる。

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