アルバム・レビュー:BABYMETAL - Live at Wembley
ジャック・ケンドール(2017年1月21日)
Jポップ・ミーツ・メタル、そしてなぜかうまく行く—でもライブは? ここには新しいものはない - 6/10
初心者のために、BABYMETALは、アメリカン・ヘビー・メタルの美学へと荒っぽく投げ込まれた、工場ラインの産業的に仕立てられたJポップ・アイドル・バンドだ。2011年に登場すると、「日本は変じゃないか?」という予想の付く反応とメタルの死に関する書き物が生まれた。だが6年後、BABYMETALはキャッチーなポップ構造に助けられ、楽器の背後の産業的なミュージシャンのテクニックにより正当化された、お気楽で、大げさで、ひどく嘘っぽく、スタイルを変える曲で、ニッチのフォロワーを創り上げることに成功した。
そのフォロワーの大きな部分は、俺たち欧米人なので、「BABYMETAL-Live at Wembley」は避けようがなかった。重い1時間17分、このレコードは、2枚のスタジオ盤からの曲をまとめている。ただそれだけだ。まだ発表されていない曲や初期のデモやカバーが欠けていることは、バンドの恥ずかしげもない作り物の性質を強調しているが、ありがたいことに曲自体がキラーだ。"BABYMETAL DEATH"や"あわだまフィーバー"は、儀式的なデス・チャントからポップ・パンクのコーラスに響くようなものまで、そのサウンドの極端を示す、論文表明だ。"ド・キ・ド・キ☆モーニング"のようなその他の初期のトラックは、バンドの音の多様性やユーモアを強調しているが、アルバムの後半はそれよりヘビーで、より成熟したマテリアルを示している。公演は、2曲のエピック、"The One"と、明らかに影響を与えたDRAGONFORCEのメンバーとのコラボ、"Road of Resistance"で幕を閉じる。いずれもスタジオ・バージョンより相当長くなっており、女の子たちの不完全な英語のボーカルや観客の拍手でよりカワイイものとなっている。
だが悲しいことに、こうした瞬間はあまりに少ない。このアルバムの大部分は、過去のリリースのマテリアルとほぼ同一だ。また、BABYMETALのアピールの大きな部分はビジュアルにある。ステージ・デザインやアイドルたちの複雑なダンスの振り付けは音声では失われてしまう。だとすれば、曲の質にもかかわらず、ライブ・アルバムはほとんど不要だ。コアなファンか、バンドの作品の概要を知りたい人向けだ。
DRAGONFORCE、AKB48、NAKED CITY/ジョン・ゾーンのファン向け
▼元記事
Album review: BABYMETAL - Live At Wembley
こう書かれちゃうと誰も買わないよね。アメリカのある層のジャーナリズムはこういう「断言」が多い印象。スタジオバージョンと比べて楽しむ機会自体を消してる感じ。
返信削除断言じゃなく感想と意見、素直に思った考えを文字にしただけ。
削除買わせるために良い事しか言わないのは日本だけ。海外のメディアでは、こんなの日常茶飯事。
概要が知りたくてライブCDを買うんじゃない。スタジオ音源のCDよりライブ音源の方が聞き応えがあるからライブCDを買うんだ。このコメント主はベビメタのライブを見たことがない。と確信する。
返信削除>スタジオ音源のCDよりライブ音源の方が聞き応えがあるからライブCDを買うんだ
削除いやいや、そんな事は本人も分かってるでしょ。
このライターはライブ盤として物足りなさを感じたから、ベビメタを聴いた事がない概要を知りたい人が買えば良いと言ってるんだよ。
>このコメント主はベビメタのライブを見たことがない。
いやいや、ライブ盤をリリースする目的は一番にライブを見た事がない人が、どうゆうライブなのかを体験するため。
自分も聴いてみて、楽しめはしたが同時に物足りなさを感じた。スタジオ盤と違うライブ盤ならでは臨場感は明らかに足りなかった。
記事本文とはあまり関係ないけど、個人的にTokyo Dome (WOWOWあるいはRedditにあったマスタリング音源)を観た/聴いたあとだと、Live at Wembley(CDあるいはBD)はたしかに物足りない。Tokyo Domeではよりパワーアップされたバンド演奏、迫力、グルーブ感、観客の声、SU-METALの進化した歌声や頻繁な煽り(例えばAwadamaの日本語の煽り)などなど、Tokyo DomeがすごすぎてLive at Wembleyがかすむ。あくまで個人的な意見です。
返信削除このレビューはCDではBABYMETALの良さが全く伝わらないと言いたいんでしょ
返信削除このサイトっていつも面倒くせえのが一匹湧いてくるな
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