2017年1月15日日曜日

[zingoro.com] BABYMETALとのMETALLICAのソウルでのライブ2017

BABYMETALとのMETALLICAのソウルでのライブ2017

ディコ(2017年1月15日)




今日(1月15日)は、私たちの11回目の結婚記念日だ。数日前、娘が自分はティーンエイジ・ガールだと言い始めてびっくりした。彼女は米国の年齢ではティーンエイジではないし、8歳(韓国の歳の数え方では10歳)だ。おかげで私たちが10年以上結婚していることを争う余地もなく認めることになった。そう、時は金なり。私たちの完璧な結婚生活(11年間で口論が1回だけだよね?)私たちは特別なイベント、つまり先週の水曜日のソウルでのMETALLICAのワールド・ツアー・ライブに出かけた。正直なところ、妻は以前はMETALLICAに関心を持っていなかった。でも行くと同意してくれたのは、「前座がBABYMETAL」と聞いたからだ。

BABYMETALは日本のメタル・アイドル(ああ、誰かが「何だって?」と叫んでいるのが聞こえる)バンドだ。このバンドは3人の十代の日本人の女の子たち、「スゥメタル」と呼ばれる中元すず香、「ユイメタル」と呼ばれる水野由結、そして「モアメタル」と呼ばれる菊地最愛で構成されている。誰かが彼女たちの音楽ジャンルを「カワイイ・メタル」と呼んでいた。そう、彼女たちはカワイイ(キュート)が、それがすべてなく、私は彼女たちの音楽がジョークだとは思わない。そう、彼女たちの音楽はとても素晴らしいんだ。2010年にデビューして以来、彼女たちはメタル・バンドとして大きな成功を収めたキャリアを築いてきた。この成功は、数多くのメタル・レジェンドによるサポートによるものかも知れない。彼女たちは、METALLICA、JUDAS PRIEST、レッチリなどと競演してきた。50代(以上)ばかりの職場で働いていて、ある日突然、3人のカワイイ十代の女の子とたちが新人として入ってきたらどうなるかを想像してみて欲しい……。

このイベントは、高尺スカイドームで開催された。

これは2015年に開業した韓国初(そして唯一)のドーム球場だ。ここを訪れるのは私にとっては初めてであり、思っていたよりも良いスタジアムだった。だがこれはソウルの郊外にあるため、アクセスはとても不便で、駐車場は非常に限られている。ライブは午後11時半頃に終わり、私はタクシーに乗らざるを得なかった。

BABYMETALの前座のステージはとても印象的だった。ただ、正直なところ、観客の反応はあまり良くなかった。スゥメタル、ユイメタル、モアメタルが失望しすぎていないと良いと願う。君たちが悪いんじゃない! いくつも問題があったと思う。まず、ステージは予定通り始まったが、観客の入場がまだ終わっていなかった。とてもばたばたしていた。前座ステージの音響設定は(特にボーカルが)良くなかった。私は自分の席(二階席)からスゥメタルのリード・ボーカルが良く聞こえなかった。そして彼女は英語を話した……METALLICAの初のソウルのライブ(1998年)についてとても有名な話がある。ジェイムズが「疲れているか?」とたずねたところ、観客が「はい!」と応えたんだ(スゥ、君が悪いんじゃない……)。それにこのライブに来たMETALLICAファンの多くは、BABYMETALのことを知らず、その多くは標準的なメタル・ファンだったのだと思う。彼女たちの音楽は、広くポジティブに受け止められているが、中には自分たちのメタルの定義にこだわる人もいて、新しいものを最初は受け入れられない。近い将来韓国に来てBABYMETALが、私を含む熱心なファンと一緒に単独公演を行って欲しい。

メイン・ステージはすごかった。やはり音の状態は良くなかったが、最も印象的だったのは巨大なスクリーンだ。METALLICAは6(たぶん)枚の巨大なスクリーンを設置し(どのような種類のスクリーンかは分からない)、ステージ全体を覆った。私が生まれてこの方見た中で一番大きなスクリーンだった。AT&T球場にあるHDスコアボードよりも大きく、画質は本当にクリアだった。

私がMETALLICAを一番聴いていたのは、私が大学生だった頃(1993年〜1997年頃)だ。正直なところ、2000年以降のMETALLICAについてはそんなに詳しくない。"Master of Puppets"のライブのドラムスやギター・ソロを聴くととてもうれしくなった。"One"のレーザーが飛び交うイントロは素晴らしかった。"Enter Sandman"と"Battery"によるアンコールはスリリングだった。

でも一番の瞬間は、"Unforgiven"だった。これが今の母国、韓国に一番ふさわしい曲だと思うからだ。このポストを「彼ら」に伝えたい"Unforgiven"のパートでこのポストを終えたい。

What I’ve felt(俺が感じたこと)
What I’ve known(俺が知っていること)
Never shined through in what I’ve shown(俺が示したものの中に現れ出たことはない)
Never be(けっしてそうならない)
Never see(決して見られない)
Won’t see what might have been(そうなったかも知れないものを見ることはない)

What I’ve felt(俺が感じたこと)
What I’ve known(俺が知っていること)
Never shined through in what I’ve shown(俺が示したものの中に現れ出たことはない)
Never free(一度も自由ではなく)
Never me(俺だったことはない)
So I dub thee unforgiven(だから俺はお前を決して許されないとする)

PS:もう一つ触れておきたいのは、このイベントの写真およびビデオに関するポリシーだ。これは完全に写真とビデオが自由なイベント(少なくともポリシーは掲示されていなかった)だった。日本でのイベントや日本人アーティストのみが、写真撮影を禁じていると思う。多くのビジネス上の問題によるものだとは思うが、ファンにライブで写真を撮影させて、広めさせる方が、多くのアーティストにとって利益になると思う。時代は変わり、最ももうかるビジネスはライブそのものだからだ。できるだけ多くの観客を集めるために。

▼元記事
Metallica Live 2017 in Seoul with Babymetal


5 件のコメント:

  1. >ファンにライブで写真を撮影させて、広めさせる方が、多くのアーティストにとって利益になると思う。
    ベビメタが世界的に人気が広まった一番大きな要因。公式の少なすぎる動画だけではすぐに飽きられて終わり。ただでさえ曲数が少ないんだから。

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    1. いやいや、ファンの動画や写真が一役買ってるのは間違いないが、一番大きな要因では無いだろ。
      すぐ飽きるのであれば、それは一部のファンだけの話であって、ネット情報を追い掛け廻してるのが理由。
      出回ってる情報が少ないのは確かだが、情報量を増やすのはベビメタを知らない人のためであって、
      君の言ってる事はファン心理を一般論にすり替えてるだけ。

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    2. ここにもガーが書き込んでるのかw

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  2. BABYMETALに対する好意と繊細な思いやりに満ち溢れた、それでいて冷静な観察眼も合わせ持っている方
    のライブレポートですね。全体的にフェアで知的で、かつ人としての温かみも感じさせる、とてもいい投稿でした。

    それ故に、細かく感想を書きたい気持ちがふつふつと沸いてくるのですが、気持ちに任せて書き綴ったら
    ニ、三百行では収まりそうにないので(笑)、ここはグッとこらえて、翻訳の日本語の文で気になった箇所を提示
    させていただくに留めておきます(笑

    ①ああ、誰が「何だって?」と → ああ、誰かが「何だって?」と
    ②彼女たちはカワイイ(キュート)が、それがすべてなく、→ 彼女たちはカワイイ(キュート)が、それが全て
    ではなく、
    ③3人のカワイイ十代の女の子とたちが → 十代の女の子たちが

    以上、三箇所を脳内変換して読ませて頂きました。これからも、楽しい記事を読ませてもらえること、期待しております。

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  3. 写真やビデオに関するポリシーについては同意できないなぁ。何故アーティストのファンなの?アーティストに喜びや楽しみをもたらすものを作り続けてもらいたくはないの?大衆迎合したらクリエイティビリティは続かなくなるって!映画館でスクリーンを撮影しないでしょ?BABYMETALのファンカムは、禁止されてる中で出てくるからいいんだよ^_^

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