ミカエル・オーカーフェルトが、BABYMETALの音楽で娘をONE DIRECTIONから救った
ヘルハマー(2017年4月18日)
(▼初出:ロバート・パスバーニ、2015年5月15日)
OPETHのフロントマンが、娘がONE DIRECTIONを聞くのをやめてくれたとしてBABYMETALを支持した。
BABYMETALはおそらく現在ヘビー・ミュージックの世界で最も議論の分かれるバンドだろう。本当に好きな連中も、本当に大嫌いな連中もいる。
このバンドの頼りになる擁護者の一人が、OPETHのフロントマン、ミカエル・オーカーフェルトだ。オーカーフェルトは、日本のAsq.meのインタビューに応じ、この日本のカワイイ・メタルの風雲児についての考えをたずねられ、次のように応じている:
「俺はBABYMETALが大好きだ。彼女たちには"ギミチョコ!!"という曲がある。これはメタルに到来した素晴らしいものだ。すべてを揺るがしているからね。彼女たちを聴けば、立場の確立したバンドで彼女たちをからかう連中は……自分たちが何を話しているのか分かっていないんだろう。BABYMETALはヘビーなバンドだ。スタイル自体は俺が腰を下ろして毎日聴くようなものではない。本当のところを言えば。俺がBABYMETALを聞いた時、俺には二人の娘がいて、上の娘は10歳なんだが、「きっと娘が気に入るだろう」と思った。「たぶん娘がジャスティン・ビーバーやONE DIRECTIONから離れて、もしかしたらBABYMETALに夢中にさせられるかも知れないとね。そしてうまく行ったんだ。娘は自分が聞いた曲が気に入ってね。友人にBABYMETALのフーディーを送ってもらった。
素晴らしいと思うね、個人的にしょっちゅう聞くようなものではないが。素晴らしいミュージシャンたちだ! ギタリストはマーティ・フリードマンと一緒にやってると思う。だから楽しんでいるよ。本当に!」
これ以上の表現はないと思う。ケヴィン・スミス監督が、トワイライト・シリーズが好きな少女たちについて言ったことを思い出す。
「やめろ、やめろ……それは次世代のファンなんだ……吸血鬼が好きな12歳の少女たちをどうして批判するんだ。6年したら、吸血鬼が好きで、あらゆるゴスやら何やらに夢中になる18歳になるんだから、励まさなければいけない。否定してはいけない。計画があって、うまくいっているんだ」
まったくその通り。BABYMETALがよりヘビーな音楽へと導こうとしている子供たちは、数年後には地下室のショーで、君の退屈なローカル・バンドを見に行く子たちなんだから。
みんなにBABYMETALを!
[訳注:もともと2015年にMetal Injectionに公開された記事のスペイン語版です。訳文はMetal Injection版に基づいています]
▼元記事
Mikael Åkerfeldt usa música de Babymetal para rescatar a su hija de One Direction
OPETH Frontman Backs BABYMETAL; Says It Got His Daughter To Stop Listening To ONE DIRECTION
意外な角度から擁護が来たなー。
返信削除メタルゴッドがヘビーメタルの未来と言ってたのは、こういう意味だったのかもね。
衰えを知らないベビメタ論争。
返信削除完全に世界の注目の的。
音楽業界での論争で終わらないであろう。