DRAGONFORCEのハーマン・リ:「BABYMETALとの作業はおそらく俺がやった中で一番スムーズに行ったプロジェクトだろう」
(2017年5月1日)
Nocturne誌が先日、DRAGONFORCEのギタリスト、ハーマン・リをインタビューした。このチャットからの抜粋を以下に示す。
Nocturne:2年ほど前に、君は昨年リリースされた「Metal Resistance」収録の"Road of Resistance"でBABYMETALと共演している。BABYMETALはシーンで最も評価が二分されているバンドだが、そのことで反発はなかった?
ハーマン:正直なところ、何かいやなことを書いているなら、フェースブックやツイッターのコメントなんかは読まない感じだ。つまり読みはするけど、スルーするということだ。人が何を言おうとそんなに気にしない。というのは、ファースト・アルバムをリリースしたとき、そしてバンドをスタートしたときに、かなり反発が合ったからね。どうでもいいんだ。インターネット上では誰もが、あらゆることについて君よりももっと知っているみたいだからね。だから何か成し遂げた、自分より賢い人間がいるならその意見は尊重する。でも何もやったことがないんだったら、確かに意見があり、音楽が好きかも知れないが、俺たちは自分たちが楽しめることをやる必要がある。それだけのことだ。そしてBABYMETALとの仕事はとても楽しかったよ。おそらく俺がやった中で一番スムーズに行ったプロジェクトだろう。DRAGONFORCEのアルバムを作るよりもずっとね(笑)。ライブも同じで、彼女たちは本当にプロフェッショナルだ。俺たちはリハーサル抜きでショーをやったんだよ! あの曲を一曲演奏して、それから二度と一緒に演奏さえしていなかったんだ。それでいて俺たちはリハーサルしてあの曲をライブでやることになった。だから楽しかったよ」
Nocturne:GHOSTやBABYMETALのようなバンドが人気を高めているけど、連中に共通するのはギミックがあるということだ。目立つためにはギミックが必要なんだろうか?
ハーマン:ああ、あるいはそれは未知の要因と言えるかも知れない。一部のバンドにはあるし、ないバンドもいる。だが正直なところ、GHOSTは聴かないんだ。ただ言い合いことは分かる。俺はsLIPKNOTみたいなのも聞いたことがなかったし、一緒にツアーをした時には、「OK、分かった」と思った。DISTURBEDみたいなバンドにはまったく興味がない。でも彼らをライブで見れば、「なんで人気があるのか分かる」と思うだろう。それがああいった連中を分けるものなんだ。俺がそのバンドを好きじゃないとしても、そのことには関心を払う。ただ、そういったものを単純に作ることはできない。それは一つにまとまるものじゃないければいけない。意識して考える事はできるだろうが、うまく行くかそうじゃないかなんだ。正直、俺は同じようなサウンドを試すことがいやだからこそ、一部のバンドは自分たちを差別化していて良いと思う。(グロウルを真似する。)つまり、メタルコアは何年も前につぶれると思っていた。2017年になっても同じことをやろうとしている連中がいる。くだらない。なぜそれがクールなのか分からない。これは一つのシーンで、君は出かけて楽しむだろうが、音楽的には自分たちに挑戦しようとしていない。たぶんまだそこまで成長していないんだろう。BRING ME THE HORIZONのようなバンドは音楽は好きじゃないが、挑戦して別のレベルに上がっていったのは分かる。でも同じことをやり続けているバンドもいるんだ。連中は自分たちのスタイルでやっているんじゃなく、他の連中がやっているスタイルをやり続けている。仕方ないところもある。成長には時間が掛かるから。ただ、それは有機的でなければならない。だから俺は自己矛盾しているかも知れない(笑)。有機的でなければ成長できるだろうか? それが連中の演奏したいことで、それがそういうものならば。だから俺はほっといてくれ。
(後略)
▼元記事
DRAGONFORCE's HERMAN LI: 'Working With BABYMETAL Was Probably The Smoothest Project I've Ever Worked On'
引用元NOCTURNEには間にもう1つやり取りがあります
返信削除Did you see their full stage production when you did the song live?
Herman: No, actually we did an award show in England for the Golden Gods. They said ‘you guys are in charge of the music’. They were really cool to put me in charge of the band’s production, put the stuff together and even mix the audio for the television broadcast. Because it was our band, we had more instruments than them. And it was cool, it was easy going. We understood each other and what we were trying to achieve.