[Sound Diego] BABYMETALは一つしかない
日本のカワイイ・メタル・バンドが可愛さとブルータルさを融合する
ルトガー・ローゼンボルグ(2017年6月20日)
BABYMETALが6月20日(火)に、マットレス・ファーム・アンフィシアターでKORNの前座を務める。
今日、誠実と工夫の間の区別はあいまいなものになっている。BABYMETALは正当なバンドかも知れないが、それ以上にコンセプトだ。
2010年に結成されたこの日本のカワイイ・メタル・バンドは、すぐにその革新的なラインナップとサウンドで衆目を集めた。3人の女性シンガー、中元すず香(スゥメタル)、水野由結(ユイメタル)、そして菊地最愛(モアメタル)がフロントを務め、通常は死霊のような服をまとう神バンドが支えるBABYMETALは、ヘビー・メタルとJポップのハイブリッドを演奏する。
ギミックだと呼ぶ批判者もいるが、バンド・メンバーは自分たちを新しいジャンルのパイオニアだと考えている。
ザ・レイト・ショー・ウィズ・ステーヴン・コルベアでのスペクタクルを見てくれ。
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私はスゥメタル、ユイメタル、モアメタルと昨日メールでやりとりし、彼女たちはバンドのコンセプトをカワイイ文化とメタルの組み合わせだと説明した。
「BABYMETALには言葉で表現するのが簡単ではない複雑な要素が含まれています。BABYMETALを一言で表そうとするならば、たぶん「挑戦」だと思います」とモアメタルは書いている。
それだけでは複雑さが足りないというように、バンドは、フォックス・ゴッドという神に影響を受けていると主張している。そして3人は、一つのことについて同意しているようだ。フォックス・ゴッドが、BABYMETALのあらゆることの背後にいる。
スゥメタルによれば、「私たちはフォックス・ゴッドの予言に従って行動しているので、私たちには本当の親のような存在なんだと思います! でも直接会ったことはないので、とても謎めいています」とのこと。
「私たちはいつも、フォックス・ゴッドの予言を受けます。フォックス・ゴッドが私たちの未来を決めるのです」とユイメタルは書いている。
モアメタルは、謎めいた感情を繰り返しながら、心乱すような—それでいてあいまいな—ところまで話を進める。「フォックス・ゴッドはBABYMETALの未来を導くので、私たちにとってはとても重要な存在です。時には、突然お告げを与え、私たちにやるようにと告げることを完全に理解することはできません。なぜなら本当に急だからです(笑)。私たちはフォックス・ゴッドに従って、これまでやってきました。次に何がBABYMETALを待っているのかを知りたいです。ですから、次のお告げを受けるには、私が次に何が待っているのかを聞くために頑張っていることを見ていてくれると良いなと思って、あらゆるものでベストを尽くしています(笑)。もっともっと予言を受けるのを楽しみにしています。そうすれば、もっとたくさんの人たちと会えるからです!」
フォックス・ゴッドに、文字通りの相手(バンド・マネージャー、レーベルの幹部、カルト・リーダーなど)がいるのかは分からないが、バンドのこのコンセプトに対するコミットメントは、そのMETALLICAに対する憧れと同様に明らかだ。だが、彼女たちはBABYMETALはオンリーワンであることを明らかにしている。
「……BABYMETALにしかできないことをやり続けることで、「BABYMETAL」という音楽ジャンルを作り、いつか私たちが目新しいものでなくなることができたらと思っています」とモアメタルは書いている。
彼女たちにBABYMETALの将来はどうなるかとたずねたら、三人から同じ回答がきた:「Only the Fox God knows.」
マットレス・ファーム・アンフィシアターで、BABYMETALがKORNと共演するまで数時間、今がチケットを手にするチャンスだ。
▼元記事
There Can Only Be One Babymetal
最愛ちゃんはほんとベビメタの広報として有能だと思います
返信削除なにが起こるか分からないという立場はベビメタのファンと一緒なんだな、と