[Music Business Worldwide] アブソリュート・レーベル・サービセズ社とバックス・ミュージックが隣接権のジョイントベンチャーを立ち上げ
ミュージック・ビジネス・ワールドワイド(2017年11月7日)
英国に本社を置くアブソリュート・レーベル・サービセズ社とバックス・ミュージック・グループは、独立系アーティストおよびレーベルに対して隣接権徴収を行うジョイント・ベンチャーを設立した。
アブソリュート・レーベル・サービセズは、15年以上に渡ってアブソリュートのレーベル・パートナー向けの隣接権徴収を行ってきたグローバル・コピーライト&コレクションズのジナ・ディーコンが運営している。
このジョイント・ベンチャーは、サービス会社と独立系出版社が共同で、レーベルとアーティストの双方に隣接権に関するサービスを提供するものである。
同社は、ほんの一年ほど目立たずに活動してきたが、その間に既に40以上のアーティストと契約している。
現在のクライアントには、THE JAMのブルース・フォックストン、THE SHADOWSのブライアン・ベネット、グライム・アーティストのカデット、ギタリスト兼ピアニスト兼作曲家のデヴィッド・アーノルド、そしてクリスチャン・ロックのアーティストでソングライターのマーティン・スミスがいる。
アブソリュート・ライツ・マネージメントは、英国、米国、フランス、ブラジル、ドイツ、日本、オランダなどの数多くの地域で直接徴収を行う。
ジナ・ディーコン(写真)は、「アブソリュートは、これまで長年に渡ってそのレーベルのクライアントのために、隣接権のロイヤルティーを徴収してきましたが、自分たちが演奏していて、隣接権の対象となる録音が公共の場で演奏されても、フルに報酬を受け取っていない演奏者がいまだに数多く存在しています。アブソリュートとバックスは協力して、この方面のアーティストに対して協力で独立した擁護者となります」
アブソリュート・レーベル・サービセズの社長、ヘンリー・セメンスは、「アブソリュートとバックスは長年に渡って協力関係にあり、常にうまくやってきました。私たちはクライアントについては、サービスに同じようにコミットしており、協力して、史上で最も完全な隣接権サービスを提供できると信じています」
バックス・ミュージック・グループの社長、サイモン・プラッツは、「このアブソリュートとのジョイント・ベンチャーは、事業、そしてクライアントに対する私たちの方針とアプローチの両面における両社の近さを考えれば、自然な結び付きと感じられます。全体として私たちはあらゆるスタイルや規模の芸能人が利益を得ることができる、豊かな資源と専門知識を備えています」
アブソリュート・レーベル・サービセズは、アーティスト、マネージャー、そしてレーベルと協力している。アーティストのクライアントには STEPS、シェーン・フィラン、アリス・クーパー、ニュートン・フォークナー、BABYMETAL、カデット、DEEP PURPLE、ジャック・サヴォレッティなどが含まれる。レーベルのクライアントとしては、earMUSICやBMGがある。
バックス・ミュージック・グループは、英国を代表する、最も長い歴史を持つ独立系音楽出版社である。
カタログには、デヴィッド・ボウイ、THE ROLLING STONES、BLACK SABBATH、DJフレッシュ、RUN THE JEWELS、ブライアン・イーノ、ジェイムズ・ブラント、プロフェッサー・グリーン、RUDIMENTAL、それにビヨンセなどがいる。
▼元記事
ABSOLUTE LABEL SERVICES AND BUCKS MUSIC LAUNCH NEIGHBOURING RIGHTS JV
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