2018年6月9日土曜日

[Badische Zeitung] 中間の音色を求めて

[Badische Zeitung] 中間の音色を求めて

シュテファン・ローテル(2018年6月4日)

[ドイツ語からの重訳です]






現在、性別、肌の色、国籍、そして主な役割に大きく依存した特権について多くが議論されている。これまでほとんど触れられてこなかったジャンルが従来のロック音楽で、ステージのスターはいまだに男性ホルモンで充ち満ちた白人男性が中心であり、女性はむしろ最前列で叫んでいるファンかグルーピーの候補生の役割を持たされている。一般的な認識としてはそうだが、ニュアンスはどうだろうか?

ドイツでは既に巨大フェスティバルとなっているロック・アム・リンクとロック・イム・パルクに目を向けてみよう。先週末のこの双子のフェスティバルの観客は前年より35,000人減ったが、それでもこのアイフェルとニュレンベルクにおける3日間のイベントは、それぞれ7万人以上を集めた。

(中略)

おそらく、伝統的なロック・ショーから最も逸脱していたのがBABYMETALだろう。このグループは、日本のガール・バンドの視点からメタルを解釈している。その中には、巧妙に振り付けされたダンス・ルーチン、精巧な衣装、そして、おそらくロック・イム・パルクのステージで初めて登場したと思われるラペル・マイクを含んでいる。ロック・バンドは自らをあらゆる種類の極東の神秘主義のタトゥーで飾っているわけではない。だからダンスだけでなく、日本の十代が歌う"ヘドバンギャー!!"のような曲を聞くのはとても新鮮なのだ。グループが創り上げた「ベビー・ヘッドバンギング」では、髪の毛を激しく振り回すのではなく、跳ねるときに、首を片側に傾ける。

BABYMETALは最も極端だろうが、伝統のジャンルを再解釈したのは彼女たちだけではない。(以下略)

▼元記事
Auf der Suche nach den Zwischentönen








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