[Smash Press] BABYMETALが息を呑むようなショーでティヴォリ・ヴレデンブルクを吹っ飛ばす
リアンネ・ブラント(2018年6月6日)
[オランダ語からの重訳です]
日本のヘビー・メタル・バンド、BABYMETALは、2016年のフォルタロックで初めてオランダを訪れた。BABYMETALは、6月5日(火)および6日(水)に2度のソールド・アウト・ショーを行った。観客の国籍の多彩さに驚かされる。スペイン、フィンランド、日本、そして数多くの国々。円熟したBABYMETALファンにとって、遠すぎる目的地などないのだ。
7時頃にファンは入場を許され、1時間後にはDREAM STATEが会場のウォームアップを行うことになった。南ウェールズ出身のこの5人編成のバンドはまだ登場したばかりで、観客は少し静かな感じだった。シンガーのシャーロット・ジェイン・ギルピンが口を開くと、彼女は深い声を持っているように思えた。2番目の曲、"In This Hell"では少し緩んだ感じで、スクリームもはっきりときこえるようになった。ああ、この女性は見た目よりずっと素晴らしい。ベーシストのダニー・レイヤーと二人のギタリスト、アレッド・エヴァンス、それにリス・ウィルコックスの演奏も良くなってきた。
DREAM STATEのリード・シンガーは、明らかに本領を発揮しており、音楽に没入していた。ギルピンが曲の間に話す短いスピーチでさらにバンドの良さが前面に出てきた。彼女は、バンドメンバーにとって人生で最も大切なものであり、観客が自分たちに大きな意味を持つと語った。この演奏を記憶に残るものとしたのは、ギルピンがステージから飛び降りて、柵の上でバランスを取りながら1曲歌い、それから観客の上にジャンプして、クラウド・サーフを行ったことだ。素晴らしい夜となることを約束する、驚くほど素晴らしいスタートとなった。
9時ぴったりに、アニメーションが、ステージに広げられたキャンバスに映し出された。BABYMETALは、ライトサイドとダークサイドに関して、ツアーを通じてエピックな物語を提示してきた。私たちが今回見たのはダークサイドで、選ばれし7人の物語だ。バンド・メンバーのユイメタルは健康上の問題でこのツアーに参加しておらず、二人の女性ダンサーが代わりを務めている。4人編成のラインナップがステージに登場すると、観客は完全に熱狂した。激しいギター・プレイが演奏される中、独特のスーツを着た4人が儀式のようなオープニングを飾った。
最初の歌曲、"Distortion"が始まると、ファンはまるで野生動物の群れのように思えた。ピットが直ちに開き、苦もなく、ティヴォリ・ヴレデンブルクは、押し合いへし合いする観客で一杯になった。BABYMETALがダンスし、観客はエネルギッシュだった。日本語の歌詞はファンにとって何の問題でもなかった。新曲が2曲披露されたが、観客はまったく知らないようだった。にもかかわらず、楽しそうにピットは続き、人々は歓声を上げ、小節を掲げていた。
新曲が2曲終わると、観客は"紅月"で素晴らしい戦闘ショーを楽しむことになった。二人のダンサーは、素晴らしい戦闘の振り付けを演じ、このバンドがどれだけのものを引き出しに入れているのか驚かされることになる。続いて"メギツネ"、"ギミチョコ!!"、"Karate"といったヒット曲が演奏される。このショーは本当に息を呑むようなものなので、どこを見ていいのか分からないだろう。踊る女性たち、背景でアルバムそのままに演奏を行うバンド、大暴れする観客、そして素晴らしい照明効果。この公演は、この世のものとは思えなかった。この晩は、"The One"で終わった。ステージは、スモークとヴェルヴェットの光で美しく飾られ、女の子たちは最後のエネルギーを振り絞って歌った。ピットが止まることはなかった。ティヴォリ・ヴレデンブルクは、良いワークアウトの場となった。
この晩は実際、夢に見ていた以上のものだった。唯一の残念な点は、ショーが1時間しか続かなかったことだ。これはBABYMETALの公演の質に影響を与えるだろうか? そうは思えない。観客の熱狂はこれまでにないものだった。6月6日(水)のショーのチケットを買えなかった熱狂的なファンは、次のツアー、そしてBABYMETALの新章を待つことになる。
▼元記事
BABYMETAL blaast TivoliVredenburg omver met adembenemende show
「素晴らしい照明効果」と直接、照明に賛辞を送る表現は初めて見た。
返信削除すぅちゃんの歌への言及がない…
返信削除パッケージの多様さ・興味深さ・観客と演者の
返信削除熱量相互交換を上手くまとめた記事で日本人記者より
表現力があって楽しい。