[Inquisitr] BABYMETALがケラング！アワード2016で受賞

BABYMETALがケラング！アワード2016で受賞—SKINDREDのベンジ・ウェブが受賞スピーチ中に「カニエ・ウェスト式の扱い」




ケラング！アワード2016が6月9日木曜に開催された。その35周年の祝福をうたい文句に、記憶に残る夜なのは確かだった。IRON MAIDEN、DEFTONES、BLINK-182、A DAY TO REMEMBER、THIN　LIZZYなどを含むロック3世代が祝福した。先に述べたバンドはK字型のトロフィーを受け取るためにステージに上がり、ショーで表彰された。ケラング！の公式ウェブサイトによれば、DEFTONESがライフタイム・アチーブメント賞を受賞し、IRON MAIDENはケラング！レジェンド賞を、THIN LIZZYはケラング！ヒーロー賞を、　BLINK-182がアイコン賞を、そしてA DAY TO REMEMBERがベスト・インターナショナル・バンド賞を受け取った。

もちろん、上に述べた以外にも数多くの受賞者がいた。過去2年間にロック、そしてメタル・コミュニティーで大きな関心を得てきたその中の一つが、BABYMETALだ。3人のメンバー、スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルと神バンドからなるBABYMETALは、2014年にメジャー・レーベルと契約して以来、世界を席巻してきた。いまでは、ロック界のアイドル、そしてファンから同じように献身的な支持者を得ている。前者の例は、自分の狭いメタルの見方がメタルであると考えているエリート主義者の荒らしに対してBABYMETALを守ったロブ・ゾンビが挙げられる。後者として、アメリカのファンは、現在のツアーでほぼすべてのアメリカの会場をソールドアウトして、どれだけBABYMETALを愛しているのかを示した。

ケラング!　アワード2016で、BABYMETALはベスト・ライブ・バンド賞を獲得した。これはバンドにとって記憶に残る瞬間だった。バンドは2010年に結成されて以来、現在の地位に到るために働いてきたからだ。悲しいかな、その瞬間は、賞のプレゼンター、ベンジ・ウェブが、アワード・ショーのカニエ・ウェストの脚本の1ページを取り出して、その受賞スピーチに何度か口を挟んだことで台無しになってしまった。

（ビデオへのリンク）

顔に輝くような笑みを浮かべて、K字型のトロフィーを手にして、BABYMETALの3人のメンバー全員がステージに立ち、最年長のスゥメタルは、受賞スピーチの間、ベストを尽くした。ブロークンだったので、スゥメタルにとって英語が外国語であることは明らかだったが、人々はそれでも（FINE BROS.とのインタビューで明らかになったように）、彼女が何を話しているかは理解出来た。にもかかわらず、ベンジ・ウェブは、スゥメタルのスピーチの間何度か彼女の邪魔をした。最初は、ウェブがスゥメタルを「助ける」結果になったかも知れないが、スゥメタルに「お前らは何をぶらぶらしているんだ」とたずねたことを含め、何度も口を挟み続けたことで、有効なシナリオではなくなってしまった。

ロック・ファンの多くは、ベンジ・ウェブがBABYMETALの受賞についてのスゥメタルのスピーチに対する妨害を失礼だと考えた。この故に、ウェブはその公式ツイッター・アカウントで自分の行動を謝罪した。

ベンジ・ウェブ @Benjiwebbe
今夜の賞で俺がベビー・メタルを馬鹿にしたと思った人には申し訳なかった。本当に、連中をめちゃくちゃにするつもりはなかった
2016年6月10日午前9時21分

ベンジ・ウェブ @Benjiwebbe
みんあ、前に言ったように、はずみで誰に対しても、ファンに対しても、BABYMETALに対してもひどいことをするつもりはなかったんだ。みんなにいやな思いをさせてすまなかった
2016年6月10日午前10時2分

ベンジ・ウェブの謝罪をそのまま受け取るなら、ケラング!　アワード2016で彼がBABYMETALに対して行ったことは、彼の側の判断ミスということになるだろう。それでも、このような事件が、'90年代半ばのロック・エクスプロージョンの一部だった、有名で傑出した人物を巻き込んだということは悲しいことだ。彼は、"Nobody"や"Pressure"といったヒットで知られる、レゲエ＝ニュー・メタル・バンド、SKINDREDのリード・ヴォーカリストでシンセサイザー奏者だ。また、DUB WARやMASS MENTALのリード・シンガーでもある。

現時点で、BABYMETALはベンジ・ウェブの周囲の状況を無視しているように思える。そうであるか、あるいはREMMSTEINやBRING ME THE HORIZONのような他のロックおよびメタル・バンドと合うのに忙しすぎるのかも知れない。また、彼女たちのヒット曲、"Karate"は、特にとても人気のある日本人女性レスラー、（日本では華名としてより知られている）ASUKAのために、NXT TakeOver: The Endにフィーチャーされた曲の一つでもある。

▼元記事
BABYMETAL Wins At ‘Kerrang! Awards 2016’ — Benji Webbe Of Skindred Gives Them ‘Kanye West’ Treatment During Acceptance Speech