アルバム・レビュー:BABYMETAL 「Live At Wembley」
デヴィッド・ウィルソン(2016年12月29日)
EarMUSIC(発売日:2016年12月9日)
BABYMETALはこれまで、俺にはまったく引っかからなかった。三人の日本人のティーンエイジャーがチョコについて歌ってるって? 勘弁してくれ[Give me a break] (キットカットかよ?) いや、メタルはスタジオ・ジブリの映画から出てきたアニメキャラじゃなくて、ハードで、ヘビーで、巨漢が自分よりでかいヒゲを生やして歌うものだ。
だが、今年早くに、俺の関心がそそられたのは、連中がウェンブリー・アリーナをソールド・アウトしたから、これはかなりすごいことだし、たぶん俺は何かを見逃していたのだろうか? だからこのアルバムのダウンロードが俺のインボックスに入ってきたとき、試してみようと思ったんだ。仕事の予定があって、早朝に南にドライブするので、道路に出たらこれを呼び出して、シートベルトを締めたんだ。
なんてこった。スピーカーから出てきた音の壁は、大ハンマーで殴られたみたいで、俺がちゃんとしたアルバムを選んだのかチェックするはめになった。この前まで俺が評価できなかったのは、女の子たちのバックのバンドがものすごいということだ。ああ、フロントのトリオが焦点かも知れないが、その後ろで神バンドががむしゃらに演奏してなかったら意味がないだろう。
"Babymetal Death"は、ダブルバスの容赦ないつるべ打ちと、すごいリフ、そしてアルバムのプロダクションのスポットがそのことに当てられているから、分厚いサウンドになっている。"あわだまフィーバー"や"ド・キ・ド・キ☆モーニング"のような曲は、スタジオ・バージョンでは少し甘すぎると感じられるかも知れないが、どれも踊れるとしても、ライブではメタル・モンスターだ。
はまったのは、神バンドが自由になった時だ。"Amore"とエピックの"Road of Resistance"は、DRAGONFORCEのアルバムでもおかしくないギター・リックを伴った完璧なパワー・メタル・エピックだ。なんてことだ、"ギミチョコ!!"さえ、ライブでは申し分ない!
すべてをバッキング・バンドに帰するものとするのは間違いだろう。女の子たちはうまく歌っている。ただ、土曜の朝の子供たちのテレビのテーマだった、昔のポケモン・アニメのキャラクターを思い出させる。ショーは、火や旗や炎やそれ以外のいろいろなものがあるらしいので、DVD盤も見るのにいいだろう。
俺が転向したかって? たぶんそうじゃないが、BABYMETAL体験がどういうものか、そしてなぜあんなに熱狂的なフォロワーがいるのかは分かるようになった。
▼元記事
Album review: BABYMETAL – Live At Wembley
はっはっは
返信削除楽曲の良さ、バックバンドの上手さ
返信削除それから入る人は多い
しかし聞くにつれ、フロントの3人のパフォーマンスの素晴しさに気付くんだよね
私もそうでした
この人が3人を評価して、ハマるのは時間の問題だ(笑)
多くの人が抵抗しながらもメイトになっていくんだよね
いつも通りなw
返信削除そうやって深い穴に落ちて行く
何も知らないメタラーが、ギミチョコの前奏でノリにノッテてたのに、歌が始まった途端、そのあまりのギャップに膝から崩れ落ちるという話はよく聞く
返信削除2年10ヶ月こういう奴らをふっ!って上から目線でみながら楽しませてもらったけど……もう少なくなってきてるかな~日本にはそういう奴は……あとはなにがなんでも何かしら理由つけて、認めないとか……まぁ日本ではもういいかも知れないし……海外に求めればいい
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