2017年8月4日金曜日

[Kerrang! #1682] キツネの数字(その2)

[Kerrang! #1682] キツネの数字(その2)

5! 5! 5!
キツネの数字






五大キツネ祭りはこれまでに俺たちが出会ったことのないものばかりだった。だが、スゥメタル、ユイメタル、そしてモアメタルにとって、それはめくるめく2017年の連続したイベントの最新のものに過ぎなかった。

Q:やあ、BABYMETAL! 非常に忙しい一年で、まだ8月だね! 最初のギグは韓国でMETALLICAの前座を務めた時だが、お気に入りのMETALLICAの曲は何かな? METALLICAと一緒にやってみてどうだった?

スゥメタル:私のお気に入りの曲は"Fuel"です。選べないほどたくさん素晴らしい曲があるんですが、この曲を聞くたびに気合いが入ります。METALLICAさんの前座を務めることになると聞いた時、夢が叶ったんですよ! 楽屋にご挨拶に行った時に、リハーサルをしているのが聞こえて、「これを聴かせて頂いても良いのかしら」と思いました。本当に大切な経験でした。本当にワクワクしていたので、心臓が早鐘のように打っていました。

ユイメタル:"Master of Puppets"です! METALLICAさんの前座を務められるなんて思ってもいなかったので、本当にうれしくて、びっくりしました。次のまたステージで共演できたら本当に名誉です。

モアメタル:2013年にはじめてMETALLICAさんをサマーソニックで見たときに、演奏に圧倒されました。ですから、メタル・マスターが私たちを前座に招いて下さったと聞いたのは、信じられないほどの名誉でした。私たちは、METALLICAさんから本当に多くのことを学んだので、どれだけこの機会を感謝しているのか、言葉では言い表せません。

Q:その次のギグは日本でのGUNS N' ROSESの前座だったね! アクセル・ローズに会ってみてどうだった? 

スゥメタル:父がGUNS N' ROSESの大ファンなので、自分たちが前座を務めると聞いて、うれしくもなり、不安にもなりました! でもGUNS N' ROSESさんが私たちの曲を聴いたり、演奏を見たりするのが大好きだといって下さったので、とても自信になりましたし、本当にうれしくなりました!

モアメタル:GUNS N' ROSESさんとお会いしてすごくドキドキしました。本当に有名なバンドなので、皆さんが本当に親切で、全員で写真を撮れたのが信じられませんでした。アクセルさんにプレゼントとしてフォックス・マスクを差し上げました。それからスラッシュさんは差し上げたフンコBABYMETAL人形がとても気に入って下さったみたいです。

Q:それからRED HOT CHILI PEPPERSと一緒に、アメリカを回ったわけだけど、アメリカではどこがお気に入りの場所だった?

スゥメタル:アメリカの何もかもが大好きです。特に人が。言葉で説明するのは難しいんですが、アメリカのお客さんの反応は、日本のお客さんとはとても違っているので、その違いを見るのが面白いです。ほとんど日本語で歌っていても、アメリカの人たちが私たちの曲を楽しんでいるのを見ると新鮮な気持ちになります。ツアーから戻るたびに、本当にたくさんのことを吸収したので、自分が大きくなったような気がします。

ユイメタル:本当にすごい場所が一杯ありますけど、私が本当に好きなのは海なので、マイアミ・ビーチに行ったときは本当に特別な瞬間になりました。

Q:KORN、それにSTONE SOURとツアーをしたけど、ジョナサン・デイヴィスやコリィ・テイラーから何を学んだ?

モアメタル:個人的には前回のツアーから本当に多くを学びました。とても大きかったことの一つが、自分たちが表現したいことをどうやってお客さんに伝えるかでした。どのショーも大切にしているところにびっくりしました。KORNさんは、私たちのショーまで見に来てくれて、サプライズとしてステージにも上がったんですよ!

スゥメタル:このツアーは、会場の多くが屋外だったという点でユニークだったので、明るい日の光の中で、お客さん一人一人の顔がはっきりと見えるのは新鮮でした。ステージに上がる直前でも、KORNさんが時間を取ってくれて、成功を祈ってくれました。STONE SOURのコリィ・テイラーさんは、差し上げたフォックス・マスク、それに息子さんのためのフンコBABYMETAL人形が気に入ってくれたみたいで、それを見てとてもうれしくなりました。

ユイメタル:コリィさんが私たちのためにすぐにフォックス・マスクをかぶってくれました!

Q:日本から離れたのが一番がなかったのはどれくらい? 一番大変だったことは? ホームシックになった?

モアメタル:一番離れていて20日くらいだったと思います。ありがたいことに、私には食べられないものがないので、新しいものをいろいろ探して試しました!

スゥメタル:一番長くて1ヶ月くらいだったと思います。離れていると日本食と家族が懐かしくなります。

ユイメタル:一番大変だったのは、短時間でできるだけ環境に慣れることでした。

Q:五大キツネ祭りを始めたところだけど、これについて教えて欲しい。始めようと思った理由は?

スゥメタル:私たちは、性別、年齢、それにドレスコード限定のイベントを行っています。ライブ音楽クラブで行っていますので、ファンをもっと近くで見ることができます。毎日お客さんが違うことが分かっているので、とてもワクワクしますし、ファンの皆さんがお互いに繋がって、お互いに一緒にいることをもっと楽しめるようになると感じています。ファンの皆さんが私たちにずっと近いので、自分もファンの皆さんともっと繋がっていると感じます。いつか、このようなことを日本だけでなく他の場所でもやりたいです! もうフォックス・ゴッドに祈りました!

モアメタル:すべてがフォックス・ゴッドに由来します。私はいつも違ったお客さんの前で演奏したいんです。女性だけのイベントの時には、同性の前で演奏できるのがすごくて、微笑むのをやめられませんでした。私たちは今回の金キツネ祭り—十代だけのイベント—や銀ギツネ祭りのようなことはやったことがなかったので、イベントの間にお客さんがどういう反応を示すのかを見ていてワクワクしました。いろいろな人種、性別、そして年齢の人が集まると、もめ事があります。でも、メタルの精神が、不可能なことを可能にします。私たちはThe Oneです。私たちにはやれます。それは違いを認め、受け入れることだと思います。

Q:ファンに白塗りでくるように頼んでいる夜もあるけど、自分たちもそうする?

ユイメタル:いつものメーキャップをしますけど、フォックス・ゴッドが白塗りを許して下さるなら、やってみたいです!

モアメタル:ノーです! 私たちは演じる側で、BABYMETALをお客さんに届ける責任があるからです。でも、実際には、いつか白塗りしてみたいです(笑)。

スゥメタル:白塗りのイベントは、皆さんが白塗りの顔になるので面白いです。ですから仲間はずれは私たちだけだと感じます! いつか私たちも加わりたいです!

Q:人としての成長に、今年の体験はどのように役立っている?

スゥメタル:まだ8月だというのが信じられません。まるで2年経ったみたいです! そのことが今年がどれだけ自分にとって大きいのかを物語っています。すぐそばで伝説のバンドが演奏するのを見るという栄誉を得たり、一緒にツアーをしたりしたしたことは本当に貴重な体験となりました。私は、ずっと皆さんがこうしたバンドのショーを見たいと思ってきたのは、バンドの暖かい個性があるからだと理解しました。BABYMETALとして自分たちもそうできたらと望んでいます。

モアメタル:アーティストとして、本当に多くの知識と経験を得たと感じていますし、人間として成長できたと感じてます。モアメタルはアーティストですが、それ以前に私は人間であり、自分が毎日学べるようにしてくださっている周囲の皆さん全員に感謝していることを決して忘れないようにするつもりです!

ユイメタル:今年、私たちは伝説のバンドの前座を務める機会がたくさんありました。私たちはまた、いろいろな場所で、新しい、違ったファンベースの皆さんと会うことができました。こうした貴重な体験によって、ユイメタルとして多くを得たと感じていますし、このことで年齢を重ねて、より大きな人間になれることを願っています。

Q:BABYMETALにとって次は何? 今年の体験が、将来に関するフォックス・ゴッドの決定を伝えてくれた?

モアメタル:フォックス・ゴッドを心から信じていますから、その判断を信頼していますし、フォックス・ゴッドが私たちが進むことを運命づけられている道に導いてくれると強く信じています。フォックス・ゴッド自身が「次の5年の間に何がBABYMETALを待っているのかを知らない」とおっしゃると思います。また、未来のことを知ってもそれほど楽しくないと思うので、先のことはあまり考えすぎないようにして、この一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います。

▼元記事
The Number of the Fox (Kerrang! 1682)





2 件のコメント:

  1. いつもありがとう御座います、いいインタビューですね。

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  2. もあはアーティストを強調してるね
    もうアイドル気分は卒業したんだろうな

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