2016年6月24日金曜日

[Melodica Mente] 日本からやってきた新しいジャンル、カワイイ・メタル

日本からやってきた新しいジャンル、カワイイ・メタル

ステファーノ・ペッローネ(2016年6月23日)




ベイパーウェイブや任天堂コアのような2つの新しい音楽ジャンルを追究したあとで、今度はウェブではなくて、現実世界に新しいジャンルを求めてみよう。今回取り上げる音楽ジャンルはカワイイ・メタルだ。

まず、このジャンルがいつ生まれたのかについて。カワイイ・メタルは2010年頃に生まれ、この名前は日本語の「可愛い」から来ている。このジャンルは、この言葉とメタルを一つにして、アーティストが大衆にアプローチする音楽スタイルを表している。JEM & THE HOLOGRAMSは忘れてくれ。こっちはMISFITSの領域だ。

次にこのジャンルがどのように生まれたのかを話しておこう。カワイイ・メタルはビジュアル系と呼ばれる、伝統的なメタルと、戯画化したステージの美学と「ヘビー」さを組み合わせたものだ。当時('90年代)は、X JAPANがその代表的存在だった。このジャンルは、何か新しいことを試すために日本に移ることを決めた若いギタリストで、DEATH PANDAプロジェクトでJポップ・メタルを生み出した、マーティ・フリードマンの関心を引いた。フリードマンの日本のアイドル・システムとの仕事によって、さくら学院を含むいろいろなプロジェクトが登場した。このプロジェクトから中元すず香が登場し、BABYMETALという独立したグループを創ることにして、これが正式なカワイイ・メタルの誕生となった。

ここで音楽スタイルの問題となる。カワイイ・メタルはJポップと、ヘビー・メタルの融合で、しばしば日本のアイドル文化を想起させる髪型や服装を伴う。(例えば、BAND-MAIDというグループはメイドあるいはウェイトレスの格好をしている。)このジャンルは、スピード・メタルやデス・メタルからの影響を受けており、マンガ・コミックの文化のあらゆるものをミックスする。またカワイイメタルは、日本の多くの女の子たちが音楽を創りたいと表明する機会となり、日本の音楽シーンにおける女性像を変え、多くのバンドが国内外で注目を浴びるようになった。

ベイパーウェイブの代表的なアーティストは。BABYMETALとその2014年のバンド名を冠したデビュー・アルバム、それに2012年のシングル、"ド・キ・ド・キ・モーニング"と芸能事務所の株式会社アミューズを見逃すことはできない。その後、他のアーティストや(全員とは限らないが)女性グループが続いた。BAND-MAID、RIGHT-、ALDIOUS、MARY'S BLOOD、LIGHTBRINGER、PASSCODE、STEREOPONY、CYNTIA、BRIDEAIR、それにDOLL $ BOXXなどだ。特にLADYBABYに触れておく必要があるだろう。これはプロレスラーのリック・マガリーと2人のモデル、金子理江と黒宮れいによって結成され、カワイイ・メタルをさらに推し進めて、サブジャンルのカワイイコアを創り上げた。

説明はこれくらいにして、音楽を試してみよう。以下に示すのは象徴的なカワイイ・メタルのビデオだ。楽しんで聴いてほしい。そして、新しい音楽のジャンルについての次の記事でまた会おう。

▼元記事
Kawaii Metal, il genere musicale che viene dal Giappone

訳注:英語経由の重訳です。ご了承下さい。


4 件のコメント:

  1. なんだろう
    突っ込んだ内容だけど、所々ズレてる
    マーティはさくら学院とは関わってないよね?w

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    1. 資料の見間違いでしょうね。
      他のアイドルをプロデュースしたことと混合しているのでしょう。

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  2. 勘違いもあるけど、いろいろ調べたみたいですね。
    デスパンダとか、ふつう聞く機会がないはず。
    個人的には好きだったし、アニメも良かったのを思い出したよ。

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  3. バンド系はKawaii METALって認識が無かったけど、海外はそう捉えているのか。

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