1999年7月1日木曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):8~9日目

 99年6月30日(水)

 最終日です。今日はもう帰るだけ。ポーターが6時(T_T)に荷物を取りに来るので、すっかり早起き。でも何か調子悪い。空港行きのバスに乗ったらものすごく体調悪くて酔いそうだった。でも、バスの運転手がとても話(日本語だ)がうまいので、こっちに集中していたら、なんとか無事空港にたどりつきました。娘が3人いて、学校に行かせるのでカネがかかって大変だそうですねえ。ちなみにワタクシたちがハワイに滞在する一週間前は毎日のように雨が降っていたそうです。ラッキーだねえ、わしら。
 
99年7月1日(木)

 成田着は2時くらいだったかな? 飛行機が滑走路の外れに到着するというので、大雨だとやだなあと思っていましたが、うまい具合に曇り空。入国はそうでもなかったんですが、税関がちょっと並んだかなあ。到着ロビーが異常に混んでいて、しかもおじさんおばさんの集団が通路の真ん中に荷物を並べてしゃべくっている。思わず、手で追い払ってしまったよ、わし。

 帰りはスカイライナーで。姫ぞおくんはおやすみ。ぐーぐー。去年はタクシーで巣鴨から帰ったんですが、今年は結局板橋まで電車で移動。かくして今年のハワイ旅行も無事終了。観光もほとんどせず、オプション・ツアーなどもっての他。なーんにもしないリラックスした旅でした。でもやっぱりハワイはいいところです。来年も行くぞ、とかたく誓うはまぞおくんでした。




1999年6月29日火曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):7日目

 99年6月29日(火)

 今日もアラモアナ・ショッピング・センターへ。ポロではまぞおくんのシャツを買ってから、12時半まで自由行動。姫ぞおくんは服を探しに、はまぞおくんはCD-ROMを買いに(笑)。今日ゲットしたのは、Land Designer、Phantasmagoria(ホラーアドベンチャー)、Home Architect、それにMight & Magic Archives。しかし、日本でもそう感じないことはないけど、アメリカではモロPCが全盛ですねえ。ジョブスはもっと日本のマーケットを大切にして、サブノートを出すべきだぞ。昼食はアラモアナ・ショッピングセンターの中にある多国籍料理コーナー、アゲイン。姫ぞおはこの間うまかったというPanda Expressの焼きそばを含む3-Item Comboというのを再び食っているのだが、どういうわけか前回よりうまくないとか。ワタクシはさんざん悩んだ末に、Island Burgerという店のデイリー・スペシャルを食らう。しかしなんですねえ。アメリカの飯は実におおざっぱな味ですねえ。しかも巨大だ。フライド・ポテトなんて、よく一人で食えるなあ(^-^; というくらいの量ですねえ。帰りはまたしてもふらふらと歩いて帰ります。途中で、Starbucksへ。ハワイアン・ヴィレッジの中にあるDFSでおみやげ用のクッキーとチョコレートを買いました。昼寝。夕食はもう一度初花へ。これで3度目のハワイも終わりなんですねえ。食後は荷物を詰めて終わってしまいました。とほほ。






1999年6月28日月曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):6日目

 99年6月28日(月)

 ドルの手持ちが少なくなったので、とりあえずDFS前の両替所へ。1万円両替したけど、交換レートは124.69円。どうしてわしらがハワイに行くと、円安にふれるんだろう……。ロイヤル・ハワイアン・ショッピング・センター内をうろうろ。お昼は姫ぞおくんお気に入りのVilla Paradiso。ここも冷房効きすぎだけど、イタリアンとしては非常に日本向きの味ですね。ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの3階にあり、ハワイを訪れるたびに食事に行っています。ディナーはやや高めなので、ランチがいいと思います。姫ぞおくんはスパゲティ、ワタクシはラザニアだったかな。しかし、オフ・シーズンとはいいながら、これほど客の数が少ないと商売が成り立つのだろうかと、人ごとながら心配になります。昼食の後は、目抜き通りをウィンドウ・ショッピング。ケダちゃんにおみやげを選んだりします(マグネット、買った店もMagneato)。キングズ・ヴィレッジに出かけました。ここはワイキキでなぜか英国風の場所です。初めて来たときにもこの小さなショッピング・センターの入り口にある衛兵の像の側で写真を撮った記憶があります(^-^; 当時に比べると太ったんじゃないか? わし。


 でもって、ここにあるRoyal Selectionというのがウェッジウッドとかを扱っているお店なんですが、ワタクシのお気に入り。今回は、友人一家のためにおみやげをゲット。内容は本人にきいてください。そのまま裏通りをうろうろしながらDFS前に向かいます。途中の映画館でThe Hauntingという映画をやっています。いや、怖いから見なかったけど。天気がよいので、そのまま歩いて帰ることにしますが、途中で、そういえばミニ・ゴルフのサービス券(5ドル引き)をもらったことに気づき、その店を探します。ビルの2階を利用した店でちょっとわかりにくいです。ここでもきわどい勝負を重ねながらも、またも勝利。ぶーたれる姫ぞお君といっしょにぽかぽかとした陽気のもと、ハワイアン・ヴィレッジに戻り、昼寝。目が覚めるとアジア、じゃなくて夜。出かけるのも面倒になり、ハワイアン・ヴィレッジの中にあるラーメン屋へ(をい)。




1999年6月27日日曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):5日目

 99年6月27日(日)

 一晩寝ると、姫ぞお君はすっかり復活したようです。というわけで、今日は毎年恒例?のミニゴルフ。昨年とはコースが変わり、料金体系も変わって、そのかわりホールインワン賞もなくなっていました。けっこう日差しが厳しいのですが、コースにはふんだんに木が植えられているので、意外と汗も心地よい。36ホールで20ドルくらいです。いろいろな障害物とかもあって、けっこう頭を使います。今年もはまぞおくんが勝ったのはいうまでもありません(笑)。1ラウンドでだいたい1時間半くらいかかりました。

 そのまま、アラモアナ・ショッピングセンターに出かけることにします。そう、姫ぞお君は、シャツが欲しいのでした。で、ワタクシはそういうのを売っている寒い店は苦手なので、別行動になります。1階のマップをみていると、をを、Software Etc.という店を発見。ふふふふふふ。あまりビジネス系のソフトはありませんが、ゲームとかは充実しています。Sanitariumというホラーゲーム。Small Business Atoorney Deluxe(小規模の企業で日常使用するような法律文書の雛形集みたいなソフト)、Americian Heritage Talking Disctionary(単語を発音してくれる辞書)、それにCompton's International Encyclopedia '99 Deluxe(コンプトンの百科事典。2枚組で45ドルくらい)を入手。

 お昼はHanako Restaurantという日本で言えば食堂という感じの店で食べました。姫ぞおくんは親子丼、ワタクシはきつね蕎麦……。しかしとことんアメリカ料理(笑)を食わないなあ、わしら。ここは結構安くて味もまあまあなのでおすすめ。散歩。ハワイでは人気のTシャツショップ、Crazy Shirtsでようやく姫ぞおくんの気に入るシャツを発見。これを買おうとした時に事件は起こったのだ……。姫ぞおくんのカードがない~。とりあえず、はまぞおくんのカードで買ってから、部屋に帰り、昨日最後に使ったというワード・ウェアハウスの店に電話をかけると……あった(^-^; 姫ぞおくんはいやいやしながら、またメケメケにのって、カードを回収に。だいぶぶーたれています。

 夕食もハワイアン・ヴィレッジの中にあるRainbow Lanaiで。これまたビュッフェ形式なんですけど、どうも味はいまいちだというのが姫ぞおくんの感想です。ビュッフェを楽しむなら、やはりサーフライダーの中の店の方がうまいということで。その後で、Le Sport Sacのリュックが欲しい姫ぞおくんといっしょにやはりホテル内の店へ。このバッグ、けっこうデザインがいいんですよね。はまぞおくんには小さなカバン、姫ぞおくんには大きなカバン(笑)。新婚旅行の時に買った小型バッグがぼろぼろになってしまったので、はまぞおくんのカバンも買ったのです。部屋に戻り、読書にかかります。あまりの面白さにJohn SandfordのSudden Preyを読了。







1999年6月26日土曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):4日目

 99年6月26日(土)

 早起きしたはまぞおくんは、姫ぞおくんが寝ている間に、ペンギンの餌付けを見物に行きました。ペンギン社会にもちゃんと序列があって、エサをもらう順番が決まっているようです。羽根に名前の付いた札が取り付けられていて、その色が兄弟姉妹を示しているのだと。なるほど。ワタクシが気に入ったのは、イカロスちゃん(メス)。この子は群からちょっと離れたところで、いつでもぼーっとしているんですが、非常に人なつっこいんですね。で、イカロスとかいって、念力をこめて呼ぶとくるんだよ ヽ(^。^)ノ  目覚めた姫ぞおくんに、ペンギンの餌付けを見に行ったことを話したら、えらく恨まれてしまった……。

 今日は、買い物の日なんですが、最初は別行動。ワタクシはCompUSAへ。姫ぞおくんはワード・ウェアハウスで着物探し。

 メケメケに乗って、ワード・ウェアハウスの前で姫ぞおくんはバスから降り、ワタクシはまず古本屋アゲイン。前回買いそびれたJohn Dickson Carrの作品と、次の作品が読みたくなってしまった、John SandfordのSudden Preyなどを入手。しかしずらっと並んだファンタジーを見ると、探して欲しいものリストを提出しなかったベラは後悔するだろうと一人ほくそえむのであった。

 ここからは歩いてCompUSAへ。前とは別の道を歩いていきます。途中で例の映画館コンプレックスの中を通りましたが、もう少し繁盛してくれば、メケメケがこの前で停車するようになるかもしれません。けっこうお洒落なレストランもあります。




 CompUSAでは、今回は思い切った買い出し。仕事用のCD-ROMです。Mac Street Atlas(通りの名前を調べるのに便利なんです)、Webster's Gold Encyclopedia(CDが5枚組、3枚はマック互換)、Library of the Future(豪華版のGutenberg CD-ROMという感じ)、Electronics Box Set(エレクトロニクス関係の用語を拾おうかと)、それにMac OS8.5の英語版(OCRソフトを走らすのに必要)。相変わらず暑いといえば暑いわけですが、ハワイは風が吹いている日が多いので、意外に涼しく感じます。オフィス・サプライの店も立ち寄りたかったところですが、少し遅れ気味なので、ちょっと早足でアラモアナ通りを歩いていきます。土曜のせいか、家族連れで歩いている人、ジョギングしている人などが目立ちます。

 待ち合わせ場所のワード・ウェアハウスのはずれにあるテイクアウトの店が並んだコーナーで姫ぞおくん発見。どうやら1枚だけ着物をゲットしたらしい。ラーメン、韓国焼き肉のテイクアウトなどいろいろなオプションがありますが、昼食は悩んだ末、Old Spaghetti Factoryに決めます。新婚旅行の時にも入ったんですが、ここは地元の人がくる店のようで、ほとんど日本人はいません。チキンのフェッチーノと肉のスパゲティをそれぞれ頼みますが、やはり量は異常に多い……。もったいないんだけど、いつも残してしまいます。焼きたてのパンもあったんだけど、うう(T.T)

 続いて、友達に頼まれたラテン語/英語並記の聖書を探すべくキリスト教関連グッズの並んだ店へ。棚をいろいろ見たんですが、目標の本は見つからず。この間に、一足先に、姫ぞおくんはExecutive Chefにいくということ。こっちは現地の人もお気に入りのいかにもアメリカらしい調理器具を売っているお店。姫ぞおくんは下ろし金(hand graterというんですね)と計量スプーンのセット(根本でとまっているやつ、measure spoon-setというみたい)を、そしてスナックをしけらすのが得意なはまぞおはClip-Bag(プラスチック製でぱちんと開いた部分をとめるやつ)を買いました。いろいろ工夫のこらされた器具があって、好きな人はたまらないだろうなあ。

 次の目的地は、Crazy Shirtsのアウトレット。歩いて十分くらいかな? アウトレットだと値段は安いんですが、姫ぞおくんに合うサイズの品がない~(T_T) このあたりにはStarbucks、水着店などが並んでいます。最後の目的地はBorder's。姫ぞおくんはCynthia Voigtのまだ買っていないシリーズ作品を買いました。ワタクシは2階に上がって、再びラテン語/英語並記の聖書を探していましたが、店員が声をかけてくれたので、これこれこういう内容のものはありまへんか?とたずねると、うちでは扱ってないとのこと。リファレンスのコーナーに移動して、Hip Hotという俗語辞典を入手。この手の本はなかなか手にとって見る機会がないので、ハワイに来たときに買うようにしています。リファレンス類はamazon.comの解説で見ただけではなかなか内容の見当が付かないですよね。バーゲン品で、Birds of Eastern North Americaという本をゲット。朝から歩き回っているので(をを、なんと健康的な)かなり疲れてしまいました。バスに乗ってホテルに戻り、とりあえず昼寝……。

 目が覚めると既にかなり日は傾いています。今夜の夕食は、姫ぞおくんのリクエストにより、薮蕎麦です。とりあえず両替。交換レートは124.99円=1ドル。薮蕎麦は毎年言っていますが、日本からわざわざ蕎麦を空輸しているということで、味はとてもよろしいのですね。姫ぞお君は、納豆蕎麦を、はまぞおくんは山菜蕎麦を、それに二人で揚げ出し豆腐をシェアしたわけです。さらにデザートには姫ぞお君の好きな蕎麦ようかんと蕎麦もちを注文したわけですが……姫ぞお君が途中からおなかの具合を悪くしてしまいました、うう。かくして姫ぞお君は泣く泣く好物の蕎麦ようかんと蕎麦もちをギブアップ。あとで絶対にぶーぶーいうことがわかっていたはまぞおくんは、とっさにティッシュに蕎麦ようかんをくるんで、Dパックの底にしまったのであった。「うう、腹がいてえ」と叫ぶ姫ぞお君をひきずるようにして、ホテルに向かって歩いていくと、雨までも降ってきてしまいました。うう、なんとかわいそうな姫ぞお君。ホテルにつくと姫ぞお君がダウンしてしまったので、ワタクシはJohn Sandfordの次の作品を読み始めてしまいます。うふふ。かくして一日は悲惨な結末を迎えたわけですが、姫ぞお君はやはり夜中に正気にかえると、「蕎麦もち」、「蕎麦ようかん」を連呼したわけですね。蕎麦ようかんはぐちゃぐちゃになっていたものの、それを洗って食えたので満足していたようですが、このあと、帰りの日まで、姫ぞお君は「蕎麦もちー、蕎麦もちー」と叫び続けたのでした。






1999年6月25日金曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):3日目

 99年6月25日(金)

 今日はアロハタワー・マーケットプレースでまずランチチケットをこなしに行くのだ。そして、CompUSA経由でComputer Cityに行くのだ、ひひひ。だが、このあと恐ろしい悲劇が待ちかまえているとは誰が想像したであろう……。

 不幸の前兆は、まず、メケメケ・トロリーの停留所が変わっていたことにあったのでした。なかなかこなかったあげくに、やってきたバスはわしらを見捨てて走り去ってしまった。あうあうあう。それから15分くらいしてやってきた2台目のメケメケに乗ってアロハタワー・ショッピングセンターに行く。ここはいつも空いていてよろしいことですが、よく見ると、去年あった店がなくなっていたり、やっぱり日本の不景気がハワイを直撃しているという感じがします。とりあえず実家と友だちへのおみやげを先に来た時に目をつけておいたLiving Senceという店で買う。ポプリと歯磨き立て(下側にネジのようなものがついていて、これを回すと無駄なく使えるというアイデア商品ですね)を買ったのである。それからメシだ。飲茶というやつである。店は香港ハーバービューといいます。特に餃子がおいしかっただす。おすすめ。

 姫ぞおくんは時計を探しています。相変わらずなかなかよいのが見つからないようで。しかもちょっといいかなというのはやたらと高いようです。結局、あきらめて、あとはげんたのウクレレを買いに行きます。The Hawaiian Ukleleという専門店があるのです。話をきくと、工場生産品はだいたい80ドルくらいで、手作りになると250ドルくらいからになるそうです。言われてきた予算とほぼ一致するので、ソフトケースといっしょに買いました。

 ウクレレ片手に今度はダウンタウン。目指すはイオラニ宮殿とカメハメハ大王像。観光色豊かなアロハタワー前の通りを一本渡るだけで、雰囲気がずいぶん変わります。一気にビジネス街(あと大学もあるんよ)らしい雰囲気が。いかにもビジネス街の本屋というのがあって、ちょっと立ち寄ってみますが、品揃えは今ひとつかな? North Hotel通りというのを東に向かって歩いていくと、ちょうどイオラニ宮殿の脇に出ました。有料で内部を見物できるそうですが、そこまではやらず。記念写真を1枚パチリ。さらに歩いていくと、州最高裁判所の前には金色に輝くカメハメハ大王像が! 姫ぞおくんは記念写真を撮ります。はまぞおくんも撮ります。そこからCompUSAまで歩いていくわけですが、途中には墓地もあります。中に入りたがる姫ぞおくんをなだめて、外で写真1枚でかんべんしてもらったりする。とことこと歩いていくと、まあ東京にいるときには考えられないような健康的な生活。天気はいいし、空気はうまいし、人通りは少ないし。仕事も持ってきていないし(^-^; 大きなツインタワーのところまでくると目的地はもうすぐ。ちょうどガラスの清掃をやっているわけですが、いやー、1億円つまれてもやりたくないよね。ワタクシは高所恐怖症だし。

 CompUSAの前で記念写真。ぱちぱちぱち。この店はでかいです。入るとすぐに呼び止められて、カバンを預けるようにいわれます。やっぱり万引きが多いのかなと思ったら、なるほどプレステのソフトとかも置いている。ここはハードとソフトを扱っているわけですが、アメリカにきて感じるのはやはりゲームの圧倒的な量。前にZDTVの仕事をやっている時に出てきたAlpha Centauriというゲームもけっこう売れているようです。ゲームの値段は日本とそんなに変わらないような気がしますが、やはりすごいなと思うのは教育関係のソフトとリファレンス類の充実ぶり。それに価格の安さですね。マイクロソフト関係はやはり高いんですが、ComptonやWebsterといった複数の百科事典が内容と価格で激しい競争を繰り広げています。ここはマックのソフトもあったので、とりあえずReal Poolというゲームだけ買って、あとはComputer Cityで買うことにします。

 さわやかな日差しの中を、新しくできたコンプレックス(映画館などが入っています)の前を通ったところで、そういえば前の日にYellowpageで見つけた古本屋に行こうという話になります。こんなに歩いたのは久しぶりじゃないかなあ。Merchant通りを東のはずれまで行ったところにあって、一階は古道具屋なのでちょっとわかりにくいかも知れません。地下が古本屋になっていますが、これが存外広い。そして、中はまさに極楽(^-^; きれいな店とはとてもいえないんですが、いちおうジャンルごとに分かれており、SFやミステリーのコーナーそれぞれに数百冊の古本が並んでいます。どうしてもout of printになりやすいようなホラーとかも魅力的ですが、感動したのはout of printになっているカーの作品がかなりの数あったこと(値段は1ドルから1.5ドルくらい)。それにVan Vogtかな。イシャーの武器店などを買いました。

 次はメケメケバスに乗ってワード・ショッピングセンターへ。ここはアラモアナに比べるとずっと観光客が少なくて地元の人が多いですね。現在はワードウェアハウス(衣料品、雑貨それにレストランが多い)、ワード・ショッピングセンター(本屋、カフェなど)、ワード・ファーマーズマーケット(食料品)、ワード・インダストリアルセンター(事務用品、オフィスなど)などの6つのエリアに分かれていますが、さらに再開発の話もあるようです。はまぞおくんはにたにたと怪しい笑いを浮かべながらComputer Cityに向かったのだが……店に入ると……がーん、なんとPier 6(だったと思う)という家具日常品店に変わってる(T.T) 姫ぞおくんはこういう家具とか喜んでみているがワタクシはショックは隠せないのであった。で、結局、後日またCompUSAに行くことになるんだなあ。とほほ。くやしいので、仕事の参考にと製品のパンフレットをかき集めてしまうはまぞおくんであった。

 通りを渡り、ウィンドウショッピングしながら Bordersで本をゲット。この本屋は2階建てで、1階はPBや新刊書。2階は専門書とCD/Videoなどを販売しています。カフェもあり。ワタクシは今年はあまりPBは買わない予定(amazon.comやibsで買って読んでいないのがいっぱいたまっているから。)というわけで、Primal Instinct(ハワイを舞台にしたシリアルキラーものらしい)とSubterranean(SFらしい)というのを買いました。姫ぞおくんは、Cynthia Voigtを買うかどうか迷っています。いけーいけー(笑)。

 本屋を出てから、姫ぞおくんは甘いモノが食いたくなったらしい。センターの中にあるジュースやアイスが食える店で、姫ぞおくんはシャーベットを頼む。だが、さすがはアメリカの店、量が以上に多く、味は異常に甘い……。最初の一口で姫ぞおくんの表情が変わってしまうくらい……。ワタクシも多少は食べましたが、ううう(T_T)

 ロクでもないことは最後まで続き、バス停に向かうとちょうどメケメケが出ていってしまったところ。それからこないんだよ、次のバスが。15分くらい待って、バスに乗ると、既に姫ぞおくんはばてばてで寝こけてしまいます。

 ホテルに戻り、昼寝をして目覚めると、をを、今晩はハワイアン・ヴィレッジ内でポリネシアン・ショーがある日なのでした。スーパープールのところまで降りていくと、ものすごい数の人が集まっています。さすがによい席はすっかり取られてしまっているので、階段近くから見物。最初の方はポリネシアン・ダンスであまりピンとこなかったわけですが、火のついた棒を持って踊る人が出てきたあたりからなかなかエキサイティング。特に火を口の中に入れてしまうあたりはめちゃすご。ワタクシにはできないですが。ショーが終わると、ビーチで花火の打ち上げが5分ほどあって、これがまたきれいなんだな(^o^)

 気が付けば、もういい加減8時くらいになっています。姫ぞおくんの晩飯のリクエストは……カプリチョーザ(T_T) 何でハワイまできてわざわざカプリ……。しかもカプリといえばやたらと量が多いじゃないかあ……。かくして、ちょうど日航イリカイホテルの向かいくらいにあるカプリまで歩いていきます。さ、さすがに多いぞ、日本人(^-^; そ、そして、やっぱり量も多いぞカプリチョーザ……。食っても食っても減らない。小食なのに、こんなに食えるはずがない。それでもなお無謀に食い続ける姫ぞお……。謎は深まるばかりである。

 帰り道になるともう雨が降り始めています。でもぽつぽつという感じだけど。でもって、部屋にもどると、HBOで名前のわからない映画を見ました(実は「交渉人」というタイトルで帰国後に日本で後悔されているのを発見。これは面白いです)。




1999年6月24日木曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):2日目

 99年6月24日(木)

 まずは姫ぞおくんの期待に応えてプール! まだ時間が早いので、水はちょっと冷たかったりします。プールサイドでPBを片手に本を読んでいる姫ぞおくんを残し、突撃はまぞおくん。最初は足があまりうまく動かなくてちょっと悲しかったけど、十分ほど泳いでいるうちに水も温かく感じられるようになり、久しぶりに体を動かすのはやっぱり気持ちいいなあ、と思うのでした。姫ぞおくんも決心したように足先からおそるおそるプールに入ってきます。しか~し、プールの真ん中あたりまでいくと、小型の姫ぞおくんは足がとどかない~。かくしてワタクシは姫ぞおくんをおんぶしてプールを歩き回るはめになったのだった。げしげしげし。

 次は姫ぞおくんの誕生祝いを買いに、アラモアナ・ショッピング・センターに行くのだ。改めて、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジのロケーションがよいことに感心。昨日買ったDパックを背負って、日航イリカイホテルの脇の小道を抜けると、ラグーンの反対側に行けるのだが……突然のスコール~(T_T) あわてて駐車場の2階につながる遊歩道の下で雨宿りです。でもハワイの雨は東京のずぶ濡れになったら即風邪ひいちゃうよん的な雨ではないし、あっという間にやんでしまうので、ふにゃふにゃ言いながら小雨になったところでさっさと歩き出すのでした。プリンス・ホテルは雰囲気が暗くていやんなんだけど、ここのロビーには日本の新聞があるので、松坂少年のオリックス戦登板結果を調査。勝ち負け関係なしかあ。

 いつの間にかもう太陽が照りつけています。アラモアナ・ショッピング・センターは、すっかり改築されていました。なんか怪しげな新しいデパートが誕生している。行き先はTiffany & Co. 姫ぞおくんの誕生祝いはハワイでティファニーと決まっているのだ。今年はネックレス。まあ、なんてリッチ。でもここで恐ろしいことが起こったのだ。姫ぞおくんは新婚旅行の時に買ってもらったティファニーのイアリングをしていたのだが、店内の他の銀製品はきらきらと輝いているのに、姫ぞおくんの耳についているイアリングはなぜかくすんだ黒なのだ。店員が見かねたらしくさりげなく言った。「よろしかったら、お手入れしましょうか?」 店内を見物していると、数分後、店員がいそいそときれいな布に載せた姫ぞおのイアリングを持ってきた。をををををを、光っている、銀色に光っている……。ちょっと恥ずかしそうだが、ちょっとうれしそうだぞ、姫ぞおくん。

 次は靴や姫ぞおサイズの服を見物する。Searsで、ちょっと可愛いドレスを発見。毎年書いていることですが、日本で姫ぞおくんサイズの服を見つけるのは大変なのです。迷いに迷った末、試着してみるとやはり気に入ったようです。で、これまた買ってしまう。よかったですね、姫ぞおくん。

 とりあえず物欲を満足したところで食事です。パンダ・エクスプレスという去年きた時にうまかった中華料理のファストフードという感じの店。アラモアナ・ショッピングセンターの1階には、中華料理、韓国料理、日本料理、アメリカ料理、タイ料理など、各国の食い物を安く食える大食堂みたいなのがあるんですね。ランチ・コンボというのを食べます。姫ぞおくんはChow Mien、Vegitable Mix、それにオイスターソースの野菜炒め。ワタクシはチャーハン、ブロッコリーと牛肉の炒め物、それにエビ。しか~し、焼きそばはうまかったのだが、他の料理はいまいち日光行きだったような気がする……。おなかもいっぱいになったので、とりあえずホテルへ一度戻ります。アラモアナ公園の中を抜けて、歩いて帰ります。暑いといえば暑いんですが、風が気持ちよいんだよねえ。ホテルに帰って昼寝。

 ショッピングかたがた夕食のためにロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターへ。姫ぞおくんは新しい時計が欲しいらしく、Watch Tower(メタルバンドじゃないぞ)にも立ち寄っていますが、なかなか気に入ったのはないようです。食事をしたのは、毎年訪れている新羅という韓国焼き肉の店。ニンニクの効いたやつ(何というのだ?)とカルビ、それに野菜とスープ。味は保証付きですが、いつも感心するのは、姫ぞおくんのどこにこれだけの肉が入るのかということだなあ。食後は姫ぞおくんはMckineryで洋服を探しているが気に入ったのは見つからなかったようで、その隙にワタクシはTシャツ(猫とか犬の柄のかわいいやつだ)、さらにSports ParkでナイキのAirを買ったりしてしまいます。靴を買うのはここで一年に一度だけだもんねえ。メケメケに乗ってホテルに戻り、敷地内にあるSportssacではまぞおくんの薬入れ(いままでBevelというタバコのサービスでついてきたのを使っていたのだが、あまりに汚いので姫ぞおくんが買ってくれた)と姫ぞおくんのポーチをお揃いで買ったりしました。あうあう。ホテルに戻り、風呂に入ると、ワタクシは再びPBを読み始め、3時くらいまでかかってJohn SandfordのMind Preyを読了。いや~、面白すぎ。うう、次作はどうするべ。






1999年6月23日水曜日

ハワイ旅行記 No.03(1999/06/23~07/01 07泊09日):1日目

というわけで、今年もようやく行ってまいりました。楽園、ハワイ。これで三度目ともなると、だいぶ慣れてきたなという感じ。今年のテーマは「何もしない」(笑)。



99年6月23日(水)

 うう、もし土砂降りだったらどうするべと思っていたら、曇り空だけどとりあえず雨は降っていない。そう計画を立てた時点では、雨のことは全く考えていなかったのであった。というわけで、バカップルは今年も京成スカイライナーで成田に向かったわけですが、1年経つと成田はすっかり変わっていたわけですね。第1ターミナルは工事中らしく、前に見覚えのある場所とはすっかり趣を異にしている。中央のビルもすっかりきれいになり、4階には展望台までできていたりします。わしらは中華、和食、うどんなどを選べるコーナー(人気は少ない)で、姫ぞおはうどん、はまぞおはたぬきそばを食らい、展望台で写真を撮ったりしているわけです。まあ、次から次へと飛行機が離着陸を繰り返しているわけで、滑走路一本というのはとことん不便だなあと思います。フライトはいつも通りノースウェスト……。

 今回はだらだらと本を読み、ぐーたらに寝こけていたら、あっという間に到着したわけですが、エコノミーは異様に混んでいました。日本の傍若無人なおじさんおばさんの団体旅行が乗っていたわけですから無理もないんですが。しかしエコノミーシートというのは実に狭い。また気流の状態が悪くて、あまり本に集中できない(それでも石野卓飛、「亡霊たちのフォークロア」は読了。)おまけに機内をうろうろできかなかったので、到着した頃には腰はべきべき、肩はぼろぼろでありました。イミグレはそれほど時間がかからず、後ろにいたねーちゃんが何となく中村江利子に似ていました(たぶん、別人28号だとは思うんだが……)。

 バスに乗って、アロハタワー・マーケットプレースへ(ここにJTBの受け入れセンターみたいなのがあるんだな)。バスから降りると強制的に記念写真を撮影されてしまいます(でもわしらの場合、二人で撮影する写真はここだけなので、いつも買うのでした。)カメハメハ大王に扮したおっさんと写真を撮りました。説明会はいつの間にかビデオ形式になっていたのだった(経費を少しでも削減しようとしているのであろう)。説明会を終えるといよいよ自由なのであった。まずはショッピングセンター内でうろうろするはまぞおくんたち。おっと、いきなり姫ぞおくんがポプリの店にひっかかってしまった。でもポプリはとてもおしゃれなのであった。親へのみやげはこれにすんべ、と即決してしまうはまぞおくん……。


 さて、2年前に来たときにはまぞおくんがインターナショナル・マーケットプレイスで購入した緑のDパックは既にぼろぼろなので、Beyond the Beachなるショップで、さっそくバッグを買ってしまいました。アメリカで人気のあるQuicksilverというブランドのDパック。頑丈そうなので買ったのだが……(後述)。姫ぞおくんは、ノースリーブのおしゃれなタンクトップとショートパンツ(短パン)を買いました。毎年そうなんだけど、1回だけ昼食がついています(アロハタワーでしか食えない)。で、時間が中途半端になったし、どのみちポプリを買いに来るからと、とりあえずホテル行きのバスに乗るのだ。バスの待ち合わせ場所からは、停泊しているクルーズ船、Star of Honolulu号が見えます。三半規管めちゃ弱カップルであるワタクシたちには永遠に縁がなさそうな予感がしますが。バスはアラモアナ通りに入ったのだが、数ブロック行ったところに、をを!CompUSAがいつの間にか登場しているではないか!! 絶対くるぞ、と心の中で固く誓うはまぞおくんであった。




 今回は夢にまで見た(嘘)ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジに泊まるわけですね。知り合いが結構泊まってよかったと言っているので、おまけに自己完結しているホテルなので楽しそうじゃないですか。で、とりあえずJTBのおねーさんがチェックインまで内部を案内してくれるわけですが、まあでかいホテルだわ。そして、フラミンゴがいるんだあ。でもフラミンゴの鳴き声はかわいくないのであった。さて、はまぞおくんたちが泊まったのはレインボー・タワーというビル。1014号室だよん。中にはいると姫ぞおくんはきゃーきゃーモードである。なぜなら、ヨットハーバーからダウンタウンの方が一望に見渡せる上に、眼下にはラグーン(これが素晴らしい)が広がっているからなのだ。うーん、ゴージャス。ちなみにベランダの手すりには「For the safety of others, please refrain from dropping items from balcony. Mahalo.」と書いてある。とりあえず、荷物をワードローブに詰めると、まずは食事。ハワイアン・ヴィレッジの中には数軒の日本料理店があり、初花という店のランチはまあまあの値段。昼は当然蕎麦(笑)。

 さて、とりあえずショッピングに行きましょう。両替もしなければいけまへん(ちなみにこの日のレートは125.55円)。というわけで、オリオリトロリー(でもわしらはメケメケと呼んでいる)に乗って、DFS (Duty Free Shoppers)へ行き、姫ぞおくんの変装道具(化粧品ともいう)を買います(友だちにも頼まれていたらしい)。エステ・ローダーというのを買うのじゃ。しかしいつも感心するのですが、化粧品って高いですね……。で、口紅一本選ぶのでも時間がかかるんですねえ。でもはまぞおくんが買うCD-ROMも負けず劣らず高いですよね。あまり人のことはいえないですね。DFSの特徴はなんといってもその寒さにある。季節柄、客の数はまばらというのに、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さ。冷え性だったら絶対に店員にはなれないというくらい寒いのです。しかも中はまるで迷宮のよう。自らが女神転生のヴァルハラの回廊に迷い込んだような気分なのでした。これはすべてのコーナーを客に見てもらおうといういわばMS風の小さな親切よけいなお世話的なフロア構成なんですが、一番の問題は毎年レイアウトが変わることだな……。ハワイで早くも冷凍食品になりかかったはまぞおくんは、姫ぞおくんをせかすようにして外に出るのであった。戦利品を片手に、とりあえずハワイアン・ヴィレッジに戻ります。


 ハワイアン・ヴィレッジはとにかく広いのです。中には怪生物(含むペンギン、カモ、トキ、鯉など)もたくさんいて、これが実に人なつっこくてめでたい。スーパープールの脇の小道を行くと、そこには滝があったりして非常に趣があります。部屋で昼寝をぶっこくともう夕方。

  晩飯はカラカウア通りへ。DFSからとりあえずロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターあたりを見物。おなかがすいたところでワイキキ・ショッピングセンター内の食堂(焼き肉、寿司などあり)を回りますが、姫ぞおくんのお気に召す料理は見つからず。姫ぞおくんの体調があまりよくないということで、軽く食事のできる場所を探します。Walden BooksでRichard Preston/Lincoln Childsの最新ペーパーバック、Riptideを入手。ハードカバー、Thunderheadも出ているけれど、こちらはamazon.comで買うことになりそう。外に出ると、雨が降ってきました。結局、京樽ワイキキでどんぶりものを頼みました。DFS前まで戻り、バスでホテルに戻ります。けっこう遅いのですが、中の店はまだまだやっています。ABCストアで買い物。午後の紅茶を発見!といっても2ドル以上するんですが、ワタクシはミルクティーがあれば、とりあえず困らないという(^-^;。

 ホテルに戻ってみると、歯ブラシがないことに気づきます……トホホ。仕方なくもう一度ABCストアまで。ハワイのいいところは何でも手に入ることだよなあ。あと治安もいいし。

 部屋に戻って風呂に入り、ふにゃふにゃと寝てしまいました。